健康生活TOP ひきつり・痙攣 慌ててしまいがちな子供の急な痙攣やひきつけ!その原因と対処法

慌ててしまいがちな子供の急な痙攣やひきつけ!その原因と対処法

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子供というのは稀に痙攣やひきつけといった症状を起こすものです。実際にそれを目の辺りにしてしまうとさっきまで元気だっただけに突然の事態に驚き慌ててしまうものですよね。

そのような事態に少しでも冷静に対応できるように、前もって子供の痙攣とひきつけについての知識を頭に入れておきましょう。

自分の大切なお子さん、あるいは他のお子さんの健康を守れるのはあなたかもしれません。

一番は冷静に観察すること

子供が痙攣やひきつけを起こした時にどうするのが一番良いのか?

それはまず冷静に観察することです。慌てずに子供の痙攣やひきつけの症状を観察することで、状態を見極めて適切な判断をすることが大切だからです。

基本的にどのような痙攣やひきつけの場合であっても10分以上続くようならば救急車を呼ぶ準備をし、そして15分以上続いた場合は痙攣やひきつけを止める処置をする必要があるため、すぐに救急車を呼んで病院に連れていきましょう。

痙攣が1時間以上続くと脳に障害が残る可能性がありますので、家庭内での観察時間は15分間までが目安となります。実際に経験してみると1分間でも非常に長く感じるものですが、冷静に落ち着いて観察することが大切です。

痙攣・ひきつけの原因

痙攣とは突然倒れて意識を失い、身体が硬くなり手足をブルブルと震わせて白目となり、荒い呼吸になる症状のことをいいます。いきなり子供が目の前でこのような状態になれば、びっくりして慌ててしまうものです。

ですが少しでも冷静に観察できるように、あらかじめ子供の痙攣、ひきつけの原因をしっかりと把握しておきましょう。知識を入れておくだけでも心のゆとりに大きな違いが生まれるものです。

熱性けいれん

子供の痙攣、ひきつけの原因として最も多いのが熱性けいれんです。おもに生後5ヶ月から五才くらいまでの乳幼児にみられ、38度以上の発熱にともなう痙攣、ひきつけのことを熱性けいれんと呼びます。熱性けいれんには以下の特徴がみられます。

  • 5才までの乳幼児の10人に1人は熱性けいれんをおこしている
  • そのうちの80%が3才までに一回目の熱性けいれんをおこしている
  • けいれんをおこす回数は1回のみが過半数である

熱性けいれんの原因は風邪などによる感染症によるもので稀な症状ではありません。一般的に38度以上の発熱があってから24時間以内に痙攣やひきつけを起こすことが多いのも特徴です。ですから痙攣をおこしてから発熱に気づくことも多々あります。

発熱によってこのような痙攣やひきつけがおこる原因は、乳幼児は脳がまだ未熟であるからです。脳の神経細胞は身体の各器官への指令を弱い電流を出しておこなっていますが、乳幼児の場合は発熱に対する抵抗がないため、強い電流を発生させます。

これにより手足などの筋肉に混乱した指令が送り出され、痙攣やひきつけの症状があらわれてしまうのです。このような熱性けいれんは成長すれば脳の神経細胞も発熱に対する抵抗ができるのであらわれなくなります。

しかし発熱が2、3日続いてからおこる痙攣やひきつけの場合は熱性けいれんではなく、髄膜炎や脳炎が原因の場合が考えられるので注意が必要です。この場合は痙攣やひきつけがおさまっても意識の回復が長引いたり嘔吐などの症状が見られます。

できるだけ早めに病院に連れていってあげてください。

てんかん

熱性けいれんの次に多いのがてんかんによるものです。てんかんと熱性けいれんとの大きな違いは、てんかんの場合は発熱がないことです。

てんかんには多くの種類があるので、診断を受けた場合には専門医によってその後も要観察となります。また熱性けいれんの場合でも繰り返しておこると、てんかんを引きおこすこともあるので、たとえ熱性けいれんでも脳の検査を行うことがあります。

憤怒けいれん

泣くことで一時的に呼吸停止となりチアノーゼをおこすことで痙攣やひきつけがおこります。発症するのは生後6ヶ月くらいから2才までであり、4才から5才までにはおこらなくなります。一般的に後遺症はないとされています。

大泣きすることが原因でおこるので、あらかじめ知っておくことで落ち着いて対処できるでしょう。また大泣きすると発症するからといってむやみに子供を甘やかさないように気をつけることも大切です。

痙攣・ひきつけの対処法

では実際に痙攣やひきつけがおこってしまった時の対処法を覚えておきましょう。慌てずに落ち着いて冷静に観察をしながら適切な対処をしてあげてください。

  • 衣服を緩める
  • 顔を横に向けて嘔吐がある時は口や鼻をふく
  • 口に物をくわえさせることはかえって傷をつけることがあるのでしない
  • 今後の治療のためにも、体温や痙攣の状態、持続時間をみておく

以下のような場合は早めに病院に連れていってあげてください。

  • 痙攣を何回も繰り返す
  • 身体の一部のみが強い痙攣をおこす
  • 痙攣がおさまっても意識の回復が遅い

痙攣がおさまっても安心しない

子供の痙攣、ひきつけの原因と対処法をご紹介してきましたが、突然の事態に対処できるようにしっかり覚えておきましょう。

ほとんどの痙攣は10分以内におさまります。しかし後日、念のため医師の診察を受けるようにしましょう。

痙攣やひきつけがおさまったあとは、病院に連れていくまでの間に、手足がきちんと動くか、呼吸状態は正常か、顔色は戻っているか、などの状態をしっかりと観察しておきましょう。

子供の痙攣、ひきつけは突然おこりますが、すぐその場で生命の危険が及ぶようなことはありません。まずは落ち着いて観察をし、適切な対応をして、医師の診断をきちんと受けましょう。

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