健康生活TOP 便秘 下剤乱用の危険性!種類とそれぞれの働き方を知らないと腸が死ぬ!?

下剤乱用の危険性!種類とそれぞれの働き方を知らないと腸が死ぬ!?

便秘で苦しんでいる人は大勢います。きっとこの記事を読んで頂いているあなたも、便秘かもしれません。

便秘の解消には様々な方法がありますが、中でも手軽なのが「下剤」の使用です。

しかし、下剤は私達にとって便利で安全な薬なのでしょうか?

どのくらい出ないと便秘?自分の便秘は2タイプのうちどちらか知ろう

人間は食べ物から栄養を得て、それをエネルギーに変換して生命を維持していますが、その最終過程が「排便」行為になります。

つまり食べ物から栄養を抜き取った廃棄物を体外へ排出させることで、不要物を廃棄すると同時に体内の毒素など一緒に処理するのです。

そしてその排出が何らかの原因で、滞るのが「便秘」と呼ばれる症状です。

便秘の定義は人によって違いがある

「もう3日も出ていないの」ある女性3人組のAさんが他の2人に相談しています。「え~便秘じゃないの?薬飲みなよ」友達のBさんが答えます。

「やっぱり便秘かぁ」そこへCさんが話に割って入ります。「私はいつも3日に1度が普通だけど…」

ここで解るのはAさんやBさんは「排便は毎日ないしに2日に1回が正常」と考え、Cさんは「排便は3日に1度が正常」と考えています。どちらが正しいかと言いますと、「両方正解」が答えです。

つまり、排便周期は個人個人によって違いがあり、「毎日」でも「2日に1回」でも「3日に1回」でも問題はないのです。便秘の症状についての大まかな基準を紹介します。

  • 4日以上排便が滞っている
  • 排便はあるが残便感が残る
  • 排便に苦痛を感じる
  • 便が硬く少量しか出ない

便秘は単に毎日排便しないことではなく、「残便感」を感じたり、「排便時に苦痛や量が少ない」状態だったりする場合に診断されているのです。

2日間便意を感じなかったからと言って、便秘だと思い込むのはちょっと早すぎるのかもしれませんね。

便意は直腸に便が溜まった合図

人間は食べ物を食べたら排便しなくてはなりません。そうしないと大腸に便が蓄積されてしまい、最終的には大腸が破裂してしまうことになりかねません。

その意味では排便は生き物として当たり前の生理現象であり、特に意識しなくても自然に便意を感じるようになります。

便意は大腸が脳に信号を送ることで、感じると考えられており、そのきっかけは「大腸への刺激」になります。便が大腸内で膨らみ腸を刺激することで、大腸は「排便して下さ~い!」と脳に信号を送ります。

信号を受け取った脳はそれを便意として認識して、排便を促すことになります。ここで大切な大腸への刺激とは、多くの便が蓄積されるによる腸壁への刺激のことになります。

この刺激、大腸の全てで行われているのではなく、「直腸」と呼ばれる肛門のすぐ上にある腸に便が溜まることで起きる現象です。つまり便は長い大腸を通って、直腸に到着したところで、排便のサインが送られると言う訳なのですね。

このことから便意を感じるためには、直腸へ便が蓄積されることが重要で、そのためには大腸内の動き(ぜん動運動)が活発である必要があります。また便も移動しやすい形状が大切だと言えますね。

便秘の主な原因は2種類

上で説明した通り便意は直腸へ便が溜まらなくては感じることはできません。毎日ちゃんと食事をしているにも関わらず便意を感じないことは、大腸内には便は存在するが直腸には届いていない可能性があります。

そしてそこから考えられる便秘の原因としては以下の2種類が考えられるでしょう。

  1. 大腸のぜん動運動が悪く便がスムーズに移動できない
  2. 便の形状が硬く大腸内をスムーズに移動できない

ぜん動運動とは「大腸の筋肉が収縮を繰り返すことで便を直腸へと送る動作」であり、要は腸管を絞るように便を送り出しているのです。例えは悪いかもしれませんが、生クリームを絞り出しているイメージですね。

このぜん動運動は便秘と密接な関係を持っており、大腸が何らかの原因で機能低下に陥ると動きも弱まり便を送り出す力も低下してしまうのです。

次に便の形状も便秘の原因になります。例えば水分が少なく硬いコロコロとした便では、いくらぜん動運動を行っても大腸内をスムーズに移動することはできません。

移動するどころか硬い便が詰まってしまい、「腸閉塞」と呼ばれる危険な病気を発症させてしまう可能性させあるのです。

便は大腸内を移動しながら「液状」「粥状」「固形」と形を変えますが、始めから水分が少ないと硬い便ができてしまうことがあります。いくら廃棄物の便と言っても、中身が大切だったのですね。

便秘の原因は腸内環境の悪化が招く

それではなぜ大腸のぜん動運動が悪くなったり、便の形状が悪くなったりするのでしょうか?その原因として最も関係性がある項目が「腸内環境の悪化」と考えられます。

皆さんも御存知だとは思いますが、人間の身体には沢山の細菌が住み着いています。特に大腸には「善玉菌」や「悪玉菌」が沢山住み着いており、それらの菌の力を借りて便は作られています。

一般的に知られている善玉菌を紹介します。

  • ビフィズス菌
  • 乳酸菌
  • 納豆菌
  • フィカリス菌
  • その他

腸内で善玉菌が増加すると大腸の活動は活発化し、反対に悪玉菌が増加すると機能が低下して便秘の原因になってしまいます。つまり最大の便秘の原因は、腸内にいる細菌バランスが悪くなって、悪玉菌が善玉菌よりも増加した状態なのです。

近年話題の「腸内フローラ」とは、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることで、大腸の働きを活発化させる取り組みを言います。

便秘はお腹が張るだけでなく、毒素が溜まることから皮膚が荒れる原因にもなります。精神的にも負担が大きく精神疾患の原因になることもあります。

下剤はどういうメカニズムで効くの?働きの違いによる下剤の種類

女性に多く見られる便秘ですが、その対策方法として「下剤」を使用している人も珍しくありません。またテレビコマーシャルでも頻繁に下剤を見かけることから、使用にも抵抗ないのが現状です。

ところで皆さんは下剤とは、どのようなものかをご存知でしょうか?きっとよく理解していない状態で使用されている人も多いと思います。そこで下剤で代表的な2種類の下剤について簡単に説明します。

【下剤の種類1.大腸を刺激する大腸刺激性下剤】

大腸はぜん動運動を行うことで、便を直腸へと送り排便を促しますが、ぜん動運動が滞ると便を送ることができずに便秘の原因になってしまいます。「大腸刺激性下剤」は大腸を刺激して、ぜん動運動を促すタイプの下剤になります。

大腸刺激性下剤は市販の下剤で最も多く、約7割がこのタイプの下剤だそうです。効果には即効性はなく服用してから5時間~8時間程度必要であり、「おやすみ前に…」と書かれてある下剤の多くは大腸刺激性下剤と言えます。

大腸刺激性下剤では「アントラキノン系」「ジフェニルメタン系」と呼ばれる成分が使用されています。アントラキノン系と比較してジフェニルメタン系の方が作用は穏やかで、お腹の不快感も少ないことが特徴になります。

成分 市販薬
アントラキノン系
  • センナ
  • 大黄(ダイオウ)
  • アロエ
  • その他
コーラック、ビューラック、スルーラックなど
ジフェニルメタン系
  • ビザゴジル
  • ビコスルファート
  • ラキソナリン
  • その他
コーラックソフト、サトラックスエースなど

大腸刺激性下剤は腸の活動を刺激によって活性化させますが、「慢性的な使用」や「長期的な服用」を行うと副作用が出る危険性もあります。また効果も少しずつ低下してしまう特徴もあるようです。

市販品としてドラッグストアで購入できる薬ですが、安易な使用には注意が必要だと思います。また大腸刺激性下剤以外にも小腸を刺激するタイプの下剤もあります。

【下剤の種類2.便を大きくする機械性下剤】

便秘の原因として「便が硬い」ことや「体積が小さくコロコロしている」などもありますが、このような症状を改善させる下剤が「機械性下剤」です。

機械性下剤は便に水分を含ませることで、便を柔らかくして腸内の移動をスムーズにします。また体積が大きくなることで、大腸を刺激してぜん動運動を活発化させる働きもあるのです。

つまり便を大きくして大腸を刺激すると共に、動きやすいように柔らかい形状に変化させる薬だと言えますね。

機械性下剤にも幾つかの種類があります。いくつか紹介しましょう。

塩類下剤

「酸化マグネシウム」や「硫酸マグネシウム」が含まれる機械性下剤で、病院の消化器内科で処方される下剤はこのタイプが多いようです。

作用は便の浸透圧を上げることで、便に水分が集まりやすくします。また浸透圧が高いことで、便に含まれた水分が逃げ辛くなるのも特徴です。便に水分が多くなることは、便を柔らかくして体積を増やします。

この作用により便意をもたらすのです。

糖類下剤

身体に吸収し辛い糖類を使用した下剤です。この糖類を便に含ませることで、便に水分を含ませ、柔らかく体積のある便を作ります。

糖類下剤は副作用が殆ど無いことから、子供に処方されることの多い優しい下剤です。

拡張性下剤

天然の「寒天」等を使用した拡張性下剤は、安全な下剤と言えますが、効果はそれ以外のものと比較して少ないようです。

乾燥された寒天は水分を多く含む性質がありますので、それを便に含ませることで便を柔らかくさせます。副作用もなく安全な下剤であり、子供から高齢者まで使用されています。

派手なコマーシャルで売られている市販の下剤ですが、種類があることを理解しましょう。

効かなくなるだけじゃない!色素沈着やがんを起こす下剤の危険性

このように下剤には様々な種類がありますが、普段私たちはそのようなことは考えないで使用しているはずです。しかし皆さんはご存知ですか?下剤の使用には危ない秘密が隠れていたことを…

大腸刺激性下剤の慢性的な使用には注意が必要

先程も説明しましたが、大腸刺激性下剤(特にアントラキノン系下剤)は大腸や結腸を刺激することで、ぜん動運動を活性化させる薬です。本来は便が蓄積されたことで、刺激が出るところを、薬によって行っているのです。

問題なのは薬による刺激が、自然な刺激よりも強いことです。市販の下剤を飲むとお腹が「ギュルー、グルギュル」と鳴ることがありますが、これは薬によって強い刺激が腸にかかっている状態です。

また腸のぜん動運動が急激に起こっていることもお腹が鳴る原因です。このような強い刺激を慢性的に与えているとある変化が腸に起きてしまいます。

【慢性的な下剤使用が与えた影響:吉田さんのケース】

吉田さんは大学を卒業して会社に就職し、初めての社会生活を始めした。その頃から身体にある変化が現れるになりました。

今まで便秘などとは無縁だった吉田さんですが、会社勤めを始めるようになって毎日排便しなくなったのです。理由は仕事の忙しさで朝もギリギリまで寝ていて、夜は深夜近くとなり生活のリズムも崩れています。

トイレに籠る時間も作れずに便秘は悪化してしまいました。ある日、テレビで見た下剤を購入し使用してみることにした吉田さんは、早速ドラッグストアで購入して飲んでみることにしたのです。

生まれて初めて使用した下剤の効果はてきめんで、ビックリするくらいの便が出てお腹もスッキリです。吉田さんは「これからも便秘したら、薬使おうっと…」と思うのも仕方がないことです。

それからも「便秘になっては薬を使用」する生活が続きましたが、このリズムは長続きすることはありませんでした。ある日、ふと吉田さんは気が付きました。「あれっ薬飲んだのに便意がこないわ」

いつも通りに寝る前には下剤を飲んだにも関わらず、翌朝便意はありません。不思議に思った吉田さんですが、何となくもう1錠追加して飲んで会社に向かったのです。

その日の夕刻、吉田さんは会社で便意感じ排便することができました。「薬が足りなかったのかなぁ?」吉田さんはその日から便秘をすると、下剤を2錠飲むようにしたのです。

そして2錠から3錠へと移行し、それが効かなくなった時に始めて、薬局の薬剤師に相談をしたのです。そして薬剤師が言った言葉に吉田さんは凍りついたのです。

「下剤の使いすぎで大腸がおかしくなっています。直ぐに消化器内科で診察を受けて下さい。」と。

この話は特に珍しい話ではありません。私の知人の内科の医師によると、下剤の使いすぎで便秘が悪化する患者は少なくないとの話しでした。

特に市販されている大腸刺激性下剤を、慢性的に使用すると少しずつ腸が麻痺して効果が半減してしまうのです。

吉田さんのケースでは、効かなくなった下剤を「量を増やす」ことで、カバーしていたのですが、それがますます腸にダメージを与える結果を招いてしまいました。吉田さんの腸にはどのような障害が起こっていたのでしょうか。

大腸が黒ずんでしまう大腸メラノーシス

下剤の使用を慢性的に行ってしまうと、大腸の内側が黒く変色してしまう「大腸メラノーシス」を発症することがあります。

大腸メラノーシスは大腸の粘膜組織が色素によって黒く沈着してしまい、その部分の機能が低下してしまう病気です。本来人間の大腸粘膜はピンク色なので、色素が黒くなる大腸メラノーシスは内視鏡で見ると一目瞭然です。

大腸がこのような変化をもたらすのは思ったよりも早く、大腸刺激性下剤を4~5ヶ月間毎日服用するだけで発症することがあります。

また毎日の使用でなくても断続的に1年間も使用することで、大腸メラノーシスは発症すると考えられています。

大腸メラノーシスが発症すると、下剤が効かなくなるだけではなく、大腸の機能そのものが低下してしまい、便秘も更に悪化してしまう結果になります。

医師の中では「あくまで大腸刺激性下剤は一時的な使用に限定されるものであり、1週間程度で機能性下剤に変えるべき」との意見があります。

下剤の副作用としてはもっとも注意しなくてはならない病気なのです。

大腸がんのリスクも考慮しなくてはいけない

大腸の病気で一番注意しなくてはいけないのが「大腸がん」です。大腸組織に悪性腫瘍ができる大腸がんは、日本人にも多く見られるがんです。

大腸メラノーシスが大腸がんと直接関係しているのかは、現在も意見が分かれていますが、大腸の機能低下が大腸がんの発症リスクを高めていることは間違いなさそうです。

その意味では下剤の慢性的な使用は、大腸がんの発症を高める結果にもなると考えた方がよさそうです。

妊婦は市販の下剤を使用してはいけない

便秘は女性に多く見られる症状の一つですが、女性特有の問題で注意したいことがあります。それが「妊娠における使用」であり、妊娠中や妊娠が疑われる状況下においては、特に市販の下剤を使用しないようにして下さい。

アントラキノン系の大腸刺激性下剤は、腸を刺激するだけでなく子宮を収縮させる作用があります。妊娠中の女性がこれを安易に使用すると、「流産」や「早産」の原因になることがあるのです。

特に近年では「妊活」なる言葉が流行っていますが、下剤を飲みながら妊活を行っても、流産のリスクが高まるだけなので、妊活を開始したら下剤は使用しないように心掛けましょう。

またこのタイプの下剤は、母乳にも成分が入り込む可能性があるので、出産が終わっても授乳が終了するまでは控えたほうが賢明です。

便秘が辛い場合には産婦人科の医師に相談して、適切な下剤を処方してもらうようにしましょうね。

市販の下剤はあくまでピンチヒッターであり、使用は限定することが望ましい使用法です。長引く便秘では病院で処方された下剤を使用しましょう。

なぜ下剤が病気の原因に?腸内フローラを荒らす下剤の恐怖

このように下剤(特に大腸刺激性下剤)は、状況により大腸メラノーシスなどの病気の原因になります。なぜ下剤はこのような副作用を起こしてしまうのでしょうか?

下剤は善玉菌まで排出していた

下剤が大腸に与える影響として「強い刺激」以外に考えられるのが、「善玉菌の排出」です。つまり下剤を飲むことで、便の排出を促進させますが、その過程で善玉菌まで便と一緒に排出されることがあるのです。

そうなると大腸内の腸内フローラはバランスを崩してしまい、悪玉菌が優位な環境に変化してしまいます。

それが腸粘膜に影響することで、黒ずんでしまい大腸メラノーシスを発症させてしまいます。また善玉菌が少なくなることは、便秘を悪化させてしまう要因にもなります。

下剤が悪循環に陥る状況は以下の通りです。

  1. 便秘を起こす
  2. 下剤を服用
  3. 便が出る
  4. さらに便秘を起こす
  5. 慢性的に下剤を服用(繰り返し)
  6. 便は出るが下剤の量が増加する
  7. 善玉菌が少なくなり腸内環境が悪化する
  8. 大腸メラノーシスが発症
  9. 下剤を飲んでも便意が起きない
  10. 大腸の機能不全
  11. 場合によっては大腸がんなどの重篤な病気へ移行する

このことから慢性的な下剤の使用は、腸内フローラを破壊して細菌バランスを乱す原因になるようですね。市販薬だと思って安易に使用すると、取り返しのつかない問題になることがあるのです。

下剤の使用は腸内バランスを考えて

慢性的な下剤の使用は腸内バランスを崩す原因にもなりますが、どうすればこれを防ぐことができるのでしょうか?

まず大切なのが長期間の下剤の使用は控えることです。特に市販されている大腸刺激性下剤は、簡単に手に入るので便利ですが、使用は最低限に控えることが大切です。

「1回限り」や「1週間限り」などと使用を限定して、それ以上便秘が続くようであれば、消化器内科で医師の診察を受けた上で下剤を処方してもらいましょう。

また下剤を使用している状況は、善玉菌が弱まる可能性が高いと意識して、食生活において発酵食品を積極的に食べるのも副作用を抑える上で効果的です。

【善玉菌を助ける食品】

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • ナチュラルチーズ
  • 発酵性の漬け物

また「オリゴ糖」や「ハチミツ」「バナナ」などは善玉菌の餌となり、善玉菌の増殖を助けてくれます。これらを意識して食べることで、下剤による腸内フローラの破壊防止が期待できるのです。

下剤が善玉菌まで排出する原因になるようです。止む得なく下剤を使用する場合には、善玉菌の補給も忘れないようにしましょう。

【注意】自然天然系の下剤には騙されるな!

ところで世の中には下剤以外にも沢山の便秘解消製品がありますが、このような製品は下剤と比較して安全なのでしょうか?

成分表示に注意しなくてはならない製品がある

最近テレビ(特に光テレビなど有料放送)を観ていると、お茶のような「便秘解消製品」を見かけることがあります。

「うーんスッキリした!」「これは効き目抜群ですよ」など、テレビでは中高年の男女が話しています。中には「どっさり」とか「快調」など、効果を誇張しているものまであります。

私としては中年の女性が「どっさり出た~」と顔のアップで言われても、よい印象を受けることはないのですが、きっと多くの人がこれらの製品を購入しているのでしょう。

しかし、ここで注意したいのがこれら製品の原材料です。例えば便秘を解消させるお茶の中には「センナ」を使用しているものがあります。

本来センナは「医薬品」であり、薬以外での使用はできません。しかし法には抜け穴があり、日本で医薬品とされているのは、センナの「葉」と「実」のみであり、「茎」の部分は指定外になっているのです。

つまり市販されている「便秘茶」の中には、このセンナの茎を使用することで、下剤と同じ効果を生み出しているものも含まれていたのですね。

またセンナは天然の植物ですから、「自然の成分で作られたお茶」であり「天然成分茶」とも表示できるのです。

天然の植物成分と記載されていても、センナの茎を使用しているお茶は、大腸刺激性下剤と変わらなく、慢性的な使用をすると大腸メラノーシスの原因にもなります。

「天然系だから安心」と思わないで、必ず材料表示を確認してから購入するようにしましょう。

健康食品に分類される便秘解消製品には注意が必要です。場合によっては医師に相談することが大切です。

便秘の解消は食生活と運動をファーストに!

人間は「食べたら出さなくてはいけない」動物なのですから、本来便秘とはおかしな症状ですよね。例えば空気は吸ったら吐きますし、心臓も膨らんだり萎んだりします。

まず理解したいこととして、「排便は当たり前の作用であって、安易に薬に頼るものではない」ことです。

便秘になるには何か原因があるはずです。「夜更かし」「ストレス」「運動不足」「食生活」…これら全てに便秘の原因は隠されており、対処することで少しずつ改善されるはずです。

それなのに安易に便秘解消製品に頼ってしまっては、生活の改善ポイントを逃してしまう結果にもなるのではありませんか。まずは食生活に注意して、運動不足を解消することから便秘対策を始めてみませんか?

世の中には怪しい商品が満ち溢れています。そのような怪しい商品には手を出さずに、「食生活の改善」と「運動習慣」を第一(ファースト)に実践しましょう。

下薬は賢く使用しないと思いがけない病気を引き寄せることになるかもしれません。

「下剤はワンポイント」を忘れないようにしましょう。

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