健康生活TOP 風邪 風邪予防には牛乳が一番!ラクトフェリンで大人も子供も風邪知らず

風邪予防には牛乳が一番!ラクトフェリンで大人も子供も風邪知らず

牛乳を飲む少女写真

風邪の予防と言うと、うがい手洗いと栄養、休息が黄金パターンですね。

今回はその中の栄養に注目!どのタイプの風邪の予防にも有効な牛乳を積極的に摂ってみましょう、と言うお話です。

抗酸化、ウイルスを殺す…牛乳のラクトフェリンにはこんなにもたくさんの効果がある!

牛乳イラスト

母乳には赤ちゃんを病気から守るための様々な成分が含まれていることが分かっています。まだ免疫機能の整っていない生後間もない赤ちゃんのためとも言える初乳には、そのうちの一つである今回話題の成分が大変多く含まれているんですね。

私たちが普段飲んでいる牛乳にも低い濃度ながら同じ成分が含まれています。もちろん私たち大人は既に免疫機能が完成していますから、赤ちゃんほどたくさん摂る必要はなく牛乳でちょうどいいくらいなのです。

ラクトフェリンと言う名前は有名なので、お聞きになったことのある方も多いでしょう。ラクトとは「牛乳の」と言う意味の接頭語です。例えばラクトバシラスと言えば、乳酸菌の一つのグループを指します。

フェリンは「鉄と結びつくたんぱく質」のことです。血液の中で鉄イオンを輸送するたんぱく質は、トランスフェリンと呼ばれています。

このラクトフェリンが今回注目する物質です。

実は、ラクトフェリンについてはC型肝炎に有効性が示唆されている以外は、まだ充分なデータがないと国立健康・栄養研究所はまとめています。しかしながら、さまざま研究を見る限り、かなり期待できる物質だと言うことも言えるようですね。

強力な抗酸化物質

ラクトフェリンは、血液中で鉄の輸送に携わっているトランスフェリンと比べても100倍も鉄と結びつきやすい物質です。このことは、鉄輸送には不利に働きます。

つまり、鉄を取り込むことはできても、輸送先でなかなか鉄を離してくれないと言うことなんですね。一方で鉄分は身体にとって不可欠な物質であると同時に、多すぎると毒になるものでもあります。

身体の中で栄養素がエネルギーとして使われる際、過酸化水素が発生します。この過酸化水素は鉄を触媒として、もっとも反応性の高いヒドロキシラジカルと言う活性酸素種の一つに変化します。

ラクトフェリンはこの際に触媒として働く遊離した鉄を強力に取りこんでしまうため、ヒドロキシラジカルの発生を抑える、優れた抗酸化作用を示すと言うわけです。

動物実験では、全身にX線を照射したマウスについて、ラクトフェリンを与えたグループの生存率が上昇したとあります。X線照射によって、身体の中に発生する過酸化水素が、遊離鉄によってヒドロキシラジカルになるのを防いだからです。

免疫力の向上

ラクトフェリンは白血球が出す物質にも含まれているところから、食物として入ってきたラクトフェリンも免疫細胞に働きかけると考えられています。

例えばがん細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞や、細菌やウイルス、体内の死んだ細胞などを食べて処理するマクロファージの働きはラクトフェリンによって活性化されます。

また、リンパ球の増殖を促す働きもありますので、人間が体を守る機能に大きくかかわっていることは間違いなさそうですね。そのほか、ラクトフェリンには炎症を抑える機能もあります。

免疫機能が向上すれば、私たちが普段一番感染機会の多い風邪に対して、とても有効であると言えるでしょう。

ウイルスを抑える

ウイルス性肝炎として、肝臓がんの原因にもなるC型肝炎。これの原因ウイルスであるC型肝炎ウイルスに対して、ラクトフェリンは有効であると言う実験結果が得られています。

もともと血液中のラクトフェリン濃度が低かった慢性肝炎の患者さんに、ラクトフェリンを飲ませたところ、効き目があったと言う研究結果もあり、それまでに得られていた感染予防効果もあって、新薬候補として研究されています。

ラクトフェリン自体は牛乳に対するアレルギーさえなければ、副作用のない薬として使える可能性を期待されていますね。

そのほか、B型肝炎、HIV、ヘルペスやノロウイルスにも有効であると言う研究があります。風邪もウイルス性の病気ですから、この面でも期待できるかもしれません。

善玉菌を助け悪玉菌を殺す

ラクトフェリンは特に細菌に対して強い効果を持っています。先にお話ししたように、ラクトフェリンは鉄を奪い去る力が非常に強いのですが、細菌の多くは鉄がないと育つことができません。

このためラクトフェリンが多くある環境では細菌が増えにくいのです。ラクトフェリンは、相手が善玉菌か悪玉菌かを判断するわけではありませんが、腸内フローラの善玉菌は、あまり鉄を必要としないのです。

このため悪玉菌が減ることで、腸内細菌の善玉だけが増えてくれると言う現象が起こります。また、ラクトフェリンが胃液で分解されてできる物質は、ラクトフェリンの10倍もの抗菌活性を持っていると言うことです。

風邪自体はウイルス性の病気ですが、風邪によって荒れた粘膜に細菌が感染することで、さまざまな症状を出してしまいますから、風邪を酷くしない効果もあると言うことですね。

このほか、

  • 抗がん作用
  • 歯周病改善作用
  • 骨密度上昇作用
  • 傷の治りを早くする作用

などさまざまな効果が認められ、その効果と働く原理を確定するための実験観察が現在も行われ続けていると言うことです。

牛乳には風邪の予防だけでなく悪化を防ぐ効果もあるのです。アレルギーがないなら飲んでおきたい飲み物ナンバーワンですグビグビプハァ!でも飲み過ぎもいけません…なぜなら?

でもデメリットもあるので注意!牛乳の危険性

牛乳デメリットイラスト

どんな薬にも副作用があるように、ラクトフェリンにも少ないながら好ましくない作用もあります。一番大きなものは牛乳アレルギーにかかわる部分ですね。

ラクトフェリン自体は牛乳アレルギーの主要な原因ではありませんが、それでもわずかながら牛乳アレルギーの子供では症状が出る可能性があるそうです。

ですので、牛乳を飲めない場合はお医者様などと相談の上、ラクトフェリン製剤などを利用されるのが良いでしょう。

それ以外には、妊娠授乳期における安全性が確認されていないとして、国立健康栄養研究所は妊娠授乳期には過剰摂取を避けるようにアドバイスしています。

牛乳として普通の量を飲む分には問題ないと言うことです。

だいたいコップ1杯分、200ml程度なら心配いらないです。心配な方はかかりつけ医に相談すると安心ですね~。

牛乳に関するうわさはホント?牛乳有害説のアレコレ

牛乳はてなイラスト

まず結論から先に言ってしまいますが、いわゆる「牛乳有害説」に根拠はありません。全部、何か別の目的があって流されている、似非科学と断じても良いでしょう。

なぜそのような理論が出てくるのかはわかりません。日本だけでなく、欧米のベジタリアンなどのグループの間にも、そうした主張はあるようです。

牛乳有害説をたとえごく一部でも正しいと主張するのであれば、最低限、同じ地域に住む人を数千人以上のグループで、牛乳をよく飲む人と飲まない人に分けた数年間以上の追跡観察が必要です。

そのうえで明らかに有害であると言う現象が現れたら、今度はその現象に絞って仮説を立てさらに同じ手法でその仮説を立証しなければいけません。

少なくとも牛乳の有益性については、そうしたデータがそれなりに揃っています。一方で牛乳有害説にそのようなデータはありませんので、少なくとも現段階では間違いと断じても良いと言うことになるのです。

骨折と牛乳

よく見られるデータに、北欧と日本で、北欧の方が日本の数倍牛乳を飲むのに、高齢者の骨折は北欧の方が多いと言うものがあるのを牛乳有害説の論拠にしているのを見かけます。

北欧と日本で異なっているのは牛乳の消費量だけでしょうか。もともと全く異なった条件を持つグループの間で、一つの結果を比較するのはナンセンス以外の何物でもないのです。

牛乳は子牛だけのもの?

もちろん本来牛乳は子牛のものです。しかし牛乳有害説によると、だから人間には有害と言う話になって行くところが話のすり替え以外の何物でもないと言うことになるんです。

子牛は育って一人前の牛になると動物性の物質ですらない草を食べて身体を大きくします。これは食べ物を消化吸収して、身体の中で身体の部品にできる物質に変化させる「同化作用」によるものです。

同化作用はすべての生き物に存在します。ですのでもちろん人間にもあるんですよ。人間も乳児のころは母乳を飲んで育ちますが、離乳するとさまざまな物を消化吸収して自分の身体の一部にできるようになります。

人間は雑食性の動物ですから、このさまざまな物の中に「牛乳」も含まれているだけの話です。

乳糖不耐症

牛乳を飲むとおなかがごろごろして下痢をすると言う人は少なくありません。これは牛乳成分のうち、炭水化物の乳糖と言うものを消化する酵素が不足していることで起こります。

乳糖は普通のお砂糖と同じ二糖類ですので、もう一段階消化の必要があります。その酵素ラクターゼがないと消化できないんですよ。

特に珍しい症状ではなく、日本人では割合多くの人に見られるようですね。こうした場合無理に牛乳を飲む必要はありません。個人差はありますがヨーグルトを食べることでこの問題を回避しつつラクトフェリンを摂ることはできます。

また、ラクトフェリンは乳清に含まれますので、チーズにはほとんど含まれていません。乳清は、いわゆる「ヨーグルトの上澄み」ですので、開封したらあの上澄みを捨てるなんてことをせずに、よく混ぜて食べてください。

乳糖不耐症の人は、日本人では多いのですが、先天的なものや、手術によって腸の機能がなくなった人を除けば、乳糖を分解する酵素が足りないという状態です。このため、個人差が大きいんですね。

実は乳糖不耐症なんだけど気づいていないだけと言う人も多いそうです。例えば、乳糖を1回で20g以上食べると消化できなくなると言う人がいたとしましょう。

普通のコーラの350mL缶には砂糖が40g弱入っていますから、20gと言うのはそれほど多い量ではありませんね。

乳糖は牛乳に5%程度含まれていますので、200mLパックでは10g、500mLパックでは25g含まれていることになります。ですので、この人は「普通に飲む分にはOKだけど、500mLは多いよなぁ。」って仰るかも知れませんね。

でも一日に200mL程度でも充分ですから、下痢をしないのであれば牛乳を飲むのは良いことですよ。また自分の飲める量を知っておいてその範囲にしておくのも手です。場合によっては酵素が増えることもあるそうですから。

またごく稀に先天性の病気で、乳糖を分解した後の単糖類ガラクトースを処理できない人もいます。この病気の症状で一番多いのは白内障です。

悪いと生命にもかかわりますから怖いものです。このことを牛乳有害説の論拠としている意見も見ますが、乳糖は母乳にもたっぷり含まれているんですよ。今では新生児スクリーニング検査で判りますので心配はありません。

牛乳アレルギー

乳糖不耐症が炭水化物である乳糖によって引き起こされるのに対して、牛乳アレルギーはカゼインを主原因にした牛乳のたんぱく質で起こります。

ですので同じ下痢の症状が出たとしても、まったく異なるものですから注意してください。牛乳アレルギーの人は牛乳を飲まないようにしましょう。

ラクトフェリンは別の方法で摂るのが良いですね。栄養士さんやお医者様に相談してください。

腸に届いてほしいけど…胃で分解されてできる成分も抗菌効果大!

きれいな胃と腸イラスト

ラクトフェリンは腸内フローラを改善してくれるので、そのまま腸まで届いてほしいと言う気持ちはありますよね。

一方、ラクトフェリンが胃酸で分解されてできるラクトフェリシンは、ラクトフェリンの10倍の抗菌活性を持っていますので、病気予防にはこっちも必要かなと思います。

ですので食べ物で摂るときはともかくサプリで摂るときは、あれば半々ぐらいのが一番良いかもしれません。

様々な健康効果を持つ牛乳についていかがでしたか?特に風邪に敏感になる季節には、大人も子供もおすすめですよ。私は毎朝牛乳髭をつけながら飲んでますから、さきほどもヘレンさんに笑われちゃいました…。
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