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【風邪対策の完全版】あなたに合った風邪の治し方と予防法

最もポピュラーな病気は何ですかと訊かれたら、ほとんどの人は「風邪だ」と答えるでしょう。それほど風邪は一般的な病気です。健康なことを「風邪ひとつひいたことがない」などと言うこともありますね。

この風邪ですが、特定の病気ではなくて「かぜ症候群」としてまとめられた複数の呼吸器感染症です。このかぜ症候群についてその性質と対策を見て行きましょう。

かぜ症候群とは軽度の急性上気道炎のことを言う

風邪と言うのは一つの病気ではなくて、症状から近い病気をそう呼んでいるだけなのです。広い意味ではインフルエンザも風邪ですし、手足口病やヘルパンギーナも「夏風邪」として扱われることがあります。

一般的には急性上気道炎のことを、かぜ症候群と呼ぶと言えるでしょう。

上気道とはのどぼとけより上の部分

上気道は呼吸に関わる器官のうち、いわゆる「のどぼとけ」を含んで、そこより上の部分のことを指します。男性ではよく目立つのどぼとけは、目立たないだけで女性にも存在しています。

これは喉頭と言う、声帯などが収まった器官の軟骨の一部の形が体表から見えている物です。喉頭より下になる気管・気管支・肺は下気道と呼ばれます。

上気道に分類される呼吸器は、鼻・鼻腔・咽頭・喉頭です。もう少し細かく分類されてはいますが、風邪に関して言うなら「鼻とのど」とまとめてしまっても良いでしょう。

ここに急性の炎症が起こるのが「かぜ症候群」です。具体的には、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・咳・のどの痛み・発熱、などが共通症状です。

インフルエンザも風邪の一つだが特別扱い

インフルエンザも流行性感冒としてかぜ症候群の一つに数えられてはいますが、一般感冒(普通の風邪)とは性質がかなり異なりますので、事実上別枠で考えられています。

症状を見てもインフルエンザの方が激しい症状を引き起こします。発熱も高いことが多いですね。さらに予防用のワクチンが存在しています。

後ほどお話ししますが、かぜ症候群の根本的な原因治療薬がないのに対して、インフルエンザにはタミフルやリレンザ、イナビルなど、有効な抗インフルエンザ薬が存在しています。

こうした違いや、ウイルス自体の性格の差もあって、現在ではインフルエンザは風邪とは異なる病気として扱われることが多くなっています。

風邪に良く似た症状をあらわす病気も多い

昔から「風邪は万病の元」などと言って注意を呼びかけていましたが、これには2つの理由が考えられます。ひとつは言葉通り、かぜ症候群によって体力が落ちたり炎症が起こったりして、そこに他の病原体が二次感染を起こしやすくなると言うことです。

そしてもうひとつは、多くの病気の初期症状が風邪に似ているからと言うこともあるでしょう。例えば急性の白血病では、発熱・全身のだるさ・めまい・動悸などが見られます。これだけだと「風邪でも引いたかな」と思っても不思議はありません。

心臓の筋肉に炎症が起こる心筋炎の初期症状は「感冒様症状」と呼ばれ、風邪と同じ症状が出ます。呼吸器系の病気でも、肺炎や気管支喘息のような下気道の病気でも風邪と同じような症状が出ます。

ですので、風邪を引いたと思ったらおとなしく寝ておけばいいのですが、どうも風邪じゃないのかなと思えるような、気になる症状が現れたらすぐに受診して下さい。

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風邪の原因になる病原体は非常に多いので、病原体を詳細に特定できない物を風邪と呼んでいるようなところもあるのです。ですから、インフルエンザはウイルス検査が可能なので風邪以外と言うことになります。

風邪に原因治療薬は存在しない

かぜ症候群には原因である病原体を除去するためのお薬はありません。つまり「有効な風邪薬はない」と言うことになります。

市販されている物でもお医者さんに処方してもらうものでも、すべて対症療法によって風邪の症状を抑制するのが目的のお薬です。

風邪薬は原因治療を補助するためのもの

風邪に効くお薬がないのですから、風邪の原因治療にはお薬を使いません。実際に使用するお薬は、原因治療を補助する「症状を抑えるお薬」だけです。

まず、風邪をひいて症状が重く、お医者さんに診てもらった際に出されるお薬を見てみましょう。良く処方される物は複合感冒薬配合顆粒(商品名:PL配合顆粒・ジェネリックあり)でしょう。

このお薬にはアセトアミノフェンとサリチルアミドと言う解熱鎮痛薬に、メチレンジサリチル酸プロメタジンと言う抗ヒスタミン薬が配合されています。抗ヒスタミン薬ですから、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を抑えます。

そして、頭がボーっとするような状態を改善したり、解熱鎮痛薬の効果を増強するためのカフェインが配合されています。

このお薬を使えない人の場合には、効き目が穏やかで使用禁忌の人が少なく副作用も少ないアセトアミノフェン(商品名:カロナール・ジェネリックあり)が処方されます。PL配合顆粒の主成分でもありますね。

さらに、熱が高いとか身体の痛みが強いとかの症状が重かったり、急性気管支炎を併発していたりする場合にはロキソプロフェンナトリウム(商品名:ロキソニン・ジェネリックあり)が処方されることもあります。

また、鼻づまりがひどい場合にはトラマゾリン塩酸塩(商品名:トラマゾリン点鼻液(旧商品名:トーク)・ジェネリックなし)などが処方されますので、鼻に点して鼻の通りを良くします。

このように、風邪薬と言うのはその時に出ている症状を抑えることが目的です。それによって体力の回復を図り、風邪そのものの治りを良くすると言うものです。

逆に言えば重い症状がないのであればお薬を飲まずに治した方が、副作用などのリスクを避けられると言うことでもあります。

一方で、副作用ばかりを恐れて症状を悪化させたのでは、さらに効果も副作用も強いお薬を長期間飲むことになりかねません。つらいと感じたら、受診して適切にお薬を使うのが最も賢明な治療法です。

風邪の原因治療は安静・栄養・水分補給

基礎疾患のない人なら、風邪をひいても数日で治ってしまいます。その場合に重要なのが、安静にして栄養と水分をしっかり摂ることです。

咳がひどいとか、くしゃみや鼻水・鼻づまりでゆっくり寝ていられないとかの症状がある場合は、お薬を飲んで症状を抑え込み、安静にできるようにしましょう。

また、熱が高くて苦しく、食べ物がのどを通らないと言った場合には、解熱鎮痛剤が有効です。お薬で熱を平熱まで下げる必要はありません。食べ物がのどを通る程度まで症状が和らげば、解熱剤は役目を果たしたと言えるのです。

そうすれば、大抵の場合1週間以内に風邪は快方に向かうでしょう。よほどひどい場合でも2週間くらい咳などが残る程度で完治します。

2週間を超える「長引く風邪」の場合、何か別の病気である可能性がありますので、必ず受診して下さい。例えば咳だけがずっと続く場合、百日咳菌の感染が考えられるなどのケースがあります。

風邪には漢方薬がとても役に立つ

風邪には原因治療薬がなく対症療法のお薬しか存在しないため、漢方薬が効果的だと考えられるケースが多くなっています。実際にはお医者さんに処方してもらうか、薬局で薬剤師さんに相談してもらいたいのですが、いくつか紹介しておきましょう。

ここでは風邪のひきはじめ・症状の出はじめに良いお薬を紹介します。

麻黄湯(まおうとう)
もともと体力のある「実証」の人向けで、体力が中くらいの「中間証」や、体力のない「虚証」の人には向きません。

症状としては、悪寒・発熱・頭痛・ふしぶしの痛みなどに有効で、汗が出ないと言った場合にも有効です。

葛根湯(かっこんとう)
漢方の風邪薬の代表と言っても良いぐらい有名なお薬です。「実証」から中間よりやや体力のある「中間証」の人に向きます。

症状としては、悪寒・発熱・頭痛・汗が出ないと言った症状に加えて、肩やうなじ、背中などがこる場合に有効です。

五苓散(ごれいさん)
このお薬は、あまり「証」にこだわらず使うことができます。ですので、子供にも適応がありますから薬剤師さんに相談してみて下さい。

症状としては、のどが渇き、尿の量が減る、頭痛・吐き気・むくみ・めまいなどを伴う風邪に有効です。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
体力は普通タイプの「中間証」の人に適したお薬ですので、医療機関でもよく処方されます。

症状としては、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・涙目・咳・痰など、典型的な風邪の症状に有効です。ただし、鼻水や痰は水のような無色の物が対象になります。

そのため、花粉症などのアレルギー性の鼻炎にも適応があります。

桂枝湯(けいしとう)
このお薬は体力のない「虚証」の人の場合、葛根湯より適している風邪薬です。体力が衰えていると言った感じの症状にも適します。

熱があって汗が出る、悪寒があるなど、初期の風邪の症状に有効です。

麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
このお薬は、「虚証」の人のほか、高齢で体力が衰えている人に向く、初期の風邪のためのお薬です。

悪寒や身体のだるさがひどい場合、身体のふしぶしが痛い場合、発熱がある場合、頭痛がある場合などに有効です。

香蘇散(こうそさん)
このお薬は体力がない「虚証」の人で、神経質であったり胃腸が弱い人に適したものです。

症状としては、風邪の初期症状全般に加えて、胃腸の不調や食欲不振がある場合に有効です。

真武湯(しんぶとう)
このお薬は特に「虚証」の人に適していて、風邪薬としてより胃腸虚弱のお薬としての要素が強いものです。

もちろん風邪の適応もありますが、冷えやだるさが強く、下痢をしていると言った症状がある時に適します。風邪への有効性については、体力の状況にもよりますので、お医者さんや薬剤師さんに相談してみて下さい。

このように、様々な漢方薬が風邪のひきはじめに有効です。そして、風邪の進行期や風邪からの回復期にも適したお薬がありますので、体力の状況などを報告してお医者さんや薬剤師さんに相談してみましょう。

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風邪は古くから病気の代表選手でしたので、漢方薬の方剤にもざまざまなものが存在しています。そういう意味で、風邪には漢方処方を上手く利用するのが良いかもしれませんね。

風邪の原因病原体の大半はウイルス

風邪を引き起こす病原体は非常にたくさんの種類がありますが、80%~90%くらいはウイルスによるものだとされています。一方で、細菌や真菌などが原因になっていないかと言うとそうでもないのです。

風邪は冬に多い病気ではありますが、たくさんの病原体があるため、一年を通じて発生する病気と言えるのです。

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風邪はライノウイルスが主人公である

風邪を引き起こす原因病原体の中で最も多く見られるのはライノウイルスと言うRNAウイルスです。一年を通して感染が見られますが、季節性がないわけではありません。

横浜市衛生研究所によると、ライノウイルスは春と秋に多く見られ、RSウイルスやインフルエンザウイルスが暴れる冬にはあまり見られないと言うことです。

また、ライノウイルスは一定の温度でしか増殖することができず、酸にも弱いため、上気道感染を起こすことはできても、肺や気管支などの下気道には感染せず、胃に落ちてしまうと感染力を失ってしまいます。

このライノウイルスですが、かなりゲノム分析が進んでいる物の、その数が膨大になってきたためワクチンの製造は非常に難しいのではないかと考えられています。

アメリカ・ウィスコンシン大学分子生物研究所のAnn C. Palmenberg氏たちの研究グループによると、ヒトライノウイルス(HRV)についてはHRV-A、HRV-B、HRV-Cの3グループに分けられ、潜在的なものとしてHRV-Dの存在も同定されたと言います。

そして、AとBについては99種類のゲノムが分類されたものの、Cについてはまだ全く未解明で、おそらく99よりも多い種類が予想されるとしています。

このようなことから、ライノウイルスだけでもワクチンを開発するのは難しいだろうと言わざるを得ない状況です。抗ウイルス薬についても、共通の物が作れるかどうかは未知数です。

MERSやSARSはコロナウイルスの新種である

コロナウイルスも風邪の原因ウイルスとして良く取り沙汰される物の一つです。一般的には4種類のタイプが確認されています。

一方で、中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)や重症急性呼吸器症候群Z(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)と言った、新型の重い呼吸器症状をもたらす病気の原因もコロナウイルスです。

ただ、MERSやSARSは肺炎症状のように、下気道感染症としての要素が強いので、咳と発熱がありますが風邪ではありません。

従来からあるコロナウイルスによるかぜ症候群は、やや発熱が高めになりやすく、38℃以上の発熱が全体の発病者の3/4に見られたと言う報告も存在しています。

コロナウイルスについては確認された種類が少ないものの、まだワクチンも抗ウイルス薬も開発されていません。

アデノウイルスは夏風邪・プール熱の原因

風邪の原因はほとんどがRNAウイルスですが、このアデノウイルスだけはDNAウイルスです。もちろん、風邪の症状に差が出るわけではありませんが、どちらかと言うと変異しやすいRNAに比べてDNAは安定しています。

つまり、ワクチンの開発がやりやすいと言う事なんですね。アデノウイルスは現在までに51種類の血清型が分離されていますが、そのうちかぜ症候群やプール熱を引き起こす4型と7型については、内服薬型のワクチンができています。

横浜市衛生研究所によると、2011年にアメリカで承認されたアデノウイルス4型と7型の生ワクチンは、米軍の兵士を対象に投与が推奨され、新兵には投与されていると言うことです。軍隊で流行がよく起こったからとされています。

一方、この生ワクチンは弱毒化されていない「そのまま病気を起こせるウイルス」が入っていると言う、ちょっと物騒なものです。そのウイルスを腸溶錠の形で投与することで、小腸でウイルスが増殖します。

アデノウイルスは小腸では症状を起こせないので、免疫が獲得できると言う仕組みです。しかし、投与後28日間は、そのウイルスが便に混じって出てくることがあるため、用便のあと手をしっかり洗わないとアデノウイルスに感染してしまいます。

そんなことがあるからでしょうか、日本ではまだ承認されていませんし、承認されたアメリカでも、投与しているのはほとんど軍隊だけのようです。

また、アデノウイルスのうち、主に3型がプール熱を起こすので、このワクチンは効きません。プール熱はこの他1型・4型・7型・14型でも起こりますから、こちらには一部には有効であるケースもあるでしょう。

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さらに、かぜ症候群としては1型~5型と7型が原因病原体ですので、こちらにも効くケースと効かないケースがあると言うことになります。

いずれにせよ、少なくとも弱毒化、できれば不活化ワクチンができるまでは、日本で一般人が投与を受けられるように承認されることはないと思います。

DNAとRNAについては、細菌であれ人間であれ、遺伝情報に関わる核酸としてDNAとRNAを持っています。DNAは遺伝情報を保管するためのもので、RNAはDNAの持っている情報に基づいて様々な化学反応などを誘導します。

ところが、ウイルスはDNAとRNAのどちらかしか持っていません。実際にはもっと細かく分類されますが、DNAで遺伝情報をキープするDNAウイルスと、RNAで行うRNAウイルスがあると考えて下さい。

先に紹介したライノウイルスとコロナウイルスもRNAウイルスですし、インフルエンザやRSウイルスなど、風邪に関わるウイルスのほとんどがRNAウイルスなのです。

他にも風邪の病原体はたくさんある

子供の風邪で有名なパラインフルエンザウイルスやRSウイルスも、ヘルパンギーナや手足口病を引き起こすエンテロウイルスも、かぜ症候群の原因病原体です。

さらに、A群β溶血レンサ球菌(溶連菌)や百日咳菌もかぜ症候群と同じような症状を引き起こします。ただ、原因菌が特定された段階で溶連菌感染症や猩紅熱、あるいは百日咳と言う病名が付きますので、風邪とは呼ばれなくなります。

さらにマイコプラズマやクラミドフィラと言った細菌の一種も呼吸器感染症を引き起こします。しかし、これらは非定型肺炎なので、やはり似ていても風邪ではありません。

その他、体力や免疫力が衰えた人では、ウイルスによる風邪の二次感染の形で、細菌や真菌が身体に入り込んで、風邪の症状を長引かせる場合もあります。

風邪の原因は、数えきれないほど存在しているのです。一方で、基本的な治療が安静・栄養・水分補給であることに変わりはありませんので、無理をしないようにして下さい。

風邪の予防と治療は全ての感染症の基本になる

風邪は万病の元であると言われるのと同じで、風邪の予防も風邪の治療も、万病の予防と治療の基本になると言って良いでしょう。

それは予防のための手洗い・うがい・体力の維持であり、治療のための安静・栄養・水分補給なのです。

手洗いはすべての感染症の確率を下げる万能ワクチン

他の記事でも紹介していますが、アメリカでは Handwashing is like a “do-it-yourself” vaccine. と言う標語が、あらゆる健康関連サイトに掲載されています。「手洗いは『DIYワクチン』のようなものである。」と言う意味ですね。

どんな病気であっても、まずは手洗いをすることが、ワクチンと同じように感染確率を下げてくれると言うことです。

風邪のウイルスは、感染者の咳やくしゃみによって飛散します。この時は唾液などに混じっていますので、せいぜい2mくらいの距離で地面に落ちますから、最も感染しやすいのは、そのくらいの距離でくしゃみや咳をした人の近くにいると言うことです。

しかし、きちんとした咳・くしゃみマナーを守っていれば、人前でそれほど飛散させることは少ないでしょう。

むしろ、それを押えた手でどこかに触れたり、飛沫がかかったりしている場所に、他の人が触れることで手に移ることが多いと考えられます。その手で目や鼻や口に触れると感染が成立します。ですので、手洗いが最も重要な予防法だと言うことなのです。

風邪もインフルエンザも、こうした接触感染が重要な経路とされていますが、飛沫に直接触れることで感染することも感染経路の一つです。つまりマスクが有効なケースですね。

しかし、流行の広がり方から見て、風邪の方は飛沫感染より接触感染が多いのかもしれないと言う考え方もあります。

ウイルスは粘膜に触れるとすぐに潜り込んでしまいますから、うがいはほこりなどによってのどの粘膜が傷つくのを防ぎ、感染しにくくすることが主な目的になります。

また、のどの粘膜に着目した場合、口呼吸はあまり良くありません。鼻で呼吸する習慣を付けた方が良いですね。

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そして、潜り込まれても体力が落ちていなければ、自分の持っている自然免疫によって発病を抑え込むことができるでしょう。ですので、手洗い・うがい・体力の維持が最も大切な風邪予防なのです。

風邪の予防には、昔から様々なうがいの方法などが使われています。試してみるのも悪くありませんね。

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また、風邪をひかないための予防薬的食品もたくさんあります。美味しく食べて風邪を予防しましょう。ツボの効果を狙った予防法もありますよ。

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治療は安静・栄養・水分補給で行う

運悪く風邪をひいてしまった場合、まず安静が第一になります。体力を消耗せず、できるだけ多くの体力をウイルス駆逐に使えるようにして、さらにはウイルス感染によって傷んだ身体を修復させるのです。

ウイルスは細胞に潜り込んでそこで増殖し、新しいウイルスができたらその細胞を破壊して大量に出てきます。

一方、身体の自然免疫はウイルスに感染してしまったと言う信号を出している細胞を攻撃して、娘ウイルスが完成する前にその細胞ごと殺してしまいます。

そうすることでウイルスを駆逐できるのですが、自分の細胞も破壊されるため、身体の痛みや発熱となって症状が現れます。それを修復するのにも安静・栄養・水分補給は欠かせません。

また、発熱と言う現象もウイルスをやっつけるのに必要なものですが、熱を出すには燃料が必要です。そのためにしっかり栄養を摂っておく必要があります。

さらに、出過ぎた熱を抑えるために汗が出ますから、水分補給も欠かせませんね。

風邪は非常にポピュラーな病気なので、昔から民間療法としてさまざまな食品が利用されています。効果のほどは保証の限りではありませんが、食品ですので試してみることは悪くないと思います。

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一定の目安を超えたら医療機関を受診することが大切

風邪は「暖かくして、美味しい物でも食べて、おとなしく寝ておけば治る」と言う性質の病気です。しかし、何かのはずみで症状が重くなることもあります。そうした場合にまで「風邪くらいで病院は大げさだ」などと思ってはいけません。

必ず受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。それには、何か目安があった方が良いですね。ポイントになるのは体温です。どの程度の発熱があるかで決めましょう。まず、基礎疾患がなく、高齢ではない成人の場合です。

39℃以上の高熱になったら受診して下さい。38℃以下の場合は家でおとなしく寝ておけばOKです。38℃台の場合は、高熱と感じられるほど苦しかったり、他の症状がつらかったりするようであれば受診した方が良いですね。

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これは高齢であっても、普段健康な人であれば同じことが適用できます。そうでない場合は、具合が悪くなったらかかりつけのお医者さんを必ず受診して下さい。

さらに、慢性の呼吸器疾患や心臓の病気、糖尿病のような基礎疾患を持っている人は、風邪を引いたら受診した方が良いですね。基礎疾患で受診している医療機関で診てもらうことが勧められます。

子供や妊婦さんの場合は、学校や産婦人科から受診の目安が渡されると思いますので、それに従って下さい。

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その他の受診の目安としては、鼻汁や痰が透明感を失い、汚れた色になったら受診して下さい。ウイルス感染によって傷んだ患部に、細菌の二次感染が起こっている可能性があります。

こうした場合は状態を見て、抗生物質や抗菌剤が処方されるでしょう。耐性菌の出現を抑えるため、こうした兆候が見られない場合は、通常抗生物質などの処方は行われません。

一方、基礎疾患がある人などで、二次感染によって重症化が懸念される場合には、最初から抗生物質・抗菌剤が処方される場合もあります。お医者さんの処方に従って飲んで下さい。

抗生物質や抗菌剤については、必ずお医者さんや薬剤師さんから説明があります。たとえ症状が治まっても、必ず処方された量は全部飲みきって下さい。自己判断で中止すると、体内に抗生物質の効かない耐性菌が生まれる可能性があります。

そして、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどがひどくて体力を奪われる場合、頭痛・関節痛などがつらい場合、そして咳がひどい場合なども、発熱に関わらず受診して症状を抑えてもらいましょう。

いずれの症状も軽く済んでいる場合には、特に受診の必要はありません。

このことは、体調不良の時の受診の目安や治療、あるいは普段の健康管理にも役立ちます。手洗い・うがい・体力の維持と、安静・栄養・水分補給は合言葉として覚えておくぐらいの方が良いと思います。

風邪は症状の見極めがとても大切

このように、風邪と言うのは症状をしっかり見極めて、お医者さんにお薬を出してもらった方が良いかどうかを判断することが大事なのです。

ちょっとした症状でお薬を欲しがることも、何が何でもお薬を拒否する姿勢も、どちらも身体のためには良くない事なのです。

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