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貴方のペットがドクターに!癒し効果で高齢者の介護に大活躍

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「貴方はイヌ派?それともネコ派?」

最近、このような質問をされることが多いように感じています。ブームは過ぎたと言ってもまだまだペットブームは続いているようで、ペットショップを覗いてみると多くの人で賑わっています。

またペット関連の商品の売れ行きも好調なようで、まだ暫くはペット特需も続くのかも知れませんね。

ペットを飼う目的は人それぞれだと思いますが、動物と生活することで何か有益なことはあるのでしょうか?

ペットがもたらす健康効果を紹介します。

空前のペットブームの背景には一体何があるのか?

2000年頃から日本では空前のペットブームが起きています。テレビCMで起用された種類のイヌやネコが飛ぶように売れて、100万円以上もの値段が付いたこともあったそうです。

最近は沈静化の兆しが見えてきましたが、このペットブームはどうして起こったのでしょうか?

精神的ストレスが引き金でできた「ペットセラピー」

日本人がペットブームを引き起こした最大の原因は、日常生活における精神ストレスが原因と考える専門家がいます。バブル経済がはじけて景気が低迷。社会に暗い影が立ちこめ、見えないストレスが我々に襲い掛かっていた時代です。

会社は人件費の削減やリストラを実行し、就職難の時代でもありました。政治も不安定で何となく日本中が暗かったように思えます。

そこに毎日のように可愛いイヌやネコがテレビに映るのですから、これはたまりませんよね。実際、ペットを見ているだけで心や身体が癒されるような感触を受けます。

そして、ペットセラピーと言う言葉が聞かれるようになったのです。

ペットが与える人間への健康効果については、精神面の話が多かったように思います。今まで言われていた代表的な効果を紹介します。

  • ペットを飼うことで笑顔になる
  • 寂しさを紛らわせる
  • 話し相手になる
  • 散歩などの運動になる
  • その他

このような効果が一般的に言われていましたが、近年の研究ではこのような抽象的な効果ではなく、科学的に証明された健康効果が証明されているのです。

ペットと医療との関わり

近年、ペットを使った医療の取り組みが始まっています。今までは主に「癒し効果」「ストレス軽減」など一部の精神疾患にのみ行われていましたが、その効果が解明されるにつけて取り入れる医療機関も増えているようです。

まず注目すべきが「ペットを飼っている高齢者」と「ペットを飼っていない高齢者」の病院への通院回数の違いについてだと思います。ペットを家庭で飼っている高齢者は、そうではない高齢者よりも病院に行く回数が少ないことが調査で判明しています。

これはある意味、ペットを飼っている人の方が健康状態を保っていると言うことですね。

日本は超高齢化社会を迎えており、高齢者の医療が社会問題となりつつあります。特に社会保険における医療費の問題は深刻であり、ペット効果で医療費の削減に繋がるとの期待も出ています。

ペットがもたらす健康効果!脅威のアニマルセラピー

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ペット効果で健康を促進する医療として「アニマルセラピー」が注目されています。アニマルセラピーはアメリカで普及されている医療の一つで、様々な病気に取り入れられています。

現在ではアメリカ以外においても、イギリス、オーストラリア、ドイツなどの医療先進国でも積極的に取り入れられている医療なのです。

ペットを使用したセラピー(療法)にはいくつかの種類があります。中でも代表的な2つを紹介しましょう。

(1)Animal Assisted Therapy(AAT):動物介在療法

動物介在療法は医師や看護婦などの医療従事者が治療行為として行うもので、治療の計画性や効果を測定する必要があります。患者に対して医療効果が高い場合に適用されるケースが多いようです。

(2)Animal Assisted Activity(AAA):動物介在活動

動物介在活動は医療行為と言うよりも、精神的安定やリハビリ目的で使用される、実質的なふれあい活動になります。特に医療従事者が行う必要がなく、民間ボランティア団体などが行っているケースが多く見られます。

アニマルセラピーで脳が活性化

アニマルセラピーで脳神経が活性化することがあります。人間はペットに対して愛情を求めますが、同時に一定の服従をももたらすようになります。

イヌの例としては「おすわり」「お手」「待て」などの命令が、服従を求めている行為に当たります。そしてイヌがこれに応じて従った場合に、人間の脳内にある神経細胞が活性化するのです。

これは一種の快感を得る行為であり、これにより脳全体が活性化されることになります。「ペットを飼っている人の方が認知症になりにくい」との調査結果もあることから、認知症予防にペットを飼うのも良い方法かも知れませんね。

心臓病とアニマルセラピー

心臓疾患にもアニマルセラピーは効果を示しています。ある調査において心臓発作で治療を受けた患者のその後の死亡率を集計したそうです。

その結果、ペットを飼っている患者と飼っていない患者の1年後の死亡率に5倍近くの差が出たのです。つまり、ペットを飼っていない患者の方が5倍近く死亡していたと言うことです。

この理由は解明されていませんが、心臓発作はストレスから高血圧などが引き金になるケースが多く、ペットを飼うことはストレスを防止し血圧の上昇を防いでいると想定されています。

ペットが自律神経の乱れを治してくれる

ストレスが多い社会では自律神経の乱れが問題になります。自律神経は無意識下で呼吸や発汗、体温調整などを行っている機能ですが、主に交感神経と副交感神経がスイッチすることで作用しています。

自律神経に乱れが生じるとこのスイッチが働かなくなり、交感神経が優位のままで身体に大きな負担を与える原因になります。

ペットと話したり触れたりすることは、副交感神経を刺激して心拍数や血圧の低下を促しリラックスした状態を作り出します。その作用が自律神経を整える効果に繋がります。

精神的な傷をもつ子供に有効なアニマルセラピー

子供は動物が大好きです。人間の大人に話せないことでも、イヌやネコなどのペットには自然に話をする子供も多いと思います。

「家族の死亡」「精神、身体的な虐待」「学校でのイジメ」など精神的に深い傷を持っている子供に、アニマルセラピーは効果を発揮しています。

心を閉じた状態では医師やカウンセラーも治療を行うことはできません。しかし、ペットと話をさせることで心を開かせて、本格的な治療のきっかけにするのです。

介護にアニマルセラピーはいかが?ペットと過ごす効果がスゴイぞ!

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介護分野は日本でも最重要課題と言われていますが、なかなか整備は整っていないようです。問題も多く「介護職員の不足」「設備の不備」「高齢者の増加」などが上げられています。

これらの問題を解決するには、高齢者であっても介護を必要とせずに不自由のない生活を行うことが大切です。それを実現するためにアニマルセラピーが一役買っているのです。

散歩効果は絶大

ペットの中でもイヌは散歩を行う必要性があり、これを毎日の日課にすることで、足の筋肉の減少を防ぐ効果があります。また筋力以外にも毎日外出することは脳にとって良い刺激になり、脳細胞を活性化させて認知症予防に繋がります。

そして、適度の運動は食欲増進や快眠にも繋がり、健康的な日常生活を送れることになります。

また、ペットと生活することは規則正しい生活を生み、閉じ篭りや寝たきりの生活を予防する効果もあることから、効果も絶大ではないでしょうか?

リハビリで大活躍!

脳血管疾患や事故で不自由になった身体に対してリハビリを行うことがあります。このリハビリにおいてもアニマルセラピーの効果が指摘されています。

  • 動かなかった手がペットの頭をなでることはできた
  • イヌにボールを投げる遊びで関節の稼動領域が増えた
  • 歩行訓練においてイヌと歩くことで効果が上がった
  • ペットの世話をさせることで活動的になった

このように人間同士で行うリハビリにおいては時間がかかったものが、ペットを介在させるだけで早く効果的に行えることがあるのです。

特に動かなかった手がペットを触るためには動いたなど、医学では説明できないことも起きており、アニマルセラピーの有効性が伺えるのではないでしょうか?

生きがいで治癒力アップ

ペットの世話を行うことは、そのペットの命を預かることにもなりますので、高齢者といえどもいい加減な生活はできません。そこに生きがいが生まれ、生活にハリが出てきます。

「この子の世話をしないといけない」「まだまだボケてはいられない」などの感情は認知症予防だけではなく、健康な生活をもたらすことにもなります。

そして、生きがいを持つことは病気の治りを促進する働きもあるようです。あるデータでは病気で入院しても、「ペットが家で待っている人」は「そうでない人」よりも退院が早いと言います。

この理由は説明できませんが、これは「早く退院しなくちゃ!」と言う強い意志が病気の治りを早めるのかも知れませんね。

貴方のペットがドクターに

日本人の中高年で将来の介護を不安視する人が増えているそうです。「将来自分は誰に介護してもらえるのだろうか?」などが悩みですが、自分の介護を悩んでいるくらいなら、介護の必要がない人生を目指しませんか?

ペットを使ったアニマルセラピーで健康で元気な生活を送りましょう。遠くの医者より近くにいるペットが名医かも知れませんよ!

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