健康生活TOP がん ビタミンサプリは癌予防効果なし!しかも女性はリスクありかも

ビタミンサプリは癌予防効果なし!しかも女性はリスクありかも

サプリビタミン剤女性

あなたはビタミンのサプリを摂っていますか?健康の維持だったり美容目的だったり、それぞれの理由でビタミン剤やサプリを利用されている方は多いと思います。

その中には「がん予防」の効果を期待されて摂取している方もきっといらっしゃるでしょう。しかし、どうやらビタミンサプリなどではがん予防の効果を期待できないようです。

それどころか、女性にはリスクになることも…?

一番人気はビタミンB群のサプリメント

国立がん研究センターの研究グループによると、ビタミン剤やビタミンサプリを摂っていた人の中で、最もよく利用されていたのがビタミンB群のものでした。

やはり疲労回復に効果が期待できるので、疲れを感じたら摂取すると言う人が多いのでしょうね。

ビタミンサプリもいろいろ、男女で人気の方向性が異なる

調査によると、それぞれ次のような順位でした。

順位 男性 女性
1 ビタミンB群 ビタミンB群
2 総合ビタミン ビタミンE
3 ビタミンC ビタミンC
4 ビタミンE 総合ビタミン
5 その他 その他
6 ビタミンA ビタミンA
7 複合抗酸化物質 複合抗酸化物質

ビタミンB群は堂々の一位ですが、女性では血行促進や抗老化作用などに効果のビタミンEが第2位ですね。同時にビタミンCも美容には欠かせないビタミンですのでそれに続きます。

一方男性ではビタミンB群と総合ビタミンをあわせて7割を占めています。ビタミンB群と言えばアリナミンA(武田薬品工業株式会社)チョコラBB(エーザイ株式会社)が代表格でしょう。

総合ビタミン剤と言えばポポンS(シオノギ製薬)キューピーコーワゴールドA(興和株式会社)なんかですね。チョコラBBは美容イメージが強いですが、後のものはひたすら疲労回復と言う感じを受けます。

やはりビタミン剤は疲労回復用なのかもしれません。

一方でビタミンサプリの場合は皆さんどういう目的で摂っているのでしょうか?

こればかりはそれぞれの目的や理由があるでしょう。単価の問題もありますし、海外サプリなどを利用することで、より高容量の物を求めているのかもしれませんね。

心美さんも肌荒れ対策にビタミン剤を飲んでいると言っていましたね。

女性ではビタミン剤やサプリの摂取でがんや循環器病に影響が出た

女性の場合、ビタミン剤やサプリを摂っている人について、がんのリスクが少し上がり、循環器病のリスクが下がると言う結果が出ました。

ただ、これらはビタミン剤やサプリの効果や悪影響とだけは言い切りにくいようです。

飲み始めた人・やめた人・飲み続けている人

この調査は1990年~1994年に最初の調査に応じた人のうち、調査開始から5年後にがんや循環器疾患にかかっていなかった人、約6万人を対象に行われました。

その人たちを2006年まで追跡して、それを統計的にまとめたのがこの研究です。そして、この最初の5年間のビタミン剤などの摂取状況に応じて対象を4グループに分けています。

グループ名 開始時のビタミン剤摂取 5年後のビタミン剤摂取
非摂取者 なし なし
過去摂取者 あり なし
摂取開始者 なし あり
継続摂取者 あり あり

女性ではビタミン剤などにどの程度影響力があったのか

次の表は、最終的にどの程度リスクの増減があったかをまとめたものです。数値の後ろに「*」がついているものが、統計的に有意であったものです。

統計的に有意とは、「偶然得られた結果ではなく、統計的に意味がある数値」と言う意味です。この研究では一般的な基準である「信頼区間95%以上」を有意であるとしています。

信頼区間95%以上と言うのは、同じ統計を繰り返し行っても、95%以上の確率で同じ結果が出ると言う精度です。

グループ名 全がんのリスク 循環器病のリスク
非摂取者(基準値) 1.00 1.00
過去摂取者 1.17 * 1.08
摂取開始者 1.23 * 1.32
継続摂取者 0.92 0.60 *

このように、過去にビタミンを摂っていた人や摂り始めた人ではがんのリスクが上がっています。一方で、ずっとビタミンを飲み続けていた人では循環器病のリスクが大きく下がっていますね。

しかし、これだけではまだビタミンの功罪を断じることはできません。そのことに触れる前に男性の数値も見てみましょう。

男性ではビタミン剤などに影響力はほとんど見られなかった

では男性についても同じデータを見てみましょう。

グループ名 全がんのリスク 循環器病のリスク
非摂取者(基準値) 1.00 1.00
過去摂取者 0.98 0.89
摂取開始者 1.01 0.72
継続摂取者 1.10 1.02

このように、どれ一つとして有意のリスク変動は見られませんでした。データを見ると、摂取開始者で循環器病のリスクが下がっているように見えますが、データのばらつきが大きくて統計的な意味はなかったのです。

つまり、男性の結果から見る限り、ビタミン剤やビタミンサプリの摂取とがん・循環器病のリスクには関係が見られなかったと言うことになります。

女性のみ、ビタミン剤を過去に飲んでいた人と飲み始めた人にがんのリスクが、

ずっと飲み続けていた人では循環器の病気のリスクがみられたのです。

女性は健康に対する意識の個人差が大きいのかもしれない

では、なぜ女性では影響が見られたのでしょうか。

研究グループは、ビタミンががんや循環器疾患に与える影響よりも、個人個人が自分の健康状態や生活習慣に対して持っている意識について、女性の方が個人差が大きいのではないかと推測しています。

敏感な人は非常に敏感だし、野放図な人は驚くほど気にしていないと言うことですね。どうやら、そういう意味では男性の方がばらつきが少ないのかもしれません。

女性は初期のがんを敏感に感じ取っていた可能性がある

ハザード比を見ると、女性でビタミンを飲み始めた人が最もがんのリスクが高くなっています。しかし、それならば継続して飲んでいる人にも同じ程度のリスクが現れても変じゃないですよね。

でも、実際には統計的に有意ではないとは言え、微妙にリスクが下がっているようにも見えます。

このことから、女性は自分の体調不良を敏感に感じ取ってビタミンを飲み始めたのではないかと考えられます。つまり、初期のがんによる体調不良からビタミンを飲み始めたと言うことですね。

原因と結果が逆と言うわけです。そこで、2回目のチェックから5年以内に発病した患者さんを統計から外すと、ビタミンを飲み始めた人のリスクから統計的な意味を持った差が消えました。

ですので、やはり初期のがんによる体調不良が、ビタミンを飲み始める動機になったのではないかと言う推測に蓋然性が高まったと考えられるでしょう。

ルーズな女性はルーズな男性よりも横着であるかも知れない

一方、ビタミンをやめた人もリスクが高まっていますね。そこで研究グループは、途中でビタミンをやめた人の生活習慣や既往症、体格などに着目しました。

その結果、以前ビタミンを飲んでいたけれど5年の間にやめたと言う人のグループでは、不健康な指標が多く見られたと言うことです。

  • 肥満
  • 喫煙
  • 運動量の少なさ
  • 高血圧
  • 糖尿病

などの要因が多かったそうです。もちろん、統計的な処理でそのような影響を及ぼす要因は排除していたようですが、完全に排除しきれていなかった可能性を研究グループは認めています。

つまり、不健康な生活習慣を持っている人たちは、それをカバーするためにビタミン剤を飲んでいたけれど長続きしなかった、と言う風に研究グループは推測しています。

意識の高い女性は健康を維持できている

一方、ビタミンを継続的に使用していた女性グループでは肥満者が少なく、果物や野菜をよく摂り、検診の受診率も高かったと言うことです。

つまり、自分の身体を大事にしている人は、ビタミンを飲み始めたら継続していると言うことですね。

しかし、そのように健康に対する意識の高いグループであっても、はっきりがんのリスクが下がったとまでは言い難いところから、がんに対してはビタミン剤やビタミンサプリの効果は期待できないのでしょう。

そのことは男性のデータを見てみても、ほぼ確実と言えるんじゃないでしょうか。

循環器系の疾患については、女性の継続使用者で明らかにリスクが下がっていますが、これもビタミンの手柄と言うよりは、ビタミンを続けている人たちの生活習慣や意識によるところの方が大きいと考えられます。

ビタミン剤の効果でがんが抑制できているわけではなく、意識が高い人はきちんと健康でいるってことだと考えられるのです。

う~んやっぱり健康意識って大事ですねぇ。

ビタミン剤やサプリは摂るべきなのか否か

結論として、研究グループはこの研究の結果だけから見た場合、病気の予防のためにビタミン剤やサプリメントを摂取することは勧められないとまとめています。

特に男性においてはがんにも循環器系疾患にも全く影響が出なかったわけですから、これらの病気の予防にはならないと結論付けています。

男女問わず大事なのは健康的な生活習慣

がんについては、特に女性に対して厳しい意見がかかれています。

それは体調不調を理由に摂取を始めたり、不健康な生活をカバーしようとビタミン剤やサプリを摂っても、病気の予防には繋がらないと言うことです。

とどのつまり、この健康生活のサイトでも繰り返しお知らせしているような「科学的な根拠に基づいた生活習慣や食事の改善」を目指すのが基本であると言うことですね。

…と言いつつ実は私もビタミンサプリを摂っています

特にがんや循環器病を予防すると言った目的からではないのですが、どうしても不足しがちなビタミンやミネラルを補充すると言う意味合いで、サプリは摂っています。

糖尿病を抱える身としては、自分の食事などを分析すると言うことも、お遊びとして楽しんでやろうと言うことからいろいろ調べたんですね。

すると、バランスはそれほど悪くないものの、どうしても全体的に少し不足気味じゃないかと感じたんです。でも、日本国内で売っているサプリやビタミン剤じゃうまくカバーできなかったんです。

そこで「取り敢えず何でも突っ込めばいい」と言う感じでサプリを作るアメリカから取り寄せています。日本よりずっとお値段も安いですしね。

日本人として普通の体形である私には1日1錠ではちょっと多すぎるので、体調を見ながら2~3日に1錠飲んでます。商品名をご紹介しても同じ名の東方神起の楽曲やアニメソングばかりが検索にヒットしますので見送りましょう。

アメリカのサプリの雰囲気をつかんで頂くため、そのサプリに含まれている成分名だけ紹介します。種類が多いだけに1つ1つはそれほど極端に多い量ではありません。

  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB3
  • ビタミンB6
  • ビタミンB7
  • ビタミンB9
  • ビタミンB12
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • パントテン酸
  • イノシトール
  • ルチン
  • ヘスペリジン
  • ルテイン
  • アルファリポ酸
  • カルシウム
  • ヨウ素
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • セレン
  • マンガン
  • クロム
  • モリブデン
  • カリウム
  • ホウ素
  • バナジウム
  • リコペン
  • リパーゼ
  • アミラーゼ

その他にも酵素類やアミノ酸、大麦若葉にクロレラにスピルリナと盛りだくさんです。日本じゃ考えられない内容ですよね。これが効いているのかどうかは判りませんが、おかげさまで今のところ結構快調な毎日を送っています。

アメリカのサプリを利用する時に注意すべき2つの事柄

念のため皆さんに申しあげておかなければいけないのは、アメリカのサプリは”High Potency”(高容量)や”Multiple”(多種類)を売りにしているケースが多いと言うことです。

例えばコエンザイムQ10のソフトカプセルで、600mgのユビキノンが1カプセルに入っているものがあります。その一方で、わが国で医薬品として使われているユビキノンは1日量30mgだったりします。20倍ですね。

実際問題として、コエンザイムQ10については多量摂取を行っても特に副作用は見られないようですが、他のサプリ全般についてアメリカ製品は多すぎる内容量のものも少なくありません。

ですので、特に”High Potency”表示のものについては、本当に自分にとって必要なのかどうかを慎重に見極めて下さい。

また私が使っているこのサプリのように、あまりにも多種類の有効成分が入っている物にも注意が必要です。特に脂溶性ビタミンなど身体に蓄積されやすいものを摂り過ぎると健康に害があります。

先にお話しした通り、私は食事制限の関係から全般的に平均して摂取量が足りていないと言う感じでしたのでこうしたサプリには非常に利用価値がありますが、充分な食事を摂れている方にはお勧めしにくいです。

また私自身も不足量に対してこのサプリの内容量では多すぎると感じていますので、2~3日に1錠しか摂っていません。

1グラム以上ある巨大な長円形の錠剤ですのでピルカッターで切って毎日飲む方が良いのでしょうが、正直なところ不精な性格が災いしています。

皆さんもこうした”Multiple”なものを利用する時は、国産・海外産を問わず、自分にとって必要な物だけが入っているかどうかをよく吟味して利用して下さいね。
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