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1日2杯のココアで便臭、体臭対策!ココアの優れた消臭効果

ココアは健康効果がテレビ番組や雑誌の特集で紹介されることも多く、しばしばココアブームが起こって店頭で品薄になるほど人気があります。

ココアには体の臭いを消す効果があるということもご存知でしょうか?甘~い香りで臭いをまぎらわすのではありません。飲むと体の内側から臭いの原因をしっかり消してくれるスグレモノなのです。

おいしいだけでなく実際に医療や介護の現場でデリケートな臭いの問題も改善しているココアの消臭効果と活用法について説明したいと思います。

実験で消臭効果も確認済み!病院や施設でも活用されるココア

ココアは、おいしいだけでなく健康に良いことで幅広い世代に親しまれている飲み物です。

ココアを作る時に使う粉末状の「ココアパウダー」は、カカオを加工して粉末状にしたもので、特にたんぱく質、脂質、鉄、銅、亜鉛、食物繊維が豊富に含まれています。

また、ココアは「カカオポリフェノール」「テオブロミン」といった特有の健康成分を含み、以下の健康効果がよく知られています。

  • ポリフェノールの抗菌作用によるインフルエンザの予防効果
  • ポリフェノールの抗酸化作用による生活習慣病の予防効果
  • テオブロミンの血行促進作用による冷え性の改善効果
  • テオブロミンの脂肪の燃焼を促進させる作用によるダイエット効果

ココアはテレビ番組や雑誌の特集などで健康効果がしばしば紹介され、多くの人が上記のような康効果を期待してココアを飲むことが多いようです。

実はココアの素晴らしい効果はそれだけではなく、医療や介護の現場では早くからココアを使った消臭効果が注目されていて、患者さんのケアにココアを活用している病院や施設が増えてきているのです。

実際に、医療現場でココアの消臭効果が確認された報告もあります。

1日2回のココアで入院患者の便臭が軽減

「月刊総合ケア vol.12, 2002」掲載の医療法人社団充会 上川病院「臨床において確認されたココアの便通・便臭改善効果」によると、高齢患者がココアを1日2回飲み続けたところ、10日後には便臭の軽減していることが臭覚的に確認されたということです。

同時に、ココアを飲んだ患者の軟便や下痢が減っていることも確認され、ココアには便通を整える効果があることも分かりました。

ストーマ造設患者の便臭がココアで改善

森永製菓「ココアレポート」掲載の「医療現場でのココア利用事例報告」の中に、ストーマ造設術を受けている患者がココアを飲み続けて便臭が改善された報告があります。(ストーマとは人工的な排泄器のこと)

国家公務員共済組合連合会 佐世保共済病院では、ココアの消臭効果がストーマ装具を交換する際の便臭対策になるのではないかと考えられ、消化器官用ストーマを造設している3名の入院患者を対象に便臭の変化を測定する実験が行われました。

3名の患者は1日2回のココアを3週間飲み続け、パウチ(便を回収する袋)から回収した便をビニール袋に入れ、ココア飲用前とココア飲用後の便臭を測定しました。

臭いセンサーによる測定と看護師による判定で便臭の強さを確認したところ、3名とも臭いセンサーの数値や臭い判定の結果に改善がみられました。

中には便臭の改善効果が大きかった患者さんもいました。

ココアを飲む前は、パウチを開くと部屋中に便臭が充満していましたが、ココアを飲んで2週目頃から便臭が減少し始めました。この頃にはビニール袋に顔を近づけた時に臭う程度に便臭が改善されました。

患者さん本人も「ニオイがしなくなった」とのことで、研究終了後にココアを飲むのをやめると再び便臭が強くなりました。そのためココアを再び飲み始めました。

(参照…ココアレポート 医療現場でのココア利用事例報告「ASE REPORT:第38回日本看護学会抄録集 成人看護2 2007, 85」|森永製菓)

ココアは消臭剤を使わずに体の内側から便の臭いを消すことができ、便通も改善する機能的にも優秀な飲み物なのです。では、なぜココアを飲むと便臭が改善されるのでしょうか。

ココアに含まれる豊富な食物繊維が便やおならを消臭する

ココアを飲むと便臭が改善されるのは、ココアに含まれる豊富な食物繊維が腸内で便の臭いを消すはたらきをするためです。

ココアに含まれる食物繊維は次のような作用で便臭を軽減します。

  1. 豊富な食物繊維が便通を整え、腸内に悪玉菌が増えるのを予防する
  2. 食物繊維が腸内の善玉菌を優勢にして悪臭成分を消す
  3. 食物繊維の一種「リグニン」に消臭作用がある

ココアの消臭作用:食物繊維が便通を改善する

便秘や下痢になると腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増え、悪玉菌がインドールやスカトールなどの悪臭成分を出すために便やおならの臭いが強くなってしまいがちです。

このような時にココアを飲むと、ココアに含まれる食物繊維が便通を整えて便の状態を改善し、便の臭いが強くなるのを防いでくれるようになります。

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、ヒトは植物に含まれる食物繊維を消化することができないので、植物性食品を食べた時には食物繊維がそのまま腸へ送られます。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は腸で吸収されず体の栄養になりませんが、その特性がヒトの体に健康効果をもたらします。

例えば、不溶性食物繊維は便の量を増やしたり腸を刺激したりして便通を促進させるので、便秘の予防と解消に役立ちます。

また水溶性食物繊維は便の水分を調整するので、便が硬い時は水分を取り込んで便を柔らかくして便秘を解消し、便が柔らかい時は水分を放出して便を硬くすることで軟便や下痢を改善します。

便秘で腸内に便が溜まるとおならも臭くなってしまいますが、ココアは不溶性食物繊維が豊富なので、特に便秘の人にはぴったりな飲み物といえるでしょう。

ココアはこのように便の状態を改善する効果があるので、実際に病院や介護施設でも入院患者や施設入居者の便秘や下痢の予防にココアが活用されています。

ココアの消臭作用:悪臭を出す悪玉菌を減らす

ココアに含まれる食物繊維は腸内の善玉菌のエサになるので、ココアを飲むと善玉菌が増えて悪臭を出す悪玉菌の増殖を抑えます。

腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がすんでいて、腸内環境が整っている時はこれら腸内細菌のバランスが安定しています。

善玉菌は胃から送られてきた食べ物を分解して、二酸化炭素や水素といった臭いのない成分に変えます。

一方、悪玉菌はたんぱく質や脂肪をスカトール、アンモニア、硫化水素といった悪臭成分に分解します。そのため、悪玉菌が増えると便やおならが臭くなってしまいます。

食物繊維不足などの食生活が原因で腸内に悪玉菌が増え始めると、良い菌でも悪い菌でもない日和見菌が悪玉菌の味方につくようになり、腸内環境がどんどん悪化してしまいます。

悪玉菌が優勢になると善玉菌が減り、腸内には悪臭成分が増えて便やおならの臭いが強くなってしまいます。

ここで食生活を改め食物繊維をとるように心がけると善玉菌が増え始め、日和見菌が善玉菌の味方をして善玉菌のほうがが優勢になっていきます。

食物繊維は野菜に含まれますが「どうしても野菜が不足して食物繊維不足になってしまう」という人が多いのです。毎日の食生活にココアをプラスすれば、食物繊維不足の解消に役立ち、悪玉菌が増えるのを防ぐことができるようになります。

腸内環境を改善する食品といえば、ヨーグルトを頭に浮かべる人が多いと思いますが、善玉菌を増やすにはエサの食物繊維も忘れてはいけないのですね。

ココアの消臭作用:リグニンが悪臭成分を消臭する

ココアには複数の食物繊維が含まれています。その中で最も多く含まれる不溶性食物繊維「カカオリグニン」は腸内の悪臭成分を吸着する作用を持ち、便やおならの臭いを軽減してくれます。

リグニンは複数のポリフェノールが重合した化合物で、あらゆる植物の細胞壁に存在し、主に樹木の組織を硬くするはたらきがあります。

いわゆる「消化できないすじ」で、噛む時には硬い食感を作り胃で消化できないのでそのまま腸へ送られ、そのまま便に混じって一緒に排出されます。

リグニンが腸に届くと悪臭成分に吸着してフタをするので、悪臭が発散されなくなります。ココアを飲むと腸内でこのような消臭効果が生じるので、便やおならの臭いが軽減されるのです。

ココアを飲むと口臭や体臭を消す効果も期待できる

ココアが効くのは便やおならの臭いだけではありません。口臭や体臭の予防にもココアが役立ちます。

カカオポリフェノールが口の臭い成分を消臭する

ココアには、フラバノールの一種「カカオポリフェノール」が含まれています。フラバノールは、ヒトが摂取すると体に良い作用をもたらす「フィトケミカル」の一種で、フラバノールの仲間では茶のカテキンがよく知られています。

フラバノールには抗菌作用があり、ココアを飲むとカカオポリフェノールが口の中の細菌の増殖を抑えます。

ココアを飲んで細菌の増殖を抑えると、細菌が作る臭い成分「揮発性硫黄化合物質」の発生を抑えて口臭を防ぐことができます。

森永製菓が行なったココアを使った試験管実験と臨床試験では、ココアの飲用を続けると抗菌効果によって歯周病菌関連菌の数や呼気中の揮発性硫黄化合物の量を減らすことができ、ココアの飲用をやめると再び口臭が強くなるという結果が報告されています。

腸内環境の悪化による口臭・体臭を軽減する

またココアは、腸内環境化が原因で起こる自分ではなかなか気づきにくい口臭・体臭・加齢臭の改善にも効果が期待できるといわれます。

腸内環境が悪化した時に悪玉菌が出す臭いガスは腸から吸収されて血液に混ざります。血液が静脈を経て肺に送られると、血液に入り混じっていた悪臭成分が肺の中の空気に放出されて呼気(吐く息)に変わり、口臭が発生しやすくなってしまいます。

ガスが血液と一緒に全身を循環する間に汗をかくと、血液から汗が作られる時にガスのニオイ成分が汗に混じるので、どうしても汗の臭い(体臭や加齢臭)が強くなってしまいます。

ココアを飲むと腸内環境が改善されガスの発生が抑えられるので、息や汗から悪臭が発散されにくくなるのです。

ただしココアが持つ口臭・体臭の予防効果はあくまでも補助的なものなので、臭いの原因を解決したり口腔や体を清潔に保つことを前提に、ココアを食生活に取り入れることをおすすめします。

消臭効果を高めるには?!ココアの効果的な飲み方

医療や介護の現場に導入されているココア消臭法は、特別な治療法でもなんでもありません。家庭でも同じように活用することができます。

というのも、ココアで体から発生する臭いを抑える方法はいたってシンプル。普通にココアを楽しむだけで良いからなのです。このようにどなたでも簡単にココアを作ることができますよ。

ココアの簡単な作り方(純ココアで作る場合)

  1. カップにココアと砂糖を小さじ山盛り2杯ずつ入れる
  2. 熱湯を小さじ2杯分ほど入れ、ココアをよく練る
  3. 牛乳120mlを加えてかき混ぜ、ココアをよく溶かす

※製品やココアの好みによって、ココア・牛乳・砂糖の使用量は異なります。

さらにココアの消臭効果を少しでも高めたい場合には、ココアの選び方や作り方にもちょっとこだわってみることもおすすめしますよ。

ココアの消臭効果を高めるには:ココアは「純ココア」を選ぶ

粉末状のココアを選ぶ時にはパッケージを確認して、ココアパウダー100%で作られている「純ココア」を選ぶことをおすすめします。

製品の中には砂糖や乳製品を加えてある「ミルクココア」があります。ミルクココアは、純ココアよりもココアパウダーの割合が少ないので、食物繊維やポリフェノールの摂取量も少なくなってしまいます。

ココアの消臭効果を高めるには:甘みはオリゴ糖で

純ココアは甘みがないので、ココアを作る時には砂糖が必要になります。腸内環境の改善対策が目的の場合は、砂糖ではなくオリゴ糖で甘みをつけるのが効果を高めるコツです。

オリゴ糖は善玉菌のエサになるので、善玉菌を効率良く増やしてくれます。オリゴ糖は、スーパーやドラッグストアで売っている甘味料、はちみつに含まれています。

ココアの消臭効果を高めるには:1日に2杯飲むのがおすすめ

ココアの健康効果をしっかり発揮させるためにも、食物繊維やカカオポリフェノールはしっかり摂取したいですね。消臭効果を期待するならば1日に2杯のココアを飲むことをおすすめします。

2杯のココアで2.4gの食物繊維がとれる
ココアパウダーは、100g中に23.9gもの食物繊維が含まれています。この量は、食物繊維が豊富なことで知られる海藻類と同じくらいです。

純ココア5gで作ったココアを1日に2杯飲むと、食物繊維2.4gを摂取することができます。この量は、ごぼうなら1/5本分、大きめのさつまいもなら3㎝の輪切りにしたもの、乾燥わかめなら味噌汁7杯分に相当します。

ココアを2杯飲めば成人が1日に必要な食物繊維の約12%が簡単に摂取できる計算になります。

ココア2杯分のポリフェノールで健康効果が期待できる
また日本チョコレート・ココア協会によると、健康効果を期待する場合には目安として1日に200~500mgのカカオポリフェノールを数回に分けて摂取することが勧められています。

純ココア5gで作った1杯のココアにはポリフェノールが205mg含まれているので、1日に2回飲むと健康効果の期待できる量のポリフェノールを十分に摂取することになります。

ココアの消臭効果を高めるには:飲むなら朝と日中がおすすめ

ココアは朝食、食後、間食と好きなタイミングで楽しむのも良いのですが、消臭効果を高めるならば腸が活動を始める午前中に飲むのがおすすめです。

また、ココアは覚醒作用を持つカフェインとテオブロミンが含まれているので、遅い時間帯に何杯も飲むと、夜に寝つけなくなってしまう可能性があります。カフェインが苦手な人は日中にココアを飲むようにしましょう。

テオブロミンは、カフェインに似たカカオ特有の成分です。ココアやチョコレートはカフェインの含有量自体は多くないのですがテオブロミンの含有量が高いので、飲み過ぎるとカフェインをたくさん摂取するのと同じ状態になってしまいます。

テオブロミンの効果をカフェインに換算すると、ココア1杯あたりのカフェイン含有量は紅茶や抹茶を上回る45mgになります。またココアを3杯飲むと、ドリップコーヒー1杯分のカフェイン(135mg)を摂取したことになります。

カフェインに弱い人はココアの飲み過ぎに注意しましょう。

ココアの消臭効果を高めるには:乳酸菌と一緒にとると効果的

純ココアがあると、ココアを飲むだけでなく、お菓子やドリンクを作る時に幅広く使えて便利です。

加熱してもココアの消臭効果は変わらないので、時にはココア風味のクッキーやケーキなどを楽しむのも良いですね。

消臭効果を期待するならば、腸内の善玉菌を増やすヨーグルトとココアのコラボもおすすめですよ。(牛乳でココアを作る時にプレーンヨーグルトを加えてみてください。)

ココアの消臭効果を高めるには:ストレスを感じた時にホットココアを

テオブロミンに精神を安定させる作用があり、ココアを飲むとリラックス効果が得られます。

腸はデリケートなのでストレスを感じると腸内環境が乱れやすくなってしまうので、ストレスの強い時、緊張している時にはお茶やコーヒーより温かいココアでほっこりすることをおすすめします。

簡単で続けやすいのも魅力!ココアでおいしく消臭対策を

介護が必要な人の便臭の悩みは、本人も介護にあたる人にとってもデリケートな問題です。スプレーや洗剤などの消臭グッズと異なり、ココアは本人も不快感なく実践できる消臭ケア法です。

口臭やおならのにおいに悩んでいる人も、家庭や会社で普通にココアを飲むだけでさりげなく消臭対策できるのがありがたいですね。ココアの甘い香りを楽しんで、体の内側から不快なにおいをスッキリ消臭しましょう。

キャラクター紹介
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