健康生活TOP 動脈硬化 血管を詰まらせる病気の正体は?カルシウム不足が動脈硬化の原因

血管を詰まらせる病気の正体は?カルシウム不足が動脈硬化の原因

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皆さんも「生活習慣病」と呼ばれている病気を聞いたことがあると思います。実はコレは病気の正式名称ではなく、様々な種類の病気を総称している言葉なのです。

厚生労働省のホームページでは生活習慣病のことを「毎日のよくない生活習慣のつみ重ねによって引き起こされる病気」と紹介されており、日本人の2/3が生活習慣病で亡くなっていると紹介されています。

人間が健康でいるためには血管とそこを流れる血液が重要!決して硬めてはいけません…

生活習慣病の中でも有名なのが

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常
  • 脳血管疾患
  • 心臓病

です。しかしこれらの病気には、共通したある症状が見られるのです。

血管と血液の重要性

生活習慣病と呼ばれている病気の多くが、人間の持つある部分に関連しています。それが「血管」や「血液」であり、これらに異常が出ることで重篤な症状を引き起こす原因にもなるのです。

血液は人間が活動するために必要な酸素や栄養を身体全体に届ける重要な体液です。血液が無いと身体の細胞はたちどころに死滅してしまい、人間も死んでしまいます。

そして血管はこの大切な血液を身体の隅々まで運ぶ管であり、ルートとも言えるでしょう。血液が十分にあっても血管に異常があれば、血液を送ることはできずに細胞は死滅してしまいます。

また、血管が細いと必要な血液を送ることができずに、細胞はエネルギー不足になってしまうでしょう。

血管とそこを流れる血液を正常に保つことが、人間が健康でいるためには重要なのです。

血管を詰まらせる病気

長年の生活習慣によって引き起こされる生活習慣病ですが、その始まりは血液と血管の異常から始まることが多いようです。中でも「動脈硬化」は生活習慣病では最も多く見られる症状とも言えるでしょう。

動脈硬化とは身体に栄養や酸素を運ぶ血管である動脈に異常が起こる病気であり、大きく分けて2つの症状が見られます。

  • 血管内に様々な物質が沈着することで血管が細くなる。
  • 血管の弾力性が失われ硬くもろくなる。

血管が細くなると身体全体に栄養や酸素を十分に送ることが出来なくなり、エネルギー不足の状態を引き起こします。また、無理に血液を送ることで血圧の上昇を招く原因にもなります。

血管に様々な物質が沈着することで血管は細くなると同時に弾力性が低下して硬くなってしまいます。本来血管はしなやかで弾力性があり、血圧の変化などの状況にも対応できるようになっています。

しかし、動脈硬化が原因で硬くなってしまうと、血流の負荷で血管に瘤ができたり、破れてしまったりすることもあるのです。

動脈硬化が招く病気はこんなにあるんです!自覚症状も少ないのでとっても危険

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動脈硬化は様々な病気を引き起こす原因とされており、その多くが命の危険性さえあるものです。動脈硬化が引き起こすと考えられる病気を紹介します。

  • 脳梗塞、脳出血
  • 心筋梗塞、狭心症
  • 動脈瑠、大動脈瘤
  • 動脈硬化症
  • 腎臓病
  • その他

これらの病気の多くが自覚症状も少なく、自分では認識しない間に進行してしまいます。気が付いた時には手遅れになることも多く、日本人の死因の上位にある病気でもあるのです。

血液や血管の異常を放置することは動脈硬化へと繋がり、最終的には命の危険性もあることを十分に理解することが大切です。

動脈硬化の意外な原因

普段から健康に関心を持っている人は、動脈硬化の主原因が血液中のコレステロールにあることを理解されていると思います。コレステロールとは血液中に含まれる脂質の一種です。

コレステロールはホルモンの原料になったり、細胞膜を作ったりと重要な働きがありますが、必要量を超えることで血管内に沈着してしまうことがあります。

沈着したコレステロールは血管を細くして血流を悪くするだけではなく、血管を硬くもろくしてしまう原因になります。そしてこれが原因により動脈硬化が発症するのです。

多くの人が理解している通り、「動脈硬化の原因はコレステロールであり、コレステロールを制限することで動脈硬化は予防できる。」と言う話が一般的です。

病院の指導でも血液中に脂質が高い人には、脂質の摂取を制限する指導が当たり前に行われています。確かに血液中のコレステロールは動脈硬化の原因の一つですが、原因は他には無いのでしょうか?

実は動脈硬化の原因としてあまり知られていないのが、血液中の「カルシウム」なのです。

余分になったカルシウムが動脈硬化の原因に!カルシウムパラドックスが引き起こす問題

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動脈硬化の原因はコレステロールなどの脂質の過剰摂取が原因とされていますが、実際には全ての原因とは言えないようです。そして脂質異常以外の原因として考えられる物質こそが「カルシウム」です。

カルシウムと動脈硬化の関係

現代人は栄養素の中でもカルシウムが最も不足しがちと考えられており、「骨粗しょう症」などカルシウム不足で発症する病気が年々増加の傾向にあります。

ご存知の通りカルシウムは骨を構成する物質であり、不足することで「スカスカの弱い骨」になってしまいます。骨粗しょう症はカルシウム不足の典型的な病気であり、骨折や骨の変形などの症状が特徴と言えます。そこで皆さんに質問です。

カルシウム不足に陥ると血液中のカルシウム量が少なくなり骨粗しょう症の原因になると言うことは常識ですよね。それでは反対に必要以上に血液中にカルシウムが増加してしまうとどうなると思いますか?

【答え】余分なカルシウムが血管に沈着して動脈硬化を引き起こす原因になるのです。

カルシウムが不足すると骨粗しょう症になり、多いと動脈硬化になってしまうのですから、なかなか難しい問題です。しかし、驚いたことにこれらは全く逆の状況に思えて実は同じことを意味していたのです。

そこには逆説(パラドックス)とも言える現象がありました。

カルシウムの逆説とは

実は血液で起こる「カルシウムの不足」と「カルシウムの増加」は同じ現象によって引き起こされることが解明されています。「えー 何言っているの!」なんて言われそうですが、これは本当のことなのです。

カルシウムは人間が生きていくためには重要な成分の一つです。単に歯や骨を構成している成分ではなく、神経や筋肉、さらには脳や心臓の働きにもカルシウムは重要な働きをしています。

何らかの要因によりカルシウムが不足してしまうと生命維持にも支障が出ることから、不足を解消するためにホルモンの働きにより骨からカルシウムを取り出すのです。

この骨からカルシウムを抽出する作用は骨粗しょう症の原因になりますが、骨からカルシウムが抽出されることで血液中のカルシウム分が過剰に増加してしまう結果をも生むことになるのです。

つまり、血液中にカルシウムが過剰に増加する原因は、カルシウムの過剰摂取ではなく摂取が少ないことで骨から抽出されるのが原因だったのです。

骨粗しょう症など骨が弱くなる現象の原因はカルシウム不足で間違いありません。そう考えると血液中のカルシウム増加はカルシウムの過剰摂取が原因と考えてしまいますが、そではなくこれもカルシウム不足が引き起こした現象だったのです。

このように不足が増加を生むことは逆説(パラドックス)であり、このようなカルシウムの作用を「カルシウムパラドックス」と呼びます。

カルシウムパラドックスの危険

カルシウムパラドックスが起こると血液中のカルシウムが慢性的に通常よりも増加してしまう状況になってしまいます。このように血液中のカルシウムが慢性的に増加してしまうと、動脈硬化以外にも様々な病気を引き起こす原因になります。

特に脳への影響は深刻であり、脳細胞のダメージによる「アルツハイマー型認知症」「記憶障害」を発症させる可能性が指摘されています。

また、免疫機能を低下させる原因にもなることから、ガンの発症原因にもなると考えられているのです。

パラドックスを起こさないために日常的にカルシウムをしっかり摂ろう!

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このように発症してしまうと怖いカルシウムパラドックスですが、これを発症させないためにはどのような対処を取れば良いのでしょうか?

カルシウムの摂取が少ないことで起こるのですから、カルシウムを含んだ食品を十分に摂取することが重要です。一昔前の考え方では「腎臓結石」や「尿管結石」などカルシウムが原因の病気の対応として、カルシウムの摂取制限が当たり前でした。

しかしカルシウムパラドックスの解明により、これは反対にカルシウムの摂取が少ないことで発症するケースもあることが判明しています。

日常的にカルシウムを多く含んだ食品を食べることが予防を行う上で重要と言うことです!

  • 牛乳
  • 小魚
  • サプリメントでも良いでしょう。

大切なことは日常的に続けることで、それによってカルシウムパラドックスを防ぐことができるのです。

動脈硬化の原因はコレステロールだけと思っていた人は、認識を改めてカルシウムの摂取不足にも注意して下さい。

「少なくなると増加する。」人間の身体は本当に不思議ですね。

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