健康生活TOP 貧血 貧血持ちさん注目!緑茶やチョコなどの貧血を悪化させるNG食品

貧血持ちさん注目!緑茶やチョコなどの貧血を悪化させるNG食品

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血液中には「ヘモグロビン」というものが存在しており、これは「ヘム鉄」という鉄分と「グロビン」というたんぱく質が合わさってヘモグロビンとして存在しています。

ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きがあります。しかし、このヘモグロビンが少なくなると

  • 息切れ
  • 疲れやすくなる
  • 立ちくらみ
  • 指の爪がスプーン状になる

といった症状がおこり、中には氷が食べたくなるという方もいます。そのため、貧血になると日常生活に支障をきたすおそれがあるのです。

お茶の飲みすぎで貧血が悪化!?カテキンを多く含む緑茶の弊害

緑茶は風邪に予防に良いといいますよね。一昔前にはお茶でうがいをすると風邪予防になるとテレビでも紹介されていました。また、緑茶はガン予防になるとも言われています。

しかし、貧血の患者さんにとっては緑茶はあまりよくないということをご存知でしたか?

なぜなら、貧血の患者さんにとってカテキンは禁物だからです。カテキンによって貧血の症状が悪化してしまい、危険な状態になります。

今では特定保健用食品で脂肪を燃焼する緑茶や飲み物が出ていますが、それらはカテキンを緑茶よりも多く含んでいます。ダイエットには最適ですが、貧血には非常に危険なので飲むのは控えましょう。

緑茶ではなく番茶やほうじ茶を選ぼう

貧血の患者さんでも「緑茶が飲みたい」という方がいると思います。そんな方は

  • 番茶
  • ほうじ茶
  • 麦茶
  • 烏龍茶

がオススメです。これらは緑茶に比べてカテキンが少なく貧血を起こす可能性が低いです。このようにできるだけカテキン含有量が少ないものを選びましょう。

貧血と一言で言っても、その種類は様々にあります。では、どういう貧血にはどういう栄養が必要なのかなどを紹介していきます。

貧血と言えば鉄欠乏性貧血!鉄分の吸収を邪魔する食材には注意

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鉄欠乏性貧血は女性に多い貧血です。その名の通り、鉄分が足りない貧血です。上でご説明したとおり、ヘモグロビンはヘム鉄とグロビンが合わさってできたものです。鉄欠乏性貧血では、この「ヘム鉄」が少ないのです。

鉄分は

  • レバー
  • プルーン
  • ひじき
  • あさり
  • ほうれん草

に多く含まれています。

ヘム鉄をとろう

鉄分の中には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。

  • ヘム鉄・・・動物性たんぱく質(肉類、魚類、貝類など)
  • 非ヘム鉄・・・植物性たんぱく質(イモ類、野菜類など)

鉄分を吸収しやすいのは、「ヘム鉄」なので、非ヘム鉄よりもヘム鉄をとるようにしましょう。動物性たんぱく質でも、牛乳やチーズなどの乳製品や卵類は吸収を妨げてしまうので注意が必要です。

ビタミンCをとろう

ビタミンCも鉄分を吸収するのに効果的です。ビタミンCには以下のようなものがあります。

  • 果物類
  • 野菜
  • イモ類

野菜ではピーマン、ほうれん草等、イモ類ではじゃがいも、さつまいもにビタミンCが多く入っています。

鉄分の吸収を阻害するもの

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食べ物の中には吸収を阻害するものがありますので、注意が必要です。

<タンニン>

  • コーヒー、緑茶、紅茶
  • チョコレート
<フィチン酸>

  • 玄米
  • 大豆
  • 食物繊維の多い野菜

そのほかにも、生のほうれん草、ビタミンCを破壊する物質が入っている人参、ハムやベーコン、カップラーメン等の加工食品も鉄分の吸収を阻害するので注意が必要です。できるだけ日常的には摂らないようにしましょう。

妊婦さんは妊娠貧血に注意!葉酸の不足に気を付けよう

妊婦さんも貧血に注意が必要です。妊娠をすると母体は赤ちゃんに栄養をどんどん与えようとします。そのため母体は貧血になりやすいのです。

鉄以外にも葉酸をとりましょう

上の鉄欠乏性貧血でも紹介しましたが、鉄分は必要です。しかし妊婦さんの場合はビタミンBの一種である葉酸もとるように心がけましょう。

何故妊婦さんには特に葉酸が必要なのかというと、妊娠初期にお腹の赤ちゃんの細胞がどんどん作られるため、赤ちゃんに葉酸が必要になるのです。そのため、母体の葉酸が不足すると貧血になりやすいのです。

また葉酸は赤ちゃんの体を作るのに必要不可欠なので、不足すると赤ちゃんに障害がでる可能性があります。

葉酸を多く含む食材

  • からし菜
  • ブロッコリー
  • ほうれん草
  • レバー

巨赤芽球性貧血(悪性貧血)は葉酸とビタミンB12で対抗!

巨赤芽球性貧血(悪性貧血)は胃を切除した方に多い貧血です。この貧血ではビタミンB12と葉酸をとることが重要になってきます。

ビタミンB12を多く含む食材

  • 貝類(しじみ、赤貝、魚卵など)
  • 海苔、
  • 煮干し

食べ物では解決できない貧血・・・溶血性貧血

溶血性貧血は、ヘモグロビンが壊れて溶けてしまう貧血です。遺伝であるものがほとんどですが、詳しい原因はまだ分かっていません。中でも自己免疫溶血性貧血は難病に指定されています。

溶血性貧血は食べ物ではよくなりません。今までどおり、鉄やビタミンB12や葉酸やビタミンCをとるのは大事ですが、ヘモグロビンが破壊される病気なので副腎皮質ステロイドホルモンの投薬で治療します。

血が作られなくなってしまう腎性貧血も投薬治療で治す

腎臓から「エリスロポエチン」というホルモンがでてきます。このホルモンは骨髄の中の血を作るのに必要なホルモンです。このホルモンがないと、血は作られません。

急性腎不全、慢性腎不全、糖尿病性腎症などによって腎臓があまり働かなくなってくると、このエリスロポエチンというホルモンが腎臓から出てこなくなり、骨髄で血が作られなくなります。そして貧血になります。

腎性貧血は食べ物では良くなりません。今までどおり、鉄やビタミンB12や葉酸やビタミンCをとるのは大事ですが、エリスロポエチンは食事では補うことはできません。病院でエリスロポエチン製剤の注射をうたなければなりません。

原因不明の難病、再生不良性貧血

再生不良性貧血は、血を作っている骨髄でなんらかの原因により血が作られない貧血です。特に血の中の好中球という、外から入ってきた細菌をやっつけるものが減ってしまいます。そのため、貧血のほかにも風邪をひきやすい貧血です。

原因が分かっておらず、難病に指定されています。

免疫抑制剤で治療する

再生不良性貧血では、今までどおり、鉄やビタミンB12や葉酸やビタミンCをとるのは大事ですが、食事では改善しません。この病気では一般的に免疫抑制剤で治療します。また、骨髄が適合すれば骨髄移植をする事もあります。

腎性貧血や溶血性貧血は薬を投薬しないと治りませんが、女性に多い鉄欠乏性貧血、妊娠貧血、胃を切除された方に多い悪性貧血は食べ物によって改善します。また、食べ物によっては貧血を悪化させてしまう物もあります。

たかが貧血だからとあなどっていると非常に危険です。食べ物に気をつけて貧血を予防したいものですね。ただし、食べ物でも改善しない場合は病院に受診することをオススメします。

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