健康生活TOP 貧血 貧血の原因は鉄分不足だけじゃない!安易に自分で決めつけないで

貧血の原因は鉄分不足だけじゃない!安易に自分で決めつけないで

貧血の原因と聞けば、鉄分不足が思い当たります。鉄分不足ということは、つまり栄養不足になっている。そう連想することが多いのではないでしょうか?

しかし、貧血と言っても実は原因となった要因候補はたくさん存在します。

その結果により対処方法や治療方法も変化していくのです。中には単なる栄養不足で終わらせてはならない、命に関わる恐ろしい病気も潜んでいます。

貴方はどの貧血に該当するのでしょうか?

ここでは、鉄分不足で終わらせてしまう人が多い貧血の原因候補について、紹介していきたいと思います。貧血の症状が現れたからといって、原因はこれだと決めつけるのは大変危険なことなのです。

そもそも貧血とは?原因は様々考えられるので対処が難しい

貧血の原因には、様々なものがあると言いましたが、共通していることもあるのです。

貧血とはそもそも血液中の赤血球が減少することで、体内の細胞が酸欠状態に陥ることです。なぜ酸欠になるのかと言えば、赤血球が細胞への酸素を供給する運搬役だからです。

この「赤血球が減少する理由」が、実は複数に存在します。これが貧血の原因が複数存在するという理由になっているのです。

実は貧血というものは、原因が特定できれば治療がしやすい症状です。鉄分を補給して治ったことがある人は、治療しやすいということを実感しているのではないでしょうか。

しかし、原因が特定できればということは、特定できなければ非常に治療が難しいと言うことでもあります。そして、見当違いな原因を元に治療を組み立てたとしたら、どれだけ対処しても治らないということなのです。

原因候補【1】最もよくある症状!鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、貧血と言えばこれ!と判断してしまう程にもっともよくある症状であり、「鉄分」が不足することが原因となる貧血です。

月経など定期的な出血がある女性に多い貧血であり、食生活で鉄分が不足しているとなりやすい貧血でもあります。同じ女性でも妊婦の人もなりやすく、実は成長期の男性でも鉄分が不足するとなりやすい貧血です。

鉄分が不足しているならば、補給すればいいと思いがちです。しかし鉄分を補給して治そうとしても、鉄欠乏性貧血には落とし穴が二つ存在します。

そもそも取り入れる機能が低下している可能性も!?

食事やサプリメントなど、食べることで鉄分を補給する上で見落としがちな落とし穴。それが、そもそも身体が鉄分を吸収しにくくなっている可能性です。

この状態になってしまった場合は、鉄分不足になった原因が食事ではなく、内臓にある可能性があります。

この可能性が身体に発生している場合、どれだけ鉄分を補給しても上手に取り込んでくれないので貧血が改善することはありません。せっかく食べた栄養素を身体に取り入れる機能が低下し、それらが取り込まれることなく体外に排出されてしまいます。

貧血になった原因の、さらなる原因として考えられるのは、消化器官の病気や胃酸の分泌が少なくなっていることです。鉄分が溶けにくく、吸収されずらい体内環境になっている可能性があります。

慢性的な出血をしている可能性も!?

もう一つの落とし穴が、慢性的な出血による鉄分不足です。胃腸疾患による出血や、女性ならば子宮などから継続的に出血している可能性があります。

出血といっても少ない量で、私たちが気づかない程度の出血です。自覚なく少しずつ出血して、取り込めないのではなく直接的に鉄分を損失していく状態になっています。

この落とし穴には特に女性が落ちやすいのです。その理由は月経がこの慢性的出血に当たるからです。僅かな出血とは言えませんが、症状分類として月経はここにも該当するのです。

逆に言えば、月経の時期ではない女性や、閉経後の女性、身体的に慢性的な出血などないはずの男性がここに該当してしまった場合には、何らかの病気にとって体内に出血が引き起こされている可能性があります。

原因候補【2】鉄だけじゃない!ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血

血液を作るうえで必要な栄養素は鉄分だけではありません。分かりやすいので鉄分が有力候補に挙げられますが、実は「ビタミンB12」や「葉酸」が足りなくなっても血液を作りにくくなります。

これらは正常な赤血球を作るうえで大切な栄養素であり、これらの栄養素が身体に吸収されなくなっても貧血は起こります。

「ビタミンB12」の吸収を助ける器官は「胃」です。つまり胃に何らかの異常が発生するとビタミンB12が吸収できなくなり、貧血になる可能性が発生してしまいます。

とはいっても、実は「ビタミンB12」は「肝臓」に蓄えられています。胃に何かあっても肝臓の貯蔵分はカバーできるのです。そして、実は緑黄色野菜から摂取できる「葉酸」も肝臓に蓄えられています。

つまり「胃」と「肝臓」に何かあった場合、人間は正常な赤血球を作れなくなり貧血になってしまうのです。

このことから、ビタミンB12と葉酸が原因となるビタミンB12欠乏性貧血と葉酸欠乏性貧血は、総称して巨赤芽球性貧血とも呼ばれています。

原因候補【3】別の病気により貧血になる!続発性貧血

続発性貧血とは、別の病気によって引きおこる貧血です。この場合は原因となった病気を治療するまで貧血の状態が続きます。

放置すれば貧血の悪化だけではなく、その原因となった病気も悪化していきます。いつまでも貧血が治らなかったり、少しでも違和感を感じたならば病院に行きましょう。

貧血の症状を引き起こす病気には、実に様々なものが存在します。

心臓病や腎臓の病気、リウマチやガンなども該当します。実は先ほど紹介したビタミンB12欠乏性貧血や葉酸欠乏性貧血の原因となる、胃や肝臓の病気でもこれに該当する場合があります。

原因候補【4】血液が作れなくなる!再生不良性貧血

再生不良性貧血とは、骨髄での造血機能そのものが低下することで、血液を構成している全てのものを作る生産力が減少していく難病です。赤血球だけが減少するわけではなく、白血球や血小板など全てが減少してしまいます。

この貧血は、貧血の中でも最も治りにくい難病です。これまで紹介してきた貧血とはまるで異なる原因と症状が襲ってきます。難病に認定されているため、治療を受ける際にも一般的な貧血の治療とは違います。

再生不良性貧血の恐ろしい所は、生まれついての先天的なものよりも、後天的に発生することが多いことです。後天的なものでも、原因が特定できるものと、原因不明の突発性が存在します。そして多いのは、原因不明な突発性なのです。

この貧血の特徴としてあるのが、一般的な貧血の症状の他に、白血球の現象から病気になりやすくなることです。また血小板も現象するので、出血すると血が止まりにくくなります。

非常に緩やかに病気が進行していくため、自覚する時には驚くほど進行していることもあります。少しでも「これは本当に貧血だけなのか?」と思ったならば、病院に駆け込みましょう。

原因候補【5】赤血球が破壊されてしまう!溶血性貧血

溶血性貧血とは、赤血球の寿命が通常より短くなることで、結果的に体内を循環している赤血球が減少しておこる貧血です。貧血の中では珍しい原因となります。

私たちの身体が作る正常な赤血球の寿命は、約120日です。対して、この状態の赤血球の寿命は約10日になってしまいます。

しかし、赤血球の寿命が短いからといって、そこまで悲観する貧血でもありません。

私たちの身体は、赤血球が減少するとそれを補うために増産モードに入ります。とにかく生きるために赤血球を増産して、なんとか正常に活動できる分を生み出そうとします。

赤血球の増産モードは優秀なので、通常を基準とすると実に6~8倍まで引き上げることができます。この増産モードに支えられる形で、軽度の症状ならば日常生活を支えられます。

しかし、重度の症状の場合は支えきれず貧血に至ってしまうので、自分の身体がカバーできるかどうか判断しながら行動するといいでしょう。

この貧血が起こる原因として、生産される赤血球に問題が生じることで破壊される遺伝的な先天性と、赤血球を破壊する要因が追加されたことで発生する後天性があります。多いのは後天性の溶血性貧血です。

溶血性貧血は先天性であれ後天性であれ、赤血球を破壊する要因を軽減したり排除しなければなりません。病院で適切な治療を受けましょう。

貧血の原因はこれだ!と決めつけないことが大事です

貧血になったと思った時は、血が足りないなら鉄分を補給しようと思いがちです。しかし、そう決めつけることは止めた方がいいでしょう。

貧血と一口に言っても、その原因は沢山あります。鉄分を補給しても治らないならば、すぐに別の可能性を視野にいれましょう。

何と言っても、今回紹介しただけでも貧血の原因候補が5つもありますからね!

貧血になりやすい人は、今一度自分の貧血について考えてみてください。そして根本的な原因を探ったり、確認してくださいね。

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