健康生活TOP アレルギー 【閲覧注意】カビ・ダニと共に増殖!アレルギーの原因にもなるチャタテムシ

【閲覧注意】カビ・ダニと共に増殖!アレルギーの原因にもなるチャタテムシ

害虫

「チャタテムシ」という昆虫をご存知ですか?

あまり聞き慣れない名前ですが、どこの家庭にもいるありふれた昆虫だといわれています。多くの方が一度くらいは家庭で目撃したことがあるかもしれませんね。

近年、このチャタテムシがアレルギーを引き起こす厄介な存在であることが分かりました。チャタテムシってどんな昆虫?どうすればアレルギーを防ぐことができる?どなたも知っておきたいチャタテムシの特徴と対処法をまとめました。

チャタテムシの死骸や糞はアレルギーの原因に

チャタテムシは、生物の分類上では咀顎目といって、シラミに近い分類の昆虫です。近年注目されるようになりましたが、急に増えてきたわけではありません。昔からごく身の周りにいるありふれた昆虫でした。

チャタテムシは人体の健康に無害な昆虫だと思われてきましたが、近年、㈱エフシージー総合研究所環境科学研究室の川上裕司氏によって、チャタテムシがアレルギーを引き起こすことが発表されその名前が注目され始めました。

Fukutomi et al.(2011)によると、日本のアレルギー性ぜんそく患者の約20%が、チャタテムシの一種「ヒラタチャタテ」に対するIgE抗体を持っているのだということです。

チャタテムシの死骸や糞がアレルゲン(アレルギーの原因)となります。ヒトが空気中に浮遊するそれらを吸い込むと、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギーが起こりやすくなるのです。

そのチャタテムシとは、どのような昆虫なのでしょう。

チャタテムシは小さくて弱々しい…しかし大発生すると手ごわい害虫に!

チャタテムシ引用画像

チャタテムシは体長1~2mmのとても小さな虫です。色は薄い褐色で腹部にしまがあり、シロアリやダニに似ています。

翅(はね)のある物とない物がおり、家屋で見つかりやすいのは翅のないヒラタチャタテです。

薄暗い所を好み、書物、皮革、動植物の標本、乾燥食品、そしてほこりやカビも好んで食べます。

また、古本にいることが多いので別名「本シラミ」とも呼ばれてきました。本を開いた時に紙の上をダニみたいな小さな虫が歩いているのを見かけたことはありませんか。

チャタテムシはヒトを噛んだりウイルスを媒介したりすることもなく、それ自体は弱々しい感じの昆虫です。

しかし大量発生すると空気中にまで死骸や糞が浮遊するようになり、その空間で生活している人に吸入されやすくなります。

チャタテムシは繁殖力が非常に強く20日で成虫になっては繁殖を繰り返していくので、大量発生はあっという間です。

さらに、チャタテムシが発生している家屋にはダニとカビもセットで湧いている可能性が高いといわれています。

チャタテムシはカビが大好物なのでカビが多い家屋にはチャタテムシが増え、さらにそのチャタテムシを捕食する肉食のツメダニが増えてしまいます。

地味な昆虫ではありますが、このようにアレルギー体質の人にとっては厄介な存在でもあるのです。

チャタテムシ自体は噛んだりウイルスをうつしたりすることはありません。

しかし大量発生することに問題がある、アレルギー持ちさんには注意したいムシなのです。

高温多湿の時期は徹底して!チャタテムシの対処法

新聞紙

チャタテムシ・ダニ・カビとアレルゲンが揃った家屋には住みたくないですよね。チャタテムシの発生を防いだり駆除したりして、健康に良い環境を作りましょう。

チャタテムシの発生を予防するには

チャタテムシは、カビの生えやすい高温多湿の環境で繁殖しやすくなります。高温多湿となる梅雨から夏は、特に防カビ対策を徹底してください。

  • 部屋・押し入れ・クローゼットの換気をこまめに行う
  • 布団やラグは敷きっぱなしにせず、こまめに干す
  • カビが生じた部分は、アルコールや薄めた塩素系漂白剤などで水拭きする

チャタテムシを駆除するには

チャタテムシは高温多湿を好み、カビやダニの増殖期と同じ梅雨から夏に活動のピークを迎えます。そして秋に寿命を終えます。

しかし近年は室内の環境が一年を通して保たれていることから、梅雨と夏以外の時期にもチャタテムシの姿が見られやすくなっています。

梅雨から夏は特に、またそれ以外の時期もチャタテムシが好む場所は、こまめに掃除をして捕獲していくようにしてください。

【チャタテムシの好む場所】

  • 本棚
  • 古新聞・古雑誌
  • 段ボール
  • 押し入れ
  • 皮革製品を保管している場所
  • 畳・ござ
  • 壁紙
  • ほこりの溜まった場所
  • 冬の結露

チャタテムシが目に見えなくても、大量にひそんでいる可能性も高いので、床だけでなく広範囲に掃除機をこまめにかけたり拭き掃除をしたりして、ごみ・ダニ・ほこりと共にチャタテムシを除去してください。

目に見えるほど大量発生してしまった場合には、市販の殺虫剤を使って駆除します。スプレータイプのものを直接噴霧したり、スモークをたくタイプの殺虫剤で部屋ごと駆除してください。

チャタテムシが多く生息する場所をきちんと把握し、増殖を抑える対策をとりましょう。

目に見えないので「意味あるの?」とも思われがちですが、こまめな対策がなにより効果的ですよ。

うようよしているのを見たくなければサボらないでくださいねっ。

全滅が難しくても、確実に数を減らしてアレルギーを防ぎましょう

「うちはきちんと掃除しているから、チャタテムシなんていないはず」と自信のある方もいるのではないでしょうか。

しかし、ダニやチャタテムシが1匹もいない家屋は無いともいわれています。例えば、このような調査結果も報告されています。

川上氏らが2011年に東京都内で集合住宅と戸建住宅の各10軒を対象に行なったチャタテムシの分布調査で、全ての住宅のリビングダイニングと寝室からヒラタチャタテが採集されました。

(参照「住宅内におけるチャタテムシ・ダニ・カビなどアレルゲン原因生物の分布調査」㈱エフシージー総合研究所環境科学研究室 川上裕司ほか)

チャタテムシはいないに越したことはありませんが、全滅までは難しいことなので、あまり神経質にならず、まずはカビ・ダニ対策とあわせて毎日の掃除をきちんと行っていきましょう。

また、ハウスダストでアレルギー症状の出る方は、ダニ・カビ以外にチャタテムシがアレルゲンとなっている可能性もあります。病院で検査を受けてアレルゲンが何なのか特定することもおすすめします。

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