健康生活TOP アレルギー 金属アレルギーの原因はアクセサリー以外にも!悪化の前に対策を

金属アレルギーの原因はアクセサリー以外にも!悪化の前に対策を

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皆さんも感じていると思いますが、日本人にアレルギー体質の人が急増しています。昭和生まれの私が子供の時代はアレルギーなんて聞いたこともなく、「花粉症」なる言葉もありませんでした。

何か悪いものを食べてジンマシンが出た時に病院で、「アレルギーが出ちゃったね!」と医師に言われるのが関の山でしたね。

それが現在では何をとっても「アレルギー、アレルギー」のオンパレードです。人間はなぜこんなに弱くなってしまったのでしょうか?

アトピーや喘息もアレルギー!アレルギーにはどんな種類があるの?

もちろんアレルギーは近年発症した病気ではなく、昔からある病気の一つです。「喘息」などの気管支疾患、「アトピー」などの皮膚疾患では、昔から悩まされている患者さんも大勢います。

また「蕎麦」「小麦」「タンパク質」などの食物アレルギーも有名です。アレルギーとは一体何なのでしょう。

アレルギーは自己防衛反応

人間にはその健康を守るために自己防御作用があります。いわゆる「免疫作用」ですが、外部から入り込んだ異物を排除したり、死滅させたりする働きを行います。

例えば「細菌」「ウイルス」「ダニ」「花粉」などが、身体に入り込んだ場合、それらを排除するために免疫は攻撃するのです。

しかし、その攻撃力が必要以上に強かったり、制御がきかなかったりすると正常な細胞まで攻撃してしまいアレルギーが発症してしまいます。

アレルギーとは自分を守る免疫作用の暴走とも言えるのです。

身近にあるアレルゲン

アレルギーを引き起こす物質を「アレルゲン」と言いますが、このアレルゲンは考えられるだけでも膨大な数があり、年々増加しているようにも思えます。

代表的なアレルゲンを一部紹介します。

  • 花粉(スギ、ヒノキ、イネ科、ヨモギ、シラカバなど多数)
  • ハウスダスト(室内の埃)
  • ダニ(またはダニの死骸、糞)
  • ネコ、イヌなど動物
  • ゴキブリなど昆虫
  • 綿、絹、ラテックス
  • 小麦、牛乳、蕎麦など食品
  • 金属
  • その他多数

このように私達の生活の中で身近にある物の大部分がアレルゲンとして考えられ、人によっては日々アレルギー症状に悩まされているのです。

アレルギーの原因はヒスタミン

一般的なアレルギー反応はアレルゲンに触れたり、体内に入り込んだりすることで症状します。アレルゲンが入り込むと免疫機能は異物の進入を検知します。

その結果、脂肪細胞が「ヒスタミン」と呼ばれる物質を放出して異物に攻撃を行うのです。このヒスタミンは炎症性の物質で、ヒスタミンが多く集まる場所でアレルギー反応が起こるのです。

ヒスタミンは異物だけを攻撃している際には特に問題となりませんが、アレルギー体質の人は周りの正常細胞にまで影響を受けてしまうと言うことなのです。

身近に潜む思いがけないアレルゲン!金属アレルギーに注意

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アレルゲンと言うと先ほども紹介した「花粉」「ダニ」「食品」などが頭をよぎりますが、実は思いもよらないものがアレルギーの原因である場合があります。

金属アレルギーが増加している

「いつもと変わらない生活をしていたら、突然肌が腫れて痒みや痛みを感じました。」このような症状を訴える人が増加しているそうです。

症状的には皮膚炎なのですが、病院で診察を受けてもなかなか原因が特定されません。また髪の毛が抜ける症状を訴える人もいます。これは何が原因だったのでしょうか。

皮膚科的には「アトピー性皮膚炎」「脂漏性皮膚炎」などを疑うかも知れませんが、実はアレルギーの症状だったのです。

しかし、「今までアレルギーが出たこともないし、変な物も食べていませんよ。」と思ってしまいます。実はこれは金属によるアレルギー症状だったのです。

実は金属もアレルゲンの一つであり、金属に触れたり、身につけたりすることでこのようなアレルギー症状が発症してしまいます。

金属アレルギーの原因とは

金属アレルギーはアレルゲンである金属が原因で発症する病気です。「接触性皮膚炎」とも呼ばれている通り、金属を皮膚に接触させることで、皮膚が赤くただれて皮膚炎を発症します。

これはその金属から溶け出した金属成分(金属イオン)が皮膚に接触することでタンパク質と結合してアレルゲンとなってしまいます。そしてヒスタミンの放出となり皮膚炎が発症するのです。

また金属から入り込む金属イオンが血液中に入り込んだ場合、症状は全身に広がる可能性もあり、金属が接触している場所とは違う場所にアレルギー反応が出ることもあります。

気をつけるべき金属

金属アレルギーの原因は金属ですが、それは日常生活で溢れている製品に含まれています。金属アレルギーを引き起こしやすい金属を紹介しましょう。

  • ニッケル
  • コバルト
  • クロム
  • パラジウム
  • スズ
  • マンガン
  • 亜鉛
  • 水銀
  • その他

これは一部ですが、まだまだ沢山の金属で金属アレルギーの危険性があるのです。反対に金属アレルギーを比較的発症させにくいものとしては、「チタン」「金(純金)」「銀(純銀)」があります。

しかし、多くの金、銀製品には混ぜものがしてあり、その混ぜている金属によってアレルギーが出ることも多いようです。

意外なアレには特に注意!

金属アレルギーの原因で一番多いのが、ネックレスやリング、ピアスなどの装飾品です。これらは一日中付けていることも多く、また汗の接触により金属イオンを溶かすこともあります。

ネックレスをしていたら首周りが赤くただれてしまった場合は、ネックレスが原因の金属アレルギーが推定されますし、耳がただれたらピアスが原因と考えられます。

しかし、思いがけないものも原因となります。それが「歯」です。

歯と言ってもなにも「白い歯」のことではありません。虫歯の治療で削った後に詰めた「歯の詰め物」で、これには水銀やニッケル、パラジウムなどが使用されています。

このような金属が口の中に常駐しているのですから十分に金属アレルギーを発症させる原因になるのです。

また、金属アレルギーの特徴として治療後数年は特に問題の無い状態が続き、10年近くたってから発症することも珍しくありません。金属は徐々に蓄積しているのです。

できれば起こしたくない金属アレルギーにならないようにする一工夫

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金属アレルギーは突然のように現れるかも知れません。特に花粉症やアトピーなどのアレルギーを持っている人は、将来的に金属アレルギーを発症する可能性があります。

そのようなことにならないように心当たりがある人は、日常の生活で金属アレルギーにならない工夫をしてみませんか?

金属アレルギーの特徴を知る

他のアレルギーでも同じことが言えますが、金属アレルギーにおいてもアレルゲンの蓄積がアレルギー発症のきっかけになります。

つまり、アレルギーを発症させるきっかけとは、蓄積したアレルゲンが許容量(ボーダーライン)を超えることが原因と考えられます。

そう、遺伝的な体質は別として、人間にはアレルゲンへの一定の許容量があります。身体に入り込むアレルゲンが一定のオーバーラインを超えなければアレルギー反応は起こらないのです。

考えてみれば子供の頃はアレルギーなど感じていなかったのに、大人になったら発症するのはボーダーラインをオーバーしたのが理由だったのかも知れません。

全てのアレルギーにも言えますが、アレルギーとはアレルゲン自体も問題ですが、同じものを慢性的に接触している生活スタイルにも問題があったのです。

装飾品は違うものを

女性はアクセサリーなど装飾品には特別な思いを感じている場合があります。お気に入りのネックレスを一日中身に着けている人もいるでしょう。

しかし、このようなスタイルは金属アレルギーの原因です。金属アレルギーは同じ金属を長期間皮膚に接触させることで発症させます。

アクセサリは「金」「銀」「プラチナ」「チタン」など金属の種類の違うものを、日替わりで身につけるようにしましょう。

ピアスは危険なお洒落

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ピアスは耳に穴を開けて取り付ける装飾品ですが、金属を密着させることから金属アレルギーの大きな原因になります。

ピアスも他の装飾品と同様にアレルゲンになりにくい金属を使用したり、定期的に金属を変えたりすることが重要です。また、ピアスは肌と密着しており、汗をかくと金属イオンが溶けやすいのでスポーツ時や入浴時には外すことも重要です。

更に汗をかく環境下でピアスを付けていると、雑菌の繁殖の原因にもなりこれがアレルギーを引き起こす可能性もあります。

最近のピアスには非金属の製品も発売されていますので、そのような製品を使用するのも良い方法だと思います。

帰宅したら装飾品をはずす

ネックレスやイヤリング、リングなど様々な金属類を付けて外出する女性は多いと思います。しかし、帰宅後にはそれらを直ぐに外しているでしょうか?

汗ばんだ身体でいつまでも身に着けていると、金属イオンが体内に入り込んでしまう原因になります。帰宅したら装飾品を直ぐに外す習慣を付けましょう。

普段からコート剤を使用する

金属製のアクセサリーの上からコーティングして、金属アレルギーを予防するのが「メタルコーティング剤」です。特にピアスなど皮膚に密着させるものには有効で、ピアスが皮膚に接触する部分に塗ってコーティングします。

日常的に使用することで金属イオンの蓄積を大幅に削減させることが可能なので、ピアスを使用する際には使ってみて下さい。

お風呂には注意

映画などでネックレスを付けたまま、シャワーを浴びているシーンがありますよね。お洒落でカッコ良く見えますが、実際には金属アレルギーを呼び込む生活スタイルと言えます。

お風呂では大量の汗をかくことにより、金属を溶かす原因になってしまいます。お風呂に入る際には身に付けている金属は外すようにしましょう。

食べ物にも注意

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実は様々な食品にも金属が含まれています。特にチョコレートや豆類にはニッケルが含まれているものが多く、食べすぎには注意が必要です。

金属を多く含む食品を紹介します。

  • チョコレート(ニッケル、クロム)
  • 豆類(ニッケル)
  • アーモンド、胡麻など種類(ニッケル)
  • 昆布、ひじきなど海藻類(ニッケル、クロム)
  • キノコ類(ニッケル)
  • 小麦胚芽(ニッケル、クロム、コバルト)
  • タラコ、スルメイカ(亜鉛)
  • イワシ丸干し、秋刀魚(スズ)
  • その他

まだまだ沢山の食品に金属が含まれており、気が付かない間に身体に蓄積している可能性があります。ここで注意したいのが、同じ食品を食べ続けることが危険であると言うことです。

チョコレートが大好きだからと言って、毎日大量のチョコレートを食べていると、ある日突然アレルギー症状が出る可能性があります。これはチョコレートに含まれているニッケルやクロムが蓄積した結果、金属アレルギーが発症したのです。

普段の生活において同じ食品を食べ続けることをせずに、色々な食品を食べるように心掛けて下さい。

食器や調理器具に注意

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食品には注意していても食器や調理器具にも気を使っていますか?例えば鉄製のフライパンや鍋を使用すると、金属成分が料理の中に溶け出してしまいます。

これを防ぐにはセラミック製の調理器具を使うことが良い解決法です。同じく食器も金属製のものはあるべく避けて、陶器、ガラスなどの食器を使用しましょう。

化粧品に注意

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食品と同様に注意しなくてはいけないものがあります。それが「化粧品」です。化粧品が原因のトラブルと言えば、色素などの成分が原因のかぶれや炎症があります。

最近では美白化粧品で白斑ができる事故も発生しています。しかし、化粧品にも金属が含まれているものがあるのをご存知でしたか?

特に化粧品に含まれる色素やサンカット商品には「酸化鉄」を含んでいるものがあります。酸化鉄にはニッケルやクロム、コバルトが不純物として含まれていることから金属アレルギーの原因になるのです。

また、金や銀など比較的安定している金属をメインに配合している化粧品もありますが、使用量によっては金属アレルギーを発症させる可能性があります。

ポイントとしては金属を含む化粧品を極力避けるとともに、化粧したままで長時間過ごすのも止めるようにしましょう。

同じ化粧品を長期間使い続けることで、金属アレルギーが発症してしまう場合もありますので、定期的に違う商品を使うのも対策として良い方法です。

虫歯の治療は良く考えて

自分がアレルギー体質だと思っている人は、虫歯の治療をよく考えてから行うようにしましょう。前述した通り虫歯の治療には様々な金属の合金が使用されています。

この合金が徐々に口の中で溶け出し、身体に蓄積されてしまいます。現状では保険適用になる治療は限られていますが、歯科医に相談することで金属の種類を選択できる場合もあります。

自分の治療でどの金属が使用されているのかを把握することはとても大切です。最低でも治療にどの金属が使用されたのかは確認しましょう。

また、特にアレルギー体質の人は自由診療でのセラミックなどの非金属での治療を検討することも大切です。費用はかかりますが、金属アレルギー予防には十分効果が期待できます。

安全な金属などない

純金やプラチナ、チタンなどは金属アレルギーを引き起こさないと言われています。確かにこれらの金属は安定しており、金属アレルギーを引き起こす確率は低いと考えられています。

しかし、全く起こさないかと言えば間違いであり、体質によっては安全と言われている金属でも金属アレルギーを発症させる場合があります。

金が安全だからと言って金ばかり身につけるようなことは止めて、全ての金属で可能性があることを認識して下さい。

大切なのは同じ種類のアレルゲンを蓄積させないこと!

金属アレルギーは誰にでも発症する可能性がある病気です。しかし、あまり知られていないことから、気が付かない状態で発症している人もいます。

「私はアトピーなのです」などと言っていても、実際は金属アレルギーだったと言う話を聞いたことがあります。長年、アトピーで苦しんでいた人が、実は歯の詰め物による金属アレルギーだったなんて、本当に馬鹿らしい話ではありませんか?

どのアレルギーも同じですが予防のポイントは「同じ種類のアレルゲンを蓄積させない。」ことが重要です。特に他のアレルギーを発症している人は、ボーダーラインが低く金属アレルギーも発症させてしまう可能性があるようです。

そうならない様に日常生活でちょっとした対策を取って安心した生活を送りましょう。

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