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アレルギーになりやすい食品とアレルギーを起こす意外な原因

アレルギーの原因となるもの

赤ちゃんに対して、気を付けなければならない食材の一つの「卵」。

この卵について、最近の研究で小さい頃から少しずつ卵を食べさせている方が、成長した時点で卵アレルギーを発症しにくいという結果が得られたそうです。

この研究は、国立育成医療研究センターが実施したもので、生後6か月から徐々に卵の粉末を食べていたグループと全く食べていないグループをつくり、1歳になった時のアレルギー反応を比較したのです。

その結果、卵を徐々に食べていた赤ちゃんの方が、そうでないグループに比べて、約8割もアレルギーを起こす子が少なかったと報告しています。

このように、日々研究されているアレルギーですが、意外な食材や物質もアレルギーを引き起こすことをご存じでしょうか?

アレルギーはなぜ起こるのか?

アレルギー反応には、様々あります。鼻水や涙、咳、痒みなどから呼吸困難、意識喪失と軽いものから重いものまで、また、一つの症状であったり複数であったりもします。

これらは、アレルギーを引き起こす物質が起こす反応です。

このアレルギーを引き起こす物質が皮膚に触れたり、食べたりすることで体内に侵入すると、身体は有害物質だと感じ、体外に排出するための反応を起こすのです。

このアレルギー反応を引き起こす物質は、もともとは人にとって有害な物質ではありません。しかし、人によっては有害だと身体が反応してしまうのです。そのため、卵でアレルギーを起こす人もいれば、そうでない人もいるのです。

比較的知られているアレルギーを引き起こすもの

アレルギーを起こす物質は、比較的知られているものと、そうでないものがあります。

比較的に知られているアレルギーの代表には、卵や小麦があるかと思います。これらは、アレルギーを起こしやすいもののため「食品表示法」という法律で表示されることが義務付けられています。

また、この「食品表示法」で表示されるものは、必ず表示しなければならない7品目と、表示が勧められている20品目があります。表示しなければならない7品目については、アレルギー反応が重いことも特徴です。

【 必ず表示しなければならない7品目 】

  • 小麦
  • えび
  • かに
  • そば
  • 落花生
【 表示が推奨されている20品目 】

  • あわび
  • いか
  • いくら
  • オレンジ
  • キウイフルーツ
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • 豚肉
  • くるみ
  • さけ
  • さば
  • 大豆
  • まつたけ
  • もも
  • やまいも
  • りんご
  • ゼラチン
  • バナナ
  • ごま
  • カシューナッツ

「食品表示法」で表示の義務がある7品目についても、店頭で量り売りされているお惣菜や、店頭で包装されるパンなどには表示されない場合があるので、注意してください。

また、卵アレルギーの人は、ごくまれに注射でアレルギー反応を起こすことがあります。その原因は、インフルエンザワクチンなどは、鶏卵をワクチン製造過程で使うので、ごく微量に卵成分が含まれているためです。

そのため、鶏卵を使用して製造するワクチンの問診票で、必ずアレルギーの有無を確認しているのです。

食べ物以外のアレルギーを引き起こすもの

アレルギーは、食べ物以外でも起こります。

【 食物以外のアレルギー 】

  • ハウスダスト
  • 花粉
  • 動物
  • 植物
  • 日光
  • ラテックス

花粉に対するアレルギーは、花粉症などで有名ではないでしょうか?ハウスダストも鼻炎などで比較的知っている方も多いかと思います。

注意が必要なのは、ラテックスという天然ゴムでアレルギーを起こす人です。このラテックスですが、医療用品にも使われている場合があります。このラテックスアレルギーで呼吸困難や意識障害を起こす可能性もあり、アメリカなどでは死亡例もあるのです。

まだまだあるアレルゲン!意外なアレルギーの原因となるもの

アレルギーには、そんなものでアレルギー反応を起こすの?!と驚くものもあります。

意外なアレルギーの原因となるもの:水

この水アレルギーは、世界に35例ほどしか確認されていないようですが、水に触れるとたちまち皮膚が腫れ上がったり、呼吸困難を起こしたりしてしまうそうです。

接触することによって起こるアレルギーなので、雨などに当たることや汗をかくことにも気を付ける必要があるようです。

意外なアレルギーの原因となるもの:運動

これは、運動することによって起こるアレルギーです。運動自体がアレルギーの原因ではなく、アレルギー反応を起こす物質を摂取した後に、軽い運動などするとアレルギーを起こしてしまうというもので「運動誘発アレルギー反応」と呼ばれます。

実は私の妹が、一度このアレルギーで病院に運ばれたことがあります。妹は、高校生時代合宿でキャンプに行っていたのですが、合宿中倒れたと家に連絡がありました。

駆けつけてみると、妹の顔は腫れ上がり苦しそうにしています。こうなった経緯を聞くと、合宿の夕飯でバーベキューをし、その後軽くランニングをしていたら倒れたとのことでした。

妹には、アレルギーを起こす食べ物は無かったのですが、医師の診断はエビによるアレルギー反応だろうとのことでした。そして、医師は「運動誘発アレルギー」という特殊なアレルギー反応だと付け加えたのです。

このように、今まで食べても平気だったものが、突然運動などの刺激によりアレルギー反応を起こすこともあるのです。

アレルギーによるアナフィラキシーショックの怖さ

アレルギーで怖いことは、アナフィラキシーショックを起こすことです。これは、アレルギー物質に対し、身体が過剰に反応してしまい、呼吸困難や意識障害を起こしてしまうことをいいます。そして、最悪の場合には死亡してしまうこともあるのです。

このアナフィラキシーショックで有名なのは「スズメバチ」ですが、他にも卵やソバなどの食品やラテックス、薬品などでもアナフィラキシーショックは起こります。

これを防ぐため、一番はアレルギー物質に接触したり体内に入れないことが重要です。しかし、万が一アナフィラキシーショックを起こしてしまった場合には、エピペンという自己注射をすると症状が治まります。

このエピペンは、アナフィラキシーショックを起こすリスクのある人が、病院で処方してもらうことができ、子供の場合は学校で保管してもらい万が一に備えることも出来ます。

アレルギー罹患率は上がっている?アレルギーの現状

文部科学省が平成25年に行った「学校における健康管理に関する調査」では、何らかの食物アレルギーのある児童・生徒は、全体の4.5%にのぼると報告しています。

また、同省が行った調査では、2004年に行った調査と比較すると2013年には12万4千人アレルギーの生徒は増加しているそうです。

また、厚生労働省の発表では、全国を対象とした花粉症の調査では、小児の花粉症やアレルギー性鼻炎を調査した結果、2002年から2008年の間で増加しているとしています。

これらの結果から、アレルギーを訴える人は増加しているのが現状です。

アレルギーが疑われたら?自己判断せずに病院へ

アレルギーは、アナフィラキシーショックを起こすなど重篤な場合もあります。また、蕁麻疹とアレルギーは異なるため、素人判断でアレルギー物質を特定することは困難です。

医療機関では、症状によって血液検査や食物傾向負荷試験といってアレルギー物質を直接摂取してみてアレルギー物質を特定する検査を行い、アレルギー物質を特定してくれます。

また、医療機関では、もしアレルギー物質によりアナフィラキシーショックを起こす可能性が疑われた場合、エピペンを処方してくれるので、万一に備えることが出来るので、アレルギーが疑われた場合は、まず医療機関を受診するようにしましょう。

アレルギー検査については、公益財団法人 日本アレルギー協会のHPで、食物傾向負荷試験実施施設を検索することも出来るので、参考にしてください。

負荷試験実施施設一覧 – 国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
負荷試験実施施設一覧ページのスクリーンショット

最後に、一番初めに書いた卵を少しずつ赤ちゃんに食べさせる実験ですが、ご自身の判断で行うことは、止めてくださいね。

卵を少しずつ食べさせることは大切ですが、アレルギー反応が出た赤ちゃんに自己判断で卵を食べさせ続けると、反応が酷くなったりアナフィラキシーショックを起こす危険性もあります。

重ねて書きますが、アレルギーが出た場合には、医師の診断を仰ぎ相談するようにしましょう。

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