健康生活TOP 飲酒 家族がアルコール依存症なら…相談できる場所と自分ができる3つの事

家族がアルコール依存症なら…相談できる場所と自分ができる3つの事

アルコール依存症では、本人だけでなく、家族にも苦しみが及びます。

むしろ、アルコール依存症の患者本人が治療を受けたがらないがために、家族が主体となって快方へ繋げなくてはならないことが多々あります。

かと言って、家族だけで問題を抱え込んでは余計につらくなるばかり。

当人がちっとも感謝してくれないどころか、恨みがましい言葉を投げられることもしばしば。本来安らぎの場所であるはずの家庭が、ストレスの発生源でしかない。

そんな日常に、普通の人は到底耐えられません。

ここでは、アルコール依存症の家族へ向けて、取り組みたいことや、受けられる支援などについて、紹介していきます。

れっきとした病気!アルコール依存症とはどの程度から?

まずは、家族が今どのような状態にあるのかを知りましょう。

単に「心が弱い」「堪え性がない」「私を困らせたいだけ」などと言って片付けず、相手がどんな風に苦しんでいるのか、きちんと見ていきましょう。

どのくらい飲んだら飲み過ぎなの?

世の中には、一滴もお酒を飲まない人から、浴びる程飲んでしまう人まで様々います。そして通常、お酒を飲む量が増えていくにしたがって、アルコール関連の問題の数と重症度はぐんと増えていきます。

アルコール依存症はその中で、最も重症なものを指します。

アルコールは依存性のある薬物の一種です。飲酒を続けることで、耐性がつき、精神依存、身体依存が現れ、、飲酒のコントロールができなくなる状態をアルコール依存症と呼びます。

アルコール依存症になると、身体・仕事・家族関係などに色々な問題が起こります。アルコール依存症は単なる酒乱とは異なり、「アルコール」という薬物に起因する、れっきとした「病気」だという認識を持ちましょう。

以下に示す図は、飲酒量と、アルコールにまつわる問題の数、重症度について表しています。アルコール依存症は、とても危険な領域にあることがわかります。

具体的には、「1日平均60gを超える飲酒」が、多量飲酒と見做されます。

ここでいう60gとは、酒に含まれる純アルコール量のことで、だいたいビール中ビン3本、日本酒3合弱、25度焼酎300mlに相当します。

飲み過ぎだな、という心当たりのある人は、早めに注意しておきましょう。

アルコール依存症で起こる異常、耐性・精神依存・身体依存

先程、アルコール依存症では、「アルコール」という薬物への依存が起こっているとお話ししました。

そこで、ここではもっと詳しく「アルコールへの依存」という状態に陥った時に、どんなことが身体の中で起こっているのかを、見ていきたいと思います。

「急性アルコール中毒」と「アルコール依存症」との違い

アルコールは、少しの量ならば、気持ちをリラックスさせたり、会話を弾ませたりする効果があります。ですが、大量になってしまうと、麻酔薬のような効果をもたらし、運動機能を麻痺させたり、意識障害の原因になったりします。

以下の表は、血中のアルコール濃度と酔いの効果について表しています。

血中のアルコール濃度 酔いの効果
20-50mg/dl 気分さわやか、活発な態度
50-150mg/dl 気が大きくなる、馴れ馴れしい、集中力の低下、心拍数・呼吸数の増加
150-250mg/dl 構音障害、失調性歩行、複視、悪心・嘔吐、傾眠傾向、突拍子もない行動、反社会的行為
250-400mg/dl 歩行困難、言語滅裂、明らかな意識障害、粗い
400-500mg/dl 昏睡状態、尿失禁、呼吸停止、死亡

標準的には、日本酒3合程度飲酒すると、まともに歩けなくなって、吐き気や嘔吐が出現するとされています。そのような深刻な状態のことを「急性アルコール中毒」と呼びます。

対して、「アルコール依存症」は、急性アルコール中毒には至らないまでも、飲酒を日常的に、習慣的に行うことによって徐々に引き起こされていきます。

アルコール依存症へ至るまで……

習慣的に飲酒していると、まず身体にアルコールへの耐性がつきます。

耐性とは、同じ量の飲酒でもあまり効果が無くなってくることを指します。いわゆる「お酒に強くなってきた」状態で、少量の飲酒ではあまり酔いの効果が得られず、同じ効果を求めて、段々とお酒の量が増えていきます。

そして次には、精神依存という症状が現れます。

精神依存とは、「酒が欲しくてたまらなくなる」状態のことです。お酒が無いと物足りなくなり、飲みたいという欲求をどうしても抑えられなくなってしまうのです。これが強くなると、お酒を求めて家の中を探し回ったり、わざわざ出かけて買いに行くような行動が出始めます。

耐性、精神依存が形成されているにも関わらず、さらに飲酒の習慣を続けていると、最終的に、身体依存が出現します。

身体依存とは、文字通り、酒が切れると身体に症状が出てくることです。

お酒を止めたり、減らしたりしたときに、

  • 不眠
  • 発汗
  • 手のふるえ
  • 血圧の上昇
  • 不安
  • いらいら感

などが出て、重症の場合では、幻覚が見えたり、けいれん発作を起こすこともあります。酒を止めるとこのような症状が出るため、症状を止めようとまた飲酒するという、悪循環の始まりです。

ちなみに、この身体症状は「離脱症状」と呼ばれ、アルコール依存症においては大きな問題となります。

長期間の習慣的な飲酒により、身体が常に血中アルコール濃度が高い状態に慣れてしまって、それを正常な状態だと勘違いしてしまうことによって起こります。

血中アルコール濃度がいつもより下がると、身体は勝手に「異常だ」と認識し、自律神経(身体の機能を正常に調節している神経)を間違ったふうに働かせます。

これが「離脱症状」となって、現れてくるのです。

アルコールへの依存は、ゆっくりと進行していきます。そのため、依存が作られている途中では、自分で気付かないことが多くあります。

終いには、飲酒によって明らかに問題が起こっているのに、飲酒をコントロールすることができなくなってしまい、いつでも、どこでも、お酒に手を出すようになっていきます。

この状態をこそ、まさに「アルコール依存症」と呼びます。

アルコール依存症になりやすい体質がある

アルコール依存症の原因は多量の、習慣的な飲酒です。それがストレスによるものであるにせよ、本人の嗜好によるものであるにせよ、飲酒が依存症を作り上げるきっかけとなるのは、間違いありません。

しかし、お酒を日常的に飲む人全員がアルコール依存症になるわけではありません。同じように飲んでいても、ある人はアルコール依存症になったり、ある人はならなかったたりします。

この違いは、どこからくるのでしょうか?

実は、アルコール依存症の原因の50~60%は遺伝要因、残りは環境要因によると推定されています。

環境要因については複雑で、必ずしも専門家の間で意見が一致していませんが、遺伝要因については、いくつか明らかになっていることがあります。

遺伝要因としてはまず、アルコール依存症の防御因子として働いている、アルコール代謝酵素の遺伝子の型が関係しています。

消化管から吸収されたアルコールは、アセトアルデヒド、次いで酢酸へと変化していきます。

しかし、この時に働くアセトアルデヒドを変化させる酵素(2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2))の活性には、人によって大きく差があります。

活性の低い酵素(あるいは、全く働かない酵素)を持つ人は、飲酒後にうまくアルコールを分解できず、飲酒によってアルコール依存症を引き起こす可能性が低くなります。

一方、お酒に「強い」人は、要注意です。このタイプの人は酵素の活性が十分であるために、アルコールに対する反応性が弱く、かえって飲み過ぎてしまう傾向にあるからです。

お酒に弱い人……つまり、低活性・非活性型のALDH2を持つ人は、顔が紅くなりやすかったり、動悸がちだったり、頭痛を起こしやすかったりします。

これらの不快な反応が、適切な飲酒を促し、依存症の予防に繋がるのです。

簡単にチェックしてみよう!アルコール依存症の診断

さて、前節では「アルコール依存症」が病気であることを説明してきましたが、今度はお医者さんの立場から見た場合の、「アルコール依存症」の診断基準について、見ていきたいと思います。

これは、当人は頑なに認めようとしなくとも、この基準に従えば「アルコール依存症」と診断されるという基準を表しています。ご家族の方も、参考までに確認しておくと良いでしょう。

診断は、以下に示す「ICD-10診断ガイドライン」という項目に則って行われます。

アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)のICD-10診断ガイドライン

過去1年間に以下の項目のうち3項目以上が同時に1ヶ月以上続いたか、または繰り返し出現した場合

  1. 飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
  2. 飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動をコントロールすることが困難
  3. 禁酒あるいは減酒したときの離脱症状
  4. 耐性の証拠
  5. 飲酒にかわる楽しみや興味を無視し、飲酒せざるをえない時間やその効果からの回復に要する時間が延長
  6. 明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒

先にも触れましたが、表の中の2はとりわけ重要です。

これは、常に一定濃度のアルコールを身体の中に維持しておくために、「飲む量のコントロールができない」「飲む時間のコントロールができない」状態のことです。心理的にも、体調的にも我慢がきかず、数時間おきに一定量のアルコールを飲み続けてしまいます。

臨床で遭遇するほぼすべてのアルコール依存症の患者さんがこの症状を示し、わが国ではアルコール依存症の重要な診断根拠とされています。

また、4は酔いの効果を得るためのお酒の量が、以前より明らかに増えている、同じ量では効果が明らかに下がっていることを指しています。当人に自覚が無い場合も多いので、家族が客観的に見て判断してあげましょう。

6では、本人が有害性に気づいているにも関わらず、飲み続けていることを確認します。

家族へ迷惑をかけていることを知りつつも、どうしてもお酒を止めることができず、それがストレスとなって、さらにお酒を飲んでしまう。患者の多くは、そんな状況に陥っています。

アルコール依存症の治療は、ズバリ「断酒」

アルコール依存症から回復するための唯一の方法は、断酒……一滴も飲まないことです。そしてそのためには、飲酒問題を認めない「否認」を必ず克服しなければなりません。

このためには、専門医療機関への受診や、自助グループへの参加が回復の助けとなります。

「断酒」への険しい道のり

「お酒を止める」=「断酒」とはどういうことなのか、一度考えてみましょう。

断酒とは、ずっと、お酒を一滴も飲まないことです。「飲みすぎたのがいけないのだから酒の量を減らせばいいのではないか」「たまに飲むくらいならいいのでは」と考える方が多いのですが、それでは依存症は一向に回復しません。

そもそも、アルコール依存症とは、自分で飲酒が一切コントロールできない病気です。コントロールできないのに、量や回数を減らそうとするのは土台無理な話です。最初は量が減ったつもりでも、しばらく経つうちに、またもとの飲み方に戻ってしまうのがオチです。

さらに難しいのは、断酒には期限が無いという点です。

例えば1ヶ月酒を止めればいいと決まっているのであれば、その期間だけお酒を止めるのは比較的簡単でしょう。しかし、たとえ数年間、全くお酒を飲まなかったとしても、また飲み始めると、たちまちもとの飲み方に戻ってしまうことが往々にしてあります。

長い時間をかけて作り出された依存症の脳の回路は、一旦お酒を止めたところで、決して消えてなくなってはくれないのです。

そして何より、多くの依存症患者はそもそも、断酒を試みません。

多くの依存症患者は、「飲酒の問題がない」と言い張るだけでなく、「問題はあるけど、軽い方だ」「いざとなれば、いつでも止められる」と、問題を実際よりも軽く考えがちです。

人によっては、「仕事上飲まないとやっていけない」「ストレスがある」などともっともらしい理由をつけて、他人をシャットアウトしようとします。

しかし、様々な言い訳はあれど、実態は常に、理由があるから飲むのではなく、飲酒欲求があるために、理由を後でつけて飲んでいる状態です。

誰にとっても、うまくいっていないことを認めるのは簡単ではありません。問題自体を認めないことで心の平穏を保とうとするのは、ストレスに対する正常な防衛機制です。

とはいえ、飲酒の問題を認めないことには、アルコール依存症が自然に解決することはありえません。

依存症から回復するのが、自分だけの力や、家族の内だけの力ではとても困難なのは、こういう事情です。

ですからまずは、アルコール依存症の専門的な治療を行っている医療機関への受診や、自助グループへの参加を通して、断酒のための正しい方法を相談することが、依存解消への一歩となるでしょう。

病院で受けられる治療

治療は外来でも可能ですが、わが国では治療の主体は入院治療です。入院治療は解毒治療、リハビリ治療、退院後のアフターケアの3段階に分けられます。

ステップ1 解毒治療

入院した患者に対して、まず精神・身体合併症と、離脱症状の治療を行います。

精神・身体合併症については対症的に治療し、離脱症状に対しては、まずベンゾジアゼピン系薬物でアルコールの肩代わりをさせ、だんだんと薬物に対する反応を減らしていきます。

解毒治療は通常2~4週間行われます。

ステップ2 リハビリ治療

精神・身体症状が落ち着いてきた後に、断酒に向けての本格的な治療が始まります。

この時期には、

  • 患者さんが飲酒の問題ときちんと向き合い、
  • 断酒を決意し、
  • 断酒を継続させる

ための治療が行われます。

「アルコール依存症」について、患者に正しい知識を得てもらい、同時に個人カウンセリングや、集団精神療法などで、問題への自覚を促します。

退院後の断酒継続も見据えて、断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)といった自助グループとも連携し、家族や職場との調整も行います。

また、この時期から、患者さんによく説明したうえで抗酒薬の投与を始めます。

抗酒薬とは、断酒継続のために使用可能な、わが国における唯一の治療薬です。ジスルフィラムとシアナミドという2種類の薬物があります。

これらの薬物は、先に述べたALDH2の働きを阻害します。そのため、抗酒薬を服用していて飲酒をすると、酒に弱い人と同じように、吐き気や頭痛といった激しい不快な反応が起こります。

これを患者さんによく説明し、飲酒しないためのひとつの支えとして使ってもらいます。

このステップの治療は2ヶ月ほどかけて、しっかりと行います。

ステップ3 退院後のアフターケア

患者さんの断酒継続を支援するとともに、再発してしまった場合には、速やかに必要な治療を行います。

一般に、アフターケアの三本柱は、

  • 病院・クリニックへの通院
  • 抗酒薬の服用
  • 自助グループへの参加

と言われています。

原則として、入院には患者本人の同意が必要です。「問題が無い」と必死で否定している段階では、この同意を得ることは非常に難しいでしょう。

そんな時には、まずは「アルコール依存症」という病気があること自体を、ご家族の口から話して(あるいはパンフレットなどによって)知ってもらうことから初めてみるのが良いかもしれません。

それでも無理な場合は、

  • 職場から業務命令として、医療機関の受診を勧めるようにしてもらう
  • かかりつけ医に「専門医療機関で治療しましょう」と紹介状を書いてもらう
  • 本人の飲酒問題に関係する人や、本人に影響力のある人に集まってもらい、集団で説得していく

などの方法があります。

アルコール依存症になると、体ばかりでなく心も病んでいきます。言葉や行動に、健康な部分と病気の部分が混ざり合って、支離滅裂になっているということもあるでしょう。

しかし、酒をやめて立ち直り、人に迷惑をかけず自立した生活を送りたいという健康な意志は、きっと心のどこかにあるはずです。

それをどうにかして見つけ出すことが、治療への鍵となります。

自助グループに参加してできること

自助グループとは、断酒の継続を目的としたアルコール依存症患者のための市民団体です。

アルコホーリクス・アノニマス(AA)といった団体が有名で、AAをモデルとした独自の断酒会も多く結成されています。

いずれも、メンバーが集まって自分の体験を語ることを基本にしており、断酒継続には非常に有効とされています。

同じ問題を抱えた人たちの話を聞き、自分の悩みについて語り合うと、自分とお酒との関係がはっきりと見えてきます。初めは嫌々の参加だったとしても、長い時間をかけて考えることで、意識に変化が芽生えてきます。

また、共通の悩みを持った者同士の信頼関係が生まれてくると、今まで一人では不可能だと思われていた断酒に踏み切る意欲が湧いてきます。寄り合って断酒を続けることで、新しい人生を創り、生きていく自覚と自信が得られるのです。

大雑把にまとめると、自助グループ(や断酒会)に参加することによって、以下のような効果が得られます。

1 ありのままをそのまま語り、受け入れられることによって、疎外感・孤立感からの脱却できる
2 共に過ごす一体感から、仲間意識が生まれる
3 仲間意識、すなわち皆、同じなのだという認識によって、執拗な否認(「俺はアルコール依存症ではない」)から解放される
4 本人のみならず、他人の家族を含めた体験談を聴くことで、素直な反省と自覚が生まれてくる
5 酒に対する諦観が生じる
6 人の体験談には、それぞれの人生観・価値観の「わかちあい」があり、人は人、自分は自分の道があることを実感できる
7 「わかちあい」から得られる「ひとり立ち」、すなわち自分相応の人生の自覚と、これで良いのだという自分への充分な肯定が得られる
8 アルコール依存症を招いた病原の発掘ができる。「どうしてそんなに飲んだのか」を、人の話を通して見つめ直すことができる
9 社会から向けられる、偏見への対処法を考えることができる

他にも、いつも酒を飲んでしまう時間帯にミーティングに参加することで、お酒から離れる習慣をつける効果もあります。

いきなりの参加は不安でも、とりあえずは相談だけでも、というグループもあります。

変化はいきなりではなく、徐々に訪れるものです。焦らず、少しずつ意識を向けてみましょう。

アルコール依存症の家族が集うグループもあります

先に紹介した自助グループの中には、患者本人だけではなく、その家族に対しても支援を行っている所があります。

例えば、

  • 断酒会で開催される、家族参加ありの会
  • アルコール依存症の家族や友人のミーティングを行う、アラノン(Al-Anon)というグループ
  • AAで開催される、家族や関係者などが出席できるオープン・ミーティング
  • 各県の精神保健福祉センターの相談窓口
  • 各地の保健所の酒害相談窓口

などが、アルコール依存症の家族を持つ人の力になってくれるでしょう。

また、専門の病院などでも、家族からの相談を受け付けているところがあります。

患者本人が病気から回復しなければならないのはもちろんですが、実は、家族もまた病気の影響から脱する必要があります。

本人が回復への道のりに入っても、家族が病んだままでは、本人の回復が進まないばかりか、逆戻りしてしまうことも多々あります。家族もまた、アルコール依存症を正しく理解し、その回復を支援してあげることが大切なのです。

大切な人のためにできることを、無理なく継続させる

依存に向き合うことも、治療に励むことも、家族をかえりみることもしない本人に呆れ、

  • もうなにもできない
  • なにをしても無駄

と悲観的になってしまうかもしれません。問題の尻拭いばかりさせられて、人生に嫌気が差していることもあるでしょう。

そんな時は、自助グループ等を活用して、依存症に取り組んでいる専門家や家族、本人の話を聞いてみましょう。質問したり、逆に話を聞いてもらったりしているうちに、自分の気持ちを見つめ直せるよう、心持ちが変わってきます。

ここまでの内容を簡単にまとめてみましょう。依存症のご家族のために、あなたができることは3つあります。

  1. 依存症について学び正しい知識を身につける
  2. 依存している本人への接し方、対処法について的確な方法を身に着ける
  3. まわりの家族自身が悲観的にならず、明るく元気でいること

アルコール依存症は風邪とは違い、快方に至るまでに非常に長い道のりを必要とします。

自分たちだけで苦しまず、なるべく早いうちから外に助けを求めていきましょう。

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