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薬より効く!?見直される日光と外気による殺菌消毒の驚きの効果

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代はグローバルな社会のため、感染症があっという間に拡大する危険があります。そのため感染予防は現代の大きな関心事になっています。薬の開発や殺菌消毒のため、毎年多くの費用や手間がかけられていますね。

ところでそんな中、日光と外気による殺菌消毒の効果が見直されています。昔ながらの方法のようですが、そこには場合によっては薬よりも効く、驚くべき効果があるようです。

それを裏付けることとして、大抵は人は日当たりの良い環境が好きです。さんさんと降り注ぐ日の光と、爽やかな風を受けられる環境にいると気分が高揚しますし、そんな場所に家を建てたいと思いますね。

それは単に気分が良いというだけではなくて、実際に健康に生きていく上でその二つが欠かせないことを本能的に知っているからかもしれませんね。

では、その日光と外気の効果と、効果的にそれを活かす方法について考えましょう。

色んな表示があるけど、殺菌、消毒とは?何が違うの?

よく目にする表示に次のようなものがありますね。

  • 殺菌
  • 滅菌
  • 消毒
  • 除菌
  • 抗菌

これらはそれぞれどのような意味があるのでしょうか?

殺菌

文字通り、菌を殺すこと。

滅菌

病原性が有る無しに関わらず、すべての菌を死滅または除去する。完全な無菌状態。

処理を施した物に対して使われる言葉。滅菌ガーゼなど。

消毒

病原性のある菌(微生物)を死滅させて感染を防ぐこと。

病原性のある菌(微生物)を不活性化したり、除去したり、希釈したり、埋めたりして処理し感染を防止すること。

除菌・抗菌

菌を取り除いたり、菌が増えるのを抑える。菌を殺すわけではない。

ここでは感染予防のための殺菌、消毒について考えます。

昔からの方法”日光による消毒効果”は侮れない効果が!

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殺菌効果があるのは太陽光線に含まれる紫外線です。

紫外線は波長によって分けられています。波長が長いものからUVーA(315nmから380nm)、UVーB(280nmから315nm)、UVーC(200nmから280nm)と続きます。

最も殺菌効果があるのは地表に届かないUVーC

特徴

  • 殺菌効果が極めて高い
  • 地表には届かない
  • 殺菌灯に用いられる

UVーCは最も殺菌効果がありますが、オゾン層によって地表には届かないようになっています。もっとも、届いていたら私たちは生きていけないかもしれません。

UVーCはDNAに直接作用してダメージを与え、生物を破壊する強力な働きがあります。

このUVーCは殺菌力が高いため、人工的に波長の短い紫外線が作られ、殺菌装置に用いられています。殺菌力が最も強い波長は253.7nm付近で、この波長が人工的に作り出されています。

その威力はUVーAの1500倍と言われています。

厚生省のデータによると、紫外線灯は、すべての菌種に有効な殺菌方法です。ただ、菌の種類や条件によって効果は異なります。また薬剤のように菌に耐性を与えてしまう心配もありません。

太陽から地表に届くのは紫外線のうちUVーAとUVーBです。

地表に届く紫外線のうち殺菌効果があるのはUVーB

特徴

  • 殺菌効果が高い
  • 地表に届く
  • 日焼けや炎症を起こす
  • 白内障や皮膚ガンの原因になる
  • ビタミンDの生成を促進する
  • 遮られやすい

UVーB(280から315nm)は日焼けや炎症を起こす紫外線で、皮膚ガンの原因になると言われています。これが地表に届く紫外線のうち殺菌効果が高いものです。

250nmから300nmの紫外線は、DNAやRNA(リボ核酸)という、生命の維持のために重要な働きをする所に作用し、化学変化を起こすと言われています。

先ほど述べたように、それによって菌やウィルスは自らのコピー能力を失い、不活性化し、死滅します。

しかしUVーBは遮られやすいという特徴を持っています。

なので日光に直接当たらないと、UVーBによる殺菌効果はあまり期待できないでしょう。もっとも、そのお陰で、陽射しよけなどによるお肌のためのUV対策が出来るわけです。

紫外線の大部分を占めるUVーAは最も殺菌効果が弱い

特徴

  • 殺菌効果は弱い
  • 地表に届く紫外線の大部分
  • 肌の老化を促進する
  • 細胞の機能を活性化させる
  • 遮られにくい

UVーAは、シワやタルミなど、肌の老化を促進すると言われているものです。雲やガラスを通り抜けやすく、曇りでも室内でも比較的多く降り注いでいます。

ただUVーAは透過率は良いですが、殺菌効果は弱いので、やはり殺菌のためには直接日光に当てた方が良いということになります。

曇りの時は?天気は紫外線量にどれ位影響する?

曇りでも紫外線は注いでいる、と言いますが、実際にどれ位降り注いでいるのでしょうか?

快晴の日の紫外線量を100%とすると

  • 薄曇り…80%
  • 曇り…60%
  • 雨…30%

となり、やはり晴れの日よりは少なくなっていますが、曇りでも半分以上注いでいるんですね。

天日干しで素早く乾燥させることによって細菌の増殖を防ぐ効果もある

紫外線による殺菌効果だけでなく、天日干しをすると素早く乾くことによって、湿度を好む細菌が増殖するのを抑える効果があります。

洗濯物を室内で干すと臭いがすることがあるのは、乾燥に時間がかかるため、細菌が増殖してしまうことによるのです。

また窓がUVカット加工などされていると、室内で干した場合、紫外線による殺菌効果は弱まります。でも日当たりの良い場所なら、太陽光の熱によって素早く乾かし、菌の増殖を防ぐ効果は期待できますね。

風が洗濯物に当たるようすることが可能なら、空気の対流で一層早く乾かせるので、効果的です。

布団についてはまとめると、天日干しにより次のような効果が期待できます。

  • 布団表面に付いている細菌を死滅させる
  • ダニなどの好む湿気を除去し、ダニや細菌の増殖を抑える

乾燥させたい、ということを考えると、雨の翌日など湿度の高い日は、布団は無理に干さなくても良いでしょう。

効果的に干そう!日光消毒の効果を期待する干し方と時間

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  • 10時から14時の間
  • 夏は1時間から2時間
  • 冬は2時間から3時間以上
紫外線の量が多い時間帯は10時から14時です。この時間帯を中心に干し、日光に当てましょう。

紫外線による消毒は表面に効果があります。布巾など薄い物は透過しますが、布団など分厚い物は表裏2時間ずつ干すと効果的です。両面干すことで、よく乾燥させることも出来ますね。

夏場は陽射しが強く、物が劣化しやすいので、日射しを直接当てるのは1時間から2時間程度にし、冬場は2時間から3時間以上干しましょう。

ただし、布団のダニを退治したい場合、布団の裏側へダニが逃げてしまう可能性があります。布団を干してふかふかになったら、掃除機で吸い取るのが良いようですよ。

羊毛布団や羽根布団は湿気を含みにくいですし、直射日光に当てるより陰干しにしましょう。

日光だけじゃないの!?外気にも殺菌効果がある

では、直接日光に当たらないと殺菌や消毒の効果は期待できないのでしょうか?なななんと、そうとも限らないようです。

イギリスである実験が行なわれました。日光に当たらないように夜間、蜘蛛の巣に大腸菌を付け、外気にさらされるようにするというものです。そうすると約2時間でほとんどの菌が死滅していたのです。

一方、同じ気温と湿度に保たれ、外気にさらされないようにした菌は、ほとんど生きていました。

実のところ、なぜ外気がこのような作用を及ぼすのかは、まだ十分には分かっていないようです。でも大気には、細菌や病原菌を殺菌する何らかの作用がある、と言われています。

冬でも換気をしよう!換気を十分に行なうことは感染予防に大切

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寒いとかえって風邪を引いてしまうのでは?と思われるかもしれませんね。

実は換気を行なうことで感染症が大幅に減少することは、老人施設などでも実証されています。ある施設では、多少寒くても1日に数回、換気を行なうことを徹底し、インフルエンザ感染者を数年間出さないことに成功しているようです。

換気することには色々な効果が!

  • 酸素を供給する
  • 室内の湿気を出す
  • ホコリを出す
  • 脱臭する
  • 新鮮な空気を入れる
  • 汚れた空気を出す

冬は寒いので窓を開けたくない…と思われるかもしれませんが、換気する時間は、一回に5分程度でも効果があるそうです。窓を大きく開けなくても大丈夫です。5センチほど開け、可能なら2時間に一度位を目安に換気しましょう。

その場合、空気の通り道を意識して、開けた窓に対してなるべく対角線上の窓を開けるようにしましょう。対角線上に窓がない場合は、換気扇を回しましょう。

また帰宅したら、まず換気をして、こもった室内の空気を入れ替えましょう!

換気で意識することまとめ

  • 1日に数回、室内を換気
  • 2時間に一度、5分位を目安
  • 空気の通り道を意識
  • 帰宅したら換気

”日光”と”外気”の両方を効果的に取り入れて健康生活を!

昔から言われているように、健康には日光と外気が良いことを改めて確認できました!

次のようなことを日頃から心掛けましょう。

  • 洗濯物は可能なら外に干し、日光に当てる
  • 洗えないものは時々日光に当てる
  • 室内の換気をこまめに行なう
  • きれいな外の空気を吸う

これらはどれもお金のかからない、簡単なことですね。(大気汚染や花粉などのアレルギーがある場合は難しいですが、その場合は別の殺菌や消毒、感染予防対策を取りましょう。)是非、日常生活に取り入れてくださいね。

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