健康生活TOP ニキビ ニキビの位置で分かる体の不調!ニキビが発生する場所ごとの原因とは

ニキビの位置で分かる体の不調!ニキビが発生する場所ごとの原因とは

ニキビを鏡で見る女性

頑固なニキビができるとケアをしても治りにくいので、鏡を見ては「早く治らないかな…」と憂うつになってしまうことがありますよね。

そのニキビは、洗顔したり薬を塗ったりするだけでは治らないニキビかもしれません。体の内側に何らかの不調があってニキビが出ている可能性も考えられます。

では、どのような不調が原因でにきびが出やすいのでしょうか?にきびの出る位置と関連する不調についてまとめました。

9割の人が経験するニキビは体の内側にある不調でも起こる

ニキビは、医学的には慢性炎症性疾患のひとつ「尋常性ざ瘡」と呼ばれています。

医学的な表現をすると呼び慣れているニキビと異なり、なんだか少し堅苦しい雰囲気になりますね。要は「強い症状を持たない、毛穴の毛包にできる、ごくありふれた炎症」が特徴の皮膚疾患で、ニキビはれっきとした病気ということになります。

ニキビは、毛穴に詰まった皮脂にアクネ菌という皮膚の常在菌が増殖し、毛穴に炎症を起こす病気です。

アクネ菌は皮脂をエサとして増殖するため、ニキビは皮脂の分泌が活発になる思春期に出て、大人になって皮脂の分泌がおさまると自然に出なくなります。そのためニキビは「青春のシンボル」とも呼ばれてきました。

しかし皮脂の分泌がおさまった大人でも、皮脂の分泌のバランスが崩れたり毛穴の皮脂が詰まったりすると「大人ニキビ」と呼ばれる吹き出物も出るようになります。特に20~30代の女性には大人ニキビに悩まされる人が多くなっています。

「尋常性=ありふれた」とあるように9割の人はニキビを経験し、ニキビ自体は寝込んだりほかの病気を引き起こしたりするような危ない炎症ではありません。

ただしニキビの原因は体の外側だけではありません。人によっては、体の不調が原因でニキビが出ている場合もあり、外側からニキビ薬を塗るだけでは治すことができないニキビもあるのです。

なぜ体の内側にある原因が、皮膚に影響をもたらすのでしょうか?

東洋医学では、大人のニキビはどこか体に不調が起こることによって皮膚から熱を発散させることができず、その部分の肌のバリア機能が弱るので炎症が起こりやすくなる、とされています。

ですから皮脂やニキビは外側から治すことだけにとらわれず、ニキビの本当の原因を見つけ、内側から不調を治さなければならない場合もあるわけです。また、ニキビは原因によって出る位置が異なるという特徴もあります。

ニキビと不調の関係については諸説がありますので、今回は東洋医学をもとに「ニキビの位置によって考えられる体の不調」を説明していきたいと思います。

おでこ・こめかみのニキビはストレスが原因ということも

ニキビのできる位置おでここめかみ

おでこは、体調に関係なく誰でもニキビの出やすい場所です。おでこから鼻にかけての「Tゾーン」は皮脂の分泌が盛んでアクネ菌が増殖しやすく、前髪や帽子が触れて刺激で炎症が起こりやすいためです。

しかし、おでこを清潔に保ってもニキビが出る場合は、精神的なストレス、そしてストレスによって起こる女性ホルモンのバランスの乱れが原因となっている可能性が考えられます。

ポツポツと出る白ニキビ(白く小さなニキビ)は精神的なストレス、おでこ全体に出るニキビは女性ホルモンのバランスが乱れでいる時に出やすくなります。

昔から、おでこのニキビが「想いニキビ」と呼ばれてきたことをご存知でしょうか?ニキビのできた場所によって「想い想われ振り振られ」と恋愛状況を占う恋愛占いでは、自分が誰かに片思いしていることを意味しているのだそうです。

東洋医学の考えでは、額は「肝」の反射区に属し「想い=考え過ぎ、気の使い過ぎ」が反映してニキビが出やすい場所とされています。

肝に熱がこもる人の特徴は、イライラしやすい、感情的になりやすい、とも言われます。

占いの結果が当たっているかどうかは別としても、片思いで気を揉んでニキビが出るという考え方は理に叶っているとも言えるでしょう。

また女性ホルモンのバランスが反映しやすい場所なので、女性ホルモンのバランスが乱れやすい人は、生理前に男性ホルモンの影響を受けて皮脂の分泌が活発になり、おでこのにきびが増えてしまう場合があります。

おでこ・こめかみのニキビを予防するには

おでこは皮脂の分泌量が多い場所なので、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まらないように石鹸を使って洗顔をし、皮膚を清潔に保ちます。

おでこのニキビが気になる人は、前髪がおでこにかからないよう、前髪をアップにしたりピンで留めたりして、ニキビに雑菌が感染するのを防ぎましょう。シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しも炎症の原因になるので、よくすすいでください。

イライラしている人、精神的なストレスが溜まっている人は、なるべくリラックスすることも心がけたいですね。

「肝」に熱のこもるタイプの人は、熱を取る食品(トマト、きゅうり、にんじん、セロリ、豆腐など)を意識して食べるのが良いと言われています。

生理前におでこ・こめかみのニキビが増える人は、生理前になったら皮脂の分泌を抑えるため、油や糖分の多い食事を控え、余分な皮脂が分泌されるのを防ぐビタミンB2を意識して摂取しましょう。

ビタミンB2は、レバー、魚(特に皮)、納豆、まいたけ、モロヘイヤに多く含まれています。

脂のギトギトが気になる鼻のニキビは食べ過ぎや便秘も関係する

ニキビができる位置鼻

Tゾーンにある鼻は、顔の中でも最も皮脂の分泌が活発で、思春期には黒ニキビ(毛穴が黒ずむニキビ)や赤ニキビ(炎症を起こした赤いニキビ)が出やすい場所です。

大人の場合は食べ過ぎや便秘が原因で、鼻の頭や鼻腔(鼻の穴の入り口)にニキビが出やすくなります。

東洋医学の考えでは、鼻は「肺」と「大腸」の反射区に属して便秘を伴うほか、肺に熱がこもって化膿しやすくなるので、痰、蓄膿症、鼻の赤ニキビができやすくなるとされています。

肺に熱がこもっている人の特徴は、口の乾燥、口臭、微熱、粘り気のある鼻水などです。

また食べ過ぎが反映しやすい場所で、油や糖分の多い物、アルコールを摂り過ぎても鼻にニキビが出やすくなります。

鼻のニキビを予防するには

鼻は、脂のテカテカや毛穴の「角栓」や黒いポツポツが気になりやすい場所なので、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシ洗ったり、毛穴の角栓を押し出したりしてしまいがちですが、毛穴の皮脂を奪い過ぎると、かえってニキビが悪化しやすいので注意が必要です。

毛穴の皮脂は酸化すると黒ずんで目立つので、適度に洗顔石鹸で洗い落とし、酸化の原因となるメイクもなるべく早めに落とすようにします。

角栓は新陳代謝によって自然に排出されていくものなので無理に押し出す必要はありません。角栓を押し出すと毛穴が広がって毛穴が目立ちやすくなるので、肌の清潔を保って角栓はそっとしておくのが一番です。

鼻のニキビが気になる人は規則正しい食生活を心がけ、食べ過ぎの傾向がある人は、少量をゆっくりよく噛んで腹八分の食事に切り替えます。便秘の人は、食物繊維、ヨーグルト、水分を積極的にとってお通じの改善を試みましょう。

肺に熱がこもるタイプの人は、熱を取る食品(梨・大根・ごぼう・きゅうり・はと麦・ドクダミ茶など)を意識して食べるのが良いと言われています。

甘い物好き・暴飲暴食をする人は頬にニキビが出やすい

ニキビができる位置頬

頬も皮脂が分泌しやすい場所なので思春期にはニキビが出やすく、頬のニキビはよく目立つので悩みの種になりがちです。

東洋医学の考えでは、頬は胃経、肝胆経が通り、胃腸の調子が悪いとニキビが出やすくなり、暴飲暴食もニキビに反映すると考えられています。また、甘い物の食べ過ぎで脾臓に負担をかけている人も、頬にニキビが出やすくなります。

頬のニキビを予防するには

まず皮膚を清潔に保つことが第一です。また、頬づえをつく癖のある人は頬のニキビが悪化しやすいので、意識して頬づえをやめるようにしましょう。

メイクは頬のニキビを悪化させる原因になります。チークはニキビを刺激するので控え目に。もちろん帰宅したらメイクは早めに落としましょう。

頬にニキビを治したい人は、とにかく食べ過ぎに注意してください。食事の量を控えて腹八分を心がけ、胃腸はなるべく休めましょう。

特に頬のニキビの原因となる甘い物、油の多い物、肉や乳製品、アルコールは摂り過ぎに注意します。コーヒーや香辛料のような刺激物も控えましょう。

胃腸の調子が悪い大人に出やすい口の周りのニキビ

ニキビができる位置口周り

口の周りは、胃腸の不調がもっとも反映しやすい場所です。

口の周りは皮脂の分泌が少ないので、思春期でもニキビはあまり出ない場所です。ニキビが出るとしたら、それは皮脂の分泌が原因ではなく、食べ過ぎ、栄養の偏りによるニキビと考えたほうが良いでしょう。

口の周りのニキビを予防するには

栄養バランスのとれた規則正しい食生活を心がけることが第一です。食べ過ぎを防ぐため、水分をこまめに摂りながら、少量ずつゆっくりよく噛んで食事を進め「まだ食べられそうだな」と感じたところで食べる習慣をつけていくと良いでしょう。

また、口の周りの皮膚は乾燥しやすく、食事やメイクの刺激ですぐ荒れてしまうので、ニキビが出やすい場所でもあります。

口の周りの皮膚を丈夫にするためには、皮膚の新陳代謝を高めて乾燥を防ぐ栄養素が必要です。次に挙げる食品を献立に取り入れ、皮膚を丈夫に保ちましょう。

  • ビタミンA…にんじん、ほうれんそう、トマト、レバー、卵黄
  • ビタミンB2…レバー、魚、納豆、まいたけ、モロヘイヤ
  • ビタミンB6…まぐろ、かつお、鶏肉、牛肉、レバー
  • 鉄…レバー、貝類、牛肉、ひじき、納豆
口の横から顎にかけては「Uゾーン」と呼ばれ、Tゾーンのようにニキビが出やすい場所として知られます。

ホルモンバランスの乱れで起こる顎の大人ニキビ

ニキビができる位置顎

あごのニキビは、典型的な大人ニキビです。もともと皮脂の分泌が少なく思春期のニキビは少ない場所で、女性ホルモンのバランスが乱れて男性ホルモンのはたらきが盛んになった時に、皮脂の分泌が過剰になって大人ニキビが出るようになります。

東洋医学の考えでは、生殖器・泌尿器のトラブルが反映しやすい場所とされ、生理不順や手足に冷えのある女性に大人ニキビがみられます。また胃腸の調子が悪い時には、あごにニキビが並んで出ることもあります。
あごの大人ニキビはストレスが溜まっている時、生理前に悪化しやすく、大人ニキビの出やすい人は治っても再発しやすいのが特徴です。

あごのニキビを予防するには

女性ホルモンのバランスは第一にストレスの影響を大きく受けやすいので、なるべくストレスが溜まらないよう、ストレス解消法を見つけてこまめに発散するように心がけます。

また、睡眠不足、不規則な食生活、喫煙、飲酒も女性ホルモンのバランスを乱す原因になっています。あごにニキビが出たら女性ホルモンのバランスが乱れていると考え、生活習慣を振り返ってみてください。

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる習慣をつけると、自律神経がリラックスしてストレスが解消、冷え性の改善にも効果が期待できます。

あごのニキビを改善するには、ホルモンバランスを整える作用と血行促進作用を持つビタミンEを意識して摂取するのが効果的です。ビタミンEを多く食品には、食物油、アボカド、ナッツ、かぼちゃなどがあります。

メイクをする女性はニキビが悪化しやすいので注意しましょう。ファンデーションは肌につけてから長く時間が経過すると油分が酸化し、毛穴に入り込んだままにしているとニキビに炎症が起こりやすくなってしまいます。

大人ニキビが出ているとついファンデーションを厚塗りして隠したくなりますが、なるべく薄付きにして帰宅したら早めに落とすようにしてください。またメイク汚れが残るとニキビが治らないので、マイルドなクレンジング剤で丁寧に落としましょう。

胃腸が不調だと大人ニキビが出やすいフェイスライン

ニキビができる位置フェイスライン

フェイスライン(顎から耳にかけて)は、皮脂の分泌がそれほど多くない場所ですが、ヘアスタイルによっては髪の毛の刺激を受け、大人ニキビの出る場合あります。

東洋医学の考えでは、胃経が通っているので胃腸の調子が悪い時にニキビが出やすくなるとも言われていますまた、あご周辺部は女性ホルモンのバランスも反映します。

フェイスラインのニキビを予防するには

フェイスラインにニキビの出ている人は、髪の毛がなるべく顔にかからないようなヘアスタイルにしておきましょう。整髪料は髪の毛がフェイスラインに触れた時にニキビを刺激するので、ニキビが出ている時はなるべくつけないようにするのが無難です。

髪の毛を短くしているのにフェイスラインにニキビがよく出る人は、ニキビの原因に暴飲暴食や胃腸の機能低下が考えられるので、消化の良い食事、腹八分の食事を心がけるようにしましょう。

あごに赤ニキビがたくさん出るようになりしばらく生理不順のひどい状態が続いている人は「多のう胞性卵巣症候群」など卵巣の病気が原因になっている可能性も考えられます。この場合は婦人科を受診し検査を受けることをお薦めします。

ホルモンバランスの乱れ・冷えで出るのはあごの下・首のニキビ

ニキビができる位置顎の下首

あごの下・首は、皮脂の分泌が少なく思春期のニキビは出にくい場所ですが、不潔にしていたり髪の毛やマフラー・セーターの襟などが触れたりすると、赤ニキビが出ることがあります。

あごと同様に女性ホルモンのバランスや手足の冷えが原因で大人ニキビが出やすい場所でもあります。

あごの下・首のニキビを予防するには

あごの下・首は汗、シャンプーのすすぎ残し、整髪料がついて皮膚に炎症を起こしやすい場所なので、ニキビの出やすい人はこまめに拭いて皮膚を清潔に保ちましょう。

手足の冷えが原因で、体内に余った熱が首に上がって来て大人ニキビを引き起こす、とも言われます。
冬は寒さによる手足の冷えとマフラーやセーターの襟の刺激で首にニキビができやすいので、手足を中心に下半身をよく温め、皮膚をチクチクと刺激しない肌触りの良い衣服を着るようにしましょう。

体の外側と内側から治療していきましょう!皮膚科での治療も

いかがでしたか?ニキビのある方は、不調に思い当たる部分もあったのではないでしょうか。

外側からケアをしてもニキビがなかなか治らない方は、体の内側からケアも取り入れてみてくださいね。ニキビだけでなく体の不調もスッキリするので一石二鳥です。

ニキビは間違ったケアをすると跡が残りやすくなるので、外側からの治療は皮膚科の指導に基づいた治療をおすすめします。
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