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親知らずは抜くべき?温存すべき?判断の基準を知っておこう

親知らず、生えてますか?私は4本ぜんぶ生えました。そして今残っているのは3本。つまり、抜いたのは1本だけです。歯科医と相談したのですが医師によって意見が違ったので、最後には自分で判断して温存することに決めました。

親知らずは抜いた方がいいのか?それとも抜かない方が良いのか。歯科医の意見が分かれるそれぞれの理由を知っておくと、いざという時に迷わずに済みます。歯の状態の違いを自分でも把握しておきましょう。

親知らずはなぜ生える?

そもそも他の歯は赤ちゃんの時から少しずつ生え始めるのに、どうして親知らずだけが大人になってから生えて来るのでしょう?これは他の歯よりも親知らずの成長が遅いために、なかなか表に出て来ないからです。

生えて来ない人の場合は、アゴが小さくて生えるスペースが取れずに歯の根が埋まったままになることもあって、全ての人に生えるわけではありませんし、近年ではそもそも歯の根そのものがないという人もいるようで、顎の大きさと親知らずは密接な関係があるとされています。

すべて抜くという医師の判断理由

親知らずと他の歯には色々と違いがあります。上に述べた生える時期や生え方の違いもそうですが、実は、エナメル質が他と違って弱いのです。そのために虫歯になりやすい。なってからでは遅いので早めに抜いてトラブルを未然に防ごうというのが抜歯をすすめる理由です。

もうひとつは、顎が小さいのに無理矢理生えてしまって、まっすぐになっていない場合。私が抜いた1本はこれで、スペースが足りないために横を向いて生えていました。こうなると確かに歯磨きではケアできず、生えて数年で虫歯になりましたから、早めに抜歯するのは賢明な判断かもしれません。

親知らずがあると歯磨きがしづらくなるために、口腔ケアがきちんと出来なくなるという全体的な理由もあります。磨き残しがあれば菌も増えやすくなりますからね。治療してもまたすぐ虫歯になる可能性が高いために、他の歯への影響も考えて抜くことをお勧めするようです。

そして、あまりない事例ではありますが、アゴの骨へ悪影響を与えそうな場合。親知らずは根が深く、骨の深い部分まで達しています。そのため場所や長さによっては骨に影響を与える場合があり、こうなると抜歯してアゴを守る方が良いようです。

逆に、温存する医師の判断理由

確かに親知らずが生えるとケアは少々大変になりますが、全ての歯が必ず虫歯になるかというと、そういうことではありません。実際に痛みもうずきもなく、虫歯にもならずに4本ぜんぶ健在だという人もたくさんいるのです。トラブルもないのに不要に抜くことへの疑問もひとつの理由のようです。

実際、手前の歯が衰えて抜くしかなくなった時に、親知らずがあったために差し歯や入れ歯を支えることができたという事例もあります。年をとっても伸び続ける人もいますが、伸びたら歯科医で先だけ削ってもらって調整するという方法もあるようです。

もうひとつは、歯の根が深いために、抜くとそれだけ大きな穴がアゴの骨に空くということ。そのために、口元の表情にも多少は影響があるよという医師もいます。若い頃は筋肉がしっかりしているので分かりづらいのですが、年老いて頬が落ちて来た時にその違いが分かるそうです。

これは女性には特に気になる話かもしれませんが、実際には老いてからの心配よりも、早めの口腔ケアを優先させるべきでしょうから、あまり気にしない方が良いかもしれません。女性の場合には妊娠中に歯のトラブルがあると抗生物質が使えなくなるので、不安がある人はあらかじめ抜いておくという人もいます。

つまり、どちらを選ぶべき?

虫歯になりやすいなどのトラブルがあったり、まっすぐに生えておらずに噛み合わせが合わず、食事などがうまく出来ない、またはうずいたり痛んだりする、というような場合には抜くことが最善と言えます。

そして、噛み合わせが合っていて、歯磨きもきちんと出来ているなら、慌てて抜かずに温存しても大丈夫というわけですね。しばらく様子を見てから判断したいと思っているのに抜くと言われた場合には、セカンドオピニオンを求めて他院で意見を聞いてみるのも良いでしょう。

虫歯は、なりやすい人となりにくい人がいますから、自分がどちらのタイプかということが分かっていれば医師にどちらを勧められても、慌てることなく判断ができると思います。一番気をつけないとならないのは、患者の質問や意見を聞かずにどんどん進めてしまう医師に当たった場合です。

必ず、歯の状態を納得出来るまで説明してもらってから、医師と一緒に判断するよう心がけましょう。

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