TOP > > キズパワーパッドは使い方に注意!湿潤治療のメリットデメリット

キズパワーパッドは使い方に注意!湿潤治療のメリットデメリット

shutterstock_2125903032

キズパワーパッドのようなハイドロコロイド素材の新型絆創膏の登場によって、従来の傷の治療法が覆ろうとしています。

一方、新型絆創膏は使用法も従来とは異なるので、トラブルが起こる場合も多いので注意が必要です。

ハイドロコロイド素材の新型絆創膏と湿潤治療のメリットとデメリットについてご紹介します。

新型絆創膏と従来のものとは何が違うのか?湿潤治療のメリット

湿潤治療とは従来の傷の治し方とは異なり、ハイドロコロイドという新素材を使って傷を治すという新しい考え方による治療法です。湿潤療法はモイストヒーリングともいいます。

従来の考え方では、皮膚にできた傷は傷口を消毒し乾燥させて治すというのが当たり前の常識でした。例えば子供が転んで擦りキズができた場合に、消毒薬を吹きかけて絆創膏を貼る、というのが従来型の典型的な治療の方法です。

一方、新しく確立された湿潤療法では、傷ができても傷口の消毒は行わず、傷口は水道水で洗い流すだけで、その後傷口を乾燥させずに治します。そのときに使うのがハイドロコロイドという新素材を使った絆創膏です。

ハイドロコロイドというのは簡単にいえば、傷口から出る体液(浸出液)を吸収し、カサブタの代わりをするポリマー素材の樹脂のことです。カサブタを作らない分傷が早く治り、傷跡が残ることも少なくなるのです。

そして、この新素材の絆創膏の代表としてあげられるのが、キズパワーパットです。キズパワーパッドに代表されるハイドロコロイド素材のメリットをあげると次のようになります。

  • 傷の治りが早くなる
  • 傷跡が残りにくく、きれいに治る
  • 傷口をガードし摩擦などによる痛みを和らげる
  • 傷口に密着し動きを妨げなず、はがれにくい
  • 水に強く濡れてもはがれにくい

こうしたメリットは従来型の絆創膏にはない画期的なものといえます。

新型絆創膏のデメリットは従来のものとの使い方の違いから生まれる

shutterstock_79938481
しかし、キズパワーパッドなどハイドロコロイド素材の絆創膏にはデメリットもあります。使い方が従来の絆創膏とはかなり違うことが原因です。

従来型の絆創膏と新型絆創膏の使いかたの違いをまとめると次のようになります。

従来型の絆創膏では・・・

  1. 傷口を消毒し、殺菌剤の入った軟膏薬などを塗る。
  2. 絆創膏や包帯などで傷口を保護する。
  3. カサブタができる。
  4. 時々絆創膏を交換して、徐々に傷が治る。

  

新型絆創膏では・・・

  1. 傷口を水道水で洗う。
  2. 消毒はせず、薬も使わない。
  3. ハイドロコロイド絆創膏を貼る。2~3日貼ったままにする。
  4. 傷口から出る浸出液が吸収され、カサブタができず早く治る。

というように、傷口を消毒しないことや2~3日貼ったままにすること、傷口から出る浸出液を吸収してカサブタを作らないことなど対処法がかなり異なります。

そのため、メリットもあるのですが、次のようなデメリットもあります。

  • つい傷口を消毒してから使ってしまう
  • 替えるタイミングが分かりにくい
  • 患部に雑菌が入ると傷が化膿したり悪化しやすい
  • ニキビや吹き出物には基本的に使えない
  • 1枚あたりの価格が一般的な絆創膏よりも高い

新型絆創膏とはいえども、こうしたデメリットもありますので、使用の際にはくれぐれも注意が必要です。

なぜ消毒してはダメなのか?新型絆創膏の使用で気を付けたいポイント

shutterstock_211465750

キズパワーパッドをはじめハイドロコロイド絆創膏を使うときには、従来の傷の処置とは異なり、傷口を消毒して使ってはいけないとされています。

これは接着時の粘着力が弱まるということもありますが、根本的には傷口を消毒すると皮膚を再生する細胞の働きまで弱めてしまうという理由もあります。

傷口を殺菌するのは当たり前のことだと考える人が大半なのですが、ブドウ球菌や化膿菌を殺菌するということは、その殺菌力によって新しい皮膚細胞の働きまで低下させてしまい、皮膚の再生に時間がかかってしまうというデメリットが発生します。

また皮膚表面にいる常在菌は、良い菌であっても悪い菌であっても傷口の周辺から入り込んでくるので、いくら消毒しても防ぎきれないということや、傷口を再生させる浸出液にも細菌を殺すのに十分な殺菌力があるということもあります。

このような理由から、ハイドロコロイド絆創膏を使って治療する場合は、現代の医学としては傷口の殺菌というあまり意味のないプロセスを省き、傷が早く治るというメリットのほうを活かしたほうがメリットが多いという考え方もできるのです。

何日くらい貼れば良い?雑菌はいつでも入ってこようと狙っています

キズパワーパッドのような新型絆創膏は、傷口に何日くらい貼っておけば良いのか分かりにくいというデメリットもあります。傷口に貼ってから少し時間が経つとポリマー樹脂が浸出液を吸収し白く膨らみます。

しかし、その後どうすれば良いのか分かりにくいという人が多いのです。2~3日もすると浸出液がかなり大きくなるのですが、樹脂の端まで来てしまうと、そこから雑菌が入り、傷口が化膿する恐れもあります。

またキズパワーパッドの場合は、最大で5日貼り続けることができるとしていますが、5日の間には雑菌が侵入する機会が多すぎます。入浴時に患部がお湯に浸かるだけでも、いくら水に強いといっても限界というものがあります。

傷の場所にもよりますが、できれば1日おきには貼り替えることをお奨めします。特にヒザや肘、指の関節は曲げ伸ばしをするときに隙間ができ、雑菌が侵入しやすくなるので、専用の関節用のものを使うようにするとベターです。

キズパワーパッドのような新型絆創膏は、今までになかったメリットも多いのですが、従来の絆創膏の使い方とは異なるところもあります。正しい使い方で使用するように注意しましょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る