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ストレスによる子供の嘔吐…どのような点に気をつけて対処する?

子供はこころも体もデリケート。些細なことが大きなストレスになってお腹が痛くなったり吐いたりすることは特に小さな子供にありがちなことです。

このような吐き気、嘔吐、腹痛の症状は、受診すると「周期性嘔吐症(自家中毒)」と診断される可能性があります。周期性嘔吐症とはどんな病気なのでしょう。

周期性嘔吐症の特徴

吐き気、嘔吐、腹痛といった消化器系の症状が起こる場合には消化器系の病気が疑われますが、周期性嘔吐症は消化器系に異常がなくても起こります。

特徴的な症状

  • 急な嘔吐を反復する(1日に何度も。3日間くらい)
  • 顔面蒼白
  • 吐き気
  • 腹痛
  • 疲労や倦怠感がある
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • アセトン臭(リンゴの腐ったような匂い)のする息
  • 嘔吐が続くと嘔吐物がコーヒーのかす状になる
  • 他の症状は出ない

嘔吐が起こったら、症状は感染性胃腸炎などの病気が原因で起こる可能性も考え、すぐに受診しましょう。

周期性嘔吐症の治療

病院では尿中のアセトン(ケトン体)を調べて、尿アセトンが陽性になったら周期性嘔吐症と診断します。周期性嘔吐症は「アセトン血性嘔吐症」とも呼ばれています。

治療にはブドウ糖を含む飲み物を少量ずつこまめに補給することが必要になります。あまり甘い物を与えると胃を刺激して嘔吐を誘う場合があるので炭酸飲料やフルーツジュースは避け、スポーツドリンクや薄い砂糖水などが好ましいです。

薬には吐き気止めの座薬や鎮静剤を使うこともあり、脱水が見られる場合には点滴が必要になります。家庭ではストレスを避けて安静にし、脱水に気をつけて水分補給をしてあげましょう。

周期性嘔吐症と診断されたら

周期性嘔吐症と診断されたら、安静にして治療すると共に、家庭では子供にとって発症の原因となるストレスが何か見つけて取り除いてあげるように努めます。

周期性嘔吐症は自然に回復しますが、繰り返しやすくストレスを感じると再発しやすい病気です。周期性嘔吐症になりやすい子は体質や気質的なものも関係しており、2~10歳の痩せ型で神経質な男の子が多いとされています。

周期性嘔吐症はストレスによって脳の嘔吐中枢が刺激を受けて嘔吐が起こり、嘔吐によって血液中の糖が不足しアセトンが増えることで気分が悪くなって嘔吐を繰り返すという悪循環が引き起こされる病気です。

そこで予防として、発症しやすい子供がストレスを感じている時には、早めに飴やジュースで糖分を与えるのも効果的です。

糖分を与えることでアセトンが増えるのを防ぎます。脂質の多いおやつは逆効果なので避けましょう。思春期に入ると自然におさまるので、成長するまでは家庭で予防に努めてあげるようにしましょう。

気をつけたい二次障害

周期性嘔吐症自体は予後も良好な病気ですが、病気によって二次的な障害が起こる場合があるので注意が必要です。

嘔吐を繰り返すことで胃酸によって食道や歯を傷める可能性があり、子供の場合は虫歯のリスクが高くなります。また、また嘔吐を繰り返すのでは、といった不安から不登校になったり摂食障害を引き起こす可能性もあります。

周期性嘔吐症を頻繁に繰り返す場合や子供のストレスが強い場合には、学校や専門医と相談して適切な治療を行うことが必要になります。

また、子供にとってのストレスというのは大人が想像しているものとは違うものも多く、イベントや運動会などが嫌で行く前に発症する子供もいれば、イベントを楽しんだ子供が疲労や興奮によって発症する場合もあり、「えっこんなことで?」と驚く場合もあるかもしれません。

大人が思っているより本人がかなり辛く感じている場合もあるので、子供の小さな反応も気づいて理解してあげることがのぞましいですね。

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