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飲酒する人は注意!嘔吐で出血を起こすマロリーワイス症候群

お酒の飲み過ぎが体に良くないことは言う間でもありませんが、お酒を飲んだ後に嘔吐することの多い方は、また別の問題にも気をつけていただきたいですね。実は嘔吐を繰り返した後には「マロリー・ワイス症候群」という病気を引き起こすことがあるのです。

お酒を飲んだ後に起こりやすく、場合によっては危険な状態に陥ることも。誰でも引き起こす可能性があるので、どんな病気なのかチェックしておきましょう。

マロリー・ワイス症候群とは

あまり聞き慣れないこの病気は、医師のマロリー氏とワイス氏が発見したものです。激しい嘔吐の際に吐血が起こる現象をこう名付けました。吐血が起こる原因は、食道下部から噴門(胃の上部)の粘膜にかけて生じる裂傷からの出血です。

激しい嘔吐を繰り返すことによって腹圧が急激に上がり、粘膜に縦方向の裂傷が生じてしまうのです。症状は痛みのない吐血や立ちくらみなど。炎症が強い場合にはみぞおちの痛みが起こります。血液は真っ赤な鮮血での状態で、大量出血ならば輸血が必要です。また出血が便に混ざることで後から黒っぽい便が出る場合もあります。

マロリー・ワイス症候群を予防するには

マロリー・ワイス症候群は、健康な人でも十分に起こる可能性のある病気です。3~5割が飲酒による嘔吐で起こっていますので、予防としては日頃から暴飲暴食を避け、嘔吐を繰り返すほど飲酒をしないことがポイントとなります。

また、繰り返す嘔吐なら原因は飲酒に限りません。つわり、乗り物酔い、胃腸の病気などで嘔吐を繰り返す場合には注意が必要です。30~50代の男性に多い病気ですが、まれに小児に起こることもあります。なるべく激しい嘔吐を繰り返さないよう、吐き気や嘔吐の原因を解決していきましょう。

もし嘔吐で吐血したら

嘔吐して吐血が起こったらすぐに病院に行ってください。救急車を呼んだほうが良いでしょう。処置が遅れると出血量が増え、命に関わる場合があるからです。マロリー・ワイス症候群の1割~5割の患者は輸血が必要になると言われているほど、出血しやすい病気なのです。

治療では内視鏡を使って患部を探し至急、止血の手当てを行います。入院して1週間ほどで退院になり、しばらくは胃粘膜を保護する内服薬を飲んで治療を続けます。

マロリー・ワイス症候群は治る?

マロリー・ワイス症候群は自然に治りやすく、予後が良好な病気です。再発しやすいわけではありませんが、予防のために胃や食道の粘膜をいたわる食生活を心がけるようにしましょう。

基本的に吐血というのは消化器等で重大な炎症が起こっているサインになりますので、少量でも吐血があったら放置しないで、すぐ受診することをおすすめします。

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