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なかなか治らないそのめまい、耳の奥にいるウイルスが原因かも!

一言にめまいと言っても、目が回るようなめまいからフワフワとふらつくようなめまいまでいろいろあります。そしてその治療のためには、めまいをやわらげる薬を飲んだりといったことが行われます。

しかしめまいがなぜ起こるかについては、まだよく分かっていません。そのため、様々な治療をしてもいっこうに良くならないということも少なくないのです。

このような原因不明でなかなか改善しないめまいに対して、抗ウイルス薬が効くかもしれないということが分かってきました。めまいを治すためにウイルスの薬を飲むというのは意外な気もしますが、本当なのでしょうか。

めまいの原因とは?

めまいにはグルグル目が回るように感じるめまい、フワフワとふらつくように感じるめまい、立ちくらみのようにクラッと感じるめまいなどがあります。目が回るように感じるめまいの場合、耳に原因があることが多くなります。

耳には音を聞くという働きのほかに、体のバランスをとるという働きもあります。そのため耳に何らかの異常が起きてしまうとバランスがとれなくなり、めまいが起きてしまうのです。この時、耳鳴りや難聴が同時に起こることもよくあります。

例えばめまいを起こす病気としてよく名前を聞くメニエール病は、内耳に存在する内リンパ液という液体が増え過ぎてしまったために起こります。他に良性発作性頭位めまい症や前庭神経炎といっためまいも、耳の異常が原因とされています。

耳の異常以外のめまいの原因には、脳の異常や高血圧、逆に急に血圧が下がったことなどがあります。ストレスが原因となることもあります。治療には血流を良くさせてめまいを改善させる薬などが使われます。

吐き気があれば吐き気止めが使われたり、めまいに対して不安感が強ければ不安をやわらげる薬が使われたりということもあります。神経がダメージを受けていることもあるため、それを修復させるためにビタミン剤が使われることもあります。

また、めまいを改善させるための運動というものもあります。医師の指導のもとで頭や体を動かし、めまいを起こしている原因を取り除きます。このようにいろいろな治療を行っても、めまいが完全に治らないということもあります。

めまいの原因や治療法については、まだはっきりしていない部分も多いのです。そのため長期間治療を続けてもなかなか治らなかったり、症状が落ち着いたかと思って安心しているとまためまいを起こしてしまったりと、完治させるのは難しくなります。

抗ウイルス薬でめまいが治る!?

このような、いろいろ治療を行ってもなかなか治らなかっためまいに対して、ヘルペスや帯状疱疹、水疱瘡などに使われる抗ウイルス薬が効くらしいということが分かってきました。ウイルスの増殖を抑える薬でめまいが治るというのです。

では、なぜ抗ウイルス薬でめまいが治るのでしょうか?実はこれについては、まだ正確なことは分かっていません。ただこのめまいの原因が、耳の奥に感染したヘルペスウイルスにあるからではないかと考えられています。

抗ウイルス薬によってそのウイルスの増殖が抑えられ、めまいが治るのです。ヘルペスウイルスというのは特殊なものではなく、誰もが感染している可能性のあるウイルスです。過去に感染して体の中に潜んでいるということもよくあります。

このヘルペスウイルスが、バランス感覚などに関係する神経で突然暴れ出し、その神経が圧迫されるためにめまいが起きてしまっているのではないかと考えられるのです。

実際に1~3週間ほど抗ウイルス薬を飲んで様子をみたところ、8~9割くらいでめまいが改善したという報告があります。(めまいの症状によって薬を飲む期間は違います。)使われる薬はゾビラックス、バルトレックス、ファムビルなどです。

ただし健康保険で適用となっている使われ方でないため、自費診療となります。そしてこれらはやや高い薬のため、薬代が通常のめまいの薬よりかなり高額になってしまいます。薬代の安くなるジェネリック医薬品は、今のところゾビラックスにのみあります。

否定的な意見もあり

抗ウイルス薬によるめまいの治療に対しては、否定的な意見もあります。この治療法はまだ研究途中で、医師の間でも意見が分かれているのです。抗ウイルス薬が本当にめまいに効くことを証明するには、まだまだいろいろな研究、検査が必要かもしれません。

この治療法に対して賛成的な医師だけでないため、めまいで受診してなかなか治らないからといって抗ウイルス薬による治療が行われるとは限りません。医師の考え方によってこの治療法が行われるかどうかは分かりませんが、もし気になるようでしたら一度相談してみてもよいかもしれません。

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