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めまいの原因は首こりにある!?頚性めまいを起こす首こり解消法

首のこりを感じる女性

「アレっ!」急に頭の中がグルグルと回っている感じがします。そう、これはめまい(目眩、眩暈)の典型的な症状で、見えている風景が回っているように感じています。

少し時間を空けることで元通りに治ることも多いのですが、酷い場合には「吐き気」や「頭痛」を伴うことも珍しくはありません。

景色が回るなんてまるで「ウルトラQ」のオープニング(解るかなぁ?)みたいですが、当人にとっては本当に辛く深刻な状況であり、原因としては「内耳」「脳」がまず疑われることになります。

しかしめまいの原因はそれだけではありません。しつこい首のトラブルが思わぬ落とし穴となって、そのめまいを引き起こしている可能性があったのです。

くらくら、ぐるぐる?めまいの辛い症状とはどのようなものか

しゃがんだ状態から急に立ち上がった場合に、頭がクラクラして景色がゆらゆらと揺れるように感じることがあります。これがめまいであり誰でも経験したことがある症状だと思います。

しかしこれは急に立ち上がったことによる、脳の血流不足が起こす一過性の症状であり、病的なめまいではありません。

病的なめまいとはどのような状況をもたらすのでしょうか?

私も酷いめまいに苦しんでいた時代がありました

それは私が40歳過ぎた頃の話です。スキューバダイビングが趣味の私は毎年10月になると、沖縄の慶良間諸島でダイビングを行うことが楽しみで、その日も息子と2人で楽しんでいました。

いつものスケジュールでは3泊4日で中2日をダイビングにあてており、その2日間は朝から3本潜っていたのです。(計6本ですね)

問題なくスケジュールをこなして、自宅へ帰る最終日に異変は起きました。ホテルで朝起きようとしたら、頭の中がグルグルと回って起きられないのです。帰る日なので無理に起きようとしたのですが、今度は立ち上がることもできません。

さらに頭を動かすだけで船酔いのような気持ち悪さが現れ、酷い吐き気が襲ってきました。できることと言ったら、ベッドで頭を動かさないように寝ているだけであり、少しでも動かすと直ぐにめまいと吐き気が襲ってくる状態です。

家族も心配していますが、レンタカーは自分が運転しなくては全員空港に行くこともできません。数時間休息した後になんとか立ち上がった私は、ロボットのように首を固定した動きでなんとかチェックアウトをして空港へと向かったのです。

私のめまいの特徴は頭を動かすことで頭の中がグルグル回るだけでなく、車酔いに似ている吐き気です。これは本当に辛かったですよ。ちょっと動かすだけで「おぇ~」なのですから…。

飛行機の中でもずっと頭を固定して蝋人形のように座っていたことを覚えています。周りからはパントマイマーと思われたかもしれませんね。

めまいの症状で辛いのは車酔いのような吐き気

実際にめまいに悩まされた私の意見では、めまいで辛いのは「景色がグルグル回る」や「平衡感覚が狂う」などでなく、それにより車酔いのような「気持ち悪さ」と「吐き気」が起こることです。

また眠る時にちょっと頭を動かすだけで、「ずーん」「ドーン」と地中に吸い込まれてしまうような感触…どう説明したら解るのでしょうか?そう地中にグルグル回りながら引き込まれて行く感覚だと思って下さい。

私の場合は特に吐き気が辛かったですね。めまいが起きたら直ぐに「おぇ~」でトイレに駆け込まなくてはいけません。

めまいを軽い病気だと考えている人は少なくありませんが、実はその症状は人それぞれであり単純に軽い病気ではありません。またその症状は一度発症したら長引くことが多く、治療を行ってもなかなか改善しないことも特徴と言えます。

そしてめまいは影に隠れている様々な病気のサインであることに注目しなくてはいけないのです。

酷いめまいは症状を説明するのも難しいくらいに辛いものです。パニクってしまうのも仕方がありません。

首のトラブルとめまいの大きな関係性

めまいは様々な病気のサインと考えられていますが、その多くは脳や内耳に関係していると言われています。しかし近年注目されている原因に「首」が上げられているのをご存知でしたでしょうか?

首のトラブルとめまいの原因を探ってみましょう。

めまいで原因不明と言われたら?めまい診断は内科、脳神経外科、耳鼻科で

症状としてのめまいが発症したらまず考えるのが、病院へ行って検査を受けることですよね。しかし待って下さい。病院と言っても様々な診療科目があり、「何科を受診すればよいのか?」と悩んでしまうことになります。

私の場合も病院へ行くことは決めたのですが、どこの病院へ行くのかが定まりませんでした。頭痛などの症状が無かったので、まずホームドクター(内科)に相談することにしました。

内科でまず血液検査などを行い「血糖値」「コレステロール」「肝機能」「腎機能」などを検査しました。異常はなく次に進められたのが、脳神経外科です。脳神経外科では内科の血液検査の状況を説明して、MRI検査で脳の異常を調べました。

結果は問題なしです。うーん次はどうしようと思ったら、脳神経外科の医師が「次は耳鼻科だね」と教えてくれたので従うことにしたのです。

一般的に耳鼻科には「めまい診療」を行っていることも多く、期待したのですが結果は「原因不明ですが、もしかしたら軽いメニエールかもしれませんね」と言われて内耳の血流を促進する薬を処方されたのです。

私は「内科」「脳神経外科」「耳鼻科」と3つの病院を渡り歩きましたが、この行為は無駄ではなく耳鼻科の医師も正しい判断だと言ってくれましたが、結局は原因不明でした。

めまいの診断で重要な診療科目はこの3つになります。めまいでどの診療科目に行くか悩んだら、これを覚えておくようにしましょう。

ついに原因が判明!もしかして首が悪かったの?

若干は収まった感のあるめまいですが、病院での治療を諦めてからも症状は続いていました。この頃になると人間も進化するのか「めまいと共存してやれ!」と思うようになり、症状が出ないコツをつかもうとします。(私だけかなぁ?)

そのように生活していたある日、ついにめまいの原因を見つけることになります。それが「首の筋肉」だったのです。

どちらかと言うと私は筋肉が多い体型で、ダイビングだけでなく「登山」「スイミング」「スキー」「ジム」などを普段からやっていました。さらにバイクも好きで、暇を見つけてはツーリングにも行っていました。

また散弾銃を使用する「クレー射撃」では、県の代表として国体へ出場し、種目別で入賞した実績もあります。何が言いたいかと申しますと、それなりに鍛えていた私は、身体の筋肉がガチガチにコッテいたのです。

肩こりも酷く腰痛もあります。また射撃を行っていることから、ショックに耐えるために首の筋肉も太く固くなっていたのです。

めまいが出るので極力頭を動かさなくなっていた私は、それによる原因も重なり首の筋肉がガチガチに固まっており、頭痛を引き起こしていました。

そして首を傾けるだけで痛みを感じる首に対して「もう我慢できないぞっ」とめまいを覚悟してマッサージに向かった私は、首の筋肉を中心にほぐしてもらったのです。

しかし奇跡は起こります。最悪マッサージ店で吐いてやろうとまで覚悟した私でしたが、めまいが出ることもなく反対に頭がスッキリした状態で、急に下を向いてもいつもの地中に引き込まれる感じもありません。

そう首の筋肉をほぐすことで私のめまいは軽減(完治ではありません)したのでした。私のめまいの原因は内科的な問題でもなく、脳的な問題でもなく、ましてや内耳的な問題でもなかったのです。

なんど首が私をこんなにまでも苦しめていたのです。

考えてみると首ってそんなに動かしていなかったことに気が付きませんか?肩こりと感じている人の多くが実は首こりだったとの話もありますよ。

首を原因とするめまいは「頚性めまい(けいせいめまい)」

めまいの原因に首が関連しているかもしれないことは、昔から指摘されてきました。しかしそれは長い間、論拠だけであり実際の診療に生かされることはありませんでした。

頚性めまいとはどのようなめまいなのか

めまいにはいくつかの原因が考えられますが、多くが「脳の腫瘍」であったり、「内耳の障害」であったりとされています。しかし、首を原因とする「頚性めまい」は存在こそ知られていても、実際には重要視される存在ではありませんでした。

専門家の中には「頚性めまいはフィクションかもしれない」との意見もあり、めまいの診断に首が疑われることは少なかったのです。

しかし近年では私のように首の筋肉が原因であったり、頚椎の損傷が原因であったりするめまいが見直されています。つまり頚性めまいはフィクションではなく、現実にめまいを引き起こす原因だとやっと認識されてきたのです。

頚性めまいは首の神経が何らかの原因で圧迫されることで起きると考えられています。例えば首の骨である頚椎が弯曲することで、首の神経を圧迫することも考えられますし、首の筋肉が固く緊張することで、神経を圧迫することも考えられます。

つまり頚性めまいとは首から脳へ向かう神経が圧迫されることで起こる症状であり、私のケースでは筋肉が固くなることで神経を圧迫していたことが想定されたのです。

めまいの症状で苦しんでいる人の多くが首こりを訴えている

世の中には「卵が先か?鶏が先か?」と言う諺がありますが、これは頚性めまいにも当てはまるようです。実はめまいの症状を訴えた人の8割以上が、肩こりや首こりを訴えているとの報告があります。

つまり肩や首がこったからめまいが起きたのか?めまいが発症したから肩や首がこったのか?どちらなのだと言うことですが、私的にはどちらも正しいのではないかと考えています。

つまり肩こりや首こりは首の神経を圧迫しますし、めまいが起きると首を動かせなくなるので首こりがますます悪化してしまいます。そして症状がますます酷くなるのではないかと考えているのです。

もしめまいの症状が出ていて病院の検査で原因が明確に確定できない場合は、肩こりや首こりの状態を確認することが大切です。

頚性めまいが起こるメカニズムを考えてみよう

頚性めまいのメカイズムを知る上で重要なのは、首は脳と脊髄神経などを繋げる重要なルートである事実と言えます。脳は人間の臓器の中でも最も重要なもので、身体全体に様々な司令を出しています。

つまり脳が出す司令は様々な神経から、身体全体に伝達されることで私たちは活動することが可能になるのです。首に損傷が起きれば脳の司令は届くことはなく、身体は麻痺して動かなくなってしまいます。

また反対に脳に対するダメージも小さいものではありません。神経の損傷は脳細胞にダメージ与えて、細胞が萎縮したり死滅したりする可能性もあります。

首のトラブルがめまいを引き起こす代表的なメカニズムを紹介します。

血流を阻害することによる脳機能の低下

脳は臓器の中でも沢山の血液を必要としています。これは脳が活発に活動するためには仕方がないことで、不足すると脳機能が低下してしまい様々な機能障害が起きてしまうのです。

そのために首には脳に酸素や栄養を送るために太い血管が通っています。しかし首こりの状態では筋肉が固く緊張しており、首の血管を圧迫して血流を阻害してしまうのです。

細くなった血管では脳が必要とする酸素や栄養を十分に得ることができません。脳は酸素や栄養不足から機能を低下させてしまいめまいを起こしてしまいます。

さらに酸素や栄養不足は脳細胞を萎縮させてしまい、「頭痛」「吐き気」などの症状をもたらし、慢性的なめまいの原因になってしまうのです。

また血管の圧迫は首の筋肉の緊張だけではなく、頚椎の弯曲でも起こることがあります。特に首を大きく曲げた時にめまいが出る場合は、頚椎が原因による圧迫が考えられるので、首の曲げには十分注意が必要です。

首の骨、頚椎の椎間板ヘルニアによるめまい

首の骨(頚椎)は7つの骨(椎骨)で作られており、これがずれることで首全体が曲がるようになっています。椎間板とは椎骨の間に挟まれている柔らかいクッションのようなもので、骨が曲がるために重要な働きを行っています。

この椎間板に異常が起こり、骨の可動に支障が出てしまうのが「椎間板ヘルニア」です。

椎間板ヘルニアで代表的な症状は、椎間板が椎骨の圧迫に耐えられずにはみ出してしまう症状で、はみ出した椎間板によって神経や血管が圧迫されてしまいます。

また椎間板が萎縮することで、椎骨の隙間が狭くなり、それによって神経や血管が圧迫される症状もあります。

椎間板の問題は腰椎で起こることが知られていますが、実際には頚椎での椎間板ヘルニアも多く発症していると予想されます。

頚椎における椎間板の損傷では、首を通る神経や血管が圧迫されてしまうことから、めまいの原因になると考えられています。

また、椎間板が萎縮することは、椎骨の変形を発症させる原因になり、骨棘(こつきょく)と呼ばれる突起が椎骨にできることがあります。骨棘は神経に触ったり、圧迫したりすることから、これもめまいを引き起こす原因になります。

ストレートネックなどの首の歪みも原因に

近年若い世代に増加が見られる「ストレートネック」は、本来軽い弯曲があるはずの首の骨が真っ直ぐになってしまう症状が特徴の病気です。人間の頭は思いのほか重く、それを首で支えるのは大変な負荷が掛かってしまいます。

そこで頚椎が弯曲することで、その重さを分散して負荷を軽減していたのです。

しかし「パソンコン作業」や「ながらスマホ」の日常化で、下向きの生活を慢性的に送っていると、少しずつ頚椎の弯曲はなくなり、真っ直ぐな首になってしまうのです。

そうなると重い頭の荷重はすべて頚椎に掛かり、下に押し下げて椎間板を圧迫してしまいます。またストレートネックは首の筋肉を緊張状態にして、固く柔軟性のないものに変えてしまうのです。

ストレートネックの症状の中にめまいがありますが、これは頭の荷重により頚椎が潰されている状態で、神経や血管に悪影響を与えていると考えて下さい。

頭と身体をつなぐ首は身体の中でも最もデリケートな部分です。その意味で頚椎は神経が集まる要所と言えます。

めまいには種類がある!めまいの種類を理解しよう

めまいにはいくつかの種類があります。病院で医師に説明しようとしても、めまいの種類を理解していなければ的確に説明することができませんよね。そこでめまいの種類で代表的なものを紹介します。

天井がグルグル回る回転性のめまい

ベッドに仰向けに寝ている状態で、天井がグルグル回る感覚を覚える場合は、「回転性めまい」と考えて下さい。回るのは天井だけではなく、「景色」や「風景」さらに「自分」まで回っているような感覚に襲われます。

回転性めまいでは私が陥ったように、「吐き気」や「車酔い」の症状が出ることが珍しくありません。

めまいが出て吐き気が出るのですから「脳梗塞」などの症状を疑ってしまいますが、実際には命の危険性は考えなくてもよさそうです。

回転性めまいは首こりでも出る症状ですが、一般的には内耳に問題がある時に出やすいと言われていることから、まずは耳鼻科で診察を受けた方がよいと思います。

浮動性のめまいは脳に問題があるかも

めまいの中でも回転性と同じく多いのが、「フラフラ」「フワフワ」する感覚が特徴の「浮動性めまい」です。まるで雲の上やトランポリンの上を歩いている感覚で、歩いていてもフラフラしてしまいます。

とても危ない状況ですが、これは脳に何らかの異常が発症している可能性があります。

例えば軽い脳梗塞では十分な血液が脳に送られないことから、酸素や栄養が不足してしまい浮動性めまいが発症してしまいます。また慢性的な栄養不足で脳細胞が萎縮した状態でも発症すると考えられています。

血流の阻害は首こりによる血管の圧迫でも起こる症状ですが、まずは脳神経外科で脳に問題がないかを検査してもらうことが重要です。

動揺性のめまいは自律神経に問題が

身体が「グラグラ」ゆれたり、ふらついたりした感触がある場合は「動揺性めまい」かもしれません。動揺性めまいは普通に歩いていても、地震のような揺れを感じてしまいます。

動揺性めまいの原因も脳と考えられており、中枢神経を司る「小脳」に何らかの異常が起こることで発症します。また自律神経が乱れた場合に動揺性めまいが発症することも多く、精神的ストレスが直接原因になることも珍しくありません。

ストレスは自律神経の交感神経を刺激して筋肉の緊張状態を作り出します。慢性的なストレスは自律神経を乱し、「自律神経失調症」を生み出し肩こりや首こりを作り出す原因になるのです。つまり以下のような状態が生まれます。

  1. 慢性的なストレス
  2. 自律神経失調症
  3. 慢性的な肩こりや首こり
  4. 頚椎神経や血管の圧迫
  5. 動揺性めまいの発症
めまいを冷静に見るとその特徴に気が付くはずです。自分のめまいの種類を把握することも治療にとって重要です。

めまいをなくそう!自分でできる首こり解消法

肩こりや首こりでは筋肉の緊張を緩めることが最も重要です。しかし安易にマッサージや整体に行くと、頚椎を痛めてしまい症状が悪化する危険性もあるのです。

私のケースではまず内科、脳神経外科、耳鼻科で検査を受けた後で、マッサージに行ったので予め頚椎の損傷などはないことが確認されていました。骨の異常の有無を確認する前には、過激な対処法は控えた方がよさそうですね。

首をとにかく温めることが大切

こりとは筋肉が緊張したまま固まった状態で、筋肉の血流が大幅に阻害されています。まずは固まった筋肉の血流を回復することが、首こり対策で重要なポイントになります。

そのためにはまず、首の筋肉を温めることを行って下さい。肩こりや首こりで辛い思いをしている人の中には、お風呂ではなくシャワーを日常的に使用している人が大勢います。

シャワーでは十分に首を温めることができないので、筋肉の緊張を和らげる効果は期待できません。39度~40度程度のお風呂に首まで浸かって、ゆっくりと時間をかけて温めて下さい。

また仕事の最中でも「首が疲れたなぁ!」と感じたら、蒸しタオルを首にあてて5分程度温めるのも効果的です。

指で揉むよりストレッチがオススメ

首を指で揉んでもらうマッサージも気持ちよいのですが、首の可動を広げるストレッチも同じ効果を得ることができます。

ストレッチは首が冷えた状態で行ってはいけません。お風呂上がりなどの状態で行うことで、効果も上がりますし危険性も少なくなります。

まずは首を下に倒して右耳を右肩につけるようにゆっくりと倒します。左の肩が上がらないように注意して首の筋が引っ張られるように20秒程度保持します。今度は反対に左耳を同じ要領で行います。

次に頭をゆっくり後ろに倒した状態で、同じように右耳を右肩に付けるように伸ばして保持します。左も同様です。

これを3セット行った後にゆっくり頭を回転させて首のこりをほぐします。深く大きく回すのがコツですね。

ヘルニアなど頚椎に問題がある場合は、無理なストレッチは症状を悪化させる危険性がありますので、自分の状態を確認した上で行うようにしましょう。

寝具を一度確認してみませんか?

首こりが酷い人の中には、原因が思い当たらないことがあります。そのような人は寝具をチェックしてみるのもよい方法です。

慢性的に肩こりや首こりを訴えている人を調べてみると、「高い枕」を好んでいる人が大勢いるようです。つまり枕が高いことで頚椎を圧迫してしまい、それが筋肉の緊張状態を生んでいたのです。

理想的な枕の高さは後頭部と首の弯曲を埋める程度と言われており、思いのほか低くても問題ありません。また枕が低くても敷ふとんやマットレスが柔らかくて、身体が沈んでしまうこともあります。

このケースでも結果的には枕が高くなってしまうので、注意が必要ですね。一度自分の寝具をチェックしてみてはいかがですか?

目の疲れは首こりの原因だ

仕事でパソコンを使う人は多いと思いますが、長時間目を酷使することは眼精疲労の原因であり、首こりを発症させてしまいます。

眼精疲労が起こると視神経が圧迫されてしまい、頭部の血流が悪くなってしまいます。そうなると首の筋肉にまで影響が及び、首こりの原因になってしまうのです。

「目が疲れたなぁ!」と感じたら、蒸しタオルを目にあてて3分程度周辺の筋肉を温めてあげましょう。それだけで筋肉の緊張が緩和して、血流が回復してくれるのです。

睡眠を十分にとることは最も大切な対処法

睡眠は身体を休めるためには必要不可欠なものですが、最近では不眠や睡眠不足を訴える人が増加しているそうです。睡眠は身体の筋肉を休めるだけでなく、脳を休める作用もあります。

睡眠全てで脳が休んでいる訳ではありませんが、睡眠が少ないと脳に悪影響が出てしまうのも事実です。そうなると脳の血流は悪くなり首こりやめまいの原因になってしまいます。

首こりやめまいを予防するためには、最低でも6時間~7時間の睡眠をとるように心掛けて下さい。

首を引っ張ったり痛みを感じたりする無理なストレッチは止めるようにしましょう。また低周波治療器などを使用するのも効果的です。

「たかがめまい」はダメ!めまいは何らかの病気のサインかも

ちょっとフラフラした程度では「立ちくらみだよ」なんて、安易に考えてしまうかもしれません。しかし慢性的にフラフラするようでは、それは何か隠された病気のサインかもしれません。

めまいの原因は首こりだけではありません。代表的なめまいを引き起こす病気を紹介しましょう。

めまいと言えばメニエールが疑われる

近年メニエール病が増加しており、特に中年以降の女性に多く発症が見られるそうです。メニエール病の症状で主なものを以下に示します。

  • 回転性めまい
  • めまいが長時間続く
  • 吐き気
  • 難聴
  • 耳鳴り
  • その他

メニエール病では回転性めまいが10分~数時間程度続くことが多く、数分で解消されることはまずありません。つまり短い時間で解消されるめまいはメニエール病とは診断されず、他の病気である可能性が高くなります。

また片方の耳が聞こえにくくなる難聴や、「ゴーン」「キーン」などの耳鳴りを伴うことも特徴になります。

メニエール病の原因は内耳にたまった「水」が原因とされています。内耳にリンパ液が増えることで、それが三半規管や耳石器を圧迫してしまいます。

三半規管は人間の平衡感覚を制御している器官なので、これが麻痺することでめまいが起きていたのです。

メニエール病は難病で治療を行ってもなかなか完治することは難しく、再発を繰り返してしまう特徴があります。また慢性的なストレスや疲労、睡眠不足もメニエール病の原因となっているので、生活習慣を見直すのも重要です。

命の危険性もある脳梗塞と脳出血

脳の血管が詰まって血流が悪くなる「脳梗塞」や、血管が破れて脳内出血が起こる「脳出血」は、脳内の血液循環に異常をきたすことからめまいを発症させる原因になります。

特に症状の初期としてめまいが表れることがありますので、その時点で病院へ行くことで早期対処が可能になります。

普段の健康診断で「高血圧」「高コレステロール血症」などを指摘されている人は、めまいを感じたら脳を疑うことも重要です。

脳腫瘍は脳を圧迫してめまいを引き起こす

脳の細胞が腫瘍化してしまう「脳腫瘍」は、腫瘍が大きくなることで脳を圧迫して「頭蓋内圧亢進(とうがいないあつこうしん)」と呼ばれる状態を引き起こします。

脳が大きくなると頭蓋骨により圧迫されてしまうので様々な症状が発症します。

  • 回転性めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 痺れ
  • 運動麻痺
  • 顔面麻痺
  • 失語
  • 平衡障害
  • その他

脳腫瘍の症状の特徴の中において、特に回転性めまいと平衡障害が特徴です。めまいによって真っ直ぐに歩くことが難しく、真っすぐ歩いているようでも実際にはフラフラしながら歩いています。

脳腫瘍は放置すると脳がどんどん大きくなってしまい、細胞が壊死してしまう可能性もあるので手術で取り除く必要があります。

症状を理解して早期発見に努めたいものですね。

めまいくらいいいか!なんて思わないで下さい。めまいの影には重い病気が隠れている可能性があります。

めまいは確定診断を受けるのが難しい症状、だからこそ慎重に!

めまいは症状であって病気ではありません。つまりめまいを引き起こす病気には様々な種類があり、一概にコレと診断することは難しいのです。

また病院の診療科にも区別があり、私のように内科、脳神経外科、耳鼻科と渡り歩くことも珍しくありません。

しかし、めまいの状態を把握することができれば、このような手間は防げるかもしれません。

例えば「めまいと頭痛」であれば、まず脳神経外科から受診した方がよいですね。また「めまいと耳鳴り」であれば、もちろん耳鼻科を優先させるべきです。このように少しの知恵で無駄のない受診が可能になるでしょう。

それでも解らないめまいがあったなら、それは首こりが原因のめまいかもしません。そのような人はゆっくりと自分の首を曲げてみて下さい。筋肉が突っ張るような感覚はありませんか?

首の筋肉を温めて筋肉をほぐすように心掛けて下さい。私も首こりを解消することでめまいの症状は出なくなっています。特に酷い場合には整形外科で首をしっかりと調べてもらうことが大切だと思います。

原因不明の病気なんてないのですから、落ち着いてもう一度、自分の症状を見直してみましょうね。

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