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意外?!良性発作性頭位めまい症の原因はカルシウム不足かも

めまいの原因には耳や脳の異常などがありますが、耳に原因があるめまいの中でも特に患者数が多いのは良性発作性頭位めまい症です。なでしこジャパンの澤選手がなったことでも有名になりました。

起き上がったり、寝返りを打ったりして頭の位置が特定の体勢になった時にめまいが起きます。グルグルと自分も周囲も回ったように感じるかなり激しい発作で、吐き気を伴うこともあります。普通は30秒~数分(だいたい1分以内)で治まります。

同じ頭の位置にするとまためまいが起こりますが、繰り返すうちに治まっていきます。他のめまいには耳鳴り、難聴が伴うことも多いのですが、このタイプのめまいでは聴覚の異常は起こりません。

なぜめまいが起きるのか?

良性発作性頭位めまい症の原因は耳石器にある耳石がはがれて三半規管に入り込むためだとされます。

耳は聴覚だけでなくバランス感覚もつかさどっています。バランンス感覚をつかさどる器官が耳の奥にある耳石器や三半規管です。

耳石器は頭の動き、傾きや加速度を感知し、三半規管は体の回転を感じます。耳石器には耳石という、小さな結晶がのっていて、これが耳石器上を移動することでいろいろな動きを感知しています。

耳石は常に代謝されていて、古いものは分解されて消滅し、また新しいものが作られています。これがはがれて三半規管に入り込むとバランス感覚が異常に刺激されめまいが起きてしまいます。

耳石がはがれる理由としては、長期間寝たきりでいること、頭を強くぶつけたこと、感染症や加齢があげられます。澤選手の場合はヘディングによる衝撃だろうと思われます。

カルシウム不足で耳石がはがれやすくなる?!

良性発作性頭位めまい症は40~50歳以降になると患者数が急増します。そして、更年期以降の女性患者数はそうでない患者の3~4倍になるとされます。このことから考えられるのは、耳石がはがれやすくなるのはカルシウム不足が関係しているのではないかということです。

女性は更年期を過ぎると女性ホルモンの量が減少し、カルシウム不足が起きやすくなります。そのため骨粗鬆症などにもなりやすくなります。耳石は炭酸カルシウムからできていて、カルシウムが不足することで耳石器からはがれやすくなるとされます。

このめまいになった方を調べてみると、骨粗鬆症を患っていたということも多いようです。また、骨粗鬆症の薬を飲むことで再発しにくくなったというデータもあるようです。

ただし、まだ『カルシウム不足が良性発作性頭位めまい症の原因である』というはっきりとした研究結果があるわけではありません。このめまいは(というよりほとんどのめまいで)まだはっきりとした発症原因がわかっていません。

それでも骨粗鬆症の方にこのめまいを発症する方が多いのは確かなようですので、骨粗鬆症予防のためにも日頃からカルシウムを多く摂ることを心がけるのはよいかもしれません。

良性発作性頭位めまい症で病院を受診すると、頭を動かすリハビリ運動をするように言われると思います。これは三半規管に入り込んだ耳石を元の場所に戻して、やがて自然に分解、消滅させていくために有効です。

めまいがある時に頭を動かすのは辛いと思いますが、指示に従ってがんばって続けるようにしてください。

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