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吐き気と耳鳴りを伴うめまいに襲われた!病気の正体と対処法!

日々の暮らしの中で、ある日突然めまいに襲われることがあります。もし、このめまいという症状に吐き気や耳鳴りを伴うようであれば、断言するわけにはまいりませんが、メニエール病を疑うべきでしょう。

また、この耳鳴りには突発性難聴が潜んでいる可能性があります。メニエール病にしても突発性難聴にしても、どちらも難病指定されている厄介な病気です。このような症状に襲われた時、どのように対処したらよいのでしょうか?

メニエール病とはどのような病気ですか?

メニエール病によって引き起こされるめまいは、かなり強くグルグルとする回転性のめまいになります。時間的には多くの場合、30分程度めまいが続きますが、長いケースでは数時間に及ぶこともあります。めまい以外の症状としましては、耳鳴り、嘔吐、顔面蒼白、冷や汗、頻脈などがあります。

なぜメニエール病になるのでしょうか?

メニエール病は難病指定されているくらいですから、いまだに未解明な部分は多いのですが、それでも内耳に存在しているリンパ液が増えてしまうという現象に、深く関わりがあるのではないかと考えられております。

ただ、このリンパ液の増加が何に起因しているかが分かっていない点なのであります。リンパ液の量が必要以上に増えると、内耳の中に水ぶくれができてしまうことがあります。この内耳に生じた異変の結果、身体のバランス感覚が乱れてしまって、激しい回転性のめまいを起こしてしまうわけであります。

突発性難聴とはどんな病気ですか?

何年か前、当時人気の絶頂にあったシンガーソングライターの浜崎あゆみさんが、突発性難聴になったことが報道されて、多くの人がこの病気を知ることとなりました。この突発性難聴もまた、難病に指定されている厄介な病気なんですね。

難病に指定されているということは、メニエール病と同様、原因が完全に解明されていない病気ということでもあります。この突発性難聴に襲われますと、突然耳が聞こえにくくなるのですが、それと同時に耳鳴りや吐き気、そしてめまいという症状が一緒に現れることがあるのです。

ということで、突発性難聴とメニエール病は、似たような症状を現すことがあるということです。

なぜ突発性難聴になるのでしょうか?

突発性難聴の原因については、前述した通り明らかとなっておりません。そんな中にあって、いくつかの仮説が立てられています。その1つとして、はしかやおたふくかぜなどを発症すると、突発性難聴になる確率が高くなるというものがあります。

2つ目としては、内耳の中での出血や何らかの原因によって痙攣が起きることで、循環障害に陥って突発性難聴になるという考え方もあります。また、患者さんのへの調査結果によりますと、突発性難聴発症直前は過労気味だったというコメントが多かったそうです。

メニエール病と突発性難聴を比較すると

メニエール病の一番の特徴は、何と言っても回転性の激しいめまいに襲われるということです。その一方で突発性難聴は、文字通り突然耳が聞こえにくくなってしまう病気なのですが、この難聴になった人の約30%が、めまいの症状も同時に現れていたということなのです。

厚生労働省の資料を見ましても、耳鳴りと同時に現れる病気としましては、その患者数においてメニエール病の方が多いのです。

めまいは一過性の突発性難聴

突発性難聴もめまいが襲ってくることがあるのですが、メニエール病と違って一過性であり、繰り返しその症状が現れることはないんですね。メニエール病が原因のめまいは、頻繁に起こります

突発性難聴を発症する人は男女の差はなく、年齢的には50歳から60歳代の方が多く発症しますが、小児から若者、そして高齢者の発症例もかなりあります。一方、メニエール病についてですが、男女比でみますと女性のほうが多く、年齢的には30歳から50歳くらいの人に多くみられます。

めまいや吐き気、耳鳴りが同時に襲ってきたら?

めまいや吐き気、耳鳴りが同時に襲ってきたら、どのように対処したらよいのでしょうか?この場合、何よりもできるだけ速やかに耳鼻咽喉科のある病院に行くべきです。

ちなみに、メニエール病にしても突発性難聴にしても、受診科目は耳鼻咽喉科になります。どちらの病気も進行性の疾患ですから、治療の遅れは症状の悪化を招きますし、最悪、症状が固定化してしまうことがあります。

突発性難聴の猶予期間は1週間です

突発性難聴は、発症してから1週間以内に治療を始めないと、完治させることができなくなってしまいます。またメニエール病にしても、治療の遅れはやはり治すことが難しくなってしまうこともあり得るのです。

したがいまして、めまいや吐き気、そして耳鳴りという症状が現れた場合、可能性としてはメニエール病の方が高いわけですが、発症してからの猶予期間は突発性難聴の方が短いので、絶対に我慢や様子見などしないで、耳鼻咽喉科に行って診察してもらってくださいね。

メニエール病と突発性難聴の治療方法

めまいや吐き気、そして耳鳴りという症状が同時に現れたら、すぐに耳鼻咽喉科のある病院に行くべき、ということは再三申し上げている通りです。そして、どちらの病気にしても耳鼻咽喉科であれば診てもらうことができますので、その病院で病名を確定してもらいましょう。速やかに対処することで、症状が悪い状態で固定化されることもなく完治することができるはずです。

メニエール病の治療方法

メニエール病の治療にあたっては、下記のような方法があります。

  • 薬物療法
  • バイオプレート治療
  • 手術

薬物療法

メニエール病の治療における薬物療法では、「抗ヒスタミン剤」「自律神経調整剤」「鎮静剤」「内耳循環改善剤」「利尿剤」などの薬が処方されることになります。薬物療法は、発症初期の状態で治療を始めることができれば、かなり成果をあげることができます

それを逃してしまいますと、治療の長期化は避けられませんし、治らなくなってしまう可能性もあります。また、上記のような薬による薬物療法は、副作用の心配がありますので、ご注意くださいね。

バイオプレート治療

この治療方法は、マウスピースを使うことでズレが発生している下顎を矯正させて、メニエール病の症状を改善する方法になります。バイオプレート治療は、副作用もなく即効性があって、頻繁に病院通いをする必要のない治療方法になります。しかし、この治療の効果には個人差がありますし、特に重度の方にはほとんど効果がないこともあります。

外科手術

メニエール病は、早期に治療を開始できれば、ほとんどの患者さんは薬物療法などで治すことできます。少なくとも日常生活には支障のない程度には回復するはずです。しかしながら、患者さんの中の10%程度の方は、症状が重度であったりして手術が必要となることもあります。

外科手術には2種類の方法がありまして、それは聴力を残存させながら、めまいを抑える温存手術と、患部である内耳を、聴力の消失を覚悟の上で、壊すことで発作を抑えこんでしまう破壊手術の二通りです。当然のことながら、破壊手術は聴力の残っている方に適用されるものではありません。

また、聴力温存療法にしても、聴力低下という副作用の可能性はあります。ということで、メニエール病に対して手術を検討する場合は、慎重な上でもさらに慎重に検討する必要があります

時間との闘いです

めまいや吐き気、そして耳鳴りという症状が同時に現れた場合、可能性としてはメニエール病の方が高いのですが、突発性難聴の可能性もあります。特に突発性難聴は、発症してから1週間、遅くとも2週間以内に治療を開始しないと、難聴の症状が固定化されてしまいます。

また、メニエール病だって、できるだけ早期に治療を開始することが完治への近道になります。皆さんだって聴力は失いたくありませんよね。まさか、上記のような症状が現れているのに病院に行かない方はいないと思いますが、くれぐれも受診すべき診療科目を間違ったりして、正しい治療の開始が遅くならないようにしてくださいね。

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