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パソコンやスマホの液晶ディスプレイでVDT症候群に

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あなたは毎日どれくらいの時間、液晶ディスプレイを見ていますか。

通勤電車でスマホを見て、会社についたら一日中パソコンに向かってお仕事をして、お家に帰ったら液晶テレビを見て・・・と一日中液晶画面と向き合っている人も少なくないのではないでしょうか。

このようなディスプレイを見ながらの長時間の作業で、目の不調や肩こり首の痛み、精神的な不安定さを訴える人たちがいます。これらの疾患はVDT症候群と呼ばれ、近年急増し問題化しています。

また、液晶ディスプレイから発せられるブルーライトが身体に影響を及ぼすと懸念する声もあります。

VDT症候群、それにブルーライトとは何なのでしょうか。その解説と対処方法をご紹介いたします。

パソコンやスマホで起こる現代病!VDT症候群とは

VDTはVisual Display Terminalの頭文字を取ったものでパソコンやタブレット端末、スマホの画面のことをいいます。

VDT症候群は別名、IT眼症あるいはテクノストレス眼症とも呼ばれることがあります。IT機器をつかった仕事を長時間続けることで目を中心とした症状を起こす病気です。

パソコンなどのIT機器を使ったお仕事と言いますと、メールの作成、Wordを使った文章の作成、Excelを使ったでーたの入力、PowerPointをつかったスライドの作成などが一般的ではないでしょうか。

その他、会社独自の日報システムやデータ入力ソフトを日々使用している方も多いと思います。

このようなパソコンなどを使用した作業はVDT作業と呼ばれています。

VDT作業をしている人たちは身体的、精神的疲労を感じる人の割合が高いという調査結果があります。そのためVDT作業は労働衛生上問題視されてきました。

グッタリする疲労感や倦怠感はひょっとしたらVDT症候群かもしれない

VDT作業の問題はパソコンが日本に普及しだした1980年代なかば取り上げられるようになりました。当時の労働省は1985年12月に「VDT作業のための労働衛生上の指針について」を定めています。

その後の IT革命を経て今では誰もがVDT作業を行わざるを得ない環境となっています。

このような状況の変化に対応するため厚生労働省は2002年4月に「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を作成しました。

目が疲れるだけじゃない!VDT症候群の症状

VDT作業つまりパソコンなどを使ったお仕事を長時間つづけていると交感神経が興奮してきて涙液の分泌が少なくなってきます。さらに画面を見続けているとまばたきが少なくなることによって目がより乾燥してきます。

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このため VDT症候群は目の症状を中心に以下の症状がみられます。

目の症状

  • 目が疲れる
  • 目が乾く
  • 目が充血する
  • 目が痛む
  • 目がかすむ
  • 物がぼやけて見える
  • 視力が落ちる など

VDT症候群では目の症状以外にも次のような症状が現れる場合があります。

身体的症状

  • 首や肩や腕、腰の疲れ
  • 首や肩や腕、腰のこり
  • 首や肩や腕、腰のだるさ
  • 首や肩や腕、腰の痛み
  • 背中の痛み
  • 手指のしびれ など

精神的症状

  • 食欲減退
  • イライラ
  • 疲労感
  • 倦怠感
  • めまい
  • 吐き気
  • 不安感
  • 抑うつ状態 など

VDT症候群の原因は?ブルーライト原因説

パソコン、スマートフォン、携帯ゲーム機、液晶テレビなどLEDを使用した液晶画面から発せられているブルーライトが人体に悪い影響がある、という意見があります。

それはどのようなものなのでしょうか。

空が青く見えるのは自然界に青い光があるからです。その自然界にもある青い光は目の網膜にまで達するため視細胞に障害を与えることは従来から知られていました。

青い光は眼精疲労や急性網膜障害、加齢黄斑変性症の原因の一つと言われています。

一方、青色LEDの光がどのようなメカニズムで網膜の細胞に障害を与えるのかを明らかにしたのが岐阜薬科大学の原英彰氏らです。

原氏らはマウスに緑、白、青のLEDを照射しました。その結果、活性酸素の量が青、白の順に増加し、緑では増加は見られませんでした。活性酸素は細胞に損傷を与えます。

また青と白の光は視細胞を障害しましたが、緑の光は視細胞を障害しないことが確認されました。

自然界でも緑は目に良いと言いますよね。それに青空の広がるような日差しの強い日にはサングラスをして目を保護する人もいます。

LEDの光でも緑は目に優しく、青と白は目にキツイことが確認されました。

液晶ディスプレイから特別なブルーライトが出ているわけじゃない

LED液晶ディスプレイから発せられる「ブルーライト」が人体に悪い影響を及ぼすとする情報があります。ただ、 LEDから発せられるブルーライトは、自然界でも存在する目に見える青い光のことであり、特別な光ではありません。

青い光「ブルーライト」は蛍光灯や青空、太陽光にも含まれています。それらに比べて液晶ディスプレイから特別に強力なブルーライトが発生している訳ではありません。

厚生労働省が勧めるVDT症候群対策とブルーライト対策

VDT症候群を予防、改善するために作業環境の整えることと、作業時間などの作業管理を行うことが厚労省作成の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」には記載されています。

その要約を以下にご紹介いたします。

VDT症候群対策1.作業環境を整える

お部屋はまぶしすぎないようにしましょう。 パソコンなどの画面は500ルクス以下、机の上は300 ルクス以上が理想的です。パソコン画面、机の上、周囲との明るさの差が小さいほうが望ましいです。

パソコン画面に太陽の光が当たらないようにしましょう。同様に照明などの光がパソコン画面に反射して目に入らないようにしましょう。

対策としてはパソコン画面の向きを調整する、画面に反射防止のグッズを装着する、照明を間接照明に換える、などです。

パソコンや周辺機器からの騒音もストレスになることがあります。騒音を小さくする工夫もしてみて下さい。

VDT作業を行うお部屋の換気、室温、湿度にも注意をして下さい。

VDT症候群対策2.作業管理をする

パソコン画面を見続ける時間やキーボード操作の時間を出来るだけ短くすることが望ましいです。 パソコン等を使った作業が連続して1時間を超えないようにしましょう。

パソコンを使う以外の作業を組み込むことでパソコンを使う作業を10分から15分は中断するようにしましょう。

目とパソコン画面の距離は40cm 以上離すようにしましょう。この距離で見えにくい場合はメガネの使用などをご検討下さい。

画面の高さは、画面の一番上が目の高さと同じか、それよりもやや低いくらいがちょうどよいです。

ブルーライト対策1.ディスプレイの設定を調節する

液晶ディスプレイの光がまぶしすぎて目が疲れる、という場合は、まぶしくないようにディスプレイの設定を調節して下さい。全体の明るさを落とすだけでも目の疲れは緩和されます。色温度(Color Temperature)を低くすればブルーライトは少なくなります。

ブルーライト対策2.専用のメガネを使う

PCメガネを使用することでブルーライトをある程度遮断することが出来ますし、遮光眼鏡の中にはほぼ完全にブルーライトを遮断することが出来るものもあります。

あまり症状が強いようでしたら眼科の先生にご相談されるのが良いと思います。

ブルーライト対策3.眼科を受診する

適度な休憩を取る、ディスプレイの明るさを下げる、専用のメガネをかける等の対策を行ってもVDT作業を行うことで目を中心とした異常を感じている方は、一度、眼科を受診されるのが良いと思います。

眼科では点眼剤によるドライアイの治療や視力にあったメガネ、コンタクトレンズの処方がされます。

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疲れをためないで…体の異変に注意を向けよう

パソコン作業などのデスクワークで疲れを感じるのは気のせいではありません。そのようなお仕事をされている人たちは身体的、精神的疲労を感じる人の割合が高いという調査結果があります。

目の疲れは脳の疲れです。寝ても疲れが取れない場合は眼精疲労であり健康な状態ではありません。ドライアイは自律神経に異変が起きている現れです。

病院に行っても眼精疲労やドライアイは直ぐには良くなりません。一番の良い対策は疲れをためないことです。

お仕事なのでなかなか休めないという人も多いと思います。でもお仕事をし過ぎて体や心を病んでしまっては元も子もありません。

PC作業に疲れたら、お手洗いに行くとか、同僚と情報交換や打合せをするなどしてパソコン画面から目を離す工夫をされては如何でしょうか。

パソコン画面の明るさを調節することや、他の光が画面に反射しないようにすることも有効です。

疲れを貯めないためにもご自分の体のSOSに耳を傾けるようにしたいものですね。

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