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痛みが出る前にまずは予防!尿路結石にならないためにできる事

尿路結石の患者は年々増加しています。2005年の調査では男性の7人に1人、女性の15人に1人が生涯に一度はかかるとされました。以前は男性に多い病気でしたが、最近は女性にも増えてきています。

再発率も高く、一度尿路結石になった人の約半数は10年以内に再発すると言われています。同じ生活を続けていた場合には80~90%が再発しているようです。

では再発しないようにするには、どのようなことに気をつけていけばよいのでしょうか?

水分を摂る

結石予防で一番大切なのは水分を多く摂ることです。食事以外で1日2000mlくらい摂るようにし、尿量が2000mlになるようにしましょう。尿量が1日1000ml以下になると結石のリスクが上がります。

尿が多いと尿中のいろいろな物質は溶けた状態のままで排出されます。尿の流れがあることで結石になる前に排出されたり、初期の小さな結石は気付かないうちに排出されます。

逆に尿の流れが悪く、停滞していると結石が出来やすくなります。例えば寝たきりであったり、尿の通り道に障害があったりすることは結石が出来る原因になります。

また夜間は水分不足になりやすいため、結石が出来やすくなります。脱水状態になりやすい状況、暑さや水分を摂らないで激しい運動を続けたりなどということも結石が出来やすくなる原因です。

水分は水道水、麦茶、ほうじ茶などを摂りましょう。水分を摂るためと言っても清涼飲料水、コーヒー、紅茶、アルコールなどを摂り過ぎないようにしましょう。これらは結石を出来やすくしてしまいます。

バランスの良い食事と適度な運動

寝る直前の食事は良くありません。就寝の4時間前までには夕食を摂っておきましょう。これは尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸の濃度が食後2~4時間で高くなり、そのまま寝てしまうと結石が出来やすくなってしまうからです。

夕食を食べ過ぎたり、朝食を抜くのも良くありません。運動も適度にしていきましょう。

摂り過ぎないようにする食品

シュウ酸

シュウ酸を多く摂り過ぎるとカルシウムと結合してシュウ酸カルシウム結石になってしまいます。シュウ酸を多く含む食品は、ほうれん草、タケノコ、ブロッコリー、ナスなどの灰汁の多い野菜、ピーナッツ、チョコ、コーヒー、紅茶、ココアなどです。野菜のシュウ酸は茹でこぼせば減らせます。

シュウ酸を多く摂る時には、カルシウムも同時に摂ることで便として排出させることが出来ます。詳しいことはカルシウム摂取の項目で説明します。

以前、ビタミンCは代謝されてシュウ酸になるため、ビタミンCも摂り過ぎない方が良いと言われました。しかし、現在これは間違いとされています。

ビタミンCはシュウ酸塩を増やすものの、カルシウムとシュウ酸塩の結合を阻止する働きもあるため問題ないとされます。結石の種類によってはビタミンCを摂ることで減らすことができるものもあります。

プリン体

実はプリン体を摂り過ぎて高尿酸血症になると、痛風だけでなく尿酸結石になる恐れもあります。そのためレバー類や干物、あんこうの肝、白子といったものは摂り過ぎないようにしましょう。アルコール、特にビールの飲み過ぎもよくありません。

動物性タンパク、脂肪、砂糖、塩分

これらのものは尿中のカルシウム量を増やし、結石を出来やすくしてしまいます。普段から気をつけておきましょう。

カルシウムを適度に摂る(600mg~800mg/日)

以前はカルシウムの摂り過ぎも結石になると言われていましたが、現在は適度に摂ることがよいとされています。

これは、カルシウムは腸管内でシュウ酸と結合して大きな物質になり、そのまま便として排出されるからです。(腸管内で結合出来ずシュウ酸のままだと、再吸収されて尿になるために腎臓へ行き、そこでカルシウムと結合するとシュウ酸カルシウムという結石になります。)

そのため、シュウ酸の多い食品を摂る時にはカルシウムも十分に摂っておくと、腸管内で結合して便として排出されてよいとされます。

カルシウムは摂取量が少ないと結石が出来やすいですが、摂り過ぎても結石が出来やすくなるので適度な量で摂るようにしましょう。通常、食事からの摂取量は不足気味なので、なるべく多く摂ることを心がけるとよいでしょう。サプリメントから摂る時には過剰にならないように気をつけてください。

クエン酸、マグネシウム、食物繊維を多く摂る

これらのものは結石が出来るのを防いでくれます。クエン酸は野菜や果物、マグネシウムは野菜や海藻、食物繊維は野菜や穀類に多く含まれています。

一度でも尿管結石を患った方は、結石がなくなった後も定期的に通院して尿検査やエコー、X線検査などで結石が再発していないかを確認し、予防していくとよいでしょう。

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