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それは人生最強の激痛?!男性は注意したい尿管結石について

突然襲う激痛

我慢できないほどの激痛を伴う病気のひとつに尿管結石(尿路結石)があげられます。これは尿路に石の結晶ができる病気です。結石が詰まったり動くことで痛みを感じるのです。その痛みはあらゆる痛みの中でも最も強いとも言われているほどです。

女性よりも男性のほうが2倍発症しやすく、男性の1割が人生に一度は尿管結石を発症すると言われているほど比較的起こりやすい病気なのです。また、30~50代の男性に発症しやすい特徴があります。尿管結石とはどのような病気なのでしょうか。

体内になぜ石が発生するのか

尿管結石の石は尿中の成分が結晶化し成長したものです。なぜヒトの体内に硬い石が発生するのでしょうか?これは尿中のシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、シスチン、尿酸といった成分が固まってしまうために発生するのです。

尿管結石の中で多いのがシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムによるカルシウム結石で尿管結石の中では8割ほどを占め、リン酸マグネシウムアンモニウム、シスチン、尿酸による尿管結石は少ないです。

カルシウム結石はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムが結晶化することで発生します。中でもシュウ酸カルシウムによる結石が最も多く、尿中のシュウ酸濃度の高さが原因になります。

通常、シュウ酸は腸内でカルシウムと結合して便と共に排泄されるのですがシュウ酸カルシウムを過剰摂取したりカルシウムが不足すると、尿中に増えたシュウ酸とカルシウムが結合して結晶化してしまうのです。

リン酸マグネシウムアンモニウム結石は尿が菌に感染した時に発生しやすくなります。菌に感染したことで尿中の成分が沈殿しやすくなり成分の結晶化が起こるのです。

シスチン結石は先天的なアミノ酸代謝以上によって起こる結石です。尿が酸性に傾いた時シスチンというアミノ酸の一種が沈殿すると発生しやすくなります。

尿酸結石は高尿酸血症の人に起こりやすく、血液中から排泄された尿酸が尿中に増えなおかつ尿が酸性に傾くと発生しやすくなります。

尿管結石ができる場所

尿管結石は尿路に発生します。尿路というのは腎臓、尿路、膀胱、尿道といった尿の排泄に関与する器官の総称です。それぞれの部位にできる尿路結石は腎結石、尿路結石、膀胱結石、尿道結石と呼びます。

尿路結石はたいてい腎臓内で発生し、成長しながら尿路、膀胱、尿道へと移動していきます。尿路結石の多くは腎結石または尿路結石です。

尿管結石の症状

突然の激痛を伴うことで知られている尿管結石ですが、石ができたら必ずしも痛みが起こるわけではありません。小さな結石は尿路にひっかかることなく自然に尿と共に体外へ排出されてしまうので症状に気付くことがありません。

ただし、結石が成長し尿路にひっかかったり詰まったりする大きさになると痛みを引き起こしてしまいます。尿管結石には以下のような症状があります。

・背中~脇腹、腰の激痛
・吐き気・嘔吐
・冷や汗
・血尿
・残尿感

七転八倒するといわれる激痛が起こっても結石が排出されたり小さくなれば痛みはなくなります。

尿管結石の原因

「シュウ酸」

尿管結石の中で最も多いシュウ酸カルシウム結石は、シュウ酸を過剰に摂取することが原因につながります。シュウ酸は、ほうれん草、たけのこ、チョコレートコーヒーなどに多く含まれています。

「水分不足」

尿量が多いと結石ができても小さいうちに尿と共に排泄されていくので発症を防ぐことができますが、水分不足になって尿量が減ると尿路で結石が大きくなってしまう可能性があります。

「カルシウム不足」

カルシウム結石はカルシウムが結晶化して発生する結石なので、カルシウムの過剰摂取が原因かのような誤解を持つ人がいるかもしれませんが、逆にカルシウム不足が発症の原因となっています。

尿中にシュウ酸が排泄されず便として排泄させるためには腸内でカルシウムとシュウ酸を結合させることが必要ですから、適度なカルシウム摂取は予防のために必要になります。

「飲酒」

アルコールにはシュウ酸が、ビールには尿酸のもととなるプリン体が含まれます。

「脂肪分の摂取」

脂肪を多く摂取すると腸内のカルシウムが過剰な脂肪と結合するほうに使われるためシュウ酸と結合できなくなります。

尿管結石の対策

発症したら病院で治療を受けましょう。鎮痛剤を用いながら水分を多めにとったり結石が排出しやすくなる薬で自然排出させる場合が多いですが、必要に応じて体外から衝撃波を当てて結石を粉砕する治療を行います。

シュウ酸、プリン体、脂肪の多い食品を控える、カルシウム不足に気をつける、水分を多く摂る、カルシウム結石を防ぐクエン酸やマグネシウムを摂るといった対策が発症の予防に効果的です。

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