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突然の激しい痛み 尿管結石の症状と予防法

尿管結石とは、尿路系で出来た石(結石)が止まったり詰まったりすることによって発症する疾患です。結石のある部位によって呼び名が変わります。腎臓にあれば腎臓結石。腎臓と膀胱の間にある尿管に下がってくれば尿管結石。これらを総称して尿路結石と呼びます。

このうち尿管に詰まる尿管結石では、突然襲う激しい痛みにより大人でさえ転げまわるほどです。初めてこの疾患を発症した人はあまりの激痛に命の危険を感じるほどの痛みです。尿管結石は近年、増加傾向にあります。

尿管結石の原因

なぜ、体内の腎臓で石が出来るのでしょう?これは、尿酸、シュウ酸、リン酸、カルシウムなどの尿中に溶けていた物質が腎臓の中で固まることによって生成されます。石の大きさは、小さなものから1センチを超える大きさの石まで様々な大きさです。

この石は珍しいものではなく多くの人でしばしば出来ているものです。ここで問題となってくるのがその石の大きさです。石の大きさが尿管よりも小さい場合は本人が気づかないうちに自然と尿管を流れて移動し、尿とともに排泄されてしまうので痛みも発生しません。

転げまわる痛みを伴うのは石が尿管と同じかそれよりも大きい場合です。大きいと尿管がふさがれてしまい、腎臓で尿が作られると腎臓から石までの間の圧力が高まって激しい痛みが発生します。

尿管結石の症状

多くの場合、石と粘膜が接触し出血するために血尿が起こります。しかしこの血尿は肉眼でみてわかるものと、顕微鏡で観察しないとわからないものの二通りあります。

尿管結石で最もやっかいな症状は痛みです。尿管結石の痛みは「痛みの王様」とも呼ばれるほど激しい痛みです。しかもその激しい痛みは、突然襲ってくるのが特徴です。合併する症状として痛みの他にも吐き気や嘔吐があります。

尿管結石の治療

尿管結石の特徴は突然襲ってくる激しい痛みですが、石さえ体外に出てしまえば今までの痛みがまるで夢でも見ていたかのように消失するのも特徴です。

多くの場合自然に体外に排泄されるので、鎮痛剤を服用し、水分をしっかり摂って尿量を増やして自然排泄を待ちます。しかし結石の大きさが10mm以上になると自然排泄は期待出来なくなります。

自然排泄が期待できない時には、体外衝撃波結石破砕術と言う方法で体外から音波の一種を結石に向けて当て結石を細かく砕きます。

再発の予防

このように激しい痛みに襲われるので二度と発症したくない尿管結石ですが、一度結石になった人は5年以内に約半数が再発すると言われています。再び痛みに襲われないためには、多くの生活習慣病と同じように生活習慣を改善することが必要です。

○水分をたっぷりと摂る

尿量を増やすことは尿管結石の予防に大きな効果があります。また尿が濃くならないと言う点でも効果が期待できます。尿が濃くなると尿中の成分が沈殿しやすくなり結石が出来やすくなります。

目安としては、季節にかかわらず一日に2リットル以上の水分を摂るようにしましょう。特に夏場は汗で水分が失われるのでしっかりと水分補給をすることが大切です。ただし水分なら何でもいいのかと言うとそうではありません。

砂糖を含む清涼飲料水は尿中のカルシウム排泄を増加させますし、コ-ヒ-や紅茶もそれぞれは尿酸やシュウ酸の排泄を増加させるので避けましょう。おすすめは水道水や麦茶やほうじ茶などのお茶です。

○カルシウムを摂る

カルシウムは結石の元になるシュウ酸を尿中に排泄しにくくする効果があることがわかってきました。だからと言って過度に摂りすぎるのもよくありません。適量摂るようにしましょう。牛乳やヨ-グルトなどの乳製品で補いましょう。牛乳なら1日1本200ml以下にするのが良いでしょう。

○夕食は寝る4時間前までに

就寝中は尿量が減少して濃縮された尿ができます。食事により摂取したものは食後2~3時間で尿中への排泄がピ-クとなります。食事に含まれる結石の元になるシュウ酸が排泄されるのと、尿が濃くなる時間が重なり結石が出来やすくなってしまいます。

従って、夕食を終えてから眠るまで4時間程度の時間を空けることが予防に効果的です。尿路結石は近年増加傾向にあります。その原因は食生活にあると言われています。生活習慣の改善で「痛みの王様」に襲われないように心がけましょう。

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