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結核と風邪症状が似ているので入院になってしまったお医者さま

お医者さまでも入院します

戦後ある時期およそ50年前までは結核というと死病と言われて日本の死因第一位の伝染病でしたが、医療の進歩と生活環境、栄養状態等の改善により薬を飲めば治る病気となってきました。

しかし、その一方で結核という伝染病の存在が一般には忘れ去られ、それと同時に医療職者の間でも結核は投薬治療で完治する過去の伝染病であると認識され、結核の知識が無くて他の疾病と鑑別する事の出来ない医師が出てきている始末です。

そのような医師の一人でありましょうか、静岡県伊東市で診療所を開設している50代の男性医師が、今年8月中旬より咳などの症状が出たにもかかわらず、マスクもせずに診療を行っていたために10月2日に結核の診断を受け入院するまでの8月から9月にかけて、この医師が診察した患者635人に結核感染の疑いが持たれ詳しく調査を行う事になってしまいました。

このお医者さまのうかつだったところは咳が出ているにもかかわらず、咳エチケットを守ることなくマスクをしなかったことでしょう。

マスクをしていれば結核は飛沫感染でありますから、咳をしてもマスクをしている間の感染はまず防げたでしょうから、これだけで多くの患者さんやその方が接触したさらに多くの方へ迷惑をかけることが防げたわけです。

これで患者さんやその方が接触した方の中から結核患者が出て、医療機関に受診された方々ですので何らかの疾病を抱えておられると考えられますので、その疾病が悪化したり結核がなかなか治癒しなかったり最悪の転帰となった場合には、すでに大問題を引き起こしていらっしゃるわけですが、どうされるおつもりなのか完治されてからのインタビューがあったとしたら注目しなくてはなりません。

今でも患者と死者が出ています

結核が発病して初期の症状は風邪によく似ていて、咳や痰が出て倦怠感、発熱などを伴います。風邪は症状が治癒すれば消えますが、結核の場合は症状が2週間以上も続いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

もともと結核菌はそれほどに強い菌ではありませんので、結核に感染したとしても免疫の力で発症を押さえ込むことが出来るので、感染者が一生のうちで発症する確率は10%程度とされていますが、感染時の結核菌の菌力、菌数や感染者自身の免疫力などが発症の要因となります。

発症すれば感染力がある結核の場合は、飛沫感染によって周囲の人たちに感染の可能性を与えますから、結核の可能性のある方は咳エチケットを守らなければなりません。これが他人に感染させない一番の方法です。

結核が発症してしまい感染力がある結核と診断されれば即入院となります。そして投薬治療を6ヶ月行う事になります。現在の治療は4種類の薬剤を服用し後に2~3種類の薬剤の服用に変えてゆくという治療経過を経て6ヶ月後に完治となる見込みとなります。

しかし、投薬治療を途中で中断してしまうと薬剤耐性結核菌に変性してしまう可能性が高くなりこうなってしまうと結核菌をたたく事が出来なくなり治療が困難となってしまいます。

結核は過去の病気として世間では忘れ去られようとしていましたが、実際には日本は中まん延国とされており結核の撲滅にはほど遠い状況であります。結核は現在も恐ろしい病気であり続けており1日に62人の新しい患者と死者が6人が出ています。

病気の予防には体力、免疫力を着けることが第一で、十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事、禁煙が推奨されています。結核は感染しても発症しない場合があり、何十年も経って体力が落ちた頃に発症という事もあり得ます。

咳エチケットを守らず多くの方に感染のおそれを引き起こしてしまったお医者さまのようにならない為にも結核は身近にある伝染病だという事を忘れてはなりません。

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