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無理して小顔にしちゃダメ!女性に急増する顎関節症の原因とは?

小顔になりたいと願う女性が増え、顔を小さくする美容グッズや小顔専門エステがブームになっています。そんな小顔美人を目指す女性の間で急増している病気が、顎関節症です。顎関節症とはどのような病気なのでしょうか?

顎関節症(がくかんせつしょう)って何?

顎関節症は、顎の関節の動きが鈍くなったり、顎の周りの筋肉が硬直して、口を開けたり物を食べたりする時に、痛みや違和感を感じる病気です。悪化すると口が開けられなくなったり、痛みのために物が食べられなくなることもあります。

顎関節症を自己チェック

顎関節症には次のような症状がありますので、口や顎の動きに不調を感じる人は、該当するところがないかチェックしてみましょう。

  • 口を開けると顎の周りの筋肉が痛い。
  • 食べ物を噛む時に顎に違和感を感じたり、痛い時がある。
  • 口を大きく開けようとすると、顎のあたりに何かがひっかかる感じがする。
  • 顎を動かすとガクガクと音がする。
  • 顎の関節が腫れたようになることがある。
  • 顎の関節の辺りを押すと痛い。

こうした症状に1つでも心当たりがある場合は、顎関節症の疑いがあります。

顎関節症がもたらす症状

顎関節症は口や顎だけの問題ではなく、様々な症状を引き起こす危険もあります。次のような症状がある場合、その不調は顎関節症によって起こっているかもしれません。

  • 頭痛
  • 首や肩、背中のコリ
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 眼精疲労
  • ドライマウス
  • 味覚障害 など

顎関節症を引き起こす原因

顎関節症は、頭蓋骨と下顎の骨を結ぶ鍔関節やその周りの筋肉が、スムーズに動かなくなることで起こります。下顎は物を食べたり言葉を話す時に、前後左右上下に様々な動きをする必要があり、とても複雑な構造になっています。

鍔関節やその周りの筋肉に異常があると、口を正常に開け閉めしたり、言葉をスムーズに話すことができなくなり、日常生活にも支障をきたします。次にあげる顎関節症を起こす具体的な原因に、心当たりがないか確認してみましょう。

小顔にする美顔ローラーの使用

顔を小さく見せ、小顔美人になりたいと思うのは、女性の大きな願望かもしれません。顔を小さくする小顔ローラーや美顔ローラーのような美容器具は、どの女性も1つくらいは持っているのではないでしょうか。

実は、小顔ローラーを正しく使わなかったり、使いすぎることで、鍔関節やその周りにある筋肉が炎症を起こしたり、鍔関節が圧迫され、関節の動きがスムーズに動かなくなることがあるのです。

小顔ローラーなどを使う時は、あくまでも顔の表面の血行やリンパの流れを改善する程度にして、無理に筋肉に圧力をかけたり、顎の骨を矯正するような使い方をしてはいけません。

また、長時間使用することも、筋肉の組織がダメージを受けますので注意が必要です。そもそも人間の骨格は、外から力をかけて簡単に変えられるものではありませんから、小顔ローラーの使い方にも限度をわきまえる必要があるのです。

リフトアップベルト

顎と頭を覆うようにして、頭蓋骨や顎の骨に圧力をかけて小顔にしようとするリフトアップベルトのような器具がありますが、リフトアップベルトは、強い力で骨に圧力をかけるので、顎関節症を起こしやすい器具だともいえます。

顎の骨をきつく締め上げるようにすれば、鍔関節には無理な力が加わることになり、筋肉も締め付けられ、血行が悪くなったり、筋肉の繊維が壊れたりします。そのため顎の関節が痛くなったり、口の開閉がスムーズにいかなくなるのです。

美容のためとはいえ、日常生活に支障が出るようでは健康的とは言えません。無理な力で骨格を強制するような器具であれば、使用を控えることも必要です。

小顔エステ

小顔にすることを目的にした小顔エステも人気がありますが、小顔エステは施術前と施術後にどれだけ小顔になったか検証して、効果をはっきりと示す必要があるので、顎の骨や顔の筋肉を無理に締め付けたり、必要以上の力を加えることがあります。

整体やカイロプラクティックの資格があるにしても、かなり短時間で効果が出るようにするため、鍔関節や顎の筋肉には想像以上の負担になることもあります。顎や口の動きに痛みや異常を感じたら、一旦施術を中止して率直に相談することが大切です。

頬杖をつく癖にも注意

日常で何気なくとっている姿勢にも、顎関節症を引き起こす原因があります。例えば、寝転んで頬杖をつきながら、雑誌を読んだりスマホなどを使っている場合です。頬杖をつくと楽な姿勢になると思いがちなのですが、頬杖をつくのは頭の重さが顎の関節にダイレクトに伝わり、鍔関節に大きな負担となってしまいます。

長時間のパソコンワーク

仕事などで長時間パソコンを使った作業をする人も、顎関節症になりやすい傾向があります。それは、パソコンワークなどをしている時に、無意識のうちに歯を食いしばっていたり、歯と歯をこすり合わせる癖が関係しています。

この場合、本人には歯を食いしばったり、こすり合わせたりしている認識がないことも厄介なところです。無意識のうちに自分で自分の歯や顎、顎の関節に無理な力をかけているのです。

また、パソコンを使っている時に、左手で頬杖をつきながら右手でマウスを操作するという癖がある人も、顎関節症になりやすいといえます。こうした日常の動作による癖は、ほとんど無意識に行っているので、自分でも原因が分かりにくいのです。

電話の持ち方にも注意

オフィスにあるような固定電話を使う時に、受話器を顎と肩の間に挟むようにして使う人がいますが、こうした電話の使い方が習慣になってしまうと、顎に無理な力が加わるので、顎関節症になりやすいといえます。もちろん、携帯電話でも同様です。

どちらか一方の歯だけで食べ物を噛む

食べ物を噛む時に右側か左側か、多くの人はどちらかに偏る傾向があります。片側だけで物を噛んでばかりいると、左右の顎や筋肉のバランスが崩れて、顎関節症が起こる場合もあるのです。左右どちらの顎もバランス良く使うようにして下さい。

歯の噛み合わせが悪い

歯の噛み合わせも顎関節症と無関係ではありません。歯の噛み合わせが悪いと、物を食べる時に特定の歯だけに力が加わるようになり、顎の筋肉が部分的に圧迫されるので、顎関節症を引き起こすことが多くなります。

歯の噛み合わせを治すことは簡単ではありませんが、噛み合わせを意識して顎の負担を和らげるようにするだけでも、症状が和らぎます。

顎関節症を改善する方法

顎関節症を治すために、日常生活で心掛けると良いことをご紹介します。顎関節症が改善できたかどうかの判断は、顎関節症の症状によって日常生活において不都合がなければ、改善したと考えて良いでしょう。

猫背や食べる時の姿勢を直す

顎関節症は顎の骨や関節の問題だと思うかもしれませんが、実は、猫背や体全体の悪い姿勢が大きく関わっています。猫背の姿勢になると、自然に下顎が前に突き出すような形になります。

下顎が前に突き出た状態で食べ物を噛もうとすると、下顎の筋肉を強く引き上げなければならなくなり、顎の筋肉に大きな負担となったり、鍔関節も本来の位置からずれた状態で動くことになり、これが顎関節症を引き起こす原因になります。

正しい姿勢で物を噛むと、顎の位置が自然に後ろに下がり、頭の重みと顎の筋肉がしっかりと噛む力を生み出します。顎関節症を予防したり症状を改善するには、まず普段の自分の姿勢に問題がないか意識することが大切です。

蒸しタオルで温める

顎を動かすと痛みを感じる場合は、蒸しタオルを鍔関節にあて、筋肉の緊張をほぐすと痛みが和らぎます。おしぼりやタオルを電子レンジで1分ほど加熱して、痛むところにあてるのが簡単です。10分程度温めて、痛みが和らぐようであればOKです。

もし、温めることによって痛みが増すようであれば、急性の炎症が起こっているので、冷たいおしぼりやタオルに替えて、同様に10分程度あてるようにして下さい。また、蒸しタオルの替わりに温シップや冷シップを使えば効果が高まります。

歯の噛み合わせを意識する

顎関節症になりやすい人は、無意識のうちに歯を食いしばったり、歯をこするような癖があることが多いので、上の歯と下の歯を意識的に離すようにすると症状が改善します。パソコンで作業をする時に、ポストイットなどに「歯を離す」と書いて画面の横に貼り付け、時々歯の状態を自分で確認するようにします。

1時間に1回くらい、意識的に作業を止め、歯の噛み合わせが正しい状態か確認するようにして下さい。顎を引いた状態で、上の歯と下の歯が2~3ミリ程度すき間があるようなら問題ありません。

顎関節症を悪化させる食べ物は控える

顎関節症の症状がある時には、硬い食べ物や噛む時に力がいる食べ物は控えなければいけません。次のような食べ物には注意して下さい。

  • スルメ
  • ビーフジャーキー
  • フランスパン
  • ピーナツなどナッツ類
  • ガム

ただし、硬い食べ物を控えすぎていると、口の筋肉が弱くなったり、顎の関節ももろくなるので、時には硬い食べ物を食べるようにしなければいけません。矛盾するような話ですが、両方のバランスを考えて症状に合わせた対処をするようにして下さい。

寒さ対策をしっかりする

人は寒いと感じると体を縮めるようにして、同時に歯を食いしばるという本能が働きます。歯を食いしばる力が強く、時間が長ければ、当然鍔関節や頬の筋肉にも無理な力が加わってしまいます。特に冬場の暖房や体の保温を十分に行いましょう。

あくびにも注意

あくびをする時に、口が大きく開いて鍔関節がダメージを受けることがあります。あくびが出そうになったら、手で顎の部分を下から押し上げるようにして、口が大きく開かないようにして下さい。また、顎関節症が進行している場合は、顎がはずれてしまうことも決して大げさではありません。あくびの仕方にも注意しましょう。

顎関節症は、小顔を意識することなどからも女性に多い症状で、成人女性の2人に1人は何らかの症状を抱えています。顎関節症は、放っておくと様々な病気にもつながる恐れがありますので、十分注意しましょう。

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