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女性の罹患率は、男性の8倍以上!隠れた国民病、甲状腺疾患とは

なんで、カラダの調子が悪いの?

みなさんのカラダの調子はいかがですか?何となくだるいとか、頭が痛いとかこのような不定愁訴で悩まされていませんか?低気圧のせいとか、季節の変わり目だとかのせいにしていませんか?

実は、こう言った不定愁訴や月経異常の15%位の方が甲状腺疾患が原因と言われています。患者数は全国に500万人おり、隠れた国民病とも言われるようになってきました。男性よりも女性の方が圧倒的に多く、男性の7~10倍にもなります。

甲状腺疾患のABC

さて、甲状腺と言っても、結構知らない方が多いと思いますので、簡単にご説明いたします。

・場所

何処にあるかというと、これは知っている方も多いと思います。ちょうど喉仏のところに蝶が羽を広げたような形をしています。僅か20g程の小さな器官です。よく医師が診察の時、両手で首筋を触ることを思い出しませんか?あれは、甲状腺の腫れを確認しています。

・働き

では、何のためにどのような働きをするのでしょうか?実は、大切な働きがあります。脳から指令を受けて、全身の細胞に代謝を高める「甲状腺ホルモン」を作っています。全身の細胞が生まれ変わるには、重要なホルモンです。

この働きが弱くなると、代謝が亢進しないため、不定愁訴に直結してしまします。だるかったり、やる気が失せるのはそのせいなのです。

・甲状腺疾患のしくみ

実は、どうして甲状腺疾患になるのかは、今だに良くわかっていません。甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌していますが、何故か体の防御反応が過剰に反応して甲状腺自身を、攻撃をはじめてしまいます。

そうなると、甲状腺の機能は低下し、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になったり、不足したりコントロールを失います。このホルモンは、細胞の代謝になくてはならないので、多過ぎても少な過ぎても体の調子がわるくなります。

知らずに医療機関にかかると、不定愁訴は内科、生理不順は婦人科、うつ病は、心療内科とかかる医療機関がバラバラです。専門医でないとなかなかこの病気まで辿り着かないかもしれません。甲状腺疾患の診療は、内分泌科ですのでその点も潜在的な患者がかなりいると推測されています。

・甲状腺疾患の症状、検査

何となく調子が悪い、生理不順、うつ症状、爪が薄くなり変形するなどの症状が該当します。専門医は、これだけでは診断できないため、複数の検査を行ないます。

①血液検査:採血を行ない、甲状腺ホルモンがどれ位分泌されているのか検査をします。検査項目は、TSH・FT3・FT4など甲状腺ホルモン検査を中心に行います。空腹でなくてもよい検査なので、いつでも検査を受けられます。

②超音波検査:甲状腺の超音波検査を行います。椅子に座って受けられます。レントゲンではないので、妊婦でも安心して受けることが可能です。

③細胞診検査:超音波検査や触診で甲状腺が腫れていたりする時に、検査をするいわば精密検査の部類に入ります。腫瘍が確認された時、良性なのか悪性なのか針で直接患部の組織の一部を採取して、顕微鏡で調べます。

入院は必要ありません。外来で採取可能です。これらの検査を総合的に確認して、病名がつけられます。

・甲状腺疾患の種類

①甲状腺がん
腫瘍にがん細胞が確認されても、慌てることはありません。がんの中でも非常におとなしい部類なので、すぐに手術するケースは少ないようです。

しばらく様子を見て、大きくなるようでしたら、手術を行い甲状腺を取り去ります。数はまだまだ少ないですが、内視鏡での手術も普及しており、小さな穴が2箇所あくだけなので、手術後の「キズ」はほとんど残りません。手術時間も約1時間ほどで終わりますので体の負担も少なくて済みます。

②甲状腺ホルモンが少ない場合
代表的な病気が「橋本病」です。原因不明の体調不良は、ほとんどこの病気と言っても過言ではありません。甲状腺ホルモンの分泌が減少したため、冷え性・肥満・コレステロール値の上昇等の自覚症状が上げられますが、一般的過ぎて他の病気と判断するのが、困難です。

20代以上の10人に1人はこの橋本病ではないかと言われています。完治は困難ですので、女性ホルモンを投与する治療を続ければ、症状は改善します。副作用は全くありませんので、長い年月投与しても問題ありません。

③甲状腺ホルモンが多い場合
逆に、ホルモン分泌が多い場合は、更年期障害に似た症状が出ます。多汗・ほてり・動悸の他、代謝が更新されますので、食べても痩せてしまうことになります。

主に、「バセドウ病」「甲状腺機能亢進症」という病気になります。治療は飲み薬がありますが、副作用もありますので、医師とよく相談しながら治療を進めてください。

気になる方は、是非甲状腺の検査を受けてみましょう。今まで悩んできた、症状が楽になるかもしれません。

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