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病気に気付かない!他の病気に間違われる!見逃されやすい甲状腺疾患

甲状腺疾患の症状のほとんどは甲状腺ホルモンの分泌異常により起こります。甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を司っています。そのホルモンが異常に増えたり減ったりすることで全身に様々な症状を引き起こしてしまうのです。

ただその症状のあらわれかたはゆっくりで、特に初期ほどあいまいです。そのためちょっとした体調の変化だと見逃されてしまいやすいのです。また全身に様々な症状が出るため甲状腺の病気によるものだとは気付かず、他の病気と間違われてしまうこともあります。

甲状腺疾患の中でも代表的なバセドウ病と橋本病について、どのような病気と間違われやすいのかをみてみましょう。

バセドウ病と間違われやすい病気

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰になることで新陳代謝が活発になり、それにより様々な症状が出てきます。

心臓病

心臓がどきどきしたり脈が速くなったりという症状はバセドウ病の典型的な症状です。脈拍は通常なら1分間に60~90回くらいですが、バセドウ病だと100~120回くらいにまで上がってしまいます。坂や階段を上るもの苦しくなります。こういった症状は心臓病の訴えとよく似ていて、間違えられやすくなります。

高血圧

血圧が上がるため、高血圧と間違えられることがあります。ただしバセドウ病による血圧上昇は最高血圧のみで最低血圧は変わりません。そのため上下の差が大きくなります。

糖尿病

たくさん汗をかき、たくさん水を飲み、たくさん食べても体重が減るようになります。これは糖尿病の症状とも似ています。また食後の血糖値が一時的に上がってしまったり尿糖が出ることで、間違われやすくなります。

更年期障害

動悸がする、のぼせる、汗をたくさんかく、イライラする、月経不順になるといった症状があれば、中年女性の場合はまず更年期障害を疑ってしまいます。しかしバセドウ病が原因で起きている症状のこともあります。

貧血

爪がスプーン状に変形することがあります。これは貧血の場合にも起こる症状です。

躁うつ病

イライラして落ち着きがなくなったり興奮しやすくなり、躁うつ病と間違えられることもあります。まだ甲状腺について詳しくわかってなかった100年ほど前までは、これらの症状からバセドウ病は精神病の一種だと考えられていたそうです。

高齢者と子供のバセドウ病

高齢者の場合、バセドウ病特有の症状が出にくくなっています。これは老化のために、甲状腺ホルモンが過剰になっても細胞はその影響を受けにくいためだと思われます。

高齢者になると高血圧や心臓病、ガンなどの疑いも高まるため、それらの病気だと誤診されてしまうことがあるのです。精神面でも高齢者の場合は興奮状態というより、うつ状態になりやすく間違えられることがあります。

子供の場合は大人のような体の症状よりも情緒、行動の変化として出ることが多くなります。集中力がなくなる、イライラして落ち着きがない、学校の成績が下がるといった症状により、LD(学習能力障害)と間違われてしまうこともあります。

本人も周囲から理解してもらえず、怒られることが多くなりつらい状態です。急に落ち着きがなくなった、成績が落ちたなどということがあればバセドウ病の可能性も考えてみてください。

橋本病と間違われやすい病気

橋本病は甲状腺ホルモンが不足することで新陳代謝が十分に行われなくなった状態です。

肝臓病

体が重い、だるい、疲れやすい、朝起きられず昼間も眠くて居眠りしてしまうといったような症状は肝臓病とも似ています。また血液検査でも肝機能に障害がある場合と似たような結果が出てしまうため、間違いやすくなります。

心臓病

心臓の働きが衰えてくるため、脈拍が1分間に60回以下になり、脈自体も弱くなります。また悪化すると心肥大の傾向も出てきます。そのため心臓の病気と間違えられてしまいます。

腎臓病

手足がむくんだり尿からタンパクが出て、腎臓病と間違えられやすくなります。

うつ病

気持ちがふさいだり集中力や記憶力が低下する、今まで普通にしていた行動に意欲が出なくなるなどの症状が出て、うつ病と間違えられます。

認知症

記憶力や行動力が低下する、口が遅くなるといった症状から高齢者の場合は認知症と間違えられます。

更年期障害

皮膚がカサカサしたり月経不順になる、気力がわかなくて落ち込むなどという症状があれば、中年女性の場合まずは更年期障害を疑うでしょう。

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