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新たな治療の可能性が示唆された円形脱毛症

円形脱毛症でお悩みの方に、新たな治療法が有効であると確認されました

イタリアでの試験と発表です。円形脱毛症に多血小板血漿療法という療法が有効であると発表がありました。45人の方に行われた結果、良い結果が出ました。研究者等はもっと人数を増やして大規模な試験をする必要があると言っています。

円形脱毛症ってどんな病気でしょう?

皆さんの中でもなったことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。円形脱毛症は昔からストレスが原因で発症すると言われています。最近の研究で炎症が引き起こす自己免疫疾患であるということが分かっています。

完治する病気でもなく、また予防もすることができません。ある日突然できていたということはよくあることですが、脱毛する前の特徴として痒みが伴ったり、フケが大量に発生したりする前兆もあるそうです。

また、円形脱毛症にもタイプがあることが分かっています。頭だけではなく全身の体毛にも影響が出るタイプもありますし、円形ではなく筋状に脱毛してくこともあります。実際、患者さんには眉毛やまつ毛なども脱毛してしまっているケースも見受けられます。

また患者さんの半分以上がアトピーの素因を持っていることも分かっています。一種のアレルギーとの関わりも示唆されています。自己免疫疾患であるということからも十分考えられることです。

生まれたばかりの赤ちゃんにも発症しているケースがあることから、ストレスばかりが原因でないことも分かっています。最近の研究で8つの遺伝子が円形脱毛症に関わっていることが分かりました。

この遺伝子は1型糖尿病や関節リウマチとも関連している遺伝子も存在することから研究が盛んとなっています。体毛だけでなく爪にも筋が入ったり、凹んだりする症例も見られています。

またタイプは異なりますが頭皮全体の毛髪がすべて抜け落ちるタイプもあります。こちらのタイプは女性に多く見られます。しかし治療をしなくても6ヶ月程度で自然に治癒することが多いそうです。

このように円形脱毛症には多種多様なタイプがあることが分かっており、研究も盛んになっています。

多血小板血漿療法とはどんな治療法でしょうか?

多血小板血漿療法とは最近では若返り美容法と言われています。お肌に良いとか言われていますが今回は円形脱毛症です。頭皮も皮膚の一部ですから何かしらの効果があるのかもしれません。

多血小板血漿療法とは自分の血液中の血小板の濃度を高濃度にした血漿を注入する治療法です。子供の頃学校で教わったことを思い出してください。血小板は怪我をしたときに傷を塞いでいく作用がありますね。

また細胞を増殖させる作用も持っています。毛髪細胞を増殖させることができ、毛髪の再生が可能になったのかも知れません。

どのような試験内容だったのでしょうか

今回の試験は被験者の頭皮の半分に多血小板血漿療法をするグループと儀薬(プラセボ)を使用するグループとトリアムシノロンアセトニドという薬を塗るグループに分け、残りの半分の頭皮には何の治療もしないということをしました。

原因がハッキリとしない場合、特に儀薬や他の薬との比較もします。また儀薬とは薬ではありません。しかし被験者たちには薬と偽って試験をします。これも薬の効能をよりはっきりとさせる為の手段です。

そして1ヶ月ごとに計3回、被験者に治療して1年間経過観察しました。毛髪が生えてきた、頭皮の灼熱感、毛髪形質異常が治療に効果があったとして判断されました。

まず、やはり多血小板血漿療法をした被験者は他のグループに比べて毛髪が有意に生えてきたということでした。また、毛髪細胞が増殖し、頭皮の痒みや灼熱感や毛髪の異常などは減少したそうです。

治療期間中に副作用など患者さんの身体に悪い影響は出現しませんでした。この結果からも安全で大変有効的な治療法となるのではないかと言われています。円形脱毛症は男女問わず大変気になる病気です。

また、その精神的に気になることも大きな要因となり、新たな円形脱毛症を発症させてしまうこともあるそうです。自己免疫疾患とは言えどもストレスが関係していることも否定はできません。

原因ははっきりとしませんがこの病気に対する研究が盛んになっています。そのため、治療法が確立されるのもそんなに遠い話とはならないかもしれません。

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