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慌てないで…食事中に誰かが失神したら?考えられる原因と対処

楽しい食事中に同席している人が気を失ってしまったら?見ていた人はパニックになりがちですが、慌てずに対処をしなければなりません。

食事中に起こる失神で考えられる原因と対処について説明したいと思います。

食事性低血圧

食事性低血圧(食後性低血圧)とは、食事をすることで血圧が低下したために起こる現象です。

症状

  • めまい
  • 倦怠感
  • 頭がボーっとする
  • 冷や汗
  • 失神

原因は食べた物を消化するために消化器に血液が流れ込み、一時的に脳の血液が不足してしまうためです。血圧に関係なく、どちらかというと高齢者に起こりやすいです。立ちくらみが起こりやすい人も食事性低血圧に注意したほうが良いでしょう。

対処

転倒による怪我に気をつけなければなりません。食事中、食後に気分が悪くなったら横になって休むのが良いでしょう。

予防

食事はゆっくり食べるようにします。立ちくらみを起こしやすい人は普段から適度な運動をして血流を良くするように心がけましょう。

アルコール失神

お酒の席で失神したら飲酒が引き金になっている「アルコール失神」の可能性があります。

アルコール失神は飲酒が誘因となり反射的に迷走神経を刺激して失神してしまう「血管迷走神経失神」の一種です。一時的に脳の血流が少なくなり失神が起こってしまうのです。

症状

  • 顔面蒼白
  • 冷や汗
  • 吐き気
  • 失神

対処

仰向けにして安静に寝かせれば意識が回復します。

予防

失神の前兆として血のひくような感覚があるので転倒しないように座って休みます。血管迷走神経失神を防ぐには、普段から規則正しい生活や適度な運動で体調を整えておくことがのぞましいです。

ダンピング症候群

胃切除手術をした人の一部に起こる現象です。胃を切除して機能が低下しているために、食べ物が胃から小腸に急速に流れ落ちるために起こります。

食事中または食後30分ごろに起こる現象を「早期ダンピング症候群」といいます。

症状

  • 吐き気・嘔吐
  • 顔面紅潮
  • 冷や汗
  • 腹痛
  • 頻脈
  • 失神

対処

横になることで症状がおさまります。

予防

胃切除手術後の人は、刺激物を避けて少量ずつゆっくり食べるようにします。病気ではなく食事療法や薬物療法で症状をおさえていきます。

まれなケース

失神の中にまれなケースがあります。飲み込んだ食べ物が食道を通る際に心臓の迷走神経を刺激して起こる失神で、これを「嚥下性失神」といいます。

もともと食道疾患のある中高年に起こりやすいとされています。ペースメーカーを植え込むことで予後は良好になるようです。

失神を繰り返す場合は受診を

飲食が誘因になって一時的に脳の血流が低下し起こる失神は、比較的起こりやすいと言われています。

しかし繰り返して失神を起こす場合にはほかに原因が考えられる場合もあるので、内科や循環器科を受診して原因を確かめることもおすすめします。

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