TOP > > 子供がどもる原因って何?幼児の吃音症は治ります。その方法は?

子供がどもる原因って何?幼児の吃音症は治ります。その方法は?

成長期にあるご自身の子供に“どもり”という吃音症の症状が現れたら、非常に心を痛める親御さんが多いことと思います。ただ実際のところは、幼児の吃音というのは成長とともに治まるものなのです。もちろん、物事には例外というものがありますから、100%治まると断言するわけにはまいりません。

これから育っていく環境にも、大きく影響を受けてしまいますからね。それではなぜ幼少期の子供に吃音症の症状が出てしまうのでしょうか?ここでは、吃音症の原因と対処法について取り上げてまいります。

吃音症の原因って何ですか?

あなたのお子様が、ある日どもって話していることに気がついたら、ショックを受けてしまう親御さんたちも少なくないと思います。話す時にどもってしまう吃音症を改善するためには、その原因をハッキリさせる必要があります。

吃音症の原因は、大きく3つの項目に分けることができます。あなたのお子様は、どの原因に該当しますか?

  • 生活環境
  • 幼児期のトラウマ
  • 吃音そのものに対する不安感

ここでは上記3点の原因について、個々にみていくことにしましょう。

生活環境

話し言葉というのは、成長期にある子どもの生活環境に大きく影響を受けてしまいます。子供のペースをいつも乱されるような環境で育てられたりしまうと、吃音症になりやすいと考えられているんですね。

親の育て方というのは、成長して成人を迎えるような年齢になったとしても、その影響が残ってしまうことがあるわけで、大人になっても吃音が治まらない方は、けっして少ない人数ではないのです。

皆さんも子育てには真剣に向かい合っているとは思うのですが、今一度、お子様の生活環境を振り返って、生活空間の中の考えられる原因をチェックしてみましょう。

幼少期のトラウマ

幼少期に受けたショッキングな出来事というのは、子供の心を深く傷つけてしまい、トラウマとなってしまうことがあります。深層心理にまで刻み込まれてしまったトラウマは、吃音症の原因になります

極端な例をあげるとすれば、親の自殺などがあります。また、そこまでの出来事ではないにしても、度を超えた厳しいしつけなども吃音症の原因となることがあるのです。トラウマの原因となった出来事が分からないようであれば、専門家と相談する必要があるかもしれません。

吃音そのものに対する不安感

吃音症の最も大きな原因は、どもってしまうことへの不安感なのです。子供と言いましても、幼児の場合は自分がどもっていると自覚しているケースは少ないので、比較的簡単に改善することができます。

ところが、小学校に上がるくらいの年齢になりますと、吃音症の子供は多くの場合、自分がどもっていると自覚し始めてしまいます。吃音そのものに対する不安感が、顔を覗かせてしまうわけであります。

一度吃音症に対する不安感が芽生えてしまいますと、どもる原因になってしまうのです。したがいまして子供の吃音症は、本人が認識する前に対処してあげることが大切になってまいります。

吃音症ってどんな症状ですか?

吃音症というのは、もう皆さんもご存知のことと思いますが、言葉がどもってしまうことです。ただ、一口に吃音症と言いましても、その症状を3つに大別することができます。

・音が詰まる…言葉を発しようとした時、音が詰まることで、無音状態になってしまうことがあります。
・音を引き伸ばす…話をしようとして、音を伸ばしてしまうことがあるんですね。具体的には『ボ~クは…』などのようなイメージになります。
・連続して言葉が出てくる…話している時に、連続して言葉が出てきてしまうことがあります。例えば『ボ、ボ、ボクは…』と言った感じです。

幼児の吃音症は治りますか?

吃音症を自覚していない幼児の場合、成長とともに自然に解消されてしまうことのほうが多いのです。だからと言って、それが100%というわけではありませんから油断は禁物です。

幼児の吃音症は、その多くの原因は生活環境にあると考えられております。ただ最新の研究によりますと、左脳と右脳のバランスが崩れてしまう脳機能障害であるという説もあるみたいですが、ここでは学術的なお話は割愛させていただきます。

親の接し方が大切です

子供が吃音症になってしまいますと、まだ自覚していないお子様よりも、大人である親のほうが意識してしまうことが少なくありません。しつけと称して、どもった時に叱ったり、あるいは注意してしまいますと、子供はハッキリと意識してしまうようになります。

そうなると、子供にとってはそれがトラウマとなって、そのまま治まることなく大人まで成長してしまうこともありますので、絶対に親が意識し過ぎてはいけません。そっと、見守ってあげるようにしてくださいね。

幼児期にある子供というのは、まだ言葉を上手く駆使して話をすることができない時期でもあります。この時期にどもることは、けっして珍しいことではないということを認識していただきたいと思います。

病院に連れて行きましょう

子供の吃音症が発覚した時、誰しも医療機関に相談したいと考えることでしょう。そんな時、どんな病院で何科に行けばよいのか分からない方もいらっしゃるのではありませんか?

吃音症は言語治療ということになりますので、リハビリテーション科や耳鼻咽喉科で、言語聴覚士による治療ということになります。またトラウマに関係する場合は、精神科や心療内科などの臨床心理士による治療が必要な場合もあります。

ただし、上記の言語聴覚士はどこの病院でも常勤している存在ではありませんので、事前に確認をとったほうがよいと思います。

吃音症における治療方法の種類

吃音症の治療方法には、いくつかの種類がありますが、それは下記の通りです。

・発声練習…幼少期の子供は発声発語器官が未発達ですから、この機能をアップさせることで吃音症を改善する狙いがあります。
・自律神経を訓練する…自分ではコントロールできない神経が自律神経なのですが、実は自律神経を鍛えることができるんですね。自律訓練法によって、話をする時の緊張感を緩和させて吃音症の改善を図ります。
・脳のトレーニング…緊張するということは、自律神経が刺激を受けて脳の中で神経伝達物質のノルアドレナリンが分泌され、このような精神状態になるわけです。脳をトレーニングすることで、話をする時の緊張感や不安な気持ちを軽くすることが可能です。
・DAF装置を使う…DAF装置とは、自分の声が遅れて聞こえてくるという特殊なマシンになりますが、このマシンは効果に個人差が大きいことと、高額なために設置されている医療機関も限られていますので、一般的な治療方法とは言えません。
・薬物療法…抗不安薬や、選択的セロトニン再取り込み阻害剤であるSSRIを服用することで、話すことへの不安感を緩和させる狙いがありますが、このような薬は子供にはあまり使いたくありませんね。

自宅でもできる練習方法とは?

お子様の吃音症が気になるようであれば、やはり一番良い方法は、ご自身が安心するためにも専門家に相談することです。ただ、本人がまだ気がついていないのであれば、わざわざ吃音症と気がつかせるために病院に行く必要はないと思います。

その判断は、お子様の状況に合わせてということになりますね。それでは、自宅でできる対策にはどのような方法があるのでしょうか?自宅でできる吃音症対策の練習方法をご説明してまいります。

音読をしてみましょう

音読によるトレーニングの方法は、吃音症対策としましては非常に効果のある方法なのです。吃音症に悩む本人には、どもってしまいやすいフレーズや言葉があるはずです。また、話したいことだってたくさんありますよね。

このようなフレーズや言葉を声に出して音読します。繰り返し何度もトレーニングすることで、吃音症の症状は消えます。また、日頃の会話のペースよりも早い言葉で音読をする早口言葉の練習をすると、口の体操により鍛えられて、通常の速度の言葉は心に余裕を持つことができます。

コミュニケーションを取ること

吃音症の人というのは、他人との接触を避ける傾向にあります。しかし、それはマイナスの効果でしかありません。このことは子供でも例外ではないんですね。人と接するコミュニケーションの機会を増やすことは、吃音症を治すためにも非常に大切なことなのです。

様々な人と接する機会を作ってコミュニケーションの場を増やすことは、話をすることに対する緊張感や不安な気持ちを軽減させ、自然と吃音の症状が消滅することもあります。要するに場慣れするわけですね。

力まないで話しましょう

吃音症の人は、どもってはいけないと強く意識する傾向にあります。この時の口の状態というのは、唇や舌にかなり力が入ってしまい、舌が回らなくなってしまっているのです。したがいまして、意識して力を抜く話し方の練習を行うことで、吃音症の症状を改善できる可能性があります。

ゆっくりと話しましょう

吃音症の特徴の一つに「早口でしゃべる傾向にある」というものがあります。音読の練習で早口はよいのですか、普段の会話は意識してゆっくりと話すべきなんですね。日常の会話で、ゆっくりと話をする練習をすることで、吃音症の症状を改善できる場合があります。

吃音症を改善できる呼吸法

実は、人前で緊張してしまう赤面症やあがり症の症状を緩和できる方法の一つに、“腹式呼吸”があります。赤面症やあがり症の緊張している精神状態は、どもってはいけないという緊張状態と近いものがあるんですね。ということで、腹式呼吸は吃音症にも有効に働く可能性があるわけなのです。

副交感神経を刺激する腹式呼吸

私たちが普段、何の意識もしないで行っている呼吸は胸式呼吸なのですが、この呼吸方法は交感神経を刺激しやすく、簡単にスイッチがオンとなって緊張状態に陥ってしまうことになるのです。

そんな時、腹式呼吸を行うことで姿勢も肩や胸が自然な形で上へと持ち上がり、暴走しがちな緊張を抑えることができるのです。

なぜ、緊張を抑えられるのかと言えば、横隔膜の下には副交感神経があって、胸が押し上げられることで、この神経が刺激を受けて緊張感を招く交感神経を抑えてくれるからなんですね。

緊張すると酷くなる吃音症

吃音症の症状というのは、緊張の度合いが強ければ強いほど酷くなります。ということは、緊張状態を改善してあげることで、吃音症の症状もまた改善されるわけです。腹式呼吸によって、副交感神経が活性化されると交感神経は抑えられることになります。

腹式呼吸のリラックス効果により、吃音症の症状を改善する可能性が見えてくるわけであります。当然のことながら、腹式呼吸を指導してあげるのは親御さんの役割ですから、まずはご両親が腹式呼吸をマスターする必要がありますね。

吃音症をツボ押しで改善する

腹式呼吸と同様に、ツボにも赤面症やあがり症に効果があるものが存在します。緊張感や不安感を抑えるという意味では、吃音症対策と共通するものがあるわけです。赤面症やあがり症に効果のあるツボは、吃音症に対しても効果を期待できるのです。

吃音症に効果のあるツボ

吃音症対策としてのツボ押しは、症状の原因となっている緊張感や不安な気持ちにあるわけです。ということで、吃音症に効果があるツボとは、緊張や不安を抑えるツボということになります。緊張や不安を抑えるツボには「労宮(ろうきゅう)」と「神門(しんもん)」があります。

【労宮】
労宮は、手のひらの人差し指と中指の中間から少し下の部分にあります。また握りこぶしを作った時に、中指の爪が触れる部分でもあります。この労宮を刺激することで、緊張感を抑えて気持ちを落ち着かせることができます。
【神門】
神門は、手首小指側の付け根にある窪んだ部分に存在しています。このツボを刺激することで、労宮と同様に気持ちを落ち着かせることができます。また、ストレスを緩和する効果も期待できます。

ツボ押しは、全ての人に効果があるというわけではありません。やはりそこには個人差があるんですね。しかし、ツボ押しは何のリスクもありませんので、試してみる価値は充分あるのではないでしょうか?

一つの方法にこだわらないこと

吃音症を改善する方法は、ここまでご説明してきた通り、色々あります。どの方法がお子様にマッチしているかは分かりません。吃音症を改善できる方法は、人によってそれぞれ異なります。

本人に合った方法を試行錯誤の中から見つけることができれば、吃音症を治すことができるでしょう。色々な方法を繰り返し試すことで、お子様に合った方法を見つけてあげてください。その手助けをできるのは、ご両親だけですからね。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る