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これはすごい!脳梗塞のリハビリがイメージトレーニングで可能

イメージトレーニングと言うとすぐ思い浮かぶのが、オリンピックやプロスポーツ選手などの一流アスリートが導入している訓練法です。実践をイメージして運動動作を頭の中で再現することにより、実際に近い訓練ができることがメリットです。

スポーツの分野では、大きな評価を得ているイメージトレーニングですが、最近になって医療の分野で脳梗塞のリハビリテーションに応用する動きが活発になり、画期的な応用として、大きな注目を浴びています。今回は、脳梗塞のリハビリテーションにおける、運動イメージトレーニングの奇跡的な効果について紹介します。

イメージトレーニングの歴史

イメージトレーニングは、オリンピックと共に進化してきたと言っても言い過ぎではないでしょう。始まりは1950年代、旧ソビエトのオリンピック選手への応用でした。その後、1976年のモントリオールオリンピックから全世界へ広がっていきました。

日本でのイメージトレーニングの応用はやや遅れました。1984年のロサンゼルスオリンピックでの、各国のイメージトレーニングの成果に注目して、翌年からようやく研究がスタートされました。今では日本でも色々な分野でイメージトレーニングが行われていますが、野球選手のトレーニングにも盛んに使われています。

イチローはイメージトレーニングの天才だ

メジャーリーガーのイチロー選手は、自己コントロールの技術に長けていて、イメージトレーニングのスペシャリストでもあります。彼はことあるごとにイメージで、野球の実況中継をしていました。そして、どのようにすれば自分が打つことができるかを、いつも頭の中でシミュレーションしていました。そしてそれを現実でも実証してきたのです。

イメージトレーニング応用で脳梗塞のリハビリに劇的な効果

最近注目を浴びている運動イメージトレーニングの、脳梗塞のリハビリへの応用には目を見張るものがあります。

実際のイメージトレーニングとはどんなもの

運動イメージトレーニングとは、実際に自分が運動している状況を頭の中にイメージとして想起して行う方法です。例えば歩行訓練であれば、頭の中で自分が歩く姿をリアルにイメージして訓練します。

イメージがうまくいけば、実際にその運動に使われる脳の活動分野が活性化されます。つまり脳の中では、実際に運動したものと同等に扱われるのです。これはかなり画期的な出来事です。

運動イメージトレーニングの効果はどんなもの

脳梗塞のリハビリテーションに革命を起こしたと言ってもいいでしょう。これにより、実際のリハビリテーションが患者さんの諸事情でなかなか勧められない状況でも、イメージトレーニングは代用として実践できます。

また、実際のリハビリとイメージリハビリを併用することにより、さらなる効果ができます。医療現場でも着実に成果をあげているようです。最近、テレビで放送していた中での例では、杖なしでは全く歩けなかった老人が、毎日1時間のイメージトレーニングを続けたところ、2週間で杖なしで歩くことができるようになっていました。

運動イメージトレーニングの質はイメージ力にあり

運動イメージトレーニングが、脳梗塞のリハビリに効果があるのは分かるのですが、実際の運動リハビリと違うところは、イメージで行うためその効果は、患者さんのイメージ想起力にかかっているところです。

自己啓発の分野で使われるイメージ訓練では、頭の中でイメージする時にリアルに映像化する事が良いとよく言われますが、これはなかなか訓練しないとできません。実際そこまでの想起力ではなくても、充分な効果が期待できます。

しかし、患者さんがちゃんとイメージできたのかを知ることができれば、もっとイメージ訓練がやりやすくなります。私の見たテレビ番組の中では、バイオフィードバック装置のようなもので、イメージできた時にモニターにその強さも含めて、棒グラフのように表示できるシステムがありました。

これならばイメージできた時とできない時の差が感覚として掴めるので、イメージ力を向上させることができますよね。しかし、科学技術の進歩はすごいですね。

脳梗塞のリハビリに明るい未来

私の母は脳梗塞を起こして、しばらく病院でリハビリを続けたことがありました。私はその時に看病した経験がありますが、本人にとって毎日のリハビリは大変辛く、苦しいものだと思いました。なかなか動かない手足を根気よく、痛みに耐えながら毎日動かさなければなりません。

しかし、このリハビリを根性で乗り切らない限り、社会復帰はできないばかりか、生活の質も酷い状態になってしまいます。私の母の時代にも、この技術があったら、どれだけ助かったか知れません。

脳梗塞は三大疾病のひとつで、日本人の死亡原因の第3位に入っています。そんな中で、この運動イメージトレーニングによるリハビリテーションが登場したことはうれしい限りです。

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