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お箸を落としたら危険信号!?食事でわかる脳卒中

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先日、読売ジャイアンツの生涯名誉監督、長嶋茂雄さんが国民栄誉賞の授賞式に参加されました。その様子がテレビで大々的に放送されましたね。

国民的英雄の復活を待ち焦がれたファンの方々も多かったことでしょう。9年前、突然長嶋監督を襲った脳梗塞という病気。幸いにも長嶋監督は一命を取り留められましたが、今も後遺症と闘っておられます。

発症から処置までの時間が命!脳卒中と現代医療

脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血…これらを総称して「脳血管疾患」と呼びます。脳血管疾患は日本人の死因第2位を占める病気です。「脳卒中」という呼び方に慣れ親しんでいる方のほうが多いかもしれませんね。

脳内の血管が詰まったり破れたりして起こる脳卒中。脳には体を司る大切な部分がたくさんあり、大小さまざまな血管から栄養が送られています。その血管に血液が流れなくなると、体がうまく動かなくなったり、うまく話せなくなったりしてしまうのです。

脳卒中の予防法・治療法は多くの研究者によって開発されています。その結果、昔よりも生存率がぐんと上がっていることは確かです。しかし、どんな治療法も「発作が起きてから、処置を施すまでの時間」が鍵を握っています。脳に栄養が回らない時間が長ければ長いほど、残る後遺症も強くなってしまいます。

脳卒中と聞けば「突然倒れて救急車で運ばれる」という始まりを想像しがちですが、必ずしもそうとは限りません。いつもより少し怠い、寝ていれば治るかもしれないから…と言って翌朝には重篤に陥っていた、なんて話も珍しくないのです。そうなったときには発作からどのくらい時間が経っているのか、計り知れませんね…。

発作に早く気付き、すぐ病院へ向かうこと。それが脳卒中から生還する大切なポイントです。では、どうすれば発作に気付くことができるのでしょうか?

食事は家族一緒に、向かい合ってが早期発見の秘訣!?

いきなりですが既婚者の皆様、パートナーとはどのように食卓を囲んでいますか?正面、斜め前、横並び…様々な形が考えられます。脳卒中のサインに気付くために私がお勧めしたいのは、「向かい合って食べる」。お互いの顔を見て、話をし、「いつも」の様子を知っておけるからです。

毎日の食事から気付ける脳卒中3つのサインを紹介します。少しでもパートナーがこれに当てはまる様子を見せたら、ためらわずすぐに診察を受けましょう。

危険なサインその1:お箸を落とす

何でもない瞬間にお箸をコロリと落とす…。「ちょっと何してるの」と流さないで、指先の麻痺を疑いましょう。すぐに拾い直して食事を始められたとしても、後から思い出せば「あれが最初の合図だったのかも…」なんて後悔したくありませんよね。

このサインは音で気付くこともできます。しかし落とすほどでなくとも、箸使いがもたついているといった小さいことも、正面で食事をしていればすぐに見つけることができます。

危険なサインその2:口の端から味噌汁がこぼれる

脳卒中、とりわけ脳梗塞でよく見られるのが「片麻痺」という症状。体の右側、あるいは左側全体が麻痺を起こしてしまう症状です。利き手の右側ではしっかりとお箸を持っているけれど、左の口端から味噌汁がこぼれている。そんな場合も脳卒中のサインかもしれません。

こぼれた味噌汁に気付いていない、という状況が加わればそれはもう赤信号。感覚神経が麻痺を起こしています。そしてこのサインには、正面から顔を見て食事をしていなければ気付けないのです。

危険なサインその3:ろれつが回らなくなる

言語障害も脳卒中の大きな症状です。他愛もない話が急に聞き取り辛くなったら要注意です。二人揃ってテレビに夢中、食事中はあまり口を聞かない…という状況ではなかなか気付けませんよね。互いの健康チェックのためにも、円満な夫婦生活のためにも、少しテレビを消して会話を楽しんでみてはいかがでしょう?

以上、3つのサインを紹介しました。食事は夫婦仲良く向かい合って、少しでも異変を感じれば医師に相談を。仲の良い食事習慣が、脳卒中の脅威を少しでも和らげてくれるはずです。

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