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【脳卒中】お酒好きな女性は要注意!脳梗塞を予防する食事法と食べ物

お酒を楽しむ女性

脳卒中。とても有名な病気ですが、実は脳卒中の死亡者は男性より女性の方が多いのをご存知ですか?

毎年、死亡数が常に上位に君臨する脳卒中。その脳卒中の拍車をかけるのがアルコールです。

ここでは脳卒中についてお話をし、普段から気をつけられること、お酒の席でも気をつけられるアルコールとの付き合いかたをご提案いたします。

そもそも脳卒中とはどういう病気なのか?症状と死亡者数

脳卒中とは、どういったものでしょうか?まずは言葉の意味で、卒中とは、”急激”に意識障害と運動麻痺をきたしものです。脳卒中とは”急激”に脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、脳の機能が冒される病気のことを言います。

脳血管疾患の一つで、特に突然発症するものを脳卒中と言います。脳卒中は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の3種類あります。脳卒中は一つの症候群であり、疾患名ではありません。

脳血管疾患の種類

脳卒中は2つのタイプに分かれます。出血性と虚血性です。出血性は脳動脈の破綻によって出血し、脳組織が破壊されるもので、虚血性は血栓によって血流障害でさまざまな症状が起こるものです。

脳卒中の症状は、血管の詰まり・破れなどにより脳細胞の酸素や養分の供給が滞り、機能障害が生じるものです。以下のような症状が出ます。

半身麻痺、感覚障害 急に手足が動かなくなってしまったり、感覚が麻痺する
構音障害、言語障害 言葉がうまく話せなくなる
意識障害 意識がなくなる
視覚障害 目が見えなくなる、視界が狭くなる

近年では脳卒中による死亡率が減りました。悪性新生物、心疾患(高血圧症を除く)、肺炎に次いで、男女ともに一緒の4番目です。

しかし、死亡率が減少したとは言え、脳に直接ダメージを与えるため、後遺症が残る確率が非常に高い疾患です。

性別にみた死因順位と死亡者数
(性別にみた死因順位(第10位まで)別死亡数・構成割合 – 厚生労働省より)

脳血管疾患で見ると、女性の方が約5,000名ほど死亡数が多いですね。しかし、毎年脳血管疾患だけで死亡数が11万人を超えていると言う事実は、非常に恐ろしいです。

全死亡総数の9%前後を占めているのです。10人に1人いるかいないかの割合ですよ。

脳卒中は循環器系の疾患!アルコールの影響と女性死亡数が多い理由

脳卒中は急に症状が出るものなので、非常に怖いですね。脳血管疾患ですので、脳卒中は血管系の症状が主な原因です。血管系に問題がある方は注意しなければなりません。

脳卒中になる原因は、生活習慣ととても密接に関わっていると言えます。

脳卒中の原因としては、高齢の方、高血圧、糖尿病などの生活習慣病、高脂血症、喫煙、そこから動脈硬化へと進む事で脳卒中になりやすい状態に陥ります。

では、これらとアルコールはどういった因果関係にあるのでしょうか?

アルコールは血管へのダメージを与える

まず、飲酒する事でどのような症状が出るのでしょうか?

アルコールを摂取する事で、利尿作用が働き、水分は体外へ排泄されます。血中の水分が減る事で、血液がドロドロの状態になります。この状態は血栓ができやすくなります。

アルコールは結果的に血液濃度を高め、高血圧や脳梗塞などのリスクを高めるのです。高血圧症は塩分の取りすぎ、飲酒、肥満、運動不足が主な原因となりうるので、このような理由からアルコールは脳卒中に繋がりやすいと言えるでしょう。

男性より女性の方が脳血管疾患による死亡数が多い

平成26年10月の時点で、主な傷病の全国総患者数が厚生労働省より発表されています。悪性新生物(がん)、心疾患(高血圧性は除く)、脳血管疾患と上位を占める三種類の疾患の患者数は発表されたものを見る限りどれも男性の方が多いです。

主な傷病の総患者数
(主な傷病の総患者数 – 厚生労働省より)

しかし、脳卒中のリスクを高める高血圧性疾患と高脂血症は女性の方が圧倒的に多いのが図3を見ての通り一目瞭然です。”患者”ですので、脳卒中予備軍と言えるでしょう。

そして図4は平成27年度で死因別による死亡数が厚生労働省より発表されております。脳卒中は脳血管疾患の一部であり、脳血管疾患は循環器系の一部に入ります。

循環器系の疾患という大きな枠で見ても、男性より女性の方が死亡数が多いですね。高血圧性の疾患による死亡は女性の方が約1,500名、脳血管疾患に至っては約5,000名ほど男性より多いのです。

死因別による死亡数
(死因簡単分類別にみた性別死亡数 – 厚生労働省より)

循環器系の疾患全体で見ても、女性の方が1万8千名も上回っています。それほど女性の方が循環器系の疾患のリスクが高いと言うことです。こちらは事実としてしっかり受け止めましょう。

どうして女性の方が多いのか?

本来、女性ホルモンは血圧を下げる効果があります。しかし、年齢を重ねるにつれて、女性ホルモンの分泌量が減少します。今まで血圧を抑えてくれていたのに、女性ホルモンが減少することで血圧が上がりはじめ、更年期障害へと症状が進んでいきます。

あと、むくみやすい方は要注意です。むくむことによって血液量が増え、それにより血圧が上昇します。その状態が長期間続くと高血圧となり脳卒中のリスクが高まります。

女性のほうが脂肪量が多いのですが、女性ホルモンでコレステロールをコントロールしています。しかし、年齢を重ねるにつれて女性ホルモンが減少することにより、コレステロールを下げることができず高脂血症となり、血栓ができやすい状態になるのです。

これらを踏まえると女性ホルモンが減少しやすい40代以降の女性は、より注意しなければなりません。

脳卒中予防は血管年齢を若返らせることから!血管を整える食事法

脳卒中は脳血管疾患です。動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症を予防することで脳卒中を予防することに繋がります。これらはどれもアルコールと関係があります。循環器系の疾患ですので、血管年齢を若返らせる必要があります。

本来、女性ホルモンは血管をいい状態にしてくれる働きがあります。しかし女性ホルモンの分泌量は年齢とともに減少していきます。どのようにして血管年齢を若返らせることができるのでしょうか?

血圧を下げたい方のための食生活のコツ

まずは日頃の食生活を見ていきましょう。日頃の食生活で気をつけたいところは塩分量の調節です。直接高血圧に関連するものだからです。一日10g以下を目安にしていきましょう。

他には、女性ホルモンを増やすことです。女性ホルモンであるエストロゲンは血圧をさげる働きがあります。しかし年齢を重ねるにつれて、エストロゲンは減少しますよね。今まで血圧を抑えていたのが、だんだん高くなってくるのです。

残念ながらエストロゲンを直接摂取する事は出来ませんが、それに似た働きをする栄養素はあります。ご存知のイソフラボンです。イソフラボンは特に40代以降には意識して摂取していきたい栄養素です

イソフラボンは豆乳や豆類に多く入ってます。有名なところで大豆ですね。豆乳や納豆がいいでしょう。

他にもアディポネクチンという脂肪細胞から分泌されるホルモンがあります。アディポネクチンの働きは抗動脈硬化、抗高血圧、抗糖尿病という、生活習慣病に対抗するホルモンです

血管のメンテナンスをしてくれる働き者です。アディポネクチンは年齢とともに減少しません。努力次第でずっとキープできるのです。

アディポネクチンを増やす食材

アディポネクチンは正常な脂肪細胞から分泌されます。内臓脂肪量に関係しています。残念ながら肥満体型や痩せすぎの方は分泌量が少ないのです。ちょうどいい体型が分泌を促すのです。BMIで言うと22前後がベスト。

え、意味ないじゃん…と思われたそこのあなた!大丈夫です。アディポネクチンに似た働きを持つ栄養素はちゃんとありますよ。これで肥満の方でも痩せすぎの方でも血管を良い状態にしてくれます。

それが、オスモチンです。オスモチンは身近な食材で補うことができます

オスモチンを含む食べ物

  • りんご
  • さくらんぼ
  • ぶどう
  • キウイ
  • トマト
  • とうもろこし
  • ピーマン など

オスモチンは完熟前の状態の野菜に多く含まれてます。例えば、ピーマンであれば青い状態なんかはいいですね。

血管を丈夫にしたい方のための食生活のコツ

根本的に血管を丈夫にして血管年齢を若返らせたいですよね。先ほどのアディポネクチンやオスモチンは血管を修復して丈夫にする働きがあります。その他でしたらタンパク質、ビタミン、ミネラルが血管の栄養素です

これらが不足すると血管の栄養状態が悪くなるため、血管が破れやすく、出血しやすくなります。ビタミンの中でも特にビタミンCが脳内の動脈、その他の老化を防ぎ、丈夫にします。ビタミンCが含まれる野菜や果物はたくさんあります。

ビタミンCは水溶性です。しかし熱で壊れやすいので、加熱せず生で食べれるものがいいでしょう。さらにフラボノイドというポリフェノールの一種を一緒に摂取すると、ビタミンCの働きを高め毛細血管を丈夫にします。

フラボノイドは野菜、果物、緑茶、大豆といった一般的な食材に入ってます。別名、ビタミンPとも呼ばれ、強い抗酸化作用があります。ビタミンCと一緒で水溶性ですので、尿としてすぐ排泄されますから、毎食しっかり食べることが必須です。

血栓を防止したい方のための食生活のコツ

血栓は破れた血管を修復した時にできる、いわば”かさぶた”です。通常は血管が修復されたらかさぶたは血液中に溶けます。血栓が血液中に漂ってしまったら、細くなったところで詰まり、”塞栓”となります。脳梗塞はまさにこの状態です。

その血液凝固を防ぐ食べ物は、玉ねぎ、大根などの辛味のある食材がいいでしょう。大根の辛味成分やネギや玉ねぎには硫黄化合物が含まれていて、これが血液サラサラにしてくれます。

蕎麦もいいですね。薬味でネギと一緒に摂取できますし、蕎麦自体にもルチンというポリフェノールの一種が含まれています。

他にはメロンに含まれるアデニシンや納豆に含まれるナットウキナーゼも血液サラサラ成分です。

血液・血管の障害や疾患に効果のある食べ物

血管にダメージを受けて食事制限を受けている方もいらっしゃることでしょう。通常は管理栄養士の方と相談して、食事をコントロールするようにしましょう。ここでは一つ参考として記載します。

血管の主な成分はタンパク質、ビタミン、ミネラルの他に必須脂肪酸である不飽和脂肪酸も必須です。体内では生成されないため、摂取しなければなりません

植物性と動物性がありますが、DHA、EPAといったものが含まれるイワシ、サンマ、アジ、サバなどの青魚、α-リノレン酸が含まれるえごま油や亜麻仁油、シソ油といったものがいいでしょう。

これはやめて!NG食生活

直接血圧に関係する塩分は一日10g以下になるように気をつけてください。血圧は塩分だけではありません。肥満も高血圧の原因になります。

肥満の原因であるバター、ラード、クリーム類といった油脂分が多い食品は血栓を形成しやすくします(控えることで糖尿病予防にもなります)。お酒の席では多い料理ですので、注文時は注意してください。

お酒の席でのオススメで簡単な食べ方

お酒の席では、羽目を外していいかといえばそういう訳はありません。ここでも気をつけましょう。食べる順序を意識すると翌日以降の調子を落としすぎることなく、乗り切ることができます

始めは生野菜類(サラダ)を食べる。さらに枝豆はアルコールを分解してくれるので酔いにくくなりますので、私は枝豆を必ず注文し、最初に食べます。これで二日酔いの確率が相当下がります。空きっ腹の状態で飲酒しないよう注意してください。

これができたら、あとはお酒の量を控えるように努力しましょう。どのくらいがいいのでしょうか?2~3杯でストップをかけるべきです。少ないと感じましたか?お酒が百薬の長として働くのは1~2杯程度なのです。

お酒を飲むなら赤ワインがいいでしょう。一杯お酒を飲んだら、一杯お冷やを飲むことをオススメします。私は一回でお酒を飲む量は3杯までと決めています。制限をかけないとどんどん飲んでしまいますから。

あとは塩分と脂っこいものをできる限り避けて、シメのデザートでクリーム類を使った(例えばケーキとか)は控えましょう。これでお酒の席でも血管へのダメージを少なくすることができます。アルコールは、楽しむぐらいで控えめにしましょう。

食事以外でこれだけは気をつけて!温度変化と排便

冬になるにつれて寒くなってきますね。肩に力が入って力みやすくなりませんか?

これは首から肩、背中への筋肉の緊張を高めてしまい、血圧が上がってしまいます。急激な温度差に気をつけましょう。

排便時、力んでしまうと血圧は急上昇します。お酒の席が多いと食物繊維が不足しがち。適度な飲酒は快便になりうるのですが、飲み過ぎは便秘になりやすいです。便秘になりやすい女性は注意が必要ですね。

「血管の弾力性は一日にしてならず」

日頃から生活習慣、食生活に気をつけて、血管の弾力性を保つよう心がけていきましょう。塩分、脂っこいものは控えめに。

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