TOP > > 脳梗塞を未然に防ぐ!【巨大血栓を作らない】効果的な運動予防法

脳梗塞を未然に防ぐ!【巨大血栓を作らない】効果的な運動予防法

脳梗塞は死亡率15%と言われる怖い病気です。原因は脳内血管に血栓が詰まることにより血流が止まり、時間の経過とともにその先の細胞が壊死してしまい、処置が遅れると死亡することもある恐ろしい病気です。

同じ脳梗塞でも最も危険なのが「巨大血栓」が原因によるノックアウト型脳梗塞です。これは普通の脳梗塞の持つこれまでの常識が通用しない恐ろしい脳梗塞です。今回はこのノックアウト型脳梗塞の発生メカニズムと予防法を紹介します。

巨大血栓が原因のノックアウト型脳梗塞とは

ノックアウト型脳梗塞とは、一体どのような脳梗塞なのでしょうか?名前からしてとても怖そうですよね。でも、実際「ノックアウト」されてしまうような大変怖い病気なのです。

普通、脳梗塞は発見から処置するまでのスピードが命で、3時間以内であればtpaという血栓を溶かす治療によって、後遺症が残ることは少ないですが、3時間を超えると確実に後遺症が残ると言われています。

しかし、ノックアウト型脳梗塞は、たとえ3時間以内であっても血栓が巨大すぎてtpaの処置ができずに死亡したり、大きな後遺症を残したりするそうです。

巨大血栓は心臓からやってくる

巨大血栓は3センチという驚異的な大きさになります。そしてこの巨大血栓は、なんと心臓から血流に乗って脳に運ばれてきます。しかし、なぜそんな厄介なものを心臓で作ってしまうのでしょうか?次に巨大血栓の発生原因を探ります。

ベースは動脈硬化

脳梗塞のベースとなっている要因は、動脈硬化の進行です。これは生活習慣病全般にいえることですね。動脈硬化は血管の内側を傷つけてもろくさせ、血管自体もしなやかさを失い硬くなり、血流を悪くさせるだけでなく心臓に大きな負担がかかります。

動脈硬化は血管系の疾患のベースとなる要因ですが、巨大血栓の発生にはさらにもう一つの条件が絡んできます。

心房細動も大きな要因

巨大血栓発生の陰には、「心房細動」という不整脈が関係しています。心房細動はいわば心臓の痙攣です。この心房細動によって血流が極めて悪くなり、淀むことにより血栓ができやすい環境になってしまうのです。

心房細動の発生メカニズム

心臓は、「ペースメーカー細胞」とも言われる洞穴節からの電気信号をもとに拍動しています。具体的にはこの信号に合わせて、心房が肺から酸素を受け取った血液を心臓の中に取り込んで、心室でその血液を全身に送り出しています。

心房細動とは、洞穴節からの信号以外に心房のあちこちで発生する電気信号を拾ってしまい、心臓が細かく痙攣のように拍動してしまう現象です。心房細動は不正脈の一種なので、安静時でも脈拍が100を超えたり、脈が乱れたり等の自覚症状があったら、速やかに病院で診察してもらうようにしましょう。

巨大血栓を作っていたのはフィブリン(繊維素)という物質だった

巨大血栓を作っていたのは、フィブリン(繊維素)という凝固作用のあるたんぱく質で、傷ついた血管を修復するために作られます。動脈硬化が進行すると、傷ついた血管を修復しようとたくさんのフィブリンが作られて、血液が固まりやすくなります。

このような状態の時に心房細動が発生すると、血流が淀んだ状態になり、たくさんあるフィブリンが網目状になって赤血球や白血球などの血液成分を絡みこんでいき、巨大な血栓を作ってしまうのです。

もともと血管の傷みを修復してくれる善玉のはずのフィブリンが、心房細動に出会うと悪玉に変身してしまうのですね。やはり、一番の原因は動脈硬化ですね。動脈硬化が進行していなければ血流はいいし、血管も傷ついていないので、フィブリンの大量発生もありません

フィブリン値を下げて巨大血栓を作らない

巨大血栓を作らないようにするには、フィブリン数値を下げる必要があります。それには一番の原因となる動脈硬化を予防することが最も重要です。そして動脈硬化を予防するのに最も効果的な運動が、有酸素運動です。有酸素運動は、血管内壁の内皮細胞をきれいに整列させ復活させる機能があり、この血管内壁の修復によりフィブリンの数値が下がります。

スロージョギングや早歩きウォーキングで動脈硬化を予防しよう

有酸素運動は毎日続けることが重要で、無理な運動は結局長続きしないので意味がありません。息があがらず無理なく続けられる運動が理想的です。私がお勧めするのはスロージョギングや、早歩きウォーキングです。

これらの運動は心臓にも筋肉にも大きな負荷がかかるわけではありませんし、そのわりには有酸素運動としての機能をしっかり果たします。個人差がありますが、1日30分程度を目安にしましょう。巨大血栓を作らないでノックアウト型脳梗塞を避けるには、日々の有酸素運動です。ジョギングや早歩きウォーキングで巨大血栓を防ぎましょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る