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現代人の精神を脅かす!忍び寄るテクノストレスから逃れる方法

コンピュータの普及と共に現れた現代病

近年、日本でのインターネット利用者は8割にも上ります。パソコン、携帯電話、スマートフォン、タブレット等、さまざまな端末から利用できて大変便利になりました。

一番多く利用されるインターネット環境では、自宅のパソコンが62%、自宅以外のパソコンが39%と、パソコンからの利用者が多く、次いで携帯電話、スマートフォン等、モバイル式も50%以上の方が利用しています。

このように情報機器は広く普及していることがわかります。次に年代別で見ていきますと、6~12歳で65%、13~49歳では95%と幅広い年齢層で盛んに利用されています。そのうち20代の若者は限りなく100%に近い割合でインターネットの利用がある状況です。

現代社会においては酷使されているのは機械の方か人の方か、非常に曖昧なものに感じます。個人以外、公共施設や教育機関、企業でも欠かせない情報技術〈IT〉ですが便利になる一方でテクノストレスという弊害が生まれました。

テクノストレスとは

テクノストレスとは、アメリカの臨床心理学が提唱した現代病、症候群です。実は30年近くもの前に名づけられていた病気なのです。大きくは2つ、[テクノ依存症][テクノ不安症]とタイプ分けされておりますが、付随して情報機器の利用から起こるさまざまな症状の総称として呼ばれているようです。

具体的には[テクノストレス眼症][VDT症候群]と呼称されるものもありますが、起因するものを同一とする場合、頭痛、ドライアイ、肩こりもなども、テクノストレスと捉えられているようです。身体にあらわれる症状のほか、精神失調症も深刻なものになります。

テクノ依存症

情報機器に適応しすぎて、実生活のほうに支障をきたしてしまいます。パソコンとの対話はその仕組みを理解していれば単純といえば単純です。こちらの操作如何で明確な動作、答えが返ってきますね。しかし、対人関係ではそうはいかないところが億劫に思えて人を避けていくようになります。

そのうちに没頭しすぎて部屋にひきこもるので時間の感覚もおぼつかなくなり、食事もとらなくなります。そしてネットの世界は情報が目まぐるしく変化していくことに対し、自分の知らないところでの変化に不安を感じてしまいます。結果、少しの間もネット環境と離れていられなくなり、ネット依存症となります。

テクノ不安症

生活のあらゆる場面で情報機器の操作を強いられるときがあります。職場では書類のやり取りはメールで行われるようになってきているのではないでしょうか。時代はパソコンをある程度は使えないと仕事にならないところまで来ています。そんな中、パソコンなどの操作を不得手とする人が感じる不安症です。

使えないとは言いたくないけれど、失敗して迷惑もかけたくない。しかし、実際よくわからないというジレンマ。もう、本当はパソコンを見るのもいやで焦燥感や劣等感に押しつぶされそうになってしまいます。それは自律神経を乱し、動機、息切れ、めまいとなって体調にあらわれます。さらに思いつめてしまうとうつ病になります。

VDT症候群

パソコンはキーボードから文字を入力したり、マウスを使ってディスプレイに映し出される情報を目で確認して使いますね。この一連の操作をVDT作業といいます。

VDT作業による眼精疲労、ドライアイ、充血、視力低下をテクノストレス眼症といいます。また、肩こり、頭痛、腰痛、めまい、イライラなども併せておこりますが、これらはVDT作業に原因がなくても日常に起こりうるのでテクノストレスと認識されづらい症状ですね。

テクノストレスを解消する方法

身体に現れる疲れの症状は、作業途中に定期的に休憩を入れ、首や肩をまわして血行を促すといったように気分転換で大きな改善が見られます。

テクノストレスに対する打開策で一番有効と思われるのはテクノ離れです。安直ではありますが、正直な話、パソコンやインターネットから距離を置くことが、気持ち的にも実質的にも効果がはっきりと見えてくると考えられます。

しかし[テクノ依存症]の場合は離れられない病気なのですから離れた途端、イライラや不安、焦りといった禁断症状があらわれます。また[テクノ不安症]の場合は関わらなくて良い安堵感から精神的には安定してきますが、仕事等に実務障害をきたすなど、単純な難しさがありますね。

どちらも共通しているのは情報機器を使っている立場でいるつもりが、逆に使われ振り回されてしまっている事態です。テクノストレスとは“情報機器との関係の崩壊”といわれています。改めて、道具とそれを便利に使う人間という立場、そこを認識して自分と向き合うことができれば一歩前進といえるでしょう。

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