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深刻なうつ病を引き起こす燃え尽き症候群!仕事し過ぎの後の悪夢

いつも頭の中が仕事のことだけになっていませんか?何をしても何を聞いても、すべて仕事に結びついてしまう状態。それは燃え尽き症候群の予備群です!

燃え尽き症候群。その名の通り、頑張って燃えて尽きてしまい、病的な精神症状と身体症状を発症してしまうものです。しかも、深刻なうつ病に発展し、休職しなければならない可能性が高いです。

燃え尽き症候群の様々なケース

最近は恋愛でも発症すると問題になっています。長年付き合っていた恋人と別れた、恋のライバルに激しく破れた、果てには、やっとの思いで口説き落とした途端燃え尽きたなど…。

燃え尽き症候群は、教師、介護士、看護師、医師や、ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)などの間で多く見られます。スポーツ選手の間でも発症するケースがあります。オリンピックや世界大会などの終了、また、高校の卒業にともなう部活の卒業などによる目標の喪失です。

それから、長年連れ添ったご夫婦で、介護されている側の死により、介護する側が体調を崩されるケースも、燃え尽き症候群と関係があります。

バーンアウトと燃え尽き症候群の違い

燃え尽き症候群はバーンアウトと呼ばれています。しかし、燃え尽き症候群の実際の英訳はバーンアウトシンドローム。同じように感じますが、シンドロームが付く付かないで意味に違いがあります。

「バーンアウト」
持続的に大きなストレスを受け続けることで生じる衰弱状態。
「燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)」
自分が最善と思って懸命に努力してきた仕事などが、まったくの期待はずれに終わってしまい、その期待していた報酬(心理的なものも含む)を得られないことで起こる症状。

バーンアウトは燃え尽き症候群だけではなく、あらゆる病気に通じます。一方、シンドロームが付くと定義が狭まります。そして、一生懸命にやっても思ったようにならなかった時、逆に目標を達成した時、自分の中で何かが終わってしまった時に、その喪失感が大きいほど、燃え尽き症候群になりやすいということです。

燃え尽き症候群の症状

燃え尽き症候群の代表的な症例を見てみましょう。

  • 何をしても今後は良くならないと感じる。
  • イライラし、怒りやすい。
  • 急に悲しくなり涙が出る。
  • 自分がダメな人間だと思い込む。
  • 仕事などに集中できない。
  • 何に対しても無関心。
  • 部屋が片付けられない、身のまわりに気遣えない。
  • 今までの信念や目標などに意味を感じられない。
  • 今まで行ってきた仕事に興味がなくなる。
  • 人と会いたくない。
  • 頭痛、風邪、だるいなど、原因がはっきりしない症状が続く。
  • 食事、睡眠、運動などに支障が出る。
  • 飽きっぽい。
  • 自分が病気であるとは思えない、など

総体的に「原因が分からず、常にこころが晴れない」といったものです。意外と周囲の人は、その人が普段と違うと気づいているケースが多くあります。ボーっとしている、元気が無い、などです。上司などは、部下のミスが多くなったことで気づくと言います。

普段潔癖なくらいデスクをきれいにしている人が、想像もできないくらい汚くしている。いつも髪型や服装に気をつけている人が、急に無頓着になった。遅刻・早退・欠勤が多くなった、なども分かりやすい一例です。

燃え尽き症候群の原因

先に、燃え尽き症候群に陥るケースをたくさん挙げましたが、最も多いのはやはり仕事です。では、どのような原因でしょうか。

<仕事での主な原因>

  • 休憩や休暇をとらない。
  • 強い責任感のために、他の人の仕事まで請け負ってしまう。
  • 好きな仕事だからと頑張り過ぎてしまう。
  • 良い結果が出ているために頑張りすぎる。など

何を聞いても、何をしても、頭は今の仕事に結びついてしまう状態。そのようなストレスの蓄積に、様々なきっかけから負荷が発生することで発症します。以下に主なきっかけをあげてみます。

<仕事での主なきっかけ>

  • 転職
  • 昇進
  • 異動
  • 配置転換
  • 退職
  • 失敗
  • 目標の達成
  • ライバルの昇進
  • 降格など

うつ病との関係

心身の極度の疲労、無気力、自己嫌悪、感情の枯渇などの症状。現在深刻視されているうつ病と、とても共通点があり、一種の心因性うつ病とも考えられています。うつ病と燃え尽き症候群の原因は同じくストレスですが、燃え尽き症候群はストレスの感じ方が独特です

うつ病との違い

うつ病では、本人がストレスなどの原因を自覚しているケースが多くあります。対し、燃え尽き症候群では、ほとんど自覚がありません。症状が出て、他人に指摘されたり、病院に行って初めて自分がストレスを抱えていることに気づくことが多いのです。自分での発見がとても難しい病気でもあります

燃え尽き症候群から深刻なうつ病に発展するケースは、非常にたくさんあります。うつ病で特定の原因が思い当たらない場合、燃え尽き症候群であることが少なくありません。深刻なうつ病に発展した場合は、自殺の確率が非常に高くなります。事前に防がなくてはなりません。

燃え尽き症候群までのプロセス

目標に向かう、何かを期待する。そのために自分の領域を超えた努力をし続けます。その後に起こる変化が以下です。

1.態度がネガティブになる
2.“逃げ”の態度が出始める
3.身体症状により会社を休む
4.自分の今の悪状態の否認
5.崩壊

4までの間に適切なサポートが入ると、比較的早めに対処ができ、深刻化が防げます。燃え尽き症候群では、自分の変化に不安を感じ、アルコールや薬物への逃避がみられることがあります。

中毒まで悪化してしまうと、取り返しのつかなくなる可能性もあります。本人が気づきにくい分、周囲の気づきがとても大切なのです

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