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お悩み相談は逆にストレス?言葉を発さないメンタルケアに注目

悩みを相談すると逆にストレスになる?!お悩み相談の副作用

「悩みは誰かに相談しよう」ーそんな声が多く聞かれるようになった時代。一人で悩んで抱え込むよりは、誰かに相談することで心が晴れたり、悩み事が解決するのは良い事です。しかし本当に悩んでいることは、なかなか人に話しづらいもの。

「迷って迷ってようやく誰かに話せたのに、相手のリアクションやアドバイスが不快だった…。」

「話せばスッキリすると思ったけど、そのことを思い出して逆に苦しくなった。それで具合が悪くなった。」

悩み相談ではこのようなマイナスの結果になってしまったという声も少なくありません。特に後者の感想のような、いわゆる””フラッシュバック””を起こしてしまったという方は多数います。

フラッシュバックの発生は、PTSDになる程の重い悩みのことが多いです。また、何らかの精神疾患を抱えている状態であったり、長い間一人で悩みを抱え込んできた状態であると、一つのショックをきっかけに体調不良を起こしやすい傾向にあります。

現在は身近に相談できる人がいなくとも、多くの自治体やNPO団体等で無料電話・メール相談を受け付けているので、悩みはとても話しやすい環境にはありますが、””悩み相談の副作用””についてもよく考えて、慎重に行う必要があります。

悩みを打ち明けなくても心の辛さを解消できるメンタルケア方法

ストレス発散や問題に向き合って心を軽くするには、なにも言葉を介さなくてはならないわけではありません。話しを通さずとも自分の感情や状況を把握し、辛さを外に表現する方法は多々あります。ここでは言葉を使わないメンタルケアで、よく利用されている方法をいくつかご紹介します。

・箱庭療法

これは心理療法の中ではポピュラーで歴史ある療法です。箱庭を自分で作成することで、心理学的に解釈される心理状況と自分がどうしてこのように作ったのか、どういう思いで作ったのかを照らし合わしつつ、まだ言語に表しにくいまとまりのない自分の感情や状態を知ります。

具体的に行うことは、あらかじめ砂の入った枠のついている箱に、自分で自由に物を置いて行く、という簡単な行為です。元々は言葉で感情を表しにくい子どもたちのために、遊びを通して心理状況を知ることを目的に作られた療法です。

今では世界中で子ども・大人関係なく利用されています。特に言語を表現するのが難しい、または表現することで問題が出るくらい精神状態が弱っている方に使われます。東日本大震災のメンタルケアでも、箱庭療法を使用した施設もあったようです。

・絵画療法

その名の通り、絵を通してメンタルケアを行います。絵画療法にはいくつか方法があって、子どものメンタルケアで使われる事が多いですが、大人の間でも利用されます。方法としては、好きなように絵を書かせたり色を塗らせる方法もありますし、人間や木、風景など特定の物を書かせることもあります。

中でも有名なのが””バウムテスト””です。バウムテストは人格的なことを調べるための心理テストとしてよく使われています。用紙に木を書かせて、用紙の使い方や筆圧、書くスピード、どういった木を書いたか等で、パーソナリティを判断します。

このテストは自分がどういう性格傾向にあり、その傾向のためにどのような状況に陥りやすいかを知ることができます。絵を描くという事は自分が今どんな感情であるかを知ることもできますし、感情を紙に向けて発散させることもできるため、ストレス解消にも良いですよ。

・リラクセーション法

ストレスが体に表れやすい方や、不安や緊張といった感情をお持ちの方にオススメの方法です。””緊張””と””弛緩””をうまく使い、自分の体にリラックスを与えます。

具体的な方法としては、ドキドキ緊張している際は一度顔をすぼめたり肩をぐっとあげたりして、極度に体を緊張させ、その後体から一気に力を抜いて体をリラックスさせます。すると自分が緊張する際にどこの部分に力を入れてしまうのかが分かり、なおかつ体をリラックスさせて緊張をほぐすこともできます。

この方法では、このように体がいつでもリラックスできるための練習を行います。気になる方法はありましたでしょうか?言葉が無い分、抽象的な表現方法になってしまいますが、話しをするのが苦手だったりフラッシュバックを引き起こしそうな方や、まだ自分の感情を話すのが難しいお子さんなどにとても有効的です。

大人の場合、悩みの内容によっては、抽象的な内容での心理療法でカウンセラーやセラピストとの信頼関係を徐々に築き、少しずつ悩みを言葉で話せるような段階までもっていくことに利用されることもあります。

言葉で自分の悩みを表現するのが辛くとも、時間をゆっくりかけて徐々に言葉を紡いで行けば、体調不良や心が辛くなるリスクを減らせるからです。そのため、最終的には言葉で話してみたいけど勇気がないといった方にもオススメです。

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