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突然のぎっくり腰で激痛に襲われた!動けない時の対処法とは?

ぎっくり腰をおこした男性

重い物をふと持ち上げた時、ちょっと姿勢をずらした時などにいきなり「ズキーン」と腰から背中に痛みが走る…このぎっくり腰が起きたときにさてあなたはどうしたら良いのでしょうか?

痛くて動けない!救急車を呼ぶ?いいえ、ちょっと待ってください。要請しない方がいい理由があるんです。

ここではぎっくり腰で動けない時の対処法と、ぎっくり腰が起きる原因についてご説明します。

ぎっくり腰が起きたら!正しい応急処置

ぎっくり腰は何の前触れもなく突然襲ってくるものです。事前の準備がない中で、どのように対処したら良いのでしょうか?

ぎっくり腰に襲われた時の応急処置には5つのステップがあります。

  • 何よりもまずは安静にする
  • 屋外にいる時は、安全な場所の確保をする
  • 痛みが和らぐ、楽な姿勢を探す
  • 患部を冷やす
  • 体全体は冷やさない

自宅、それ以外の外出先などといったシチュエーションごとに応急処置をみていきましょう。

自宅でぎっくり腰に襲われた時の対処法

もし自宅でぎっくり腰になってしまったら、何よりもまずは安静にすることです。

1.まずは安静にする

まず、その場で壁にもたれるか床に座るか寝転ぶかして、激痛が少し治まるまで待ちましょう。

そして激痛が少しやわらいで多少の移動が可能になれば、布団やマットレス、長座布団、ソファなどの上で枕をして横になり、しばらく安静にして下さい。

2.横になったまま痛みが和らぐ姿勢を探す

横になると言っても「横向きで寝なさい」ということではありません。あお向けの方が楽であれば、それでも全然かまいません。要は「痛みが一番マシになる姿勢」で寝転ぶことが大切なのです。

通常は仰向けで膝を軽く曲げる姿勢で痛みが和らぎます。床に座ったまま軽く壁にもたれかかる姿勢も有効です。

3.患部を冷やす

患部を一回20分から30分を目安にして、2時間から3時間の間隔で冷やして下さい。濡れタオルやアイスパックなどで冷やすのが良いのですが、氷を使用する際は皮膚が凍傷にならないように休憩を入れながら冷やして下さい。

ただし、体全体はくれぐれも冷やさないようにしてください。あたたかい飲み物を飲んだり、毛布をかぶったりとしてください。

患部を冷やすのは3日を基準に炎症が引くまで行うことが重要です。冷湿布を薦めている方もいますが、応急処置としては患部を冷やす働きが強い濡れタオルやアイスパックをオススメします。

患部を温める行為は禁止です。発症した日はお風呂も控えた方が良いでしょう。

マッサージは炎症を広げる行為なので危険です。患部を押したりマッサージすることは気持ちが良い行為ですが、炎症が治まるまでは我慢して下さい。

もちろん専門医に診察してもらうのが最善の方法なのですが、病院ですることといえばレントゲン撮影をして湿布薬をもらって終了となるケースがほとんどです。

ぎっくり腰は痛みに襲われてから2、3日間、安静にすることが非常に大切です。安静が必要な時に無理に体を動かして病院に行ったほうが良いのかどうかということは、個人の判断次第ということになってしまいます。

多少でも様子を見ながら、時間をおいて判断した方が良いでしょう。

外出時にぎっくり腰に襲われた時の対処法

外出先でぎっくり腰になってしまうというのは非常に困る状態です。自宅と違ってずっと安静にしているわけにもいかず、いずれは移動しなければならないわけですからね。

しかし外出先でぎっくり腰になった場合、いきなり「家に帰って休まなくちゃ」と無理に動くのは危険です。

1.安静にしたら安全な場所へ移動する

まずは寄りかかれる壁があればそこに寄りかかり、座れるベンチや階段があればそこに座りましょう。

壁に寄りかかっても立っていられないほど痛みが強く、ベンチや階段がない場合は、壁を背もたれがわりにして膝を立てて地面に座りましょう。

また、道路などで歩行中に起きてしまった時は、周りにいる方の手を借りるなどして安全な場所に移動する必要があります。

2.痛みが治まってから自宅へ

こうして、とりあえずの安静の姿勢をとったら、しばらくゆっくりと呼吸をして、ぎっくり腰による激痛が少し治まるまで待ちます。ぎっくり腰になった直後よりも多少激痛が治まってきたら、タクシーを呼ぶか家の人に連絡するかなどして、ご自宅を目指しましょう。

間違っても「多少マシになったから駅まで歩いて、電車で帰ろう」などという無理はしないようにして下さい。腰をかばっての無理な歩行や、電車の揺れが痛みを悪化させてしまう可能性があります。

救急車を呼ぶべきではない?その理由

ぎっくり腰というのは、激しい痛みに襲われながらもそれが即、命に危機が迫る問題ではありません。激しい腰の痛み以外に緊急性ありと考えられる症状が見られないのであれば、救急車を呼ぶべきではありません。

救急車で運ばれるぎっくり腰の患者さんというのは、例え救急病院に搬送されたとしても、時間帯や曜日によってはその道の専門医がいなかったりすることがあるのです。

そうすると運ばれた病院でしばらく安静にしてから帰宅せざるを得なくなるケースは少なくないのです。

ぎっくり腰は襲われた直後は激しい痛みで動けないわけですが、しばらく安静にしていることで痛みを避けることのできる姿勢や、腰を動かせる可動範囲が徐々に把握できるようになります。

つまり、発症直後は安静にしていることが一番の治療方法になるのです。ところが救急車を呼ぶことで、隊員の方の手でストレッチャーに乗せられて、痛みに耐えながら搬送されるわけです。

そして病院のベッドへの移動も待っています。その結果がしばらく安静にしてからの帰宅、という流れに…。さらに運び込まれた時は救急車でしたが、帰る時は自力で何とかするしかありません。

いかがですか?このような流れの中に、救急車で運ばれるメリットがあるのでしょうか。これならば、どう考えても発症した現場や自宅で安静にしていたほうが良いように思えます。

もちろん痛みにも程度がありますから、どうしようもない痛みが一向に治まる様子がなければ、呼ばなければならないケースもあるでしょう。

ぎっくり腰の痛みが和らいだらできるだけ無理のない範囲で動く

痛いぎっくり腰も3日も安静にしていれば痛みも和らいできます。炎症も治まり、どちらかと言うと筋肉が固まった感じが出て、痛みも腰を動かすと鈍い痛みを感じるようになります。

このような状態になったら患部を温めることを心がけて下さい。

硬直した筋肉を温めることで血行を良くして、腰の痛みを和らげます。炎症が治まった後の筋肉は血行が悪く、硬くなっていますので温めながらのストレッチも効果があります。

このストレッチはうつ伏せの状態で、頭や胸を持ち上げて腰を伸ばす運動などがオススメです。この時点においてはマッサージや整体も効果が期待できます。

痛みが和らいだと言っても無理は厳禁であり、痛みを感じない範囲で実行することが重要です。再発も考えられるので十分に注意しまょう。

安静にした後のぎっくり腰の対処法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
いつまでも安静にし過ぎは逆効果!ぎっくり腰でも少しずつ動こう

ぎっくり腰になるのはなぜ?ぎっくり腰の原因とは

「ぎっくり腰」と言う名称は病気の名前ではありません。突然腰に激痛が走る症状の通称で「急性腰痛症」とも呼ばれています。

ぎっくり腰になる原因は一つではなく、色々な原因が絡みあった結果として引き起こされるのです。ぎっくり腰の主な原因を大別すると、以下の3つに分類することができます。

  • 筋肉の慢性疲労
  • 骨格の歪み
  • 急激にかかる負荷

ぎっくり腰の原因:筋肉の慢性疲労

日々何気なく過ごしている中で筋肉は常に使われているものです。当然のことながら筋肉だって疲れるわけです。例えば毎日規則正しい生活をしていれば、筋肉の疲労も蓄積することはありません。

ところが、不規則な生活と夜更かしなどで睡眠不足状態が続けば、筋肉の疲労は蓄積されてしまい、筋肉に蓄積された疲労は、やがてぎっくり腰となって表面化してしまうのです。

ぎっくり腰の原因:骨格の歪み

現代社会に生きる方たちはどうしても運動不足に陥りがちです。そうすると日々の生活の中で使われる筋肉は限られてしまいます。

日常的に使われる筋肉と使われない筋肉が同時に存在すると、筋力のバランスが崩れて骨格に歪みが生じる可能性があります。

骨格の歪みは、さらに筋肉のパワーバランスを崩してしまい、身体の動きとして常にパワーバランスを補正しようとして負荷がかかってしまい、疲労が蓄積されることになってしまうのです。このような形の疲労の蓄積も、ぎっくり腰の原因になってしまうわけです。

ぎっくり腰の原因:急激にかかる負荷

腰は上半身と下半身を繋ぐ要となっている部位です。しかしそんな位置関係が災いして、静止した状態から突然動き出そうとしたり、あるいは一定方向からの動きに対して、別の動きを試みたりしてしまうと、腰には非常に大きな負荷がかかってしまいます。

このように腰に急激な負荷がかかってしまうと、ぎっくり腰になってしまうことがあるのです。急展開過ぎる動きの変化は、大変危険と言わざるを得ません。

このような腰周りの不調はレントゲンで見ても悪い箇所が分かりません。この一見原因不明の急性腰痛症がぎっくり腰に該当するのです。

椎間板ヘルニアなど腰椎に問題があるケースは、病院でレントゲンを見れば診断可能です。このケースはぎっくり腰ではなく治療が必要であり、外科的手術を行うこともあります。

その痛みは本当にぎっくり腰?簡単な判定方法で他の疾患と見分けよう

実際に急性腰痛症が発症した時に、それがぎっくり腰なのか判定する必要があります。自分で簡単にできる判定法をご紹介します。

  • 睡眠中に突然痛みが出る腰痛はぎっくり腰ではないかも
  • 横になって楽な体勢がある場合はぎっくり腰かも
  • 痛みの場所が腰ではなく背中の下の方なのはぎっくり腰じゃない

ぎっくり腰の場合は横になった時に楽になる姿勢が必ずあります。寝ている状態でも激痛が続く場合は内臓的疾患の疑いもありますので注意して下さい。

冷静に痛みの場所を調べたところ、腰ではなく背中の下部にある場合はぎっくり腰ではありません。

特に仰向けの姿勢でも痛みが取れない場合や痛みが実は背中から来ている場合などは、胃の病気や尿管結石などの内臓疾患が疑われます。腰痛が数日で軽くなっても足に痺れが残る場合では、椎間板ヘルニアなどの神経症状の疑いも考えられます。

特に尿路結石や尿管結石の痛みをぎっくり腰と勘違いして、自宅において痛みを我慢することは多いようです。

痛んだ挙句に整形外科から泌尿器科に回されて原因が判明するのです。ぎっくり腰が発症したら応急処置や症状を分析し、場合によっては直ぐに病院へ行きましょう。

ぎっくり腰を予防しよう!日頃から意識すべき腰への配慮

ぎっくり腰になる原因は先にもご説明しましたが、これらの原因を取り除くことで多くのケースは予防ができるものばかりです。

ぎっくり腰には、特効薬となるものが存在しませんので、やはり予防すべきものなのです。

筋肉の柔軟性を取り戻しましょう

ぎっくり腰になる状況というのは千差万別で色々なケースがあるわけですが、腰の状態については多くの場合共通点があります。それは運動不足や仕事をする姿勢の問題で、腰周辺の筋肉から柔軟性が失われているという点です。

その結果、筋肉が硬直してぎっくり腰になりやすい状態になっているわけです。日常生活に運動を取り入れたり、デスクワークをする際は、間をみて軽い柔軟体操を行うようにしましょう。

また、猫背などの姿勢は腰に負担をかけることになりますので、意識して背筋を伸ばすようにしてくださいね。ぎっくり腰を予防するためには、姿勢を正すのも大切なことです。

物を持ち上げる時は要注意!

ぎっくり腰になる最も多い状況というのは、物を持ち上げようとした時ではないでしょうか?何かしらの重いものを持ち上げようとした時、ついつい手先で持ち上げようとすることが多いように思います。

この、手先だけで物を持ち上げようとする姿勢は、腰に非常に無理な力がかかってしまうのです。ある程度重量があるものを、手を体から離した状態で持ち上げようとしてはいけません。

持ち上げようとする物に体を接触するくらいに近づけて、腰を入れるようにして持ち上げましょう。

また、日常的に物を持ち上げることの多い仕事をしているのであれば、筋肉疲労を起こしている可能性もありますので、ストレッチ体操などを行うことで、筋肉を柔らかくしてあげることもぎっくり腰の予防に繋がります。

入浴時にも一工夫をしましょう

ぎっくり腰の原因のひとつである腰周辺の筋肉の硬直を解すには、入浴時や入浴後にマッサージをしてあげましょう。

就寝前に行うこともその効果に大きな期待をすることができます。今の時代、入浴剤も良いものが揃っておりますので、これらを使うのも良いでしょう。

食生活の見直しも必要

人間の体の筋肉というのは、栄養が不足しても硬くなってしまいます。腰周辺の筋肉にもしっかりと栄養を補給してあげましょう。具体的な栄養素は骨や筋肉が必要としているものになります。

  • タンパク質
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ビタミンC、ビタミンD

これらの栄養素を豊富に含んでいる食品を意識して食べるようにしたいところです。

詳しい食品などについては以下の記事で紹介しています。

骨をつくる栄養素
骨折を早く治す食べ物って?早い完治を目指す食べ物の4分類
筋肉をつくる栄養素
サルコペニア肥満チェック法と下半身運動・3つの栄養での予防法

突然襲ってくるぎっくり腰はケースバイケースで対応しよう

ぎっくり腰は突然襲ってくるものです。当然場所なども本人の都合を考えてくれるわけもありません。

人の手を借りられない時、家人もいない方、タクシーも通らない場所、そんなどうしようもない状況下では、救急車を呼びましょう。

ぎっくり腰で動けない時の対処法は、それぞれが置かれている状況によって異なるということです。

しばらく安静にしていても痛みが増すばかり、2~3日どころか1週間たっても痛みが治まらない、などという場合は、単純なぎっくり腰ではない可能性もあるので、病院で診てもらうことをおすすめします。この場合は整形外科に行くといいでしょう。

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