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病気が原因の危険な肩こり症状の見分け方と解消のための生活習慣

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肩こりに悩まされているという人はとても多いでしょう。日常の中で気になる症状についてアンケートをしたところ、肩こりをあげた人が女性では第1位、男性では第2位になりました。

肩こりの原因や症状の感じ方は人それぞれ違います。気をつけていただきたいのは、ただの肩こりだと思っていた症状が実は肩こりではなく、その陰に思わぬ病気が隠れているということもあることです。

どういった症状が出ているようなら気をつけたほうがよいのでしょうか。また肩こりを解消させるためには、どのような生活を心がけるとよいのでしょうか。

その症状は本当にただの肩こり?危険なサインはこれだ!

肩こりで悩んではいるものの、「まあ、つらいと言っても、たかが肩こりだし、誰にでもあることだろう」という程度の認識で、その症状を軽視、放置してしまっている人は少なくありません。

もちろん、軽視、放置していてもそれほど大問題にならない肩こりが多いのは事実ですが、かといって「すべての肩こりが、軽視・放置していい肩こりではない」というのもまた事実です。

中には「医学的に見て非常にまずい肩こり」というものもあるんですよ。それを見過ごさないためにも、どんなサインが出たら病院で診てもらうべきなのか、それを知っておきましょう。

肩こりはその原因などから3つに分類することができます。

  • 肩こりの原因となる病気が特にはっきりとない肩こり
  • 整形外科的な病気が原因となって起きる肩こり
  • 整形外科的な病気以外の病気が原因となって起きる肩こり

「肩こりの原因となる病気が特にはっきりとない肩こり」とは、姿勢の悪さや体型、ストレスなどが原因となって起きてしまう肩こりです。最後の方で詳しく説明しますね。

筋肉の緊張や疲労、血行不良などから起きてしまう肩こりで、「肩こり」と言った場合にはほとんどがこの分類に入るでしょう。

ただ怖いのは、このような肩こりの陰に病気が原因となって起きている危険な肩こりもあることです。特に以下のような症状がある場合には、何らかの病気が関わっていることも考えられます。一度病院へ行くようにしてみてください。

  • 肩が「凝る」のではなくズキズキ痛む
  • 手足がピリピリしびれる
  • 排尿困難がある
  • なかなか治らない、もんだり叩いたりしても改善しない

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もっとも危険なサインとなるのが「しびれの症状」です。たとえば、肩ではなく指先にしびれがあるという症状が出ている場合は、頚椎や脊髄の神経が何らかの理由で圧迫されて、神経伝達に支障をきたしてしまっているケースがあります。

また指先にまでしびれが到達していなくても、肩があまりにも強くしびれるというのは肩こりとしてはかなり異常な状態ですから、これも病院で診てもらったほうがいいでしょう。

片方だけ肩こりがひどく、しかも肩こりがひどいほうの手が時々しびれるという場合は、脳梗塞の初期症状であるという可能性も否定できません。

脳梗塞は初期症状で食い止められるかどうかでその後の状態がどうなるかも大きく違ってきますから、何よりも早期発見が大切。この場合は整形外科に行くよりも、万が一のことも考えて、脳神経外科や神経内科で検査をしてもらったほうがいいでしょう。

整形外科的な病気が原因となって起きる肩こり

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頸椎、肩関節などの異常といったような、整形外科的な病気が原因になって起きてしまう肩こりです。

以下のような症状は首の骨である頸椎や、頸椎と頸椎の間でクッションの役割をしている椎間板に問題が起きているかもしれません。また肩の関節部分に問題があることも。一度、整形外科を受診してみてください。

  • 腕が上がらない
  • じっとしていても痛い
  • 夜も眠れないほど痛い
  • 首を動かすと痛い
  • しびれがある
  • 排尿困難がある

このような症状がある場合、以下のような病気の可能性があります。

  • 肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)
  • 胸郭出口症候群
  • 頸部脊椎症
  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • 頸椎捻挫(むち打ち症)
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 腱板断裂
  • 脱臼
  • (まれに)慢性関節リウマチ  など

このうち四十肩や五十肩、胸郭出口症候群について簡単に説明しましょう。

四十肩や五十肩

四十肩や五十肩という病気の名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。ひどい肩こりの一種かと思われてしまっているかもしれませんが、肩こりとは全くの別物です。

これは肩関節の周辺の炎症によって痛みが出てしまう病気です。「肩こり」ではなく炎症が起きてしまっているため、きちんと専門医の治療を受けたほうがよいでしょう。

四十肩や五十肩になると、ある日突然、かなりひどい症状が出てしまいます。激しい痛みやしびれがあって、腕を動かすこともできないくらいです。安静にしているときにも痛みがあり、痛みで眠れなくなるということまであります。

ただ手術をすることはまずなく、自然に治っていくのを待つだけです。痛みは軽ければ1~2ヶ月くらいで落ち着きますが、重症の場合には6ヶ月ほども続いてしまいます。完全に回復するには6ヶ月から1年半ほどになります。

中高年に多い病気というイメージがありますが、若くてもなってしまうことがあります。なるべく早く回復させるために、無理のない範囲で肩を動かすことも大切です。

胸郭出口症候群

胸郭出口とは鎖骨と肋骨の間にある隙間です。ここの隙間には神経の束や血管が通っています。

この隙間が狭くなってしまい、神経や血管が圧迫されてしまったのが胸郭出口症候群です。首、肩、腕、手指に痛みやしびれが起き、血行が悪くなるために指先が冷えてしまうこともあります。

なで肩の人、腕を長時間上げるような職業である美容師や教師、筋肉質の人(筋肉を鍛え過ぎたことで圧迫を起こしてしまいます)などに多く見られます。20~30代といった若い人にも起きやすい病気です。

姿勢を正す習慣をつけたり、肩の周辺の筋肉を鍛えていくことで治まっていきます。

整形外科的な病気以外の病気が原因となって起きる肩こり

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整形外科的な病気以外にも、肩こりを起こしてしまう病気があります。心筋梗塞や肺がんといったような重大な病気が隠れていることもあるため、見逃してしまわないようにすることが重要です。

以下のような症状があるようなら注意してください。

  • 動作や姿勢などと関係なく痛みが出る
  • 温めたりもんだりしても全然良くならない
  • 痛みが周辺にも放散するように出てしまう
  • 突然痛んで、その痛みはだんだん強くなっていく
  • 凝りや痛みに周期的なリズムがある
  • イライラ感や憂うつ感もある

循環器の病気

  • 狭心症
  • 心筋梗塞  など

狭心症や心筋梗塞があると、特に左肩に痛みが出てしまうことが特徴的です。他にも背中やアゴに痛みが出ることがあります。

心臓を取り巻く血管が動脈硬化によって詰まり、血流が悪くなってしまった状態が狭心症です。血管が完全に詰まって血流が止まってしまった状態が心筋梗塞です。どちらも胸が締め付けられるように痛むというイメージが強いかもしれません。

もちろん胸にも痛みは出ますが、実は映画のシーンで見るほど激痛でないことも多いのです。その代わりに肩こりがひどくなって、特に左肩が痛くなるといったような症状が出ます。

他に首が痛い、アゴや奥歯が痛い、喉が詰まる感じがする、胃に不快感があるといったような症状が出たりします。

呼吸器の病気

  • 肺がん
  • 肺結核
  • 胸膜炎(肋膜炎) など

これらの呼吸器の病気があるときにも、首から背中にかけてこりが出ることがあります。しびれが出てしまうこともあります。

消化器の病気

  • 胆石症
  • 胆のう炎
  • 肝炎
  • すい臓疾患
  • 胃腸障害  など

これらの消化器系の病気が原因で肩こりが出てしまうこともあります。消化器系の病気が原因となっている場合には右肩がこる、痛むということが多いようです。

全身的な病気

  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 低血圧症
  • 貧血  など

これらの病気が肩こりの原因となることもあります。血圧が高くても、逆に低くても肩こりの症状が出てしまいます。

血圧が高い場合には、肩こり以外にも動悸、のぼせ、息切れが出ます。血圧が低い場合には、だるさや疲れ、朝の寝起きが悪いといった症状が出ます。

血圧をチェックすることは、健康な毎日を送るためにもとても大切です。普段元気で何の病気もないと思っている人でも、たまには血圧をチェックするようにしておきましょう。

女性特有の病気

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  • 月経不順
  • 月経前症候群
  • 更年期障害
  • 骨粗鬆症による椎骨圧迫骨折  など

女性の肩こりには、女性ホルモンも大きく影響しています。イライラ感があったり、肩こりの症状に周期的なリズムがあったりするようでしたら、女性ホルモンの影響による症状かもしれません。

40代後半から50代ころ、閉経間近な時期になると女性ホルモンの分泌が減ってきてしまいます。これが更年期障害でのぼせやほてり、だるさ、イライラ感が出たりします。そして肩こりも起こりやすいのです。

また更年期以降は骨粗鬆症になりやすくなるのですが、そのために骨がもろくなって気付かぬうちに圧迫骨折してしまっているということもあるのです。骨折によって中の神経が刺激されて、痛みが出てしまいます。

この他にもうつ病や頭痛が原因で肩こりが出ることもあります。

肩こりはなぜ起こる?肩こりの原因とメカニズム

怖い病気が原因の肩こりをご紹介したところで、今度は”よくある肩こり”についてお話しましょう。

大昔、人類の祖先は四足歩行をしていました。しかしあるときから二足歩行をするようになり、そのおかげで手を使って様々な作業ができるようになりました。この四足歩行から二足歩行への変化は、人類の進化の大きな鍵と言えるでしょう。

しかし人類は、二足歩行を始めたそのときから「肩こり」という荷物も背負ってしまいました。四足歩行していた時代には感じることのなかったはずの症状を、二足歩行することによって感じるようになってしまったのです。

直立して歩く姿勢では、体の構造的にどうしても首や腰に負担がかかりやすくなってしまいます。重い頭をしっかり支えなくてはいけませんし、肩からは腕がぶら下がった状態になっています。首から肩の辺りにかけての筋肉は、ずっと緊張しているのです。

筋肉はずっと緊張した状態を続けていると、疲労物質がたまって硬くなっていってしまいます。そして血行も悪くなっていきます。これが肩こりにつながるのです。

こうして進化の鍵となる二足歩行を始めたそのときから、その代償として人類は肩こりに悩まされるようになってしまったのです。

筋肉の緊張、そして疲労が肩こりを生む

首から肩、そして背中にかけてにはいろいろな筋肉があります。悪い姿勢を長時間続けていたりすると、ここの筋肉はずっと異常な緊張状態を強いられていることになります。

筋肉は緊張状態が続いていると、しだいに収縮して硬くなっていきます。それによって血管は圧迫されていき、血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなると、酸素や栄養をきちんと筋肉に届けることができなくなってしまうのです。

そして筋肉の中には疲労物質である「乳酸」がたまっていきやすくなります。血行が悪いと乳酸は筋肉の中に留まったままとなり、これが肩こりを引き起こしてしまうのです。

また肩こりがあると、あまりその部分を動かさなくなってしまいます。そのため余計に筋肉は硬くなり、血行が悪くなって痛みが増すという悪循環に陥ってしまいます。

同じ姿勢を続けると、筋肉は緊張し肩こりが起きやすい

では、筋肉が緊張しやすいのはどのような状態におかれたときなのでしょうか。以下のような状態は、筋肉を緊張させて肩こりを引き起こしやすくなってしまいます。

  • パソコンなどのデスクワーク、読書などで同じ姿勢を長時間続けている
  • カバンをいつも同じ側の肩にだけかける
  • なで肩、猫背である
  • 運動不足になっている
  • 長時間冷房の効いた部屋にいて、体が冷えている
  • 噛み合わせが合っていない、または虫歯がある
  • 眼精疲労
  • 度の合っていないメガネやコンタクトレンズをしている
  • 精神的なストレスがある

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筋肉の緊張を起こしやすい一番の原因は、同じ姿勢を長時間続けていることです。パソコンなどに集中して悪い姿勢を長時間続けていると、肩周辺の筋肉は緊張しこわばってしまいます。

なで肩の人も肩こりを感じやすいという特徴があります。これはなで肩の人は腕を支えるための筋肉が弱いためです。腕の重みのため筋肉には常に負担がかかり緊張した状態で、血行が悪くなり肩こりを引き起こしやすくなるのです。

運動不足な人も、筋肉が弱くなっています。そのためにちょっとした行動でも筋肉が緊張したり疲労を起こしたりしやすくなってしまい、肩こりを起こしやすくなります。

冬の寒さや夏のクーラーによる冷えも、筋肉を緊張させ血行を悪くして肩こりを起こしやすくします。噛み合わせの悪さも筋肉を緊張させます。噛み合わせが悪いと、頭痛が現れることもあります。

細かい文字を見続けたり、度の合っていないメガネを使っていたりすると目の周りの筋肉は緊張を強いられてしまいます。それによっても肩こりを起こしてしまいます。

ストレスは自律神経の乱れにつながります。ストレスがかかると交感神経が優位な状態になるのですが、それによって筋肉は緊張し血圧は上がります。すると血行が悪くなって肩こりが引き起こされてしまうのです。

ストレスがかかり続けると自律神経の乱れも続き、肩こりもどんどん悪化していってしまいます。肩こりだけでなく、頭痛やめまいといった症状が出ることもあります。

女性のほうが肩こりになりやすい理由は筋力の差にあった

肩こりは男女ともによくある症状ですが、男性に比べると女性のほうがやや多くなっています。これは男性よりも女性のほうが筋力が弱いことが関係していると考えられます。

筋力が弱いと、頭や腕を支えている肩周辺の筋肉にはより負担がかかってしまいます。そうなると筋肉は凝ってしまいやすくなるのです。

また女性のほうが運動不足だったりすることも多いでしょうし、なで肩の人も多くなります。このようなことから、男性よりも女性のほうが肩こりになりやすくなっているのです。

肩がこったらぬるめのお湯にゆっくり浸かろう

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肩こりは、筋肉が硬くなって血行が悪くなってしまっている状態です。そんな状態になってしまっているときには、ぬるめのお湯での入浴が効果的になります。

入浴が肩こりによいというイメージはあると思いますが、なぜよいのでしょうか。

温めると血行がよくなってこりがほぐれる

体を温めると、血管が拡張して血行が良くなります。そして筋肉の緊張もほぐれます。

肩がこっている状態のときには、筋肉は緊張し血管も圧迫されて血行が悪くなっていました。そのために疲労物質の乳酸などは流れて行かずにたまったままだったのです。しかし血行が良くなることで疲労物質は流れて行きます。

疲労物質が流されて筋肉の緊張もほぐれてくると、こりは和らいできます。

皮膚の温度が上がると、痛みを感じにくくなる

人の痛みに対する感覚は、皮膚の温度によって違ってきます。皮膚の温度が低いと痛みを感じやすくなってしまうのです。

逆に皮膚の温度が上がると、痛みを感じにくくなります。そのため入浴することで体が温まってくると、痛みを感じにくくなるのです。

肩こりがひどいという人は、普段から肩や首の辺りを冷やさないように注意しておくとよいかもしれません。

副交感神経が優位になってリラックス効果あり

温かいお湯にゆっくり浸かると、副交感神経が活性化されます。

普段の生活の中では交感神経が優位に働いていることがほとんどです。心も筋肉も血管も、交感神経が優位な状態ではやや緊張状態にあります。

しかし温かいお湯にゆっくりと浸かることで副交感神経が活性化されてくるのです。副交感神経は血管を拡張させ、筋肉の緊張をほぐしてくれます。そしてリラックス効果もあります。

それによって血行が良くなって肩こりも良くなってくるのです。

ただし42度以上の熱いお湯では交感神経を優位にさせてしまいます。朝、気合いを入れたいときには熱めのシャワーを浴びて交感神経を活性化させることがお勧めですが、リラックスしたいときには向きません。

リラックスしたいときには、37~39度のぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしてください。長時間浸かる場合には半身浴が良いでしょう。心臓に負担がかかりにくくなります。

半身浴では、体が温まるまでは肩が寒いかもしれません。そのような場合には、温まるまで肩にタオルをかけておくとよいでしょう。

熱めのお湯とぬるめのお湯を交互にかけるという方法も血行を良くする効果があります。30度くらいのぬるま湯と、42~43度の熱めのお湯を交互に肩にかけるのです。1回2~3分間くらいで、5~9回交互に浴びてみてください。

最後は熱めのお湯で終えるようにしましょう。ぬるめのお湯はもっと冷たくしてもよいですが、急にあまり冷たい水を浴びるとびっくりして筋肉が硬くなってしまうことがあるので気をつけてください。

血管は温めると拡張しますが冷えると収縮します。拡張させたり収縮させたりすることで、血行を良くさせる効果があるのです。シャワーが肩に当たる刺激も、こりには良いでしょう。

ただし捻挫や打撲による痛みで、患部が腫れていたり熱を持っていたりする場合には冷やしてください。この場合温めてしまうと、余計に痛みがひどくなることがあります。

ストレッチで筋肉を伸ばしたり緩めたり…

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ストレッチで筋肉を伸ばしたり緩めたりすることもこりには効果があります。

筋肉が伸びたとき、血管やリンパ管は一時的に圧迫されて流れが滞ったような状態になります。その後筋肉を緩めることで、血管やリンパ管はもとの状態に戻り血液やリンパ液が一気に流れるようになるのです。

ストレッチをすることで血行がよくなり、疲労物質も流れていきます。そうしてこりをほぐすような効果が期待できます。

ただしストレッチの途中で痛みを感じたりしびれが出たりするようなら中止して、様子によっては病院へ行くようにしてみてください。

猫背を直すストレッチ

血行が悪くなる大きな原因として、猫背があげられます。

猫背を直すと言っても、常に姿勢をピンと伸ばすことを心掛けていてもついつい癖で猫背になってしまいますよね。そこでお勧めしたいのが、猫背を改善する座ったままでもできる簡単な運動です。

  • 座った状態で、首を下に向けて背中を丸めます
  • 次に気持ちいいと感じる程度、上体を後ろにそらします
  • そして最後に、また背中を丸めた状態に戻します

とっても簡単な体操ですから、できればこれを1日に5回程度繰り返してください。猫背が治ると多くの場合肩こりが解消されますので、ぜひ猫背解消体操をお試しください。

肩こりが辛いときには、食事も気をつけてみよう

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肩こりは、筋肉が緊張し血行が悪くなることで引き起こされてしまいます。そんな肩こりを解消するためには入浴やストレッチが効果的ですが、普段の食事も気をつけてみてください。

血行を良くし筋肉の働きをスムーズにさせ、たまった筋肉の疲労をとってくれるような栄養を積極的に摂るようにするとよいでしょう。そして体を温めるものを摂ることも大切です。

ビタミンE

ビタミンEには血行を良くする働きがあります。そして細胞の酸化を防ぐことで、老化予防にも効果があります。血行が良くなることで筋肉にたまってしまっていた疲労物質が流れて行き、肩こり解消が期待できます。

  • ナッツ類
  • 緑黄色野菜(カボチャ、モロヘイヤなど)
  • 魚介類(カニ、エビ、鮭、ウナギなど)
  • 大豆製品  など

ビタミンEは、同じように抗酸化作用のあるビタミンCなどと一緒に摂ることでより効率的に働いてくれます。

ストレスは肩こりの原因にもなりますが、ストレスが多い生活をしている人はビタミンCが消費されやすくなっています。緑黄色野菜ならビタミンEもビタミンCも、それ以外の栄養も一緒に摂れてよいでしょう。

大豆製品にはイソフラボンも多く含まれます。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため更年期障害からの肩こりやイライラにもお勧めです。

DHAとEPA

DHAやEPAは不飽和脂肪酸の一種で、血行を良くする効果があります。青魚に多く含まれています。

  • サンマ
  • イワシ
  • マグロ  など

カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル

筋肉を収縮させたり弛緩させたりするためには、カリウム、カルシウム、マグネシウムの働きが必要です。これらが筋肉の働きを補助することで、筋肉はスムーズに動くことができるのです。

またカルシウムは骨や歯を丈夫にしたり、イライラを抑えたりする働きもあります。イライラしてストレスがたまると、肩こりにもなりやすくなります。何となくイライラしやすいと思ったら、カルシウムを摂るようにしてみてください。

そして鉄は全身に酸素を運んでくれます。筋肉に酸素がきちんと届くようになれば疲労物質は作られにくくなり、肩こりも楽になっていきます。

  • カリウム:野菜類、芋類、海藻類、果物など
  • カルシウム:乳製品、小魚、大豆製品、海藻類など
  • マグネシウム:ナッツ類、魚介類、海藻類など
  • 鉄:レバー、カツオ、マグロ、ヒジキなど

海藻類にはいろいろなミネラルが豊富に含まれています。なるべく食べるようにするとよいでしょう。

鉄は吸収されにくいミネラルですが、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなります。鉄を効率良く吸収させようと思ったなら、ビタミンCを多く含む野菜や芋類も一緒に摂ることをお勧めします。

クエン酸

クエン酸は乳酸などの疲労物質の排出を促して、肩こりを解消していってくれます。疲労回復効果もあります。

  • 梅干し
  • レモン
  • グレープフルーツ  など

肩こりを解消させていくために効果のある栄養素をいくつかあげましたが、一番大切なのはいろいろな食材をバランスよく食べることです。朝食は体を温め血行を良くさせる効果もあるので、しっかり摂るようにして生活のリズムも整えましょう。

体を冷やすものは良くありません。夏が旬のキュウリ、トマトなどは加熱しない状態では体を冷やしてしまうので気をつけてください。ショウガ、唐辛子、ニンニクなどは体を温めてくれます。

そして食事はよく噛んで食べてください。よく噛むことで、感情を安定させストレスを減らす働きのある「セロトニン」という物質が分泌されます。

噛むときには、左右の歯で均等に噛むようにしてください。片方の歯ばかりで噛んでしまうような噛み癖は、肩こりを引き起こしやすくなります。

肩こりにこれ以上悩まされないようにするためにも、正しい姿勢を意識するようにしてみてください。そして、たまに気分転換でストレッチもしてみましょう。体を動かすことで仕事の効率も上がります。

またいつも同じ側の肩に荷物をかけるとか、同じ側の足を組んでいるなどといったような癖も肩こりの原因になってしまいます。日頃何気なく行っていることを、一度見直してみるとよいかもしれません。

肩こりに効く食事について、こちらの記事もどうぞ
肩こりが食事で治る!?肩こり改善に効果的な5つの栄養

ストレスを発散させて肩こりともさようなら!

ストレスも肩こりの原因となりますから、ストレスはためないにかぎります。しかし、生きていればたくさんのストレスを受けますよね。満員の通勤電車、近所付き合い、仕事のストレスなどなど…数えたらきりがないほど多くのストレスがあります。

しかしストレスを溜めてしまうと自律神経が乱れ血行が悪くなります。血行が悪くなると肩こりが悪化しますので、ストレスは上手に発散させなくてはなりません。

ストレス発散方法は人によっても異なりますが、

  • 好きな事をして過ごす
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • 美味しいものを食べる

と言った行動が有効だと言われています。肩こり解消のためにも、上手にストレスを発散させてくださいね。ちなみに筆者は休日に好きなことをするのと、毎日美味しいものを食べることは欠かさずしていますよ。

冷え過ぎに注意して!体の冷えを予防し肩こりも改善

体が冷えると血行が悪くなりますから、過度に体を冷やさない事が肩こり解消につながるのです。

秋から冬はなるべく厚着をして、血行が悪くなることを避けてください。

また夏でも油断大敵ですよ。クーラーで冷え過ぎた室内に長時間いると、体が冷えて血行不良になります。そうなると肩こりのリスクがアップしてしまいますので、夏でもカーディガンなどを用意してクーラーで体が冷えすぎないよう注意してください。

いかがでしたか?あなたの肩こりは大丈夫な肩こりか、そうでないか…。

対策をしても改善しない場合は一度病院へ行くことを強くオススメします。もし危険な肩こりであった場合はもちろんですが、そうでなくてもこりに悩まされることがなくなるかもしれないですからね。

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