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簡単だけど実はリスクも?STD自己検査チェッカーの落とし穴

STD検査チェッカーが注目?!手軽にできる検査が浸透

HIVなどを初めとした、STD(性感染症)の知識が一般社会にも広く知れ渡るにつれ、STD検査の関心も高まってきています。

STDの問題は人に相談しにくい側面があり、HIVや肝炎などの感染症は病院での検査も容易ではないため、不安になる方が多くいらっしゃいます。そんなニーズに答えてか、今、自分で検査できる””STD自己検査チェッカー””が密かに注目されているんです。

STD自己検査は検査キットがインターネットで販売されています。値段はそこそこリーズナブル。1つの病気につき安くて2500円程度、高くても5000円程あれば購入可能です。

ネット販売なので検査を受けるか否かは周囲に知られることがありません。しかも配送方法に工夫を凝らしている検査所が多く、差出人名を普通の会社風にしたり、コンビニ受取や局留め発送を可能にしたりと、匿名性の高いサービスを行っています。

配送も早く、大体1〜3日でキットが届きます。検査は自分で血や粘液を採取して郵便ポストで送るだけ。あとは検査所で検査され、結果がメールや専用サイトなどで通知される、といった仕組みです。

保健所や病院で検査するとなると、開いている時間内に行くのが大変ですし、特に婦人科や皮膚科は混雑していて大変です。そういった事情から、時間のない人からの指示も集めているのだとか。

とはいえ明らかな症状がある人は病院に行くことが多いです。少し不安な程度や疑っている程度の方を中心に、利用する人が増えつつあるみたいですね。

自己検査は便利な一方、リスクやデメリットも…

自宅で行える自己検査はとても便利で、なおかつ匿名性が高いので利用しやすい検査ではあります。しかしながらその一方でデメリットやリスクも存在します。

自己検査キットが世の中に出回るようになってからは、厚労省側もそのリスクについて警鐘しているのが現状です。ここでは自己検査のリスクやデメリットについてまとめてみました。

欠点1.自己検査キットは未承認

自己検査キットは、日本で流通しているものも、海外から日本へ流通しているものも全て、日本の厚労省は安全性を承認しておりません。

採取後の検査キットを回収し、検査を行う場所自体は認可登録されている所ばかりですが、検査所の認可と自己検査キットの認可は異なります。「認可を受けている」と宣伝があっても、検査キットの認可と混同しないように注意しましょう。

欠点2.検査精度はまちまち

病院や保健所の検査にも言えることですが、検査精度はまちまちです。陽性反応が出ても更に確認しないと分からない病気もあったり、陽性なのに陰性と出てしまったり、そういう事案は稀に起こり得ます。

陰性なのに陽性が出た人はまだ良いですが、陽性なのに陰性が出てしまったら大変です。そのまま気づかず悪化したり、発病してしまう人も中にはいます。

また検査キットは大抵が一回のみの検査ですから、陽性が出た人は偽陽性の疑いを晴らすために、病院や保健所でまた検査を受けなくてはなりません。それなら最初から検査を受けに行った方が良いかも、と思う方もいることでしょう。

欠点3.検査後のフォローが得られない

自己検査キットは、本当にただ検査をするだけで終わりです。病院の紹介すら行っていない会社もあります。

治療法が確立した病気や軽度の状態であれば良いですが、治療法がない病気や症状が重かったとき、検査結果が分かった後の精神的ダメージは計り知れません。

保健所や病院であればどういう病気でどういう治療法があって、これからどうしていけば良いかアドバイスしてもらえますが、自己検査キットではそれが無いのがデメリットです。

欠点4.偽造品が含まれていることもある

検査キットには偽物が含まれていることもあります。自己検査キットは日本より海外の方が流通しているのですが、調査の結果、海外の物では偽物が一部出回っていたということが分かっています。輸入する際は特に気をつけましょう。

欠点5.素人が個人で採取するのは難しい

STD自己検査では粘膜や血液、唾液の採取を自分で行います。しかし素人のやり方ではうまくとれなかったり、とれても量が足りなかった、とる場所を間違えた、などのトラブルが多数あります。

扱いが悪く、検査キットを壊してしまい、検査できなくなる方も中にはいるそうです。使えないとお金が無駄になってしまいます。

欠点6.どのように検査されているのか、検査に不備はないか見えにくい

検査過程のほとんどが、ネットを介して行われるので、自分の採取方法で正しいのか分かりにくいですし、本当にきちんとした検査所で検査されているのか分かりません。

不安解消のために検査を受けたはずなのに、本当に結果が合っているのかどうか逆に不安になることもあります。不安が強い方は直接検査機関に赴いて、検査してもらうのがオススメです。

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