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最近の「捻挫」診断は奥が深い話

「捻挫」でギブス固定が3ヶ月!骨折ではありません。本当に「捻挫」なのです。

「捻挫」の診断

子供の頃に「捻挫」の経験はありませんか?整形外科で、レントゲンを撮って骨に異常がなければ「捻挫」ですね。と言われ、シップ薬を貼り包帯をして2、3日安静にしていればいつの間にか治ってしまった。なんて事が。

「捻挫」とは靭帯の外傷の総称です。痛めた場所により名称が異なりますが、関節に無理な力がかかった事により、骨と骨をつなぐ軟部組織が損傷を受けてしまった状態のことです。

靭帯は軟部組織の為、レントゲンには映りません。MRIや超音波での診断を用いないと判断がつかないのです。そのため、レントゲンだけで診断する病院では早期の診断が難しく、完治が大幅に遅れてしまう事もあります。

「捻挫」は、早期治療が大切です。早い段階から固定をして、対処しないと癖になってしまったり運動機能に影響が出てきてしまう事もあります。そして「捻挫」が、思いがけないほどの重症になる事があるのです。

軽度であれば、靭帯が伸びてしまった程度なので、完治まで1、2週間あればいいかもしれません。ところが重度になると、前述したようにギブス固定が3ヶ月に渡る事も有り、そのあとリハビリですから、全く先が読めません。

重度の場合は特に、靭帯の断裂や著しい損傷が見られるため、後遺症として運動障害・関節の変形などが現れる場合があることも心配の一つになります。

女性などは、ヒールの高い靴を履くことが厳しくなってしまう事もあります。また、骨から小さな破片が剥がれてしまう事があります。これを「剥離骨折」といいます。大抵は、吸収される事が多いのですが希に、破片が残ってしまい健康な場所で悪さを働く事があるので、状況によっては手術が必要になってくる事もあります。

子供の「捻挫」

子供が、「足をひねった」と訴えてきたら、まず患部を冷やすのが大切です。固定も大切ですが、むやみに固定すればいいという訳では無いので、様子次第です。そしてできるだけ早く、超音波やMRIを備えている整形外科・総合病院に向かいましょう。

子供の場合、骨折を伴っている場合が多く、痛みや腫れを伴うようでしたら一刻も早く病院へ向かってください。

足首をひねった=骨に異常なし=捻挫=湿布して安静。ひと昔前ならこれで済んでいた様な気がするのですが、最近の「捻挫」の診断には本当に驚かせられました。それだけ、科学が進歩したという事なのですね。

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