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通販で買える禁煙薬、チャンピックスの効果と副作用!禁煙成功率は?

タバコと錠剤

喫煙と言う習慣は決して身体に良いものではありません。また、火災ややけどの原因にもなりますし、臭いによって周囲から嫌な顔をされることも多くなりました。ですので、一日も早くたばこを止めることを強くお勧めしたいです。

とは言え、たばこと言うのは習慣性の強いものですから、なかなか禁煙に成功できない人がいるのもやむを得ない部分があります。

そうした人のために禁煙補助薬と言うものがあるのですが、今回はその中の1つ、チャンピックスと言うお薬を見てみましょう。

チャンピックスの効果とは?禁煙治療と言うとニコチン置換療法が主だった

私自身も15年余り前にニコチン置換療法で禁煙しましたが、ヘビースモーカーであった割に、割合簡単に禁煙できましたので、それでいいのじゃないかと思っていました。しかし、個人差があるようで、ニコチンガムやパッチでは上手くいかない人もいるようです。

そこで登場したのが、ニコチンを含まない禁煙補助薬・チャンピックスです。

チャンピックスパッケージ

2008年4月に薬価収載されていますから、まだ日本デビューして10年にならないお薬なんですね。

ニコチン置換療法はたばこの代わりに少量のニコチンを補充した

2008年に日本で認可された禁煙補助薬は、バレニクリン酒石酸塩(商品名:チャンピックス・ジェネリックなし)です。

それまでの禁煙補助薬は、禁煙によって急激に低下する体内のニコチン量を補充することで、離脱症状を抑えながら「たばこを吸う」と言う習慣をなくしてゆく方式でした。

吸いたくなった時にガムの形でニコチンを補充するニコチンガム(商品名:ニコレット・指定第2種医薬品/市販薬)や、一日を通して皮膚からニコチンを浸透させ続けるニコチンパッチ(商品名:ニコチネルTTS・ジェネリックなし)です。

チャンピックスの効果はたばこで満足しなくなること

一方、このチャンピックスは、ニコチンを体内で受け取るα4β2ニコチン受容体に対して働きかけるもので、α4β2ニコチン受容体拮抗薬・作動薬の両方の働きを持っています。

チャンピックスを内服しておくと、α4β2ニコチン受容体に結びついて、たばこを吸ってもニコチンがα4β2ニコチン受容体に結びつけなくする拮抗薬としての作用を持ちます。

また、α4β2ニコチン受容体にニコチンが結びつくと、ドーパミンと言う脳の中に存在する神経伝達物質を放出します。ドーパミンは快感をもたらす神経伝達物質ですので、ニコチンの依存性にかかわっていると考えられています。

チャンピックスは、α4β2ニコチン受容体に結びついた時に、ニコチンの半分くらいのドーパミンを放出させるα4β2ニコチン受容体作動薬としての性質も持っているのです。

こうした働きのおかげで、ニコチンの離脱症状に悩むことなく、ニコチンのもたらす快感から離れて行けるというメカニズムで禁煙を補助するお薬です。

たばこの依存性の性質をよく考えた製品ですね。それでも禁煙に失敗する人がいるというのが難しいところです。やはり依存性の強い薬物と言って良いのだと思います。

チャンピックスは通販で買うこともできるがお勧めできない

チャンピックスは海外通販(個人輸入)で買うことができます。ただし重要なことがありますので、よく認識してから通販を利用してください。それは、本来許可されていない量での個人輸入をオファーしている通販サイトが少なくないということです。

あくまでネット上の通販サイトは個人輸入のあっせんですので、違反した時のリスクは購入者にかかってきます。

法的に罰せられることはないでしょうが、違法と判定された量の薬は、任意放棄に同意することになり廃棄されます。もちろん支払ったお金は返ってきません。

チャンピックスを輸入できるのは1か月分

医薬品成分を含むサプリなどは自分が使う目的でしか輸入できません。また、個人輸入制限は2か月分です。ですから、チャンピックスも2か月分輸入できると勘違いしている人もおられるようです。

しかし、毒薬・劇薬・処方箋薬は1か月分が個人輸入できる最大量です。ですので、2か月分とか3か月分購入した場合、輸入通関で引っかかって輸入できない(商品が届かない)こともあるのです。

もちろん規制量を超えて輸入できたという人もおられると思いますが、それはたまたま通関検査で見逃されていただけなのです。

チャンピックスの正式な服用期間は12週間、つまり約3か月分です。きちんと使おうと思うと、3回に分けて個人輸入しないといけません。また、同時に3つに分けて注文しても、同時期に通関すると引っかかるケースもあります。

なお、商品を発送する側は、クレジットカードで決裁された金額に対して注文数量を発送しますから、その段階で責任は果たしたことになります。もちろん運送トラブルがあった場合には、ある程度責任は持ってくれるかも知れませんが、無視されることもあります。

もちろん税関が輸入を認めない場合、発送業者に文句を言っても取り合ってもらえません。正当な理由があることを税関まで出掛けて説明し、許可を申請するしかありません。もちろん「そんなルールは知らなかった」は通用しません。

個人輸入であっても、貿易をする人は法律を知っておかないといけないのです。そして、劇薬や処方箋薬を、法の規定を超えて輸入する必要性はまず認められないでしょう。国内で売っていない物ならともかく、健康保険の対象にもなっているのですから。

その場合、税関から示された様式に従って「任意放棄書」を作成して、署名捺印のうえ提出し、商品はあきらめることになります。とは言え、このような事情があることを知った上でなら、注文するかどうかは買う人の自由だと思います。

毎月1か月分ずつ注文するのは問題ない

ですので、どうしても通販で個人輸入したい人は、最初にスターターパックを含む4週間分を注文します。そして、一か月後にメンテナンスパック4週間分を、さらに一か月後に同じものを4週間分注文すればOKです。

EMSで発送してくれる業者が良いでしょう。SAL便でも良いのですが、結構トラブルが多いです。FedExやDHLなどでは送料が高くなると思います。最も安価な「国際小包」では届くのに時間がかかり過ぎます。先進国間で数か月と言う可能性もあります。

また、クリスマスなど、海外でのギフトシーズンに引っかかると、EMS以外ではとんでもなく遅くなるケースも少なくないので、最初の注文が届いたらすぐに次の発注をした方が良いですね。

そして、もう一つ重要なことがあります。それは「税金」です。たとえ個人輸入であっても、税関を通過するものには税金がかかります。ただし、免税枠がありますので、購入価格の合計が16,666円以下の物には税金がかかりません。

さらに、医薬品の大半の関税は無税ですから、チャンピックスに関税はかからないでしょう。しかし、消費税は輸入の際に発生します。宅配してくれる業者なら、受け取る際に消費税と税関手数料を支払わなければなりません。

ちょっと調べてみたところ1か月分と言う規定を守っている限り、免税枠の中に納まる程度の金額です。免税枠の中であれば、関税だけでなく消費税も税関手数料もかかりません。

中には申告価格でインチキをして、たくさん買っても大丈夫なように税金逃れをしているところもあるみたいですが、それは購入した人が脱税したことになりますから、そうした危険な業者からは絶対に買わないで下さい。

たとえ通販感覚で購入できる個人輸入でも、税関と言うのは意外に細かくチェックします。海外通販の経験がある人なら、届いた荷物の荷物の梱包が悪いと感じたことがあるでしょう。あれはたいてい税関が検査した跡なのです。

チャンピックスは医療機関を受診して処方してもらう

ニコレットのようなガムであれば、噛み方と量を守っている限り、そうそうトラブルは起きません。もちろん、そうした場合でも禁煙外来に行って、お医者さんに目を光らせてもらいながらのほうが禁煙成功率は高いと思います。

しかし、チャンピックスは使い方が少し複雑なのと、いくつか問題のある副作用が報告されているので、定期的に受診しながら使った方が安全だと言えるでしょう。

チャンピックスは飲み始めの服薬ルールが少し複雑

禁煙外来などを受診して処方してもらう場合、2週間分を出してもらえます。禁煙の継続や副作用の有無などを確認したら次の2週間分を処方してもらえるでしょう。次の時は4週間分の処方が行われますし、その次も同じです。

このように4回通って合計12週間分を処方してもらい、最後に確認のため受診するので少なくとも5回お医者さんに診てもらうことになります。チャンピックスはちょっと特殊な使い方をしますので、そうしたチェック体制はがあった方が安全ですね。

チャンピックスの飲み始めは、禁煙開始予定日の8日前です。言い換えるとチャンピックスを飲み始めて一週間はたばこを吸っていても良いと言うことになります。これがちょっと意外に感じられる人も多いでしょう。

次に、最初の3日間は0.5mgの物を1日に1回だけ飲みます。そして、次の4日間は0.5mgの物を、朝食後と夕食後の2回飲みます。もしかすると、この段階で1度か2度受診することを求められるかも知れません。

チャンピックスに限らず、お薬の重い副作用は飲み始めに現れることが多いからです。なお、この最初の7日間でたばこを吸わなくてもよくなったら、無理して吸う必要はありません。

チャンピックスを保険診療で使うには条件がある

健康保険でチャンピックスを使えたら3割負担で買えますので、負担が少なくなりますね。しかし、一定の条件を満たさないと健康保険の対象にはなりません。

まず、1年以内に健康保険を使った禁煙治療を受けていない事です。健康保険を使った禁煙治療に失敗していたら、1年以内は自費で支払わなくてはいけません。

そして、たばこ依存症であると言う診断をお医者さんが下されることが必要です。つまり「たばこがやめられない病気である」と言うことにならないと、健康保険でお薬を出せないと言うことですね。これは、大抵の場合そう診断されるでしょう。

喫煙経験も重要です。35歳以上の人の場合、【1日に吸う本数の平均×喫煙年数≧200】であることが求められます。1日に10本吸う人なら20年、1箱吸う人なら10年、2箱吸う人なら5年と言うことです。

2016年4月からは、35歳未満の人に対しては、この数値が求められなくなりました。若い人に早く止めてもらうことが重要だと考えられたのでしょう。

そして、1か月以内に禁煙を始めたいと思っていて、禁煙治療を受けることについて文書で同意していると言うことです。

なんだか難しそうに見えますが、良くたばこを吸う人が本気で禁煙したいと思っているのなら、ほとんどの場合当てはまるのではないでしょうか。禁煙外来に一歩踏み出した人なら、初回であれば問題なく保険診療の対象になるでしょう。

1度保険を使って失敗した人には、1年間保険は使わせないと言うのは厳しいように見えますが、1年経てばまた使えるのですから、実際には寛大な措置だと言えると思います。

それほどたばこによる健康被害が大きく、健康保険財政を圧迫していると国も感じているんでしょう。かと言って法律で禁止してしまうと、非合法な薬物で儲ける輩を潤してしまう懸念があるのでしょう、難しいですね。

チャンピックスには副作用が多数あるので受診は必須

ニコチンガムに比べると、チャンピックスは副作用の頻度が高く種類も多いように見受けられます。これはニコチンガムが指定第2類医薬品と言う市販薬になっているのに対して、チャンピックスが処方箋薬になっている差からも見て取れます。

(指定第2類医薬品:副作用で日常生活に支障が出るかもしれない第2類医薬品の中で、特に使用方法に注意が必要なもの。子供が使ってはいけない事からニコチンガムも指定されていると思われます。)

チャンピックスの重大な副作用

いずれも発生頻度は不明ですが、もし高い発生率だったら医薬品として承認されないでしょうし、承認後であっても取り消されるでしょうから、それほどよく起こるものではないと考えられます。

まず、難病・スティーヴンス・ジョンソン症候群です。お薬の副作用で起こることが多い病気ですが、難病指定されています。全身に紅斑があらわれ、ただれたり水ぶくれができたりして皮膚が壊死する病気です。

皮膚がダメージを受ける面積は10%未満だとされていますが、10%未満の死亡率がある、ちょっと怖い病気です。また、スティーヴンス・ジョンソン症候群ではないものの、顔を含めた皮膚に紅斑が現れることもあります。

さらに、血管性浮腫も重篤な副作用に上がっています。血管性浮腫とは皮膚の腫れを中心として次のような症状が見られるものです。腫れは1日から3日くらい続きます。

  • 息が苦しい
  • 以下の場所に急に腫れが現れる
    • まぶた
    • 口の中
    • のど
  • のどが詰まる
  • 話しづらい

息苦しくなるのはのどの腫れによるものですが、場合によっては呼吸困難に陥る恐れがありますので、お薬を服用中に突然息苦しさを感じたら救急車を呼んだ方が良いです。

その他、意識障害が起こったり、肝機能障害が起こって黄疸が出たなどの報告もありますので、このような症状が出たら、直ちに病院へ行って下さい。

禁煙外来が開いている時間帯なら、電話してすぐに見てもらえるよう依頼しましょう。開いていない時間帯なら、飲んでいるお薬の現物とお薬手帳を忘れずに持って、救急対応のできる病院へ行きましょう。

チャンピックスのメジャーな副作用

チャンピックスを使っていてもっともよく見られる副作用は吐き気です。承認時までの調査を集計したところによると、全体の28.5%と言いますから、4人に1人以上が吐き気を経験しているようです。

また、16.3%に不眠症が、13.0%に異常な夢を見たと言う、精神に影響したのかもしれない副作用が報告されています。頭痛も11.6%、お腹の張りも8.3%で見られました。

5%を超える頻度の高い副作用は以上のような物ですが、0.5%~5%と言う、やや頻度の高い副作用には次のようなものがあります。

  • 上気道感染(風邪・咽頭炎など)
  • 食欲不振
  • 食欲亢進
  • 易刺激性(光や音、精神的な刺激で興奮しやすくなる)
  • 感情不安定
  • 激越(いわゆる「キレた状態」)
  • 睡眠障害
  • 不安
  • 抑うつ
  • 落ち着きがなくなる
  • 傾眠(意識の混濁、刺激があれば一時的に覚醒する)
  • 嗜眠(意識の混濁、強い刺激を与えないと覚醒しない)
  • ふるえ
  • 味覚異常
  • 注意力障害
  • ほてり
  • 高血圧
  • のどの刺激感
  • 胃食道逆流性疾患
  • 胃の不快感
  • 下痢
  • 口の渇き
  • 消化不良
  • 軟便
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • にきび
  • 皮膚のかゆみ
  • 発疹
  • 筋肉痛
  • 筋肉のけいれん
  • 頻尿
  • 夜間頻尿
  • 胸の痛み
  • 身体のだるさ
  • 力が入らない
  • めまい
  • 肝機能の血液検査値の異常

非常に数が多いですが、0.5%未満の頻度の物を含めると、この倍くらいになってしまいます。

これだけ副作用があっても、認可が下りていると言うのは、それだけ禁煙と言うのが世界的に喫緊の課題になっているからだと言えるでしょう。

チャンピックスを使っている期間中は運転してはいけない

上でお話しした副作用の中に、傾眠などによる意識障害やめまいと言う物がありましたね。つまり、こうしたことが20人に1人から200人に1人くらいの割合で現れるのです。

ですから、チャンピックスを使った禁煙治療を行っている間には、自動車の運転や高所作業、機械類の運転操作を行ってはいけません。

どうしても仕事でそれを行わなくてはいけない人は、禁煙外来のお医者さんに相談して、ニコチン置換療法に切り替えてもらいましょう。

チャンピックスはうつ病や自傷行為を引き起こさない

チャンピックスが市場に流れてから、比較的早い段階で自殺する人が増えているようだとか、うつ病を発症して自傷行為に走る可能性があるとか言う可能性が示唆されてきました。

このめ、アメリカのFDAなどは、そうした事にも注意してチャンピックスを使った禁煙に臨むよう警告を発していました。

しかし、イギリスの研究グループによる11万人以上を追跡したコホート研究によって、そのどちらもが否定されました。

副作用として気分の変調は認められていますから、そうした事に注意は必要ですが、チャンピックスを使って禁煙したからと言って、自殺したくなることはないようですので安心して下さい。

チャンピックスを使っている間はお酒を量を控える

どんなお薬でもそうですが、基本的にお酒とお薬は相性が悪いのです。ですからお薬を使って身体を治している間はお酒は飲まない方が良くて、このチャンピックスも例外ではないと言うことです。

2015年に、アメリカ食品医薬品局FDAは「チャンピックスによってアルコールの影響が強まる可能性があるので注意すること」と言う勧告を行っています。

また、影響が確定したわけではないけれど、普通の量のお酒で暴力的になったり記憶が飛んだりと言う例が複数報告されているので、関係がはっきりするまでの間は、チャンピックスによる禁煙治療を受けている人はお酒を減らすようにとしています。

アメリカではお薬の注意書きにもこのことが追記されたようですが、日本ではまだのようですね。

海外ではこのお薬の商品名は”Chantix”、つまりチャンティックスです。発音しやすさはあまり変わらなさそうですが、なぜ日本ではチャンピックスになったんでしょうね。

チャンピックスの禁煙成功率は?成功率アップには受診がもっとも有効

こうした禁煙補助薬がなかった昔から、禁煙は誰かに見張っておいてもらうのが効果的だと言われていました。たばこ自体の依存性の高さから、なかなか禁煙できなかったからかもしれません。

ですので、禁煙補助薬を使う場合でも、定期的にお医者さんにチェックしてもらうと言うのは相当有効であるようです。ただ、具体的な対比データはありません。

チャンピックスによる禁煙成功率

医師の指導の下でチャンピックスを服用した臨床試験では、最後の4週間(第9週~第12週)の禁煙成功率は65.4%でした。その後、実際の治療に用いられたケースでの統計では78.5%と言う数値も報告されています。

つまり、きちんと受診して指導を受けながらチャンピックスを使うことで、少なくとも最後の4週間の間は3人に2人から4人に3人くらいの割合で禁煙できていたと言うことになります。

残念ながら、個人輸入の通販で買った人の場合、統計の取りようがないので、どの程度の成功率があるのかは全く判りません。

しかしながら、お金の面だけで見ても、健康保険が適用されれば海外から個人輸入するよりははるかに安く、診療費を含めても2万円程度で済むと思われますので、受診して禁煙を1回で成功させるのが良いと思いますよ。

残念ながら禁煙持続率は低い

臨床試験で禁煙に成功した人が、1年後になっても禁煙を持続できていたのは、わずか34.6%にすぎません。結局、一度は禁煙できても再び吸い始めた人の方が多くなっているのです。

このことは禁煙補助薬の限界を示していると言っていいでしょう。12週間もたばこを吸わなければニコチンによる中毒症状は完全になくなっているはずですし、ニコチン以外による習慣性も抜けているでしょう。

私の経験では、ニコチンに対する欲求は1週間も継続しません。20年以上、最後の方では、セブンスターを1日60本~100本吸っていてもそんな感じです。

むしろ、煙を吸い込んだ時にのどや肺に感じるチリチリした刺激とか、たばこの持つ匂いや香りを求める習慣の方が長く続きました。

そして、最も長い間抜けなかったのは「口にくわえる」と言う習慣です。それでも、3か月もあれば、ほとんどそうしたものも消えていました。

これは想像ですが、「たばこを吸ってリフレッシュした」と言う記憶が禁煙した人の手をたばこに伸ばさせるのだと思います。

ですから、そこは理性の勝負ですね。「せっかく禁煙したのだから、ここで再開するのはもったいない」と考えて抑え込めば、どんどんたばこは遠いものになって行きます。

とどのつまり、ニコチンガムやチャンピックスなどは、どこまで行っても禁煙【補助】薬であって、禁煙を成功させるのは自分の気持ちでしかないと言うことです。

このことは現在研究されている、通称「禁煙ワクチン」でも同じでしょう。NicVAXと言う名前の、一度注射すれば1年以上禁煙効果が続くことが期待された禁煙ワクチンは、単独では禁煙効果がなかったため現在別の方向で研究されているようです。

いずれにせよ、まずは最初にたばこに手を伸ばさず、不幸にして吸い始めてしまったら、一刻も早くたばこを止めることを決断すべきなのです。

お薬で禁煙するのではなく、禁煙するのにお薬の助けを借りると考えて取り組まないと失敗するし、成功しても再びたばこを吸い始めてしまう、と言うことですね。

禁煙は時間が経つにしたがって嫌煙になる

今回のお話はここまでです。このように、チャンピックスと言う優れた禁煙補助薬はお医者さんの指導のもとで使うと、値段が安く、禁煙率が高く、副作用が出た時の対応も早いと言うことですね。

一方で、やはり無視できないだけの副作用の可能性があるので、チャンピックスを使うのか、ニコチンガムやパッチを使うのかの選択は、お医者さんとよく話し合って決めて下さい。

そして、禁煙に成功したのち、それを継続することの大事さを良く認識して禁煙治療に取り組みましょう。禁煙したての人はたばこの副流煙がある場所から逃げて下さい。1本くらいなら、と手を伸ばしてしまうと元の木阿弥です。

私の個人的な経験では、3年ぐらいで他の人が全員たばこを吸っている席にいても平気になりました。

私は、子供の頃たばこの臭いが苦手で、自動車に乗ってたばこを吸われると、すぐに車酔いして吐き戻していました。自分で運転するようになり、たばこを吸うようになって、そうした事はなくなりました。

しかし、禁煙して12年目のある日、同乗者がたばこを吸ったことで車酔いしてしまったのです。つまり、禁煙後干支が一回りしたら、たばこを吸う前の身体にずいぶん戻ってきたのだと感じて、車酔いが嬉しかったですね。

皆さんもどうか禁煙に成功し、それを維持して下さい。

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