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タバコをやめられない方必見。タバコがもたらす肺疾患の結末とは?

タバコと健康

みなさん、タバコは吸いますか?男性の喫煙率は減っているようですが、女性は逆に増えているようです。医療機関では、健康保険で適用できる、禁煙を支援する治療も実施されていますが、喫煙率はなかなか減らないようです。タバコが、健康に悪い事は誰でもご承知のことと思います。

タバコの煙には、4,000種類もの化学物質が含まれていますので、これを吸いこんで健康を害するのは、不思議ではないと考えられます。タバコも他の病気と一緒で毎日吸っているうち、少しずつ症状が悪化していても気づかないことか多いようです。

喫煙指数といって、一日の喫煙本数と喫煙年数をかけた数が400を超えると呼吸器疾患に罹りやすいと言われています。たとえば、一日20本を20年間吸い続けているとリスクが上昇します。

タバコの弊害

タバコを吸うと、毛細血管が収縮し、太い血管にしか血液が流れないため、血圧が上昇します。また、血液中の「血小板」は、血液を固めて出血を止める働きがありますが、喫煙者は、血液が流れている時に、血管内で血小板が固まりやすく、血栓ができやすいと言われています。

これが脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高くしています。また、肺にとっても影響があります。有害なニコチンやタールが肺にこびりつき、炎症をおこしたり、酸素を体内に取り込みにくくするため、運動などで息が苦しくなります。

肺疾患のリスク

喫煙者の方は、肺がんのことを心配していると思いますが、必ず肺がんに罹患するとは限りません。非喫煙者でも肺がんになる方は、たくさんいます。

肺がんは、治療薬もあり早期に発見できれば治療する方法は、たくさんありますが、他のがんに比べて進行が早いのでその点では、注意が必要です。しかし、肺疾患の中には、治療方法がなく一度罹患したら治らない病気があります。それがCOPDです。

COPD:慢性閉塞性肺梗塞とは?

COPDは、慢性閉塞性肺梗塞の略語で、別名「タバコ病」と呼ばれているくらい喫煙者の方が罹りやすい肺疾患です。COPD患者の90%が喫煙者で、喫煙歴のある方の20~30%の方が発病すると言われています。

肺炎の様に急性の病気ではなく、ゆっくり進行するため、早期に気づくことは非常に困難です。発病が60~70才と高齢なため、常に酸素吸入がなければ、通常の生活もできなくなります。

原因は、タバコの煙などの有害物質を吸いむことです。これらを吸い込むと、肺の気管支が炎症をおこし気道が狭くなったり、肺胞(肺の中にある、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う小さな組織。肺の中に無数に存在している)が破壊され、呼吸困難に陥ってしまいます。

一度破壊された組織は、元に戻らないため、肺の柔軟性がなくなり、スポンジの様にスカスカになってしまいます。

COPDになってしまったら

冒頭で述べたとおり、この病気は残念ながら完治不可能です。殆んどの方が、脳や心臓の様な重要な臓器が低酸素に陥り、心不全で亡くなられます。年間約16,000名強の方がこの病気で命を落としています。

治療は、自己呼吸では、酸素を取り入れられないので、機械の力を借りて酸素を取り入れるしか方法がありません。外出が不可能な患者も多いため、在宅での治療が中心です。「在宅酸素療法」と言って酸素濃縮装置を使って、肺に酸素を送り込みます。

また、同時に血液中の酸素飽和濃度(血液中の酸素がどれ位含まれているか。正常が95%以上)を測定する「パルスオキシメーター」と呼ばれる測定器で酸素飽和濃度が下がらないように注意しなければなりません。

90%を下回ると、息苦しくなりますので、体を休めなくてはならない等コントロールが必要です。あまり下回ると心臓に負担をかけ、心不全のリスクを増やしてしまいます。

しかし、家の中ばかりいても、逆に心臓血管系は、退化してしまうので、できれば散歩等外出する機会を増やした方が、精神的にも得策です。太ももの大きな筋肉を動かすことや、リハビリ施設に通うこともお勧めです。積極的に体を動かした方が、呼吸を楽に行える様になります。

COPDの検査

COPDを診断するためには、「スパイロメトリー」という検査を行います。これは、肺機能の検査で、肺活量・一秒量(一秒間に何ccの空気を吐き出せたか)・一秒率(一秒間に吐き出せた量は、肺活量の何%にあたるのか)等を調べます。

COPDに罹患している人は、肺の柔軟性がないので、特に一秒率が非常に悪い方が多いのが、特徴です。人間ドックでは、必ず行う検査なので年に一回は、受けることが理想です。治療法が全くないこの病気、早期発見が大切です。

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