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意外と知られていない”喫煙”が健康にもたらす5つの悪影響

煙草が健康に悪い影響を及ぼすと言うことは、現代の医学においては常識となります。世界保健機関(WHO)も「世界禁煙デー」などを開催して禁煙の重要さをアピールしております。

しかし、日本には煙草全体の消費量は毎年減少しているものの、若い世代(特に女性)の喫煙率は、横ばいか上昇傾向にあり社会問題の一つとなっています。

若い世代の喫煙が減少しない理由に「煙草による健康被害」が浸透していない状況があるのではないでしょうか?喫煙行為が私達の身体に与える悪影響をまとめてみました。

煙草とはそもそも何でできてるの

煙草は何で作られているか知っていますか?煙草は実はナスの仲間であるナス科タバコ属の一年草植物の葉から作られています。日本においては、タバコ属に属する植物をすべて「タバコ」と言う名称で呼び管理してます。

たばこの葉を乾燥したものを「葉タバコ」、葉タバコを巻いたものを「葉巻」、刻んで紙で巻いたものが「紙巻き煙草」になります。その他にも「噛み煙草」などもあり、主に嗜好品として世界中で栽培、使用されています。

煙草のどこが問題なのですか

昔は煙草を吸うことは、成人した大人にとっては当たり前のことでした。ほとんどの人が20歳を過ぎたら煙草を大人のステータスとして受け入れていたのです。しかし、医学の進歩により、煙草が私達の身体に様々な悪影響を及ぼしていることが証明されることで、喫煙行為の環境が変化してきました。

現在では法律的にも煙草の喫煙は合法で問題ありませんが、健康促進や健康保険対策などを考える上で喫煙行為は社会問題の一つとして取り上げられています。

喫煙のよって人体に影響がでる理由としては2つのタバコ成分「ニコチン」と「タール」が上げられます。両成分ともに毒性も高い危険な化学物質と言え、注意が必要です。

ニコチンの有毒性とは

タバコの葉には毒性の強い「ニコチン」が含まれています。ニコチンは習慣性の高い物質でありますが、非常に強い神経毒も持つ猛毒の一種類で、青酸系の毒物よりも毒性が強いことで有名です。

製品としての煙草は煙として吸入するため、ニコチンの吸入量は微量であり、中毒を発生させるまでには至りません。しかし、煙草を誤飲した場合は急性中毒を起こすことになり、緊急処置を行われない場合は命の危険もあります。煙による吸引においても、ニコチン(毒)を摂取していることには変わらないため徐々に悪影響がでてきます。

タールの有毒性とは

煙草にはニコチン意外にも有毒な物質「タール」が含まれています。タールはタバコの葉に含まれている成分で、有機物質が燃やされた時に結合する化合物です。紙巻き煙草を吸ったときに、フィルター(吸い口)が黄色くなるのもタールによる着色になります。

タールには約4000もの化学物質が含まれていますが、中には発がん性を含んだ物質もあり、人体に悪い影響をもたらします。タールは水溶性ではないため、血液には吸収されず肺などの細胞に付着することで発ガンリスクを高めています。

また、タールは禁煙したからといってすぐに体内から消滅することは無く、長期間にわたり細胞に付着した状態で悪影響を与え続けます。喫煙した期間が長期間であるほどタールの沈着が多く排出には時間がかかります。

喫煙による悪影響「発ガン性の向上」

タバコの葉にはニコチンやタールなどの有害物質が含まれていることは説明しました。タールは約2000もの化合物の固まりでありますが、そのうちの200は有害性のある物質と言われています。特にベンツピレンなどの物質は発ガン性物質として有名です。

肺ガン患者の8割近くが喫煙者であり、タールが原因と考えられています。喫煙者は非喫煙者の4倍以上の肺ガンの発症率となっており、危険性が指摘されています。肺ガン以外にも食道ガン、胃ガン、大腸ガンなど様々なガンの原因の一つとも言われています。

喫煙による悪影響「呼吸器疾患の発症」

喫煙を行う行為は肺に大きなダメージを与えることになります。もともと肺はスポンジの様な柔らかい肺胞の集まりであり、空気を通すことで呼吸が成り立っています。ここに有害物質である煙草の煙を通す結果、タールなどの化学物質が付着して肺胞組織の細胞を破壊してしまいます。

この結果、呼吸器の機能の著しい低下を招いてしまうのです。この状態では慢性的な酸素の欠乏状態となり、呼吸困難や呼吸不全などの気管支系疾病を発病させ、最終的には肺気腫、慢性気管支炎と悪化することになります。

喫煙による悪影響「狭心症、心筋梗塞の発症」

タバコの成分であるニコチンは煙草の煙に含まれる一酸化炭素と結合することで、心臓の冠動脈に悪い影響を与えます。へービースモーカーなどが長期間ニコチンを吸引し続けた結果、高血圧や動脈硬化となり虚血性の心疾患が発症してしまうのです。

動脈硬化の状態でニコチンの摂取を続けた場合、命の危険性もある心筋梗塞の発病へとつながります。ニコチンは興奮剤でもあり心臓の働きを高めますが、血管を急激に収縮させる作用もあり血管内の圧力をさらに高めてしまいます。この結果、狭心症や心筋梗塞が起こるのです。

喫煙による悪影響「脳血管疾患の発症」

ニコチンが原因の高血圧によって引き起こされる症状は心臓だけではありません。脳卒中の発症データにおいて喫煙者と非喫煙者の間では脳卒中の発症が、約2倍の開きがあることが分かりました。これは脳卒中の発症原因に喫煙が関係していることを示しています。

脳血管疾患においても、ニコチンや一酸化炭素によってもたらされる動脈硬化や高血圧が主な原因と言えます。

喫煙による悪影響「副流煙による他者への影響」

副流煙は「受動喫煙(じゅどうきつえん)」とも呼ばれており、他人が喫煙した煙草の煙を受動的に喫煙してします行為です。主には紙巻き煙草の火のついた先からの煙を吸うことになり、自分の意思とは関係のない喫煙行為となってしまいます。

副流煙には喫煙者がフィルター越しに吸う煙よりも、有害物質の含有量は高くニコチン、タール、一酸化炭素など全てが含まれています。

自分は非喫煙者だから肺ガンのリスクは低いと思っていても、近くに喫煙者がいた場合は同じかそれ以上のリスクを持つことになるのです。特に子供の影響は深刻であり、喫煙者の配慮は必須になります。

日本において喫煙が若い女性の間にに広がりつつあるようです。喫煙行為は違法ではありませんので、自己責任において行うことは問題はありません。しかし、健康における悪影響を考えた上で判断されることを願っています。

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