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喫煙者は注意せよ!呼吸不全を発症させるタバコ病を知ってますか?

昭和の時代と比較してタバコの喫煙率は減少していますが、最近は若干の増加傾向とも言われています。平成23年度の調査では男性では平均32.4%になり、女性では平均9.7%になります。特に女性では20代から40代の比較的若い世代に喫煙者は多いようです。

男性の喫煙率は上下しながらも減少傾向にあるにも関わらず、女性では横ばいから微増傾向にあるのが判明しています。

タバコの成分と言えばニコチンやタールが有名であり、身体に悪影響を及ぼすことが懸念されます。ニコチンやタールは心筋梗塞や脳梗塞、肺ガンの誘発物質としても有名ですが、全ての喫煙者が発症する訳ではありません。

長期間の喫煙により必ず発症する病気、それがタバコ病と呼ばれている病気なのです。

タバコ病とはいったいどんな病気なのですか

タバコ病とは正式名称は慢性閉塞性肺疾患(COPD)と言い、慢性的な肺の疾患になります。長期にわたって身体に有害である物質(煙)を吸入することで、呼吸器系に炎症などの障害が起こる病気になります。

少しの活動負荷(階段の上り下り)で息切れがしたり、深呼吸をしても息が整わないなどの症状が出てきます。また、日常的に咳や痰がのどに絡み、風邪に似た症状も伴うことがあります。

喘息とも似た症状であるため、放置されやすいのですが、適切な処置を行わないケースでは呼吸困難などを引き起こすことになります。

過去にはこれらの症状を肺気腫や慢性気管支炎と別々に区別してきましたが、近年では慢性閉塞性肺疾患(COPD)と統一した疾病としています。

COPDの発症する原因を教えて下さい

COPDは有害な煙を長期間吸入することで発症しますが、現在の日本において汚染された大気や作業環境によって発症するケースは稀であり、大部分はタバコの喫煙による発症と言えます。

タバコに含まれるニコチンやタールの影響で気管支や肺胞に慢性的な炎症ができます。この炎症の影響で気管支が狭くなったり肺胞が壊れてしまい、酸素と二酸化炭素の交換に影響が出ることにより酸素不足に陥るのです。

炎症により破壊された肺胞は元に回復することはなく、肺も過拡張(膨らんで伸びきった状態)の状態で縮んだり伸びたりと収縮が困難になってしまいます。このことにより酸素がうまく取り込めなくなってしまうのです。

肺は一度痛めたら回復は難しい臓器であることから、これらの症状は慢性化しやすく悪化させた場合には日常生活にも大きな影響が出ることが予想できます。特に悪化させた場合は酸素ボンベが必要になり、自宅でも常に酸素ボンベを携帯する必要が生じます。

全てはタバコの喫煙が元凶であり、これがタバコ病たる由縁なのです。

喫煙者は注目!COPDセルフチェック

長年喫煙している方は自分にCOPDの症状がでていないか、セルフチェックで確認してみては如何でしょうか?

・タバコの喫煙を10年以上続けている方は可能性があります。定期的に病院で検査して下さい。

・軽度の運動負荷(階段、坂道)などで、息切れすることが多くなった場合も注意して下さい。

・風邪を引いていないのに咳や痰が慢性的に出る場合、気管支に問題がある可能性があります。

・呼吸時に吸うのは問題ないが吐くのに抵抗を感じたら、肺の過拡張の恐れがあります。

・肺の健康診断を受けていない人は定期的な診断(レントゲン、呼吸テスト)を受けるようにしましょう。特に喫煙者は毎年受診することをオススメします。

上記のような症状を自覚している人は病院で検査を受けることをオススメします。COPDは突然発症することも多く、前年の検査で問題がなくても翌年には悪化しているケースもあります。普段の体調の変化に注意することが必要です。

禁煙の効果はありますか

一度破壊された肺機能はなかなか回復するのは難しいのですが、低下した肺機能を維持することは重要です。そのためこれ以上肺機能を低下させないように、禁煙は効果的と考えられます。

ある寿命の研究データでは「長期の喫煙者が10年間禁煙すると、禁煙者と同じ死亡リスクに低下する」とありますので、他の病気と総合しても有効となります。

また喫煙者以外にも副流炎によるCOPDの危険性も指摘されており、家族などへの被害の拡大の可能性から言っても禁煙は重要と思います。

COPDを患っている人がインフルエンザなど気管支に影響のある病気に罹った場合、急激にCOPDが悪化することがあります。(急性憎悪)この症状では呼吸困難に陥る可能性も高く、適切な治療を受けないと死亡することもあります。

このようにCOPDを発症すると、様々な影響が出てくることが解ります。「今さら禁煙なんて遅いよ!」なんて話も良く耳にしますが、遅くはないですよ、今からでも禁煙してみては如何でしょうか。

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